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◆ 市民運動家、その虚像と実像 ◆
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―― きくちゆみの場合
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田中幸一(アレクセイ)
その昔、村の名士と言えば「村長・校長・住職・警官(駐在)」だったという。村で催しものや祭事が行われる際には、彼らは何時でも貴賓席へと招かれた。横溝正史の名作ミステリ『獄門島』にも、そうしたかつての村の様子が、大変よく描き出されてれている。
しかし、かつて「名士」とされ、村人の尊敬をあつめた人々の「権威」は、今や地に落ちている。村長だの市長だの知事だのという人たちは、業者と癒着して私利私欲に走るし、「教師・僧侶・警察官」の不祥事、特に破廉恥罪にかかわるスキャンダル報道は、もはや珍しくも何ともなくなっている。その結果
、少なくとも現代の都会人は、彼らもまた「普通の人」に過ぎず、「職業」や「肩書き」に相応しい「人格」や「倫理観」など、必ずしも持ち合わせているとは限らない、という事実を知ってしまった。
今回、私がここで取り上げたのは、「市民運動家」と呼ばれる人たち(および、その周辺)である。
世界が戦火に覆われんとしている、この新たな危機の時代に、「平和運動」や「難民支援」や「環境保護」といった活動を、非営利的かつ継続的なかたちで「運動」としておこなっている「一般
市民」。つまり、現在もっとも注目されて待望されている「現代の英雄」こそが、彼ら「市民運動家」である。
自分の生活を潤わせることに汲々とする一般
市民のなかにあって、「他人」のために、自分の時間と労力と、時にはお金をも割いて惜しまない彼らは、まぎれもなく賞讃に値する存在だと言えよう。
しかし、日頃、泥棒を捕まえることに熱心な警察官のなかにも泥棒をする者がいる。火災現場での消火活動にあたっては、怖れを知らぬ
勇敢な消防士が、放火をすることもある。同様に、弱者のため、恵まれない人のためにと言って「募金活動」をし、事実そうした活動を行っている人のなかにも、そういう「浄財」を横領したり使い込んだりする人もいる。最初から詐欺的に金集めをしているような犯罪者とは別
に、日頃は『「平和運動」や「難民支援」や「環境保護」といった活動を非営利的かつ継続的なかたちで「運動」としておこなっている』人たちのなかにも、少数ではあれ、そういう者が存在しているというのは、否定できない事実なのである。
しかし、そういう「半犯罪者」のような人たちも、純粋に他人のために活動している非凡に立派な人たちも、共に名乗る「肩書き」は「市民運動家」である。誰も「本物の市民運動家」だとか「偽物の市民運動家」だなどと名乗りはしない。だが、本来の「市民運動家」の活動が意義深く崇高なものであればあるほど、本物と偽物とは峻別 されねばならない。むろん、これは「本物と偽物という2種類の人間がおり、2種類に峻別 できる」という話ではない。むしろ、一人の人間のなかに「本物の部分」もあれば、その「肩書き」に値しない、「肩書き」を汚しさえする部分、つまり「偽物の部分」の同居している場合も少なくない。なぜならば、彼もまた人間だからである。
したがって、今回、日本を代表する「市民運動家」であり「平和運動家」である(かも知れない。詳しくは知らない)きくちゆみ氏に関して、私が問うているのは、きくち氏が「本物の市民運動家であり平和運動家」か、あるいは「その名を騙るペテン師」か、といった「単純な二分法」的問いではない。
彼女が、多くの実績を積んだ「本物の市民運動家であり平和運動家」であったとしても、なお彼女のなかには「いい加減さ」「無責任さ」「自惚れ」「傲慢」「無自覚」といった感情が存在しており、それが「誤った行動」や「不適切な行為」に結果 することも、現にあるという事実。外見上どんなに立派な「本物の市民運動家であり平和運動家」であったとしても、決して「無謬」ではありえないのだという事実。それを私は、批評的なかたちで伝えたかったのである。
歴史上の英雄たちは、時に「神」のごとく崇められ、同時代的には「無謬」の存在と信じられることも少なくなかった。また事実彼らは、時に「自分は決して完全無欠の人間ではない」などと言いながら、あたかも自分が「無謬」の存在であるかのように、自己宣伝を繰り返していたのである。――ヒトラーしかり、スターリンしかり、天皇裕仁しかり、ケネディーしかり、金日成しかり、各種宗教団体の教祖や大企業のカリスマ起業家もしかり、である。
絶対確実なものの存在しない「この世」だからこそ、多くの人は「偶像」を欲する。それにすがりつき自分を委ね切ってしまうことにより、母の胸に抱かれる赤子のような「安心感」を得ようとする。しかし、その「責任放棄」が、歴史上の幾多の悲劇の背景になったことを、我々は決して忘れてはならない。
人間は複雑である。「善人は善人であり、悪人は悪人である」あるといった、単純な二分法や決定論は、思考の放棄、現実直視の放棄しか意味しはしない。
我々は、その人が「何と名乗ろうと」「世間的にどのような評価をされていようと」それを鵜呑みにしてはならない。「自称」や「肩書き」や「世間的評価」が当てにならないなどということは、もはや現代人とって「常識」の範疇に入ることなのだから、それを弁えないというのは、その本人が「愚昧」であるというに止まらず、社会的な背任行為とすら言えるのである。
言うまでもなく、自分の判断と行動には、自分が責任を負わなければならない。自分の目と耳に、人は責任を持たねばならない。社会のなかで、一個の大人として生きるというのは、そういうことなのである。
「市民運動家」は、その「内実」がその「名」に釣り合っているのならば、尊敬すべき存在であると言えよう。しかし「名前(肩書き=外見)」と「内実」とは、往々一致しないものである。まして「市民運動家」という「肩書き」が、一般
には尊敬の的となるべきものであるのならば、その「肩書き」を利用して私利私欲を満たそうとする輩は後を断たないであろう。直載に「金」を欲する者もあれば「名誉」を欲するだけの者もある、という違いはあるにせよ、本来、「他人のために奉仕する者」の称号を「自分のために」濫用する者は、確実の存在するのである。
しかし、そういう輩のために、本来、尊重されてしかるべき「市民運動家」たちの活動が、うさん臭いものと見られたのでは、誰よりも「市民運動家」自身が迷惑するだろう。
だから、真っ当な「市民運動家」の活動を支援することに吝かではない我々は、それ故に「市民運動家」を名乗る人たちの活動や行動については、厳重に監視していく必要がある。「日頃、立派な活動をしている人なんだから、少々の過ちは黙認してやろう」というのではなく、「日頃、立派な活動をしている人なんだからこそ、その過ちに関しては、是々非々で厳格に問うていこう」と考えるべきなのだ。
元来、理想主義的であり、清廉潔白であるべき「市民運動」の場を、「世間並み」の薄汚れた世界にしてはならない。もしも、それを許してしまうならば、誰が「市民運動」を支援するだろう。誰が、他人の私利私欲のために、無償の協力をするだろうか。
もとより「他人のために、無償で尽す」という行為は、非凡な行為なのだ。それができない者は、無理をしなくても良い。できない無理など、むしろしない方が良いのである。
「市民運動」という理想は、その理想性ゆえに、常に「堕落の危機」に瀕している。その危うい場所で、なおもバランスを取りながら、「理想」の側に止まっているのは、もちろん誰よりも「市民運動家」個々である。しかし、人間というものは弱い。だからこそ、我々は彼らをサポートしなければならない。戦いの前面
に立つ者が彼ら「市民運動家」であるならば、我々「市民」はそれを後方支援する存在であればよい。
「運動」とは、一握りの指導者によって為されうるものではない。指揮する者もいれば、現場に立つ者もいるし、後方で支援する者もいる。それぞれが分担した任務を確実に果
たすことによって、運動は展開するのである。
だから、「市民運動家」を名乗る者の「あやまち」を厳しく指弾する活動は、決して「市民運動」の妨げとなるものではない。これは正当に「市民運動」を支援するものでなのある。
目先の利益に捕われ、自分たちの「汚点」を隠蔽しようなどとすれば、その先に待っているのは、「運動の頽廃」と惨めな「個人の堕落」であるということを、「理想」を語る者は、厳しくその胸に刻むべきなのである。
2004年8月3日
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以下に紹介するのは、BBS「アレクセイの花園」に発表された一連の文章である。そのなかに、私ときくちゆみ氏との間で取り交わされたe-メールが、全文そのままで引用紹介されている。
したがって、本論の眼目である「メール」部分については、原文を忠実に再現し、誤字の訂正なども一切おこなっていないが、それ以外の(書き込み本文)部分については、読者の便宜(読みやすさ)に配慮して、誤字を正したり、引用部分に色をつけたり、文頭を下げるなどの加工をおこなっている。
もちろん、論旨にかかわるような不適切な事後変更は一切おこなっていない。公の場で展開された議論において、事後にそのような姑息な手をつかえば、自分の首を絞めるだけだということくらいは弁えてので、そのようなことはありえないのである。
市民運動家の倫理観を問う(1)〜(7) 投稿者:園主 投稿日: 7月13日(火)23時22分0秒 〜23時29分13秒
みなさま、一昨日の参議院議員選挙では、民主党が議席数を増やしたことで、昨今の与党自民・公明の押し進める自衛隊海外派遣などのアメリカ追従政策や、小手先の誤魔化ししでしかない年金法改正などの政策に対する、国民の不安と不満が示されたかたちとなりました。
しかし、自民党は改選前より1つ議席を減らしただけでございますし、何があっても揺るがないらしい創価学会という盲信集団を支持基盤に持つ公明党は、今回も議席を守りきりました。では、どこが議席を減らしたのかと言えば、それは共産党でございます。自衛隊問題にしろ年金法改正問題にしろ、本来ならば与党に対するもっとも先鋭な批判対抗勢力として追い風を受けるべき共産党が、ことここにいたっても敗北しているのでございます。
私は今回の選挙で共産党に投票したのですが、もちろんこれは共産党を支持したということではございません。一言でいえば「自民・公明に最後まで反対できるのは、(消去法の結果 として)共産党しかない」と考えたからであり、「もとより、民主党など、ものの役にたたない」と考えたからでございます。なぜなら、有事法制がどんどんと整えられ、憲法改正、自衛隊の合法化、教育基本法改正と国家洗脳教育の実現が、もはや「時間の問題」と化しつつある、この差し迫った状況においては、なまじのリアリストなどよりも、頑迷なまでの抵抗者こそが必要だと考えたからなのでございます。
たしかに日本共産党には、(今のままでは)政権を担う能力などないでしょうし、その主義主張に反して徹底的な上命下達の中央集権性を布くその組織は、そもそもホンネと建て前の大きく食い違った、まったく信用のならない組織だとも申せましょう。しかし、政権担当能力などなくても、政府の暴走に歯止めをかけるブレーキ役は、いつの時代にも必要でございますから、組織的な問題はあるにせよ、ひとまずはっきりとその役目を引き受けようとしている今の共産党を支持することには、対処療法的な意味はあったのでございます。
しかし、今の日本人は、アメリカの庇護の下でぬ るま湯を生きてきた『なまじのリアリスト』でございますから、腹をくくって尻をまくる気概というものが、てんでございません。つまり、与党自民・公明のやり方が気に入らないとは言っても、「そんなことなら共産党に入れるぞ」と脅すことまではできません。事ここにいたっても、アメリカの猿真似でしかない「二大政党」という幻想に淡い期待を寄せて、民主党あたりで妥協することしかできないのでございます。つまり、自分自身が、体制派である自民・公明党を批判し敵対するのではなく、「自分の代わりに」批判してくれそうな人に無難に投票した結果 が、今回の「民主党の躍進」なのだと、私は今回の結果を、斯様に読んでいるのでございます。
投票日の前日、拙宅に一枚の選挙候補者推薦のハガキが届きました。私自身は、過去にこのようなものを受け取った記憶がないのでございますが、そういえば、かつて創価学会での選挙運動の時には、友人宅への直接訪問(依頼)のほかに、電話依頼や手紙での依頼などが行われていたことを思い出しました。
この推薦ハガキは、今回の選挙で参議院比例区に立候補した「みどりの会議」公認の候補、小林イチロウ氏を推薦するもので、小林氏が代表をつとめる組織「小林イチロウと明るい未来計画」の事務所がつくったと思われるハガキでございました。(以下、基本的に敬称略)
このハガキの表には、大きな公園のなかにでも架かっているらしい広い橋の上に立っている、黄色いTシャツにバックパックを背負った、銀縁眼鏡の知的な青年(ウィレム・デフォーと池澤夏樹を足して2で割った感じ)の写 真が刷られており、そこには、
『 もっといろんなコト、
ほんとは日本から変えられる。
小林イチロウ
(みどりの会議公認 参議院比例区)』
『 生活をスローに。
経済をエコに。
社会をフェアに。
平和をグローバルに。
小林イチロウと明るい未来計画
http://www1ro711.org/』
といった文言などが配されおりました。また、裏の宛名書きの下には、
『小林イチロウのプロフィール
1969年東京生まれ、34歳。半導体技術者、環境浄化技術者、NGOスタッフを経て環境サイエンスライターに。環境問題や科学技術論、市民運動の分野で活動と執筆を続け、企業の環境報告書づくりにも活躍。9.11事件直後に20〜30代の友人らとCHANCE!(平和を創る人々のネットワーク)を立ち上げ、非戦・反戦・平和運動に精力を注ぐ。「小林イチロウと明るい未来計画」共同代表として、政策づくりとオルガナイザーをつとめる。』
『小林イチロウを応援します
桑原茂一/選曲家
「これは勝てるかもしれない。私は小林イチロウに一票する。」
青山貞一/環境総合研究所所長 上原公子/国立市市長 梅林宏道/軍縮国際コーディネーター 星川 淳/作家 羽仁カンタ/A SEED JAPAN理事 鎌仲ひとみ/映画「ヒバクシャ」監督 大河内秀人/パレスチナ子供のキャンペーン 金子美登・友子/百姓・小川町霧里農場 土井香苗/弁護士 佐久間智子/元市民フォーラム2001事務局長 櫛渕万里/ピースボート共同代表 シキタ純/ファシリテーター 軌保博光 改め てんつくマン/路上詩人』
『「小林イチロウと明るい未来計画」
〒107-0062 東京都港区南青山6-8-10 南青山フラット1F
TEL:03-5466-8668 FAX:03-5466-8672
http://www1ro711.org/』
などと横書きで刷られているのでございますが、私がここで問題としたいのは、その横に縦に『私も応援しています』という不動文字が刷られ、四角く罫線に囲まれたスペースがあり、そこに手書きで書き込まれていた、次のような推薦文でございます。
『 日本を変える事ができる
若手のホープです。応援して下さい。
きくちゆみ』
私は、これを読んでムッといたしました。その理由を、以下に縷々ご説明いたしましょう。
まず、私の知り合いに「きくちゆみ」なる人はおりません。少なくとも、自分の名前を「ひらがな」で書いてくるような、特殊な知り合いはいないはずでございます。では、この「きくちゆみ」という人物に、まったく思い当たるフシがないのかと申しますと、そういうわけではございません。思い当たるフシがあるからこそ、ムッとしたのでございます。この「きくちゆみ」なる人物は、過日、AOIさまのご紹介で購入した『テロリストは誰か?』(ビデオ編集:フランク・ドリル)の日本語版を企画・制作した「グローバルピースキャンペーン」の発起人で、ジョエル・アンドレス著『戦争中毒』の翻訳者である「きくちゆみ」でございます。
『テロリストは誰か?』は、店頭販売がなされていなかったため、私は郵便振込の通 信販売で購入したのでございますが、送られてきたDVDには、
(1) 第1回東京平和映画祭のチラシ(裏面 は、『テロリストは誰か?』の紹介)
(2) 「平和を望むあなたへ」と題された刷り物(A4版1枚片面 )
(3) 「地球から戦争をなくす草の根の戦い」
(きくちゆみ、『食べもの通信』2003-8号より抜き刷り)
(4) 紹介記事「ニューヨークタイムズなどに意見広告を掲載
平和の大切さ、地球環境の貴さを訴える
きくちゆみ さん 」
(『Sinarist』誌(?)より抜き刷り)
(5) 『戦争中毒』宣伝チラシ
などが同封されており、このDVDの性質が、大変よくうかがえるものでございました。
(1)は、見てのとおりのもの。
(2)は、『『テロリストは誰か?』(公式サイトwww.wa3w.com)をお買い求めいただきまして、ありがとうございます。』に始まり、『最後にお願いがあります。2004年7月17日に、東京平和映画祭で『テロリストは誰か?』をはじめ、6本のすばらしいドキュメンタリー映画を上映します。フライヤーを同封しました。あなたの大切に思う人と一緒に観にきてくださいませんか。1日鑑賞券は2500円です。同封の振込用紙で購入できます。映画祭開催には多額の費用がかかります。ご参加いただけることでサポートしていただければ、うれしいです。手弁当でやってます。額の多少にかかわらずカンパも歓迎いたします。/愛と感謝を込めて』と締めくくられる文章で、末尾には、
『『テロリストは誰か?』日本語版プロデューサー
第1回東京平和映画祭プロデューサー きくちゆみ』
と署名があり、署名の前の『愛と感謝を込めて』の前には手書きのハートマークが刷り込まれ、『きくちゆみ』という署名の上にも『Yumi.K』という手書き筆記体の(印刷の)署名があり、それは『Y』の上半分がネコのイラストになっている、たいへん可愛いものでございました。
(3)は、きくちが、自身の平和活動を紹介して、広く連帯をうったえた文章で、なかでも興味深いのは、きくちが「アメリカに平和の大統領を! キャンペーン」という運動に参画しており、この秋の大統領選の候補者であるデニス・クシニッチという人物を応援しているという点でございましょう。
(4)は、きくちを紹介した文章で、主に戦争と環境問題について書かれ、「劣化ウラン弾」問題にかんする、きくちの言葉などが引用されております。
(5)は、基本的には、ジョエル・アンドレス著『戦争中毒』の販促チラシでございますが、ここでも注目すべきは、この本の販売が『真実が平和を創る! 日米同時キャンペーン 戦争中毒サポーター基金を設立』という運動と連係している点でございます。すなわち、この本(原書または翻訳書)を「戦争中毒サポーター基金」(事務局代表 きくちゆみ)に協力するものとして購入すると、「サポーター特典」として税送料がサービスされ、『お買い上げ金額の20%が自動的に「基金」に還元されます。』ということになっているのでございます。
つまり、「きくちゆみ」という人は、平和(政治)運動や環境問題などに積極的に取り組む専業市民運動家であり、関連書籍や映画の紹介・販売といった活動にも重点をおいて、メディアを武器にした幅広い活動をしている方なのでございます。
私は、これらのチラシをひととおり読ませていただいて、一応「なるほどな」とは思いましたが、「運動にはお金がかかります」という雰囲気には、正直「さて、どこまで健全な活動をやっていけることやら」という冷淡な感想を持ちました。――そして、そんな「きくちゆみ」から突然送りつけられたのが、最初に書いた「小林イチロウ」候補の推薦ハガキなのでございます。私が気分を害した理由は、簡単でございます。私が『テロリストは誰か?』を購入したのは、この作品の内容に興味があったからで、「きくちゆみ」の個人的な運動とは、まったく関係がなかったからでございます。
ですから、DVDにいろんなチラシが同封されているのを見た時も、「ああ、これは運動の一環なんだな」という一種の「うとましさ」を、そこに印象させられましたし、それはちょうど、
> 一般的な多くの人にとって、「政治かぶれの人」から聞かされる「政治の話」ほど、うんざりさせられるものはございません。なぜなら、それはしばしば、「興味のない話」を「重要な話」だからと、むりやり聞かされることになりがちだからでございます。――ちょうどそれは、選挙前になったら、近所の創価学会員のおばちゃんがやってきて、さんざ政治の話をしたあげく「だから公明党に投票してね」と言って帰っていったときに感じる、あの「うんざり」なのでございます。(2004.7.2)
や、以前に書いた「健康に関する講演があるというので誘われて言ってみたら、健康食品の即売会会場だった」というのと同種の「うとましさ」だったと申せましょう。
たしかに、「騙す」というほどのことをされたわけではございません。しかし、「これに興味があるのなら、当然あなたは、これにも興味があるはずだ」という「独善的な決めつけ」の臭いを、私はそこに感じたのでございますね。
もちろん、「健康食品即売会」のようなものは「商売」でやっていることであり、なかば以上意図的にペテン的な客寄せをやっているわけで、それにくらべれば「きくちゆみ」の場合は、『『テロリストは誰か?』を通 販で買ってくれるほどの人だから、きっと『平和を望む』(意識の高い)人に違いないし、それなら「東京平和映画祭」にも来てくれるかもしれないし、カンパもしてくれるかもしれない。きっと、反ブッシュに違いないから、私たちが応援してるデニス・クシニッチを支持してくれるかもしれないし、アメリカ政府の病理を伝える『戦争中毒』の販売促進にも協力してくれるかもしれない……なにしろ、私たちは「お金儲けのためではなく、世界の平和のために活動しているのだから」好感をもって支持してくれるだろうと、その「善意」から、頼みもしない宣伝ビラをたくさん同封して下さっただけなのでございますから。
したがいまして、いくら短気な私でも、これくらいで済んでいれば、「うとましさ」は覚えはしても、いちいち腹を立てたりはいたしません。――問題は、その「独善的な甘え」が、顧客である私の住所・氏名という「個人情報」を「目的外使用」するにまでいたったからでございます。
通販でものを買えば、頼みのしないチラシがたくさん同封されてきたり、後日ダイレクトメールが届いたりすることは、あたりまえにございましょう。例えば、私は目録で古本を買うことがございますが、そうすると、それ以降は、その古本屋ばかりではなく、見たことも聞いたこともない古本屋から目録が送られてきたりして、顧客情報が同業者内で(とうぜん客には無許可で)「共有」されているのを窺わせたりいたします。厳密に言えば、これとて決して誉められた話ではございませんが、まあ、こちらとしても古本屋に住所名前を書いて送れば、そのせまい業界の範囲内でその情報が共有されるくらいのことなら、いちいち目くじらを立てる気にもならないのでございます。しかし、目録で古本を購入した古本屋の主人から、議員選候補者の推薦ハガキが送られてくれば、私は「何を考えているんだ。俺はお前の客であって、友だちじゃないんだぞ」と思ったことでしょう。そんな勘違いを犯しているのが、今回の「きくちゆみ」なのでございます。
『テロリストは誰か?』の購入者である私は、その販売元の代表者である「きくちゆみ」からすれば、「顧客」以外の何ものでもございません。私がどのような意図で、このDVDを買ったのか、きくちがいちいち調べたという事実はございませんでしょうし、たとえ私が、イラク戦争を批判し、現アメリカ政府を批判する人間だと知っていたとしても、それだけのことでいきなり「同志」扱いにするのは、礼儀知らずというものでございましょう。ともあれ、客観的な事実としての関係は、私は「きくちゆみ」の顧客のひとりでしかございません。その私に、顧客情報を「転用」または「流用」してまで、「個人的に」推薦文を添えた政治活動のハガキを送りつけてくるというのは、筋違いもはなはだしい。
「個人情報は大切なものと思うか?」と問えば、「きくちゆみ」はたぶん「大切だと思う」と答えるでしょうし、「国家が進めている、個人情報保護法や住基ネットをどう思うか?」と問えば、「個人情報にまつわる悪用が懸念されるので好ましくない」と答えたことでございましょう。それは、彼女の経歴からすれば、まず間違いのないところなのでございます。
そんな「きくちゆみ」がどうして『テロリストは誰か?』購入者の顧客情報を、自身のかかわる政治活動に転用(流用)したのでございましょうか。
私が思いますに、その理由は、
(1) 世界平和という善行のためだから許される(だろう)
(2) 『テロリストは誰か?』購入者も、たぶん世界平和を願う人だろうから、
許さないわけがない(だろう)
(3) みんなやってることなんだから、べつにかまわない(んじゃないかな)
といった「独善」と「甘え」があったからだと存じます。
ちょうどこうした心性は、今回の選挙で復活を試みた、辻本清美元議員に近いものがございましょう。彼女も、若くして平和運動や環境保護運動かかわった人で、個人的にはたいへんによく頑張った人だと聞き及んでおります。しかし、周知のとおり彼女は、国会議員となって現実の政治活動を続けていくなかで「お金」の問題につまずき、議員を辞職しなければならなくなりました。
彼女としては「(国会議員なら)誰でもやっていることだ」し「私腹を肥やすためにやっているのではないから」ということだったのでしょうし、それが発覚しかけてからは「敵に嵌められた」という思いから「正直に認めたら、敵の思う壷だ」という情勢判断をし、国民の心証を決定的に悪くさせた「事実否認」を行ったのでございましょう。――このように見ていけば、彼女はたしかに「嵌められた」のであり、同情の余地は多々あるのでございますが、しかし、彼女が嵌められるには「嵌められるだけの事実」があり、その事実は「彼女が選んだもの」だというのも否定できない事実なのでございます。
今回の選挙で、復活を期した辻本は「あの(挫折)経験がなかったら、私はものが見えないままに突っ走るだけだったろう」というような反省の弁を述べていましたが、要するに彼女がそこで語った「正義の味方であるという自負」にともなう「傲慢」と「甘え」が、数々の平和運動に名をつらねる「きくちゆみ」にもあるのではないか、と私は斯様に考えるのでございます。
例えば、辻本清美の議員活動と同じく、たしかに平和運動にも「お金」は必要でございます。しかし、必要だからといって、金集めに奔走する姿が目につくようになれば、それは危険信号だとも申せましょう。「ボランティア」で、『手弁当』で平和運動をやっておれば、『カンパ』が欲しいというのは、正直な気持ちでございましょう。しかし、彼女らの運動が評価されれば、カンパしてもよいという人は黙っていてもカンパするし、運動は評価してもカンパはしないという(私のような)人が大勢いても、それに不満をもらす権利は彼女らにはないのでございます。なぜなら、自分の生活費を稼ぐための仕事もしないで、専業で平和運動や政治運動をしたいというのであれば、政治家になればいいからでございます。政治家とは、そのための職業なのでございます。ですから、あくまでもアマチュアとして市民運動にたずさわろうと言うのなら、「ボランティア」や『手弁当』は当然のことであり、覚悟すべき大前提なのでございます。もとより、人に強いられたのでもない「主義主張」や「趣味」に、給料など支払われないのは、当然のことなのでございます。
しかし、のもかかわらず、この種の人たちは、しばしば臆面もなく『カンパ』を要求します。結局これは、彼らが自分たちのやっていることを「勘違い」している証拠なのでございますね。また、こういう「鼻持ちならない勘違い」をしている人が「市民運動家」を名乗る場合が少なくないからこそ、世間からの「暇人の暇つぶし」などといった意地の悪い評価を呼び込むことになるのでございましょう。
「きくちゆみ」に話を戻しますと、『テロリストは誰か?』の購入者であり「顧客」でしかない私のところに「どうして貴女が、こんな推薦ハガキを送ってくるんだ」ということなのでございますね。しかも、個人的に送ってくるなら送ってくるで、その文面 が委曲を尽したものであったならば、まだ大目にみることもできたでしょうが、送られてきたハガキは、事務的に処理されたものであるのが、一目瞭然の代物だったのでございます。
つまり、『私も応援しています』の欄に手書きで書かれた、
『 日本を変える事ができる
若手のホープです。応援して下さい。
きくちゆみ』
という文章は、たぶん「きくちゆみ」本人が書いたものなのでございましょう(それを疑うほど、私は悪意の評価はしておりません)が、問題は、宛名書きの筆跡がまったく別 人のものであった点にございます。すなわち、このハガキは、
(1) 「小林イチロウ」の事務所から、彼の支持者に「推薦文を書き添えて、友人知人に送って下さい」と配られたものであり、きくちはあらかじめそのハガキに、手書きで同内容の推薦文を書いておき、後は『テロリストは誰か?』や『戦争中毒』の購入者リストをもとに、自身の運動組織の事務員に宛名書きをさせ、自動的に送っていた
ということか、あるいは、
(2) 手書きの推薦文を書いたハガキとともに、「小林イチロウ」の事務所に顧客名簿を提供して、ハガキの郵送事務を任せた
というかたちで送られたものだというのが、容易に推測できるものだったのでございます。
つまり、いずれにしろ「きくちゆみ」にとって、『テロリストは誰か?』や『戦争中毒』の購入者は、おおむね自分たちの運動を支持してくれるだろう「リスト上のその他大勢」であり、個人としてその尊厳を尊重しなければならないような「生きた人間」ではなかった、ということなのでございます。
ですからこそ、先に挙げた、
(1) 世界平和という善行のためだから許される(だろう)
(2) 『テロリストは誰か?』購入者も、たぶん世界平和を願う人だろうから、
許さないわけがない(だろう)
(3) みんなやってることなんだから、べつにかまわない(んじゃないかな)
といった、いい加減な見込みだけで、個人情報を「転用(流用)」することができたのでございましょう。そして、その「転用」の範囲は、彼女の恣意に任されて、まったくけじめがないのでございます。
実際、以前に創価学会の人たちと議論した時にも、そういう「勘違い善人」が何人か見られましたが、こうした人たちに共通 するのは「自己を客観視することのできない、ナルシシズム的善人性」でございます。
「われわれは世のため人のために、無償で頑張っているんだ(自分のことしか考えていない、世の中の大半の人たちとは、人間の出来が違う)」だから「我々の運動に反対する人は無論のこと、協力ができないという人もまた、世界を破壊しようとする悪に加担する者と評価していい」と、本音はそういうところなのでございましょう。しかし、彼らは「運動家」であり、その意味ではたいがい「不正直な政治家」でございますから、そんな本音は押し隠し、『愛と感謝』を安売りし、「ハートマーク」を振りまいて「あたりの柔らかい善人イメージ」だけを自己喧伝し、そのあげく『額の多少にかかわらずカンパも歓迎いたします。』などという傲慢きわまりない言葉を、さも「謙虚なもの言い」であるかのごとく、うっかり口にしたりするのでございます。
つまり、よっぽどのへそ曲がりを除いては、誰だって自分の美点しか、人に見せようとはいたしません。言い換えれば、人は誰しも、欠点や問題点は隠蔽しようとするものなのでございます(辻本清美がそうであったように)。ですから、自己申告など、もともと眉に唾して聞くべきものであり、ましてやそこに「政治」と「金」が絡んでくれば、どんな「善人」でも、たいがいは人に話せないような「裏」を持つものと見るのは、決して邪推とは言えない「生活の知恵・歴史の知恵」なのでございます。
つまり、それくらい「政治」と「金」の魔性というのは、恐ろしいものなのでございます。ところが、能天気なナルシストとは、そうしたものが自分を堕落させる契機かも知れない、などという慎重な危惧(君子、危うきに近寄らず)からは、もっとも縁遠い存在でございますから、それが「良き行い」のために必要ならばと、無防備にそれに接近し、いつの間にかしっかりそれに絡め取られて、単なる「いっぱしの政治屋」に成り下がったりするのでございます。
顧客情報の「転用」という「よくある話」も、こうした「政治倫理」的観点から見ていけば、その意味するところ重要性がおわかりいただけましょう。
たしかに「平和運動」を実効性のあるものとするためには、有意の人々を結集していかなければなりません。そして、そのためには「人的情報」が必要でございます。その場合、相手がその運動に理解を示し、承知の上で提供してくれた「一人また一人」といった情報だけで十分かと言えば、むろん現実はそう甘くはございません。そんな一対一で集められた情報など、天下国家を動かそうというレベルからすれば、多寡が知れているのでございます。
しかし、だからといって「たぶん、支持してくれだろう」という勝手な見込みだけで、「商品」を購入する目的で住所・氏名を知らせてきた顧客の情報を、無断で転用して良いものなのか。――もちろん、いけません。そういうけじめのない「現実主義」こそが、人をして「政治的堕落」に落し込む、元凶だからでございます。
私は、日本という祖国を愛し、それが誇りの持てるものであって欲しいと願うからこそ、時の政府の問題点を批判し、自称「愛国主義者」たちの、無反省で自己賛美的な「愛国的」主張には、真っ向から反対するのでございます。
それと同様、私は「平和運動」などの社会運動に取り組んでいる人たちを、基本的には「なかなか出来ることではないことをやっている人たち」として尊敬いたしますが、だからこそ逆に、その尊敬すべき活動に泥を塗るような「獅子身中の虫」たちを、「彼らも平和運動の(数の)うちだから」といって大目に見る気のはなれないのでございます。もちろん反省して改めれば良し、反省できないのであれば、そんな人たちには運動から遠ざかってもらって結構。そんな人が、この先、政治にかかわっても、これまでと同様の事しかできないのは、目に見えているからでございます。
ちなみに、私は現時点においては、小林イチロウ氏が今回の選挙で当選したのかどうか、その結果 を知りません。ですが、そんなことは「一人の人間の考え」を問う上では、なんの関係もございません。ですから、彼らの「平和運動家」の「器」を問う意味で、この文章を、小林氏の事務所(小林イチロウと明るい未来計画)と、「きくちゆみ」宛てに、メールで送っておこうと思います。きくちが謝罪するのは当然として、他の顧客に対してどういう対応を取るのか取らないのか、そこまで見極めて、彼女が『カンパ』や『応援』に値する人物かどうか、厳しく問いたいと存じます。結果 報告をお待ち下さいまし。
きくちゆみからの返事(上)〜(下) 投稿者:園主 投稿日: 7月14日(水)17時24分35秒〜17時29分18秒
★ みなさま
昨夜、私が、ここ「アレクセイの花園」に公開した論文「市民運動家の倫理観を問う」を全文引用して紹介したメール(2004.7.14 0:08 AM 「はじめまして」)を、きくちゆみさまにお送りしました。その内容は、以下のとおりでございます(引用論文省略)。
『きくちゆみ さま
はじめまして。私は、過日、『テロリストは誰か?』を購入し、先日はきくちさまか
ら、小林イチロウ候補についての応援依頼のハガキをお送りいただいた者です。
率直に申しますと、私はDVDを購入するために、そちらの事務所に、お金を振り込
むと共に、商品の送り先として「住所・氏名」をお知らせしただけです。なのに、ど
うしてその情報が、きくちさま個人の政治活動に流用されたのかと、その筋違いの行
動に立腹しております。
で、私はかねてから自分でホームページを開設し、そこで趣味の読書から政治問題に
関するまで、幅広く自由に論じてまいりましたので、今回の問題も「市民運動家の倫
理を問う」と題する批評文として書かせていただきました(掲示板の方へ、本日先ほ
どアップしました)。
きくちさまが、私の意見を読まれて、どう思いどう行動なさるかは予測のかぎりでは
ございませんが、ひとまず昨今の政治情勢を憂い、市民の平和運動に期待を寄せる日
本国民の一人として、平和に寄与する手段のひとつとして、この批判論文を書かせて
いただいたつもりです。
今後ご活動を続けていかれるなかで、なんらかの参考になればと思い、全文を添えて
送らせていただきます。
なお、ご意見ご感想をいただきました場合、とくに断わりがなければ、その文面 をネッ
ト掲示板の方へ引用紹介させていただくこともございますので、そのおつもりでお願
いいたします。
・ウェブサイト『LIBRA アレクセイの星座』
http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm
・掲示板「アレクセイの花園」
http://www80.tcup.com/8010/aleksey.html
2004年7月13日 』
これに対し、今朝、きくちさまから、次のようなお返事のメール(2004.7.14 8:23 AM 「Re:はじめまして」)をいただきましたので、個人情報にかかわると思われる部分のみ伏せ字にして、以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
田中幸一さま
メールをありがとうございます。
このお名前でお申し込みいただいていますか?
申し込み伝票をすべて見たのですが、見当たりませんでした。
お送りした封筒に番号が書いてありますので、その番号を教え
て下されば、名簿から削除します。
今回私の軽率な行動が不愉快な思いをさせてしまったことをお詫び
申し上げます。本当にごめんなさい。
その結果、私のしてきたこと、今していることだけでなく、市民活動
にまで不信感を抱かせてしまったようです。(文章を読ませていただ
きました)。後悔してもしきれません。お許しください。このことは、ど
うか私個人のことだと思ってください。
今回の件に関しては、以下の対策をとります。
1.小林イチロウくんには、私が教えた個人情報については破棄
してもらい、今後使わないようにお願いする。
2.『テロリストは誰?』を買ってくださった方(私にとって大切なお客様)
には、お一人ずつ今後関連情報を送っても良いかどうかの確認をとる。
3.了承を得た方にのみ今後の情報を流す。
ごめんなさい。
謝っても失った信頼は取り戻せない、取り返しがつかないことをしてし
まった、という自責の念でいっぱいです。
小林イチロウくんは私の友人であり、個人的に信頼し、応援しています。
今後も彼とともに何かをしていくとは思います。私の軽率な行動により
小林イチロウくんにまで迷惑(信頼を損なうようなこと)をかけてしまった
としたら、彼にも申し訳ないです。
よろしければ、こちらに申し込んだお名前を教えていただけますか?
私はコンピュータが不得意で、顧客名簿は手書きでアナログで管理して
います。商品の発送もすべて自宅から私か夫が行っています。これまで
発送したすべての方を調べましたが、「田中幸一」さんが見つかりません。
(私の元から、名簿がデジタルで流失することはありません。)
きくちゆみ(本名です。漢字だと菊地××)
*できればお電話くださいますか。こちらからすぐかけなおします。
自宅の電話です:0×××−××−××××
*アレクセイのHPを見ました。私も1962年生まれ。同い年なんですね。
私はみずがめ座ですが。
P.S.今回の選挙で共産党と社民党が議席を減らしたのは、選挙制度の
せいも大きいです。全国一比例区だと、まったく違った結果になります。
その分析をしてくださった、今本さんのメールです。ご参考までに。
ーーーーーーーーーーー
今本秀爾@政治ジャーナリストです。
今回の選挙も例外ではなく、死票が多く生じやすい小選挙区制度
(そもそも死票が多いのも違憲ではないかという疑問も出ますが)、
さらに奇妙な比例代表並立制という仕組み。
これを世界で導入したのは五カ国のみ。そのうちブルガリアは一回で廃止。
グルジアもイタリアも廃止予定。ロシアも廃止の方向。残るは日本だけ、
ということです。
さて、今回の参院選の結果を欧州諸国の多くで実施されているような、
すべて単純比例代表制にして算出し直すと以下のようになりました。
(下記の票数は選挙区+比例区の合計)
自民 36,485,641票 32.6%
民主 43,069,442票 38.4%
公明 10,783,029票 9.6%
共産 9,882,715票 8.8%
社民 3,975,003票 3.5%
女性 989,882票 0.9%
みどり 903,775票 0.8%
新風 128,478票 0.1%
無所属 5,696,505票 5.1%
これを改選121議席分に割り振りすると、こうなりました。
※( )内は実際の獲得議席
自民 39議席 (49議席)
民主 46議席 (50議席)
公明 12議席 (11議席)
共産 11議席 (4議席)
社民 4議席 (2議席)
女性 1議席 (0議席)
みどり 1議席 (0議席)
新風 0議席 (0議席)
無所属 6議席 (5議席)
いかに現行の選挙制度が自民党が有利、共産・社民が死票により不利
になっている選挙制度かがわかります。
(この傾向は、小選挙区が導入されて以降変わりません)
【参考】
2000年衆院選の結果
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4586/senkyo_shosuu.htm
2003年衆院選の結果
http://groups.yahoo.co.jp/group/seijika-kantei/message/128
選挙制度改革論者は、このあたりのゲリマンダーに注目すべきです。
以上は参考まで。
*****************************************
国会「見張り番」候補者鑑定団 事務局
今本 秀爾 Imamoto Shuji
http://www1.kcn.ne.jp/~imashu/kantei.htm
------------------------(引用以上)------------------------
第2信「私が言いたかったこと。」(1)〜(4) 投稿者:園主 投稿日: 7月14日(水)17時36分11秒〜17時39分38秒
★ みなさま
先ほど、ここ「アレクセイの花園」にご紹介したきくちゆみさまのメール(2004.7.14 8:23 AM 「Re:はじめまして」)に対し、私が送ったメール(2004.7.14 3:54 PM 「私が言いたかったこと。」)を、個人情報にかかわると思われる部分のみ伏せ字にして、以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
きくちゆみさま
早速のお返事ありがとうございました。
> メールをありがとうございます。
> このお名前でお申し込みいただいていますか?
> 申し込み伝票をすべて見たのですが、見当たりませんでした。
> お送りした封筒に番号が書いてありますので、その番号を教え
> て下されば、名簿から削除します。
>
> 今回私の軽率な行動が不愉快な思いをさせてしまったことをお詫び
> 申し上げます。本当にごめんなさい。
『きくちが謝罪するのは当然』と書いたとおりですので、そのこと自体は「最低ライ
ンの対応」だと評価します。その上で、まだ私の言ったことの主旨が伝わっていない
ようなので、その点について補足させていただきましょう。
まず「名簿から、私の名前だけを削除することに、何の意味があるのか」とお尋ねし
たい。古本屋の話にも書きましたとおり、私は貴女の「会社(グループ?)」が「商
売」の範囲で知り得た情報を「会社の商売」の範囲でつかうことについてまで、難し
いことを言うつもりはないんです。
私が問題にしたのは、DVDを買った者の意図を故意に拡大解釈したような「流用」
が「筋に反している」と言いたかったんです。
だから、貴女の「会社」が私の情報を持っていること自体はかまわない。私は、自分
からそれを提供したんですからね。じっさい、人間社会では、自分の個人情報を完全
に伏せたままでは、まともなコミュニケーションははかれないでしょう。危険を承知
で他人に賭けなければ、他人とはかかわれないということです。しかし、だからこそ
人は、その信頼に応えなければならない。裏切ってはならないということです。
ですから提供された個人情報も、その使用範囲さえ、しっかり限定していただければ
いい。それを「恣意的に転用」しさえしなければ、情報の管理をしっかりしていただ
ければ良い、ということです。
もちろんデジタルかアナログかは、問題の本質ではありません。現に今回は、アナロ
グで情報が流出したんですからね。私が問題にしているのは、もっぱらヒューマンファ
クターなんです。
> ごめんなさい。
> 謝っても失った信頼は取り戻せない、取り返しがつかないことをしてし
> まった、という自責の念でいっぱいです。
私は友人との議論のなかで、先日もこんなことを書きました。
『私の掲示板が「加筆・修正」できなくなくなっているのは、意図的なものです。つ
まり「一度公開した文章は、基本的に消せないものだ」というのが、私の言論人とし
ての基本的な考え方だからです。
「加筆」については、その文章を別のところで発表する時に、「加筆・修正」の旨を
明記してすればよいと思います。掲示板の書き込みには「投稿日」が明記され、それ
に対し意見が表明される場合もあるのに、それを後で「加筆・修正」するのは、「最
初の投稿文(原投稿文)」が残らないだけに、不適切だと考えます。つまり、極端な
場合、「加筆・修正」が可能なあの形式の掲示板では、他人に指摘されたり、後で気
づいた間違いを、「こっそり修正しておく」ことも可能となってしまうのですが、こ
れではまともな議論は成立しません。ですから、「言い足りないところ」や「間違い」
については、元の投稿文を「加筆・修正」するのではなく、新たにその旨を記した文
章の投稿をお願いしたいと思います。公明正大な議論のためには、これは必要なこと
だと考えます。』
http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/kasai_giron_2.html#64
つまり、人間の行動はすべて、基本的には『取り返しがつかないこと』なんだという
のが私の基本認識です。できることとは、ただ「失われたもの」の代わりになるもの
を提供し、できるかぎりの「フォロー」をすることでしかありません。だからこそ、
私は「謝罪」は当然のこととして、その「フォロー」の中味を厳しく問い、「謝罪」
の中味たる「反省」の質を問うているんです。
私が「通名」しか書かなかったのも、貴女の「過失(厳密にいえば「未必の故意」は
問えるかも知れません)」が取り返しのつかないものだということを明示するために、
「不信の表明」としてなされたことです。
あのようなことをする人に、ここで重ねて個人情報を提供する必要はない。あの批判
が誰からのものであろうと、そんなことは私の批判の本質を揺るがすものではないし、
本気で反省する気があるのなら、私が誰なのか特定する必要などない。情報を転用し
たことを反省して、名簿から削除するというのなら、なにも批判したたった一人の名
前を削除して誤魔化すんじゃなくて、全部削除すると言ったらどうなんだ、というこ
とです。
つまり私にすれば、貴女はまだまだ私の批判の意味を理解されていないし、その意味
で、充分に反省しているとも言えない。貴女の対応は、勘繰れば「うるさいクレーマー
一人を慰撫して黙らしておけばそれで良し」という狡猾な企業的対応そのものと評価
することも可能でしょう。
本質的批判というものは、ものの「本質」を批判するものなのですから、批判された
方は、それを頭で理解することは出来ても、すぐに「本質を改める」ことなんか出来
ませんし、本質批判する方もそこまで期待してはいません。だからこそ、私は形式的
な「謝罪」なんてことは、その本質論において、ほとんど評価しようとはしないんで
す。
> その結果、私のしてきたこと、今していることだけでなく、市民活動
> にまで不信感を抱かせてしまったようです。(文章を読ませていただ
> きました)。後悔してもしきれません。お許しください。このことは、ど
> うか私個人のことだと思ってください。
私は、どんな「組織」であれ、どんな「運動」であれ、「純白」なものではないと考
えています。それは、貴女の事例を待つまでもない、基本的な認識です。だから、貴
女の行動が『不信感を抱かせてしまった』というのは正確ではありません。正確には、
貴女の行動が、私の『不信感』に「裏づけ」を与えたということなのです。
つまり、わたしが『市民運動家の倫理を問う』で、読者に伝えたかったのも、そうい
うことなんです。人間の組織である以上、どんな組織も「純白」や「真黒」というこ
とはありえない。人は自身の組織については「純白」を印象させようとし、敵対する
組織を「真黒」だと印象させようとするものだが、現実の世界は、そんな単純な二元
論で把握できるものではない。だから「すべての権威を疑え」と言いたかったんです。
貴女は「自分は権威なんかじゃない」と否定なさるかも知れませんが、だとすればそ
れが「偽善」か「偽謙虚」というものです。言い換えれば「傲慢」であり「不遜」で
す。貴女に何の「権威」もなかったら、誰も取材になんか行きませんよ。貴女を取材
に行く人は、貴女の権威(肩書き)をたよりに行くんです。
ですから、貴女はご自身が「疑われるベき権威」なんだということを深く認識し、ご
自身を疑わなければなりません。そして、そのようにして自分や自分の組織を凝視し
ていれば『その結果、私のしてきたこと、今していることだけでなく、市民活動にま
で不信感を抱かせてしまったようです。』などという大平楽は言えないはずです。な
ぜならば、すこし問題意識をもって見れば、貴女の周囲にだって『不信感を抱かせ』
てしかるべき現実は、前々から転がっているはずだからです。
私は「共産党」にしろ「創価学会」にしろ、最初の志は決して悪いものではなかった
と思っています。しかし、それが現実のなかで、人間の弱さの故に、いろんな局面 で
歪められていった。しかし、彼らは、まさにその弱さ故に、自身の現実を直視できず、
無謬神話をつむいでゆき、同情に値しないレベルまで落ちていった。
でも、これは人間の組織なら、必ずと言っていいほど直面する試練なのです。だから、
私は貴女の自覚的な「セルフイメージ」にも疑いを抱くべきだと、読者に訴えたんで
すよ。そして、貴女もまた、その読者の一人であるべきなんです。
> 小林イチロウくんは私の友人であり、個人的に信頼し、応援しています。
> 今後も彼とともに何かをしていくとは思います。私の軽率な行動により
> 小林イチロウくんにまで迷惑(信頼を損なうようなこと)をかけてしまった
> としたら、彼にも申し訳ないです。
そのとおりですね。私も、小林さんに宛てたメールには、次のように書いています。
『はじめまして。先日、きくちゆみさまから、貴兄への応援要請のハガキを送られた
者です。
本件について、私は、きくちさまを批判する論文をしたため、自身のネット掲示板に
公表すると共に、先ほど、その旨を記した(下に全文引用の)メールを、きくちさま
の方へ送らせていただきました。
小林さまには、何の責任もない話なのですが、論文のなかで、その必要上詳しく言及
させていただいておりますし、論じた内容は政治運動というもの一般にかかわる問題
だと思いましたので、ご参考までにすべてをご報告させていただくことにいたしまし
た。ご笑読いただければ幸いです。
要件のみにて、失礼させていただきます。
2004年7月13日』
つまり、私としては、貴女個人に反省してもらいたかったのではないんです。立派な
運動にたずさわる人すべてに、持つべき自己懐疑の回路を持っていただきたかった。
だから論文として発表もし、小林さんにもお知らせしておいたんです。
無論、私は小林さんへのイヤがらせで、あのお葉書の内容をそのまま引用紹介したの
ではありません。読者にも事実をそのまま伝えて、できるかぎり、私の感じたことを
そのまま感じてもらいたいと思って、ああいう形式を取ったんです。
私は、小林さんという方をよく存じ上げませんから、当然のことながら、評価はして
いません。肯定も否定もせず、ただ事実を伝えるために言及したに過ぎない。それが
彼にマイナスに働くとしたら、その責任の所在は貴女にあり、私が言及しなければ、
貴女はそのことにも充分気がつかなかっただろうと私は疑うのです。
> きくちゆみ(本名です。漢字だと菊地××)
> *できればお電話くださいますか。こちらからすぐかけなおします。
> 自宅の電話です:0×××−××−××××
> *アレクセイのHPを見ました。私も1962年生まれ。同い年なんですね。
> 私はみずがめ座ですが。
お電話はさしあげますが、その前にこのメールを送らせていただきました。その理由
は、上述のとおり、この問題を「私と貴女」という個人間の問題に収斂させられたく
なかったからです。
前便に書きましたように、貴女のこのお返事は電話番号などの個人情報を伏せたかた
ちで公開させていただき、このメールも同様のかたちで公開させていただきます。
このうえ電話で話すことがあるのかどうかは疑問ですが、読者も気になるでしょうか
ら、それも私の責任においてその内容を再現し、公開し報告します。
私がやっているのは、個人的なクレームではなく、一般に開かれた批評行為なのです。
だからこそ、このように公に開くのです。
> P.S.今回の選挙で共産党と社民党が議席を減らしたのは、選挙制度の
> せいも大きいです。全国一比例区だと、まったく違った結果になります。
> その分析をしてくださった、今本さんのメールです。ご参考までに。
ありがとうございました。
私は典型的な文系人間で、人間の内面のようなものには強く惹かれるのですが、「数
字」だとか「制度」といったものには、どうしても触手が動かず、苦手意識が先行し
てしまいます。
「小選挙区制度」についても、もうその名を見ただけで「面倒くさそう」と思ってし
まうのですから困ったものです。でも、このくらい端的な数字で示していただけると、
いかな私でもわかります。
興味の範囲はひろく、なかなか興味の薄いものまでは手が回らないというのが現実で
すが、これを機会に少しずつ目を向けていければと思います。
では、このメールを先に読んでおいていただきたいので、お電話は夜にでもさしあげ
ます。よろしくお願いいたします。
田中幸一
------------------------(引用以上)------------------------
訂正ほか 投稿者:園主 投稿日: 7月14日(水)18時16分18秒
★ みなさま
先ほどご紹介いたしました、第2信「私が言いたかったこと。」 の中で、リンクを張り違えた箇所がございましたので、お詫びして訂正いたします。なお、この訂正については、きくちゆみさまにも既にご報告済みでございます。
当該訂正箇所は、
> http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/kasai_giron_2.html#64
の部分で、正しくは、
http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/kasai_giron_2.html#65
となり、上のリンク先の文章の、すぐ下の文章となります。
きくちゆみとの電話の顛末 投稿者:園主 投稿日: 7月14日(水)23時03分42秒
★ みなさま
きくちゆみさんへの今夜の電話の結果を、ご報告させていただきます。
本日午後8時頃、指定のあったご自宅の方へお電話いたしましたところ、ご主人らしき男性が出られて、
「今日は講演に行ってまして、今、その最中です。9時には終りますが、帰宅は遅くなるので、携帯の方へ電話して下さい」
とのお返事でした。
私は、メールにございました『できればお電話くださいますか。こちらからすぐかけなおします。』というのは、「今日にでもかけてくれ」という意味だと取っていたのですが、どうやらそうではなかったようでございました。
ともあれ、今日、講演会があったとなると、まだ私の第2信は読んでいない可能性が高いので、電話をかけても無駄 だなあと思い、
「後日またかけなおします」
と言ったのでございますが、そのご主人らしき男性が、重ねて、
「携帯の方にかけてやって下さい」
とおっしゃるので、〈まあ、かけたということを伝えるだけでもいいか〉と考え、先ほど午後10時頃に、携帯の方に電話をさせていただきました。
電話に出た女性は、さすがに運動にたずさわって代表をしているにふさわしい、はきはきとしゃべる方でしたが、案の定、打ち上げだか二次会だかの会場らしく、周囲はそうとうにぎやかなことが、電話越しにもうかがえました。
私が「田中です」と名乗ると、
「ああ、電話を下さったんですか、どうもありがとうございます。今回は本当に申し訳ありませんでした」
と応じられたので、私は自宅に電話をかけて、携帯にかけるように言われたので一応そちらにかけたが、今日送ったメールは「まだ読んでおられませんよね」と確認したところ、「読んで返事は書かせてもらいました」との返事で、私が第2信のことを言っているのが、きくちさまにはまったく伝わっていない様子でございました。そこで私は、
「そのあとに2通目のメールを書いたんですよ。それに私の意見は書いてあるから、急ぐ話でもないので、それを読んでからにしましょう」
とさらに説明したのでございますが、きくちさまとしては、私の要件は第一信に添付した「市民運動家の倫理観を問う」に尽されており、それに対する回答(対応)は返事に書いた、とお考えだったのございましょう、また会合の最中ということもあったのか、私が第2信を書いたと言ったことにはこだわらずに、
「あのお名前は何だったでしょう?」
と尋ねるので、
「それについても2通目のメールに説明しましたが」
と答えても、はっきり聞こえないのか、
「えっ? あのお名前では名簿に見あたらないんですが」
と重ねて聞くので、
「ペンネームです」
「えっ、ツチヤ?」
「あれはペンネームですよ。どうして、そんなことが必要なんですか」
と、さすがにこちらもイライラしてきて、
「今日、2通目のメールを書いたので、それを読んで下さい」
と言うと、
「じゃあ、今後はメールに書いたとおりに対応しますので、それでよろしいでしょうか?」
「何をして欲しいというので、あれを書いたんじゃないんだから、対応としてはそれでけっこうです」
「わかりました。今回は本当にありがとうございました。厳しいご意見でしたが、ぜんぶ読ませていただきましたし、言われなければ気がつかなかったことですから、感謝しています」
との返事でしたので、私は、
「2通目も厳しいですが、それも読んで下さい。それでけっこうです」
「どうもわざわざお電話を下さり、ありがとうございました」
「いえいえ、じゃあ、よろしく頼みます」
「はい。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします」
と、まあおおむねこのような「ほとんど内容のない」数分の会話でございました。
きくちさまは、今夜おそく帰宅されるので、私の第2信を読むのは、夜中か明朝ということになりましょう。すでにこの電話で、本件の決着はついたとお考えでしょうから、それ以上に連絡なり何なりがあるかどうかはわかりませんが、ひとまずお約束どおり、みなさまには電話での顛末をご紹介させていただいた次第でございます。
なお最後に、電話してみた上での私の感想を書いそえておきますと「あっちは実務家であり、私が問題とした心のあり方という点では、いささか物足りない反応だったな」ということでございます。
きくちゆみからの第2信 投稿者:園主 投稿日: 7月16日(金)19時13分46秒
★ みなさま
先にご紹介した私のメール第2信(2004.7.14 3:54 PM 「私が言いたかったこと。」)についての、きくちゆみさまからのメール第2信(2004.7.15 3:48 AM 「Re:私が言いたかったこと。」)が届きましたので、以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
田中様、今日は一日出ていましたので、今メールを読みました。
小林さんには、私が渡した個人情報を全て破棄してほしい(田中さん
だけではなくすべて)ということを、伝えてあります。ここは誤解です。
田中さんのことを特定したいのは、私から田中さんに今後郵便物を
送らないようにしようと思ったからです。
すべての権威を疑え、ということは、よくわかりました。
甘え、についても、ご指摘をありがとうございました。
きくちゆみ
------------------------(引用以上)------------------------
第3信「どこまでいっても空疎な言葉」(上)(下) 投稿者:園主 投稿日: 7月16日(金)19時16分18秒〜19時17分15秒
★ みなさま
先程ご紹介した、きくちゆみさまからのメール第2信(2004.7.15 3:48 AM 「Re:私が言いたかったこと。」)に対する、私のメール第3信(2004.7.16 6:39 PM 「どこまでいっても空疎な言葉」)は次のとおりでございます。以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
きくちゆみさま
率直に申します。お返事を下さるのも結構ですが、ご自分が何をしたのか、それをも
うすこしよく考えてからになさって下さい。
貴女の過った行いによって侵害された(私を含む)他者の権利について、それを謝罪
しフォローするというのは、貴女の「当然の義務」であって、「よくやった」などと
言われることを期待できる類の行いでないのは論を待ちません(そんなことを誰にも
期待するな、ということです)。まして、まず自分でできる限りのことをしようとも
せずに、私の要求を待って対応を決めるなどというのは、反省した上での行いだとは、
とうてい評価しえないでしょう。
――もちろん、こう書いても、貴女には私が何を言っているのか、結局は伝わらない
んだと思います。しかしまた、その程度のことであろうと予想されもしたからこそ、
私は、今回の事例でも、まずは世間の人に「現実とは、こんなものだ」ということを
学んでほしいと思い、「批評」という形式を選んだんです。
> 田中様、今日は一日出ていましたので、今メールを読みました。
>
> 小林さんには、私が渡した個人情報を全て破棄してほしい(田中さん
> だけではなくすべて)ということを、伝えてあります。ここは誤解です。
小林さんのところに「流出したデータ」を、すべて破棄(正しくは回収)するのは当
然のことです。私はそれを自明の前提として、貴女が今も手元に持っておられるデー
タのことを問題にしているんですよ。
それにデータというのは、データの印刷された紙束(ハード)のことではなく、デー
タ(情報)というソフトのことなんですから、それがいったん洩れて外部の者の目に
触れてしまえば、データの破棄なんてことは、(データを見た人すべての記憶を消去
でもしないかぎり)そもそも不可能なんだということを忘れないでいただきたい。
それに現実問題として、小林さんが貴女から渡された「紙束」を破棄したからといっ
て、データが(外部の)どこかで生きていないという保証はまったくない。例えば、
郵送事務などに使われておれば、そのデータはすでに他のパソコンにコピーされてい
る可能性も充分にあります。そしてそのデータは、それまでに収められた既存のデー
タの中に混入して、どこまでが当該データかの区別は、実質的にはつかなくなってし
まう。――つまり、そこまで真剣に考えていれば、簡単に「破棄してほしいと伝えた」
などという空疎な言葉が出てくるわけもなく、所詮それは、被害が他人事であるゆえ
に出てきた「形ばかりの言葉」でしかないということです。
ならばお尋ねしますが、いったいどこに「データが破棄できた」という保証があると
言うんでしょうか? 念書をいただいてさえ、事実がともなっているかどうかは確認
のしようがないのに、「こう対応します」という口約束など、所詮は貴女の信用を一
方的に押しつけているだけではないですか。現に、小林さんの方からは何の連絡もな
い。貴女自身についても、データ流出に関する公式発表など、無論していない。
貴女は、ご自身のなさったことが「間違いであったと気づいた」というようなことを
言われていますが、ではなぜ、「流出した名簿」に名前の載っていた人すべてに、事
実を公表し、謝罪しようとは思わないのか? 相手に被害の認識がなければ、貴女の
したことに「問題はない」とでも言うのでしょうか? それなら、ご自身のなさった
ことの「非に気づいた」ということにはならないじゃないですか。> 田中さんのことを特定したいのは、私から田中さんに今後郵便物を
> 送らないようにしようと思ったからです。
そう思うのは、貴女の勝手です。
ですが、貴女が具体的に示しえたのは、そんな部分的・対処療法的な対応だけ。肝心
な問題全体に対する具体策を何ら示せないというのでは、確認しようのない多くの事
項について、本当に対処する気があるのかどうか、私に信じろという方が無理でしょ
う。
例えば、企業(雪印など)が問題を起した時の対応を思い出してみても、それはわか
るはずです。
まずは、最初に気づいた者だけを丸め込んで、問題そのものを隠蔽しようとする。ど
うしても押さえきれなくなってから発表して、謝罪して、対応しますと約束をする。
しかし、実際どの程度の対応がなされたのかは外部の者には、一切わかりません。政
府の査察が入っても、その時だけはそれらしい対応をして誤魔化すから、実際のとこ
ろはわからない。――しかしこれが、「組織」とその「権益」を守ろうとする人たち
の、ごく常識的な対応であり、稀有に悪質なものとまで言えないというは、貴女も社
会人ならわかるはずです。
貴女は、子供を相手にしているんじゃないんですよ。「どうして信じてもらえないの
か」など感じているのなら、それは自身の立場に対する「思い上がり」があるからで
す。貴女は、私にとっては、身も知らぬ他人なんだから、「肩書き」だけで信じろと
いう方が間違っている。現に一度「裏切り行為」をしているのであれば、それは尚更
です。
いいですか、あかの他人の口約束なんかを鵜呑みにするからこそ、小は各種の詐欺商
法に引っ掛かる、大は日の丸君が代の法制化を許し約束やぶりの強制をされる、といっ
た具合で、後で泣きを見なきゃならなくなるんですよ。
> すべての権威を疑え、ということは、よくわかりました。
> 甘え、についても、ご指摘をありがとうございました。
この貴女の2行を、多くの人に見てもらって、貴女が本当に「よくわかった」と思え
るかどうか、是非を尋ねてみればいい。お人好しで、小泉首相のご立派な言葉(例え
ば「この国を想い、この国を創る」など)に、いいように言い包められるようなタイ
プの人なら「きっと反省しているのだろう」と鵜呑みにしてくれることでしょう。
しかし、私がもっとも信用をおかないのは、この種の本音を押し隠した「空疎な言葉」
なんですよ。
田中幸一
2004年7月16日
------------------------(引用以上)------------------------
「小林イチロウと明るい未来計画」的説明 投稿者:園主 投稿日: 7月16日(金)20時52分25秒
★ みなさま
先程、きくちゆみさま宛てに、私のメール第3信(2004.7.16 6:39 PM 「どこまでいっても空疎な言葉」)をお送りし、その直後にそれをここ「アレクセイの花園」でご報告(2004.7.16 7:17 PM)いたしましたところ、早速、きくちさまから「小林イチロウ氏の事務所」の方へ連絡がいったのでございましょう、実に意を尽したメールを、小林イチロウ氏の事務所の方からいただきましたので、以下に全文をご紹介いたしたいと存じます。
------------------------(以下引用)------------------------
推薦者の方からいただいた名簿につきましては、すべて破棄しました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
小林イチロウと明るい未来計画
事務局 野崎
〒107-0062 港区南青山6-8-10-1F
TEL: 03-5466-8668
FAX: 03-5466-8672
e-Mail:info@1ro711.org
web: http://www.1ro711.org/
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
------------------------(引用以上)------------------------
なお、ひとつだけ疑問なのは、『推薦者の方からいただいた名簿』という部分の『推薦者』とは「きくちゆみ」さまお一人を指すものなのか、それとも小林イチロウ氏に『名簿』を提供して選挙協力をした、すべての『推薦者』を指すものなのか、どうもそのあたりが判然といたしません。
小林氏に直々にメールを送れとまでは恐れ多くて申せませんが、代理人がメールを送るのなら、せめて先生に迷惑をかけないようなメールを送るべきだと、私は斯様に感じた次第でございます。
きくちゆみからの第3信 投稿者:園主 投稿日: 7月20日(火)20時34分21秒
★ みなさま
きくちゆみさまからのメール第3信(2004.7.20 0:28 PM 「Re:どこまでもいっても空疎な言葉」)が届きましたので、以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
田中幸一さま
あなたから「はじめまして」のメールをいただいてからすぐに小林
イチロウさんご本人に確認をとりました。私が彼に送ったすべての
住所・氏名はもちろん、他の支援者が彼に送ったデータについて
も、彼はシュレッダーにかけて既に破棄したこと、他に流出する可
能性はないことを本人から確認しております。あなたにこのことを
ご報告し、謝罪し、もう二度と私はこのようなことはしない、とお約
束すること以外に、あなたは私に何を望むのでしょうか。
------------------------(引用以上)------------------------
第4信「空疎な内面と自家宣伝体質」 投稿者:園主 投稿日: 7月20日(火)20時49分32秒
★ みなさま
きくちゆみさまからのメール第3信(2004.7.20 0:28 PM 「Re:どこまでもいっても空疎な言葉」)に対し、私の第4信(2004.7.20 8:40 PM 「空疎な内面と自家宣伝体質」)を送りましたので、以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
きくちゆみさま
数日おいてのメールだったので、少しは進歩(変化)を期待したのですが、まったく
同じことのくりかえしで、失望を深めるだけの結果になりました。
> 田中幸一さま
>
> あなたから「はじめまして」のメールをいただいてからすぐに小林
> イチロウさんご本人に確認をとりました。私が彼に送ったすべての
> 住所・氏名はもちろん、他の支援者が彼に送ったデータについて
> も、彼はシュレッダーにかけて既に破棄したこと、他に流出する可
> 能性はないことを本人から確認しております。あなたにこのことを
> ご報告し、謝罪し、もう二度と私はこのようなことはしない、とお約
> 束すること以外に、あなたは私に何を望むのでしょうか。
貴女には、それしかできないということ、最低限のことしかしていないということを、
充分に自覚することを期待しますね。言い換えれば、それでやれることはやったなん
て勘違いをしないこと、そうした思い違いをしているこれまでの自分のままであって
はいけないと自覚すること、を期待するということです。
いいですか、私が貴女に望むことは、初めからハッキリしています。
それは、
(1) 貴女は、「個人情報の無断転用」という「背信行為」を、何の疑問も持たず
に行ってしまうような「感性」と「常識」の持ち主であり(でしかなく)、
(2) 貴女の周囲の人も、貴方と同様、そうした行いに疑問を感じない人ばかりで
あり(でしかなく)、
(3) そういう人たちが、平和運動をやっているんだという事実、
を自覚していただきたい、ということですよ。
前にも言ったように、口先だけではなく、心から「謝罪」したいと言うのなら、私に
指図されなくても、やれることは、もっともっとあったはずです。それをやらないの
は、貴女がそれをしたくなかったからに他なりません。つまり、たとえ自身に誤りが
あったとわかっても、自分の組織や運動に差し障りのあることについては、できるか
ぎりこれを隠蔽しようとした、ということです。ただ形式的に謝罪し、善処を誓って
みせることで、実質的に他にまだやれることがあるにもかかわらず、それに言及する
ことを避け、そこを誤魔化そうとした、ということです。
つまり、私が貴女に求めているのは、私個人への『報告』や『謝罪』や『約束』など
ではない。貴女の「心からの反省」を、私は求めたんですよ。自分の胸に手を当てて
考える。つまり、深く自身を省みることを求めたんです。「深く」です。
私が貴女について、
『実務家であり、私が問題とした心のあり方という点では、いささか物足りない反応
だった』
と書いたのも(「きくちゆみとの電話の顛末」2004.7.14 11:03 PM)、貴女が自分の
対処を誇示するばかりで、まったく「何をどのように反省した」のかを、示めそうと
はなさらなかったからです。
無論、それは示せないでしょう。貴方は、私の批判に「対応」しただけで、決して心
から「反省」したわけではなかったんですから。
ともあれ、私が今回の問題を批評というかたちで取り上げ、読者に語りたかったこと
は、「平和運動(市民運動)にたずさわっている人たちの誠実さとは、その事事しい
見掛けに反して、この程度に凡庸なものでしかない。だから、信仰的な過大な幻想は
抱かないこと。きっと、裏切られることになるからだ」ということなのです。
貴女のメールに綴られた「どこまでいっても空疎な言葉」は、そのまま貴女の内面の
貧しさを、読者の前に示してみせたことでしょう。私にとっては、それで充分です。
なぜなら、私が読者に示したかったのは、人の「(誇示された)外見」ではなく、
「(隠蔽された)内面」だったからです。
田中幸一
2004年7月20日
------------------------(引用以上)------------------------
お詫びと訂正 投稿者:園主 投稿日: 7月20日(火)21時08分3秒
★ みなさま
私の、本日の2本の書き込み、
・ 「きくちゆみからの第3信」7月20日(火)20時34分21秒
・ 第4信「空疎な内面と自家宣伝体質」7月20日(火)20時49分32秒
において、引用文のお終いを示す
『------------------------(引用以上)------------------------』
を、誤って、
『------------------------(以下引用)------------------------』
としてしまいました。お詫びとともに、訂正させていただきます。
なお、「過去ログ」収録時には、この書き込みを残した上で、訂正させていただきます。
(※ この間違いについては、訂正済みです。2004.8.3)
きくちゆみからの第4信 投稿者:園主 投稿日: 7月22日(木)13時17分57秒
★ みなさま
きくちゆみさまからのメール第4信(2004.7.20 9:07 PM 「Re: 空疎な内面と自家宣伝体質」)が届きましたので、以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
共感することが一つありました。
----- Original Message -----
From: "LIBRA アレクセイの星座" <TQJ01337@nifty.com>
To: "Yumi Kikuchi" <yumik@awa.or.jp>
Sent: Tuesday, July 20, 2004 8:40 PM
Subject: 空疎な内面と自家宣伝体質
>
> きくちゆみさま
> ともあれ、私が今回の問題を批評というかたちで取り上げ、読者に語りたかったこ
> とは、「平和運動(市民運動)にたずさわっている人たちの誠実さとは、その事事し
> い見掛けに反して、この程度に凡庸なものでしかない。だから、信仰的な過大な幻想
> は抱かないこと。きっと、裏切られることになるからだ」ということなのです。
市民運動にたずさわっている「人たち」の部分は間違っていると
思いますが(今回のことは、私の判断でやったことで、他の人も
そうである、と断罪するのは、正確ではない)、この後半にある
「信仰的な過大な幻想は抱かないこと」は全くおっしゃるとおりです。
期待することは、愛の消化剤になります。そして嫉妬や不安も
同様。幻想を持たず、ありのまま観る、期待せず、それぞれが
自分ができることをする、助け合えるときは助け合う、というのが
基本です。
私は誰にも過大な幻想など抱いてほしくはないし、これからも
無理しないで、できることをやり続けるだけです。
>
> 貴女のメールに綴られた「どこまでいっても空疎な言葉」は、そのまま貴女の内面
> の貧しさを、読者の前に示してみせたことでしょう。私にとっては、それで充分で
> す。
あなたは、私の何を知っているというのでしょう。
一度もお会いしたことも、ともに苦楽をともにしたこともなく。
不思議な人だ。どうして、こんな表層的なことで、人を断罪して
いくのでしょう。それで楽しい人生を送っていらっしゃるのなら、
私がとやかく言うことはないですが。
私の内面がそれほど貧しく、そういうあなたがどれほど豊か
かは、これらのメールのやりとりからは想像がつきません。
「批判をしたけれど、自分にできるだろうか」
「Be the Change you wish to see」
という言葉を送ります。
きくちゆみ
> なぜなら、私が読者に示したかったのは、人の「(誇示された)外見」ではなく、
> 「(隠蔽された)内面」だったからです。
>
>
> 田中幸一
>
>
> 2004年7月20日
------------------------(引用以上)------------------------
第5信「仮面の下から、天狗の鼻が」(上)〜(下) 投稿者:園主 投稿日: 7月22日(木)13時25分21秒〜13時27分19秒
★ みなさま
きくちゆみさまからのメール第4信(2004.7.20 9:07 PM 「Re: 空疎な内面 と自家宣伝体質」)に対し、私の第5信(2004.7.22 0:59 PM 「仮面 の下から、天狗の鼻が」)を送りましたので、以下に全文をご紹介いたします。
------------------------(以下引用)------------------------
きくちゆみさま
今度は猿真似ですか? 貴女の言葉が、内面を欠いているせいですよ、それは。
貴女がいつも口にしておられるようなことは、他人の言葉の口まねで充分。「教科書
棒読み」というやつで、貴女自身に内実など無くても、語れる態の言葉です。いや、
むしろ内実など無い方が、抵抗なく他人の言葉を自分のものだと思いこんで語ること
もできるのでしょうね。その意味では、貴女は天性の猿真似上手かもしれない。
> 共感することが一つありました。
> ----- Original Message -----
> From: "LIBRA アレクセイの星座" <TQJ01337@nifty.com>
> To: "Yumi Kikuchi" <yumik@awa.or.jp>
> Sent: Tuesday, July 20, 2004 8:40 PM
> Subject: 空疎な内面と自家宣伝体質
>
>
>>
>> きくちゆみさま
>> ともあれ、私が今回の問題を批評というかたちで取り上げ、読者に語りたかったこ
>> とは、「平和運動(市民運動)にたずさわっている人たちの誠実さとは、その事事
>> しい見掛けに反して、この程度に凡庸なものでしかない。だから、信仰的な過大な
>> 幻想は抱かないこと。きっと、裏切られることになるからだ」ということなのです。
>
> 市民運動にたずさわっている「人たち」の部分は間違っていると
> 思いますが(今回のことは、私の判断でやったことで、他の人も
> そうである、と断罪するのは、正確ではない)、
なんど説明してもわからない、この愚かさは、いっそ「運動」向きなんでしょう。細
かいことを気にしてたら、貴女のなさっているような「運動」はできないでしょうか
らね。
また、そういう図太い神経(鈍感さ)の必然として「個人情報の無断転用」なんてこ
とも、必然的に出来したというわけです。
私は前回、なんと書きました? 私はこう書いたんですよ。
> いいですか、私が貴女に望むことは、初めからハッキリしています。
> それは、
>
> (1) 貴女は、「個人情報の無断転用」という「背信行為」を、何の疑問も持た
> ずに行ってしまうような「感性」と「常識」の持ち主であり(でしかなく)、
>
> (2) 貴女の周囲の人も、貴方と同様、そうした行いに疑問を感じない人ばかり
> であり(でしかなく)、
>
> (3) そういう人たちが、平和運動をやっているんだという事実、
>
> を自覚していただきたい、ということですよ。
(2)の意味が理解できないのでしょうか、貴女には?
たしかに「個人情報の無断転用」をしたのは、貴女です。しかし、それをおかしなこ
とだとも思わず、黙認したのは、貴女のお仲間でしょう。
普通に考えればわかる過ちに「気づかない」鈍感さを貴女と共有していたか、ご自慢
の崇高な目的の実現のためには「個人情報の無断転用」など何ほどのものではないと
「黙認した」か、あるいは、わがリーダーのなさることに間違いはないと考えたか、
リーダーのなさることに注文などつけられないと恐れたか、とにかく「不正」を見過
ごしたのが、まさに貴女のお仲間である『人たち』なのですよ。ここまで、同じこと
をくりかえし説明しても、まだ理解できませんか?
> この後半にある
> 「信仰的な過大な幻想は抱かないこと」は全くおっしゃるとおりです。
> 期待することは、愛の消化剤になります。そして嫉妬や不安も
> 同様。幻想を持たず、ありのまま観る、期待せず、それぞれが
> 自分ができることをする、助け合えるときは助け合う、というのが
> 基本です。
『基本』です(笑)。
私は言っているのは、その『基本』が、誰より出来ていないのが、他ならぬ「きくち
ゆみ」だと言っているのですよ。それを「自覚しろ」と何度も言っているんです。
>
> 私は誰にも過大な幻想など抱いてほしくはないし、これからも
> 無理しないで、できることをやり続けるだけです。
『私は誰にも過大な幻想など抱いてほしくはない』なんて科白は、よほどの恥知らず
でもなければ、とうてい口にできません。貴女は、ご自分がそういう「立場」にある
ことを重々承知しているから、そういう科白が臆面もなく吐けるんです。
でも、「立場(肩書き)=外見」と「貴女個人=内面」とは、同じものではない。だ
から「勘違いするな」と言うのです。
>>
>> 貴女のメールに綴られた「どこまでいっても空疎な言葉」は、そのまま貴女の内面
>> の貧しさを、読者の前に示してみせたことでしょう。私にとっては、それで充分で
>> す。
>
> あなたは、私の何を知っているというのでしょう。
> 一度もお会いしたことも、ともに苦楽をともにしたこともなく。
貴女は、ブッシュ米大統領と『ともに苦楽をともにしたこと』ことがあり、その上で、
彼の判断や行動を、とやかくおっしゃってたんですか? さすがは著名人ですな。我々
のような「向う三軒両隣り」にしか面識のない「庶民」は黙っておれと、こうおっしゃ
るんだ。
> 不思議な人だ。どうして、こんな表層的なことで、人を断罪して
> いくのでしょう。それで楽しい人生を送っていらっしゃるのなら、
> 私がとやかく言うことはないですが。
どうしようもないバカオロカ(痴れ者)ですね。平和運動をやっていながら「個人情
報の無断転用(横流し)」をするような非常識な行動が、どうして『表層的なこと』
なんですか。
こういう言い種が出ること自体、私が最初から言っているように、貴女がまったく反
省していない証拠なのですよ。また、反省もしていないのに、謝罪してみせるという
のが、貴女の内実のなさの証なのですよ。
ザ、ブルーハーツ風に、貴女のことを歌えば、こんな感じでしょう(『青空』)。
誠実さの欠片もなく
謝罪してるやつがいるよ
隠している その手を 見せてみろよ
> 私の内面がそれほど貧しく、そういうあなたがどれほど豊か
> かは、これらのメールのやりとりからは想像がつきません。
見苦しいな。私が心豊かな(立派な)人間でなければ、他人の過ちを批判できないと
でも言うのですか? 被害者でも、立派な人間でなければ、加害者の無反省を告発で
きないと?
他人を批判できるのは、平和運動をやって、金ぴかの勲章を首からぶら下げている貴
女のような「立派な人間」にかぎる、とでもおっしゃりたいのでしょうか(笑)。
> 「批判をしたけれど、自分にできるだろうか」
> 「Be the Change you wish to see」
> という言葉を送ります。
>
>
> きくちゆみ
ほらほら、最後は自慢話だ。「みんなとやってます」みたいな「謙虚ぶり」は見せて
も、所詮は「私は、あなた方と違って、行動してるんだから」とそれが自慢でならな
い。いざとなれば、黄門さまの印篭のごとく、天狗の鼻を、みっともなくひくつかせ
て見せる。
しかし、そんな「自惚れ」があるからこそ、貴女は、行動してもいない「あなた方」
一般人の「個人情報」などに、配慮する気も起こらないのですよ。
「行動もしないくせに、一人前の口をきかないでよね。むしろ、私たちの崇高な行動
に役立ててもらえることに感謝しなさいよ」と。
大きなお世話です。誰も貴女に「平和運動」や「市民運動」をしてくれなんて、頼ん
だ憶えはありません。まして「個人情報の無断転用」をされてまでもね。
いいですか、貴女には、『慢心』というもっとも厄介でグロテスクな妖怪がとり憑い
ていて、貴女の示す謙虚ぶりとは、これすなわち「卑下慢」に過ぎないのです。
貴女のお鼻は、天狗さまのそれよりも高いし、その鼻は嘘を重ねる度ごとに長々と伸
びて、さらに醜悪な姿を曝すことになるのですよ。
恥の上塗りを重ね続けることを、誰も止めてはくれないのだとしたら、貴女の「代表」
としての肩書きは、裸の王様の冠みたいなものなんでしょう。――哀れな人です。
最後に、貴女も好きならしい、チョムスキーの言葉を捧げておきましょう。
『自分がどんな社会に属しているか、その社会が何をやっているか、こういうことを
真剣に問いつめるのは苦しくて不愉快なことが多いですよね。答えを探してもたいて
いは秘密主義の壁の向うに隠されていて見つけだすのは困難だし、見つけだしてもた
いていは醜悪で胸が痛むような答えなので、腹が立ったり暗澹たる気持ちになる。こ
うした問題の真相を知ろうと思えば――そして真相を知ってしまうと――自分でも何
か行動せざるを得なくなる。それは簡単にできない場合もあるし、大きな自己犠牲を
伴うこともあるでしょう。……たしかにお気楽な道はありますよ。権力者に楯突かず
屈服するとか、疑問をもって真実を探るという態度をやめてしまうとか、宣伝布教
(プロパガンダ)の体制がたえまなく我々に吹き込むT教義(ドクトリン)Uをその
まま信じ込むとかね。主流派のTものの見方考え方(イデオロギー)Uがやすやすと
大衆の心をつかむのも、大勢に逆らう異論反論が出てこないで人々が だんまり をき
めこむのも、政府(おかみ)や同盟国の悪行を正当化するようなT公認教義Uを人々
が喜々として受け入れるのも、あるいは逆にT敵対勢力Uが何かをしたとなればそれ
がたとえインチキ情報であっても皆一斉に非難の声をあげるってのも、そうした安直
のなせるわざでしょう。』
当然のことながら「他人事ではない」ということですよ。私もそう思うから、『真相
を知ってしまうと――自分でも何か行動せざるを得なくな』って、貴女を批判すると
いう「実行動」に出たんですよ。わかりますか、専業の「運動屋」さん。
田中幸一
2004年7月22日
------------------------(引用以上)------------------------
なお、本稿に関連する、 BBS「アレクセイの花園」への書き込みを、
「市民運動家、その虚像と実像―― きくちゆみの場合 (補遺)」
としてまとめた。 ご参照いただきたい。
2004年8月3日
【資料の補足】
上の論文中において、私がDVD『テロリストは誰か?』を、郵便振込の通信販売で購入した際、送られてきたDVDに同封されていた資料は、
(1) 第1回東京平和映画祭のチラシ(裏面は、『テロリストは誰か?』の紹介)
(2) 「平和を望むあなたへ」と題された刷り物(A4版1枚片面)
(3) 「地球から戦争をなくす草の根の戦い」
(きくちゆみ、『食べもの通信』2003-8号より抜き刷り)
(4) 紹介記事「ニューヨークタイムズなどに意見広告を掲載
平和の大切さ、地球環境の貴さを訴える
きくちゆみ さん 」
(『Sinarist』誌(?)より抜き刷り)
(5) 『戦争中毒』宣伝チラシ
などの5点であったと書いたが、その後、机上の整理をしていたところ、新たに同封されていた資料が見つかった。寸法が他のものより小さかったため、資料を取出した際に抜け落ちてしまったようだ。事実報告の万全を期すため、ここに補足して紹介しておきたい。
新たに見つかった同封資料は、(見てのとおり)2枚の「郵便振込用紙」である。
一方は、(1)の「第1回東京平和映画祭」への『カンパ』を振り込むためのもの(青色の方)。もう一方は、(5)の『戦争中毒』購入用の振込用紙(赤色の方)である。
同封資料が多すぎて、すっかり失念していたのだが、こういうところは、まさに「至れり尽せり」のきくちゆみさんだったのである。
2004年8月16日
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