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星崎作品  私のベス
 

このベストは多分に個人的な色彩の濃いもので、けっして客観的に出来栄えの良い作品を選んだわけではありません。ですから、この「ベスト5」を見ていただくと、私が星崎龍さんの作品をどういう目で見て、何を期待しているのかが、ある程度はバレてしまうことになります(^-^;)。でも、好きなものは「好き」と言いたい!

そこで、……もし良ろしれば、みなさんの「ベスト5」も聞かせていただけませんか? 私の夢は、星崎作品の人気投票を「大規模に」やることなんです。でも、そのためには、もっとファンを開拓しないと!!!

 

(ちなみに、この「ベスト5」では、選考の対象作品を、公刊された既刊4册の収録作品に限っており、同人誌作品は対象としませんでした。同人誌作品については、いずれきっと!)

 

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★ アレクセイのベスト5


◆ BEST 1 ◆

この作品には、つい感情移入してしまう。語り手で主人公のリオが他人とは思えないからだ。もし私がリオの立場で、そこにビリーが同じように現れたなら、きっとリオと同じようなことをことをするだろうなと思ってしまう。だから……リオの悩みにも、ものすごく共感できてしまう。

だけど、私とリオとの決定的な違いは、私にはビリーのような「相思相愛の美少年」が現れないと言うことです。こないだ、ある掲示板に『友情の峠はなかなか越えられそうにない』と書いたのだけれど、なぜ「壁」ではなく「峠」なのかと言うと、「壁」ってぜったい越えられそうにないじゃないですか? その点「峠」なら、頑張れば、いつかは越えられそうだと言う希望が持てますものね……(泣)。
                     (『受難な日々』所収)

MAY BROTHER

 

◆ BEST 2 ◆

はっきり言って、この作品の圧巻は、右の郁巳のえっちシーンなんです(テレ)。公刊本4冊のなかでは、いちばん迫力があるんではないかと思います。前書きにもちょっと触れましたが、同人誌作品には、この作品を超えるエッチシーンが描かれた作品もあるんですが、残念ながら、それについては、ここでは割愛(ゴメン)。

でも、星崎作品の良いところ(好ましいところ)は、いくらハードなえっちシーンを描いても けっして汚くならないしCHILDISH 2」という唯一の例外を除いては、登場人物たちもセックスに けっして罪悪感を持たない、おおらか性格なのです。そして、その「おおらかさ」を代表するのが、本作の主人公 大林郁巳なのです。彼は、セックスを必要以上に恥じる兄の恋人に、その必要はないんだということを身を持って示そうとします。ノーテンキかも知れないけれど、郁巳はとても兄思いの「えっちの天使」なのです。
                     (『2×2チャンネル』所収)

2×チャンネル

 

◆ BEST 3 ◆

この作品は、えっちシーン一切無しの「純愛」作品です。でも、忘れられない作品です(笑)。とにかく瑞希のけなげさが、私の保護欲を激しくかきたてます。俺が守ってやらなきゃ、俺が安心して甘えられる場所を作ってやらなきゃ、って思ってしまうんですね。もちろん、その相手が男の子だというのは大変なことなんですが、でも好きになってしまったら仕方ないじゃないですか。だからラストで、瑞希を抱き締めながら、ふと漏らす秋場のつぶやき「まいったなあ。……本気で男の子を愛してしまった」は、それほど愛してしまったんだという、思いの深さの表明でもあるんですよね。

それにしても、この作品、最初は「男×女」で構想された作品なんだそうですが、もしそのまま描かれていたら「はたして私は、ここまでこの作品を好きになっていただろうか?」と自問せずにはいられません。そして、やっぱり「瑞希が男の子だったからこそ」と認めずにはいられないのでした。
                     
(『2×2チャンネル』所収)

きみのる場所

 

◆ BEST 4 ◆

この作品も、まあ何と言えば良いのか……やっぱり「うらやましい」としか言い様のない作品です。昔、世話をした(と言うよりは、たぶん気に掛けて構ってやった、という感じでしょう)ちょっとトロい後輩が、思いもかけず、美少年に成長して戻ってきたというお話。これは「鶴の恩返し」と言うか「浦島太郎」と言うか、まあそれに近い部分はあるのですが、この作品がそれらのお伽話と決定的にちがうのは「残酷なオチ」が無い、という点なんですね。美味しいことづくめのハッピーエンド。だから、物語としては「ご都合主義」のかたまりと言うか、むしろ確信犯的な「ご都合主義の鬼」なんです。物語として、よく出来たものを描きたいのではない。ただ描いて楽しく、読んで幸福感を味わえればそれで良い。「いや、それこそが目的なのだ」という作品なのです。そして私は、そういうのも「あり」だと思います。

「活字本」を読む場合は、私はほとんどそういうものを読みません。もともと子供の頃はマンガしか読まず、活字本を読み始めたのは高校生になってから。そして活字本を読み始めた理由は「マンガ」を描くための「勉強」として、なんです。だから私には、活字本を純粋に「娯楽」として読むという意識は薄いんでしょうね。
                       
(『CHILDISH』所収)

YOU and I

 

◆ BEST 5 ◆

この作品は「誘惑する淫蕩な美少年」系の作品。その意味では「僕の恋愛計画」に近い作品です。実際、どっちを取ろうか迷ったのですが、こちらの方が「無駄 がなく、シンプル」だということで、こちらに軍配があがりました。まあ、「絶対にありえない」ということでは、この作品の右に出る作品はないのでしょうが、でも「ショタコン・マンガ」では、これがありふれたパターンでもあるのです。
人間の行動パターンを大別すれば「能動的か、受動的か」ということになるんでしょうが、私の場合、恋愛とかセックスについて言えば、「受動」願望(^-^;)。むこうから惚れてくれて、むこうから迫ってくれたら、こんなありがたいことはない……と思うんですが、無論、現実はそんなに甘くはありません。現実には、「受動」願望の私が「能動」的に頑張っても、なかなかうまくはいかないんですよね(泣)。

まあ、現実が えてしてそういうものであるからこそ、「誘惑の美神」という黄金のパターンは、永遠に人々の妄想の中に生き続けるのでしょう。…死ねばいいのに(黒)。
                       
(『CHILDISH』所収)

CHILDISH

 


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