|
■Nikon Wooden Film Holder
|
●
Sun Seekerが愛した写真機
日本光学製木製ガラス乾板ホルダー写真機
ニコンが製造した木製のガラス乾板ホルダーだ。
これはかなり珍しい。
レッドものというよりも、日本光学製木製ガラス乾板ホルダーはすでに絶滅してしまった。
かなしいことだが、じじつである。
絶滅してもう製造されることのない木製ガラス乾板ホルダーではあるが、
現物がここに保存されている。
これも、ある国立大学の医学部の先生から、動体保存依頼を受けたものである。
ひらたく言えば、もらったものだ。
●
木工にうるさい日本光学
写真は、下に木製の収納箱が写っている。
薄い木箱である。
ムクの1枚板を組み上げ、ニス塗りで頑丈にできている。
内部は白いフェルト布が貼られていて、木製のホルダーとか乾板を取り付ける
金属製の枠を収納する。
Nippon Kogaku Tokyoの旗印が彫刻されている小さい金属プレートが釘で止めてある。
これはお約束だ。
丸い黒塗装された鋳鉄製枠には、スリガラスと木製の枠が精密に工作されている。
乾板ホルダーは留め金が真鍮製でみがき上げ加工してあり、
透明なラッカーが塗られている。
1から4までの数字が1枚の乾板ホルダーそれぞれに表示されているが、
なんと螺鈿(らでん)加工なのだ。
そこまでていねいに、美術品のように仕上げなくても、
と思うがその生真面目さには感服してしまう。
●
医学部ガラス乾板写真機
さて、このガラス乾板を搭載した写真機はどんなものか。
医学部出土のため、顕微鏡写真装置の乾板と思われるが、
正確な資料がないため不明である。
このWebサイトをご覧の方で、このあたりの事情をご存知な方はご教授願いたい。
ニコンの珍しい木製写真乾板ホルダーということで紹介した。
毎日使っているわけではない。
木工製品は日本光学にかぎる。
Back to RED BOOK NIKKOR
Copyright Akiyama Michio, Tokyo Japan 2001, 2002
|