七沢温泉 元湯 玉川館


 motoyu tamagawakan

 東名厚木インターから車で20分程で七沢温泉に着く。いい
 感じに鄙びた温泉街といった風情で古い建物がぽつんぽつん
 と街道に沿って立ち並ぶ。その街道のそのまた奥、丹沢の山
 に入った所に「元湯 玉川館」がある。その昔七沢温泉は3
 軒だけしかない湯治場だったとの事。ここのお湯は肌触りが
 なめらかで湯上がり感がよく、また胃腸病や神経痛によいと
 され「くすり湯」と呼ばれるようになったそう。

 玄関を入ってまず目にするのがこの風景。農家造りの建物は
 天然の木のぬくもりが感じられ、磨きぬかれた板戸や懐かし
 く感じられる和紙の灯や障子が出迎えてくれる。センスを感
 じられる風情に期待が高まっていく。

 訪れたのが平日だった事もあり、首都高の渋滞を抜けると
 後はスムーズで1時間弱で到着。予約の電話を入れた際に
 宿の辺りでは丹沢野猪が名物だとの事で「いのしし鍋」を
 オーダー。 コース料理は¥5000¥6500¥8000
 (1名料金)とあり2時間半以内の利用だと席料(個室)
 入浴料が無料。時間を越えた場合は1時間1名¥1200
 追加でOK。年月を重ねた建物にモダンなインテリアが不思
 議とマッチしている。

 案内された個室は天井が高く昔ながらの太い立派な梁があ
 る3畳+8畳の広々とした和室。個室休憩で使用する部屋
 のタイプは他にもあるそう。障子で仕切られている部屋な
 ので鍵がかかず貴重品などはフロントに預ける。時代を感
 じさせる朱色の塗テーブルがいい。

 お風呂へ行こうと渡り廊下を歩いている途中目についたこ
 の花。館内のいたる所に野の花が生けてありなんだか心が
 ほっとなごむ。

 温泉

 onsen


 お風呂の入り口にはモダンなデザインの椅子が置いてある。整然と
 した清潔感溢れる脱衣所は余分な物が一切無くいたってシンプル。
 ドライヤー数台有り。天井・壁・床すべてが総桧造りの浴室は檜の
 ほのかな香りが漂う。天井までの大きな窓からは日光がさんさんと
 差し込みなんとも言えなずいい気持ちに。浴槽はタイル張りになっ
 ているので足を滑らせないよう要注意。カランは数個その間にシャ
 ワー。ボディソープとリンスインシャンプーがある。宿の庭内から
 こんこんと湧き続けるお湯は強アルカリ鉱泉(23℃)源泉元湯は
 そのまま過熱しているそうでそれほど熱くなくゆったりと長くはい
 れる。無色透明のぬるりとした質感のお湯は湯上がり後にはお肌が
 しっとりスベスベに。

 お風呂帰りに宿内をブラついてみると廊下には旧式電話機や古い
 時計が建物に溶け込んでいる。他に囲炉裏のある「くるま座」や 
 落ち着く空間の「cafe&bar こもれび」がある。ここでは手作り
 のスイーツや珈琲、ワインやオリジナルカクテルなどがある。
 このお店だけの利用が出来るように玄関左手に外から直接入れる
 別入り口がある。openは15:00〜22:30。水曜定休。

 お食事処 

 lunch

 お風呂上がりに地ビール「さがみビール」を飲み
 ひと心地つき猪鍋のスタート。スターターは様々
 な姿に形を変えての山菜オンパレード。地ビール
 の他に地酒盛升(さかります)にもトライ。揚げ
 立ての山菜のテンプラをいただきながらまったり
 していると名物・猪鍋が運ばれてきた。
 11月〜3月限定の猪肉と野菜、そして味噌仕立
 てで煮込む鍋はこってり味。レバーに似た猪肉は
 ちょっと癖がありそのままだとちょっと食べづら
 いかも。 すると仲居さんが「山椒と一味を加える
 と美味しいですよ」とアドバイスしてくれ 早速試
 してみるとなるほど!とても食べやすく猪肉の風
 味も上手く引き出されとても美味しく戴けた。


 宿の他に古民家を利用した食事処「別邸草庵」が別棟にある。神奈川県山北町・世附
 (よずく)の集落より移築したそう。ここでは山の幸や海の幸が三段のお重になってい
 る「野点お重」やお抹茶や季節の和菓子、わらびもちなどの甘味がいただける。
 営業時間は11:30〜16:00 (ラストオーダー15:30)火水曜定休。

 丹沢大山国定公園七沢温泉 元湯 玉川館

 〒 243-0121 神奈川県厚木市七沢2776
 tel  046-248-0002
 fax 046-247-0002
 宿泊 1泊2食付 ¥15000・¥20000
 昼食 ¥5000 ¥6500 ¥8000(お子様膳¥3500)

 宿泊&詳細は宿のHPへ
 http://www.tamagawakan.com/


2001.02.21