「地球の歩き方

   これは言わずと知れた、「名著」です。 「バックパッカ−」と共に成長してきました。
   本の「端面」が水色なので、カバーをかけてあってもすぐにわかります。 ばればれ〜!

   ご存知のように世界各地のバージョンがあり、「こんなところまで!」とビックリするものもあります。
   日本人(特に若者)が、世界中に飛び出すきっかけになったのは、「猿岩石」とこの「地球の歩き方」だと
   言っても間違いないでしょう。 マニュアル好きな若者にうけまくっていますし、海外ではこの本を持って
   いる日本人をたくさん見かけます。 また中国人とよく間違われる日本人ですが、この本を持っている
   おかげで即、日本人とわかる
!というメリット(?)もあります。

   かく言う私も出かける前には最新版を買って、情報収集に役立てています。
  

 「地球の歩き方」がどうした?

   いいことだらけのように思えますが、私は1998年頃からこの本に大いなる疑問を持ちはじめました。

   第一に、内容(信憑性)です。 一部の人たちはずいぶん前から言っていましたが、「ある人はいいと思っても
   それが自分にとってもいいとは限らない」というものです。
   記事を個人からの投稿に負う部分がありますので、 確かにおっしゃるとおりです。
   ニューヨークで、「ナイスホテル」という投稿のホテルは私にとっては、「さいてー」でした。

   第二にタイミングです。 インタ−ネット全盛の時代に「紙ベース」の情報はタイムリーではありません。
   場所によっては、1年前の版ということもありえます。 改定が追いつきにくくなっています。
   ラスベガスの情報サイトを見つけた時には、思わず「地球の歩き方を越えた!」とつぶやいていました。
   だって、「先週のこと」がわかるんですもん。
   まぁ、これは「地球の歩き方」に限ったことではありませんし、(紙ベース)の「ガイドブック全般」の問題
   (危機と認識すべし!)ですよね。

   第三に内容の変化です。 バックパッカ−のバイブルと言われたころからすると、内容に変化が見られます。
   つまり最近のバージョンは、およそバックパッカ−とは縁のないようなホテルまで載っています。 
   これは「ターゲット読者層」を拡大させたからではないでしょうか? 
   (出版社だって利益追求しなくちゃいけなしぃ。) 
   でもその分、私たち(私だけ?)がほしい情報が削られてきたような気がします。

   第四に内容の細かさです。 痒いところに手が届くんですが指先でそこをかく、までいかないのです。
   もうちょっとなんだけどねぇ、っていうところでしょうか。
   これは、私の行き方、行き先が「マニュアルを外れてきた」という証しでしょうか? それとも、内容の
   変化の影響でしょうか? ほしい情報が出ていないのです。 今まではなかったことでした。

  

 「地球の歩き方」、今後のつきあい方
   とは言え、今までの情報の蓄積もありますから、しばらくは「総合現地情報誌」としての優位は動かない
   でしょう。 他のほとんどの情報誌は現在でも、「地球の歩き方」の足元にも及びません。

   しかし、私は今後上に書いた理由から、「見ることは見るが、参考程度」にしようと思っています。 

   では何を見るか? それはズバリ、「インターネット経由の情報」です。 
   「たび情報」と「インターネット」との相性は抜群! 文明の利器はじゃんじゃん使います!

   さぁ、私の「格付けダウン」を受けて、「地球の歩き方」側はどのような対応をとるか楽しみです。
   (なんちゃって!)
 
  2000-09-08