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■COM-Nikkor 37mm F1.4 Pride of Serious Digital Poet
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COM-Nikkor 37mm F1.4 and LCD Inspection Microscope
High Technology
Engineering
Across
the Micro Universe
Pride of
Serious Digital Poet
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大型液晶基板検査顕微鏡
COMニッコール37mm F1.4 の実力を思い知らされた。
知り合いのエンジニアから、大型液晶基板検査顕微鏡を見せてもらった。
ノートパソコンなどのLCDを検査するための大型顕微鏡装置だ。
その装置は地方都市の研究室は涼しい部屋に静かに置かれていた。
ニコン製だとオプチフォト300Dなどが有名だ。
これに大型ステージを組み込み、高精細デジタルカメラとモニター、
画像解析システムが加わるとセットでかるく1000万円を超える代物となる。
高品質モニター画面に拡大されたLCD表面の映像は美しかった。
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驚愕の画像
そんな映像体験をしたあと、
この世界の実践的な研究者である小栗さんから、
ノートパソコンのLCD表面を撮影した画像が送られてきた。
彼のCOMニッコール37mm F1.4 とデジタルカメラのセットによる映像だ。
驚いた。COMニッコール37mm F1.4 の実力を思い知らされた。
彼がなにげなく撮影した画像であるが、
私はこの画像を見たとき驚愕した。
まったく歪曲収差のない超拡大画像だった。
画像で見る通り、タテ・ヨコともにまっすぐ、垂直・水平なのだ。
あの高額な装置の画像を思い出した。
比べてみても、解像度、像のしまり、そしてデストーション。
どれも完璧だった。
手に収まるほどの小さな撮影セットが、あの巨大なシステムと互角の勝負なのだ。
Close Up Image of the Surface of LCD with COM-Nikkor 37mm F1.4
Photo: Copyright (c) 2002, Kazumasa Oguri, All Rights Reserved.
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基本性能がすべて
無機質なLCD表面の映像を掲載したのは、
現代のハイテクノロジーのデジタル詩人とくらべて、
遜色のないパワーを秘めていることを宣言したかったのだ。
−焦点距離: 37.2mm
−最小絞り: F8
−レンズ構成: 6群8枚
−基準倍率: 1/8X
−画角: 20度45分
−色収差補正波長域: 400〜650nm
−歪曲収差: +0.07%
−画像サイズ: 15mmφ
−原稿サイズ: 120mmφ
−基準倍率における原稿から画像までの距離: 351mm
−重量: 300g
数字で書くと、こうなる。
しかし、数字をよく見てほしい。
歪曲収差は、+0.07% である。
あの伝説の銘マクロレンズ、Sマウントのマイクロニッコール 5cm F3.5 ですら、
歪曲収差は0.3% なのだ。
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涼しきロッコールグリーンの森の音
時代は、1960年代後期から70年代初頭か。
COMニッコール37mm F1.4。
もともとCOMニッコールは、電子計算機から取り出される大量の情報を、
高速度で直接マイクロフィルムに記録するために当時開発されたレンズだ。
CRT(陰極線管)の蛍光面上に表示された情報を
マイクロフィルムに縮小撮影するための大口径比、高解像度レンズである。
電子データを光学的にアナログ記録するという手法は、
現代では考えられないが、
科学史、電子計算機史を遡(さかのぼ)ってみても、たかだか30数年前の話であるから、
この世界の加速度には驚くしかない。
COM (Computer Output Microfilming) を冠したレンズは、
じつは日本光学から2本登場している。
- COM Nikkor 37mm F1.4
- COM Nikkor 88mm F2
そう。88ミリというなんとも風雅なレンズが存在している。
COMニッコール 37mm F1.4 のコーテングは、涼しいみどり色。
冷たいみどり色なのだ。
透明感のある、ロッコールグリーンのコーテング。
レンズを森の古い切り株の上に置いて、音を聞いてみた。
そういう気分が COMニッコール37mm F1.4 なのだ。
High Speed Recording Lens, COM-Nikkor 37mm F1.4 in Wood
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Copyright Akiyama Michio, Tokyo Japan 2002
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