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■MACRO Nikkor 12cm F6.3 in woods
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マクロニッコール 12cm F6.3。
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オオムラサキ色の涼紫光
このレンズのコーテングを見てほしい。
現代ではもう作れない深く硬質のアメジストパープルコーテングはオオムラサキの羽根の色。
しみじみと、しみじみと、しみぢみ涼紫光。
夏涼しい軽井沢の小さい森に三脚を立て、レッドラインニッコールを風に向けた。
静かだが、レンズは木々を通して遠景を見ている。
ニコンの旧型のベローズ装置。あおり機構が組み込まれているので、たのもしい存在だ。
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ぜいたくな山岳レンズ
マクロニッコール12cm F6.3は、ライカのスクリューマウント。
L-Fリングを介してかんたんにFマウントに装着できる。
もちろん、無限遠がきちんと出る。
このレンズ1本で、山岳写真も、人物群像も、もちろんマクロ撮影までこなす万能レンズ。
もともと大判カメラ(4×5インチ判)用のレンズなので、
イメージサークルは巨大である。
それを35ミリカメラで使う。なんともぜいたく。
ぜいたくな時間は、簡素なレンズできまる。
このレンズのアメジストパープルのコーテングに写る森の静寂は、たいせつにしたい。
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センチ表記のプライド
ふと旅に出たくなるレンズがある。
こういうストイックでオーバースペックなハイエンドレンズをバッグに入れてしまうと、
蒸発してしまいそうになるので要注意です。
数年前まで現行製品だったが、最後の最後までセンチ表記をしていた
唯一のニッコールレンズであることは、知っている人は知っているが、
知らない人は知らない。
日本光学スピリットをひそかに残した、意地とプライドの現れだ。
赤いラインのレッドラインニッコール。
万能レンズとしてマニヤの間でも隠れた人気がある。評価も高い。
山岳写真家と自然科学写真家には必携の超高解像度レンズだ。
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Copyright Akiyama Michio, Tokyo Japan 2001, 2002
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