●●● BSS『アレクセイの花園』バックログ ●●●


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お詫びと訂正 投稿者:園主  投稿日: 7月20日(火)21時08分3秒


 みなさま

私の、本日の2本の書き込み、

 ・ 「きくちゆみからの第3信」7月20日(火)20時34分21秒

 ・ 第4信「空疎な内面と自家宣伝体質」7月20日(火)20時49分32秒

において、引用文のお終いを示す

 『------------------------(引用以上)------------------------』

を、誤って、

 『------------------------(以下引用)------------------------』

としてしまいました。お詫びとともに、訂正させていただきます。

なお、「過去ログ」収録時には、この書き込みを残した上で、訂正させていただきます。





http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm


第4信「空疎な内面 と自家宣伝体質」 投稿者:園主  投稿日: 7月20日(火)20時49分32秒


 みなさま

きくちゆみさまからのメール第3信(2004.7.20 0:28 PM 「Re:どこまでもいっても空疎な言葉」)に対し、私の第4信(2004.7.20 8:40 PM 「空疎な内面と自家宣伝体質」)を送りましたので、以下に全文をご紹介いたします。


------------------------(以下引用)------------------------

きくちゆみさま


数日おいてのメールだったので、少しは進歩(変化)を期待したのですが、まったく
同じことのくりかえしで、失望を深めるだけの結果になりました。


> 田中幸一さま
>
> あなたから「はじめまして」のメールをいただいてからすぐに小林
> イチロウさんご本人に確認をとりました。私が彼に送ったすべての
> 住所・氏名はもちろん、他の支援者が彼に送ったデータについて
> も、彼はシュレッダーにかけて既に破棄したこと、他に流出する可
> 能性はないことを本人から確認しております。あなたにこのことを
> ご報告し、謝罪し、もう二度と私はこのようなことはしない、とお約
> 束すること以外に、あなたは私に何を望むのでしょうか。



貴女には、それしかできないということ、最低限のことしかしていないということを、
充分に自覚することを期待しますね。言い換えれば、それでやれることはやったなん
て勘違いをしないこと、そうした思い違いをしているこれまでの自分のままであって
はいけないと自覚すること、を期待するということです。

いいですか、私が貴女に望むことは、初めからハッキリしています。
それは、

(1) 貴女は、「個人情報の無断転用」という「背信行為」を、何の疑問も持たず
に行ってしまうような「感性」と「常識」の持ち主であり(でしかなく)、

(2) 貴女の周囲の人も、貴方と同様、そうした行いに疑問を感じない人ばかりで
あり(でしかなく)、

(3) そういう人たちが、平和運動をやっているんだという事実、

を自覚していただきたい、ということですよ。

前にも言ったように、口先だけではなく、心から「謝罪」したいと言うのなら、私に
指図されなくても、やれることは、もっともっとあったはずです。それをやらないの
は、貴女がそれをしたくなかったからに他なりません。つまり、たとえ自身に誤りが
あったとわかっても、自分の組織や運動に差し障りのあることについては、できるか
ぎりこれを隠蔽しようとした、ということです。ただ形式的に謝罪し、善処を誓って
みせることで、実質的に他にまだやれることがあるにもかかわらず、それに言及する
ことを避け、そこを誤魔化そうとした、ということです。

つまり、私が貴女に求めているのは、私個人への『報告』や『謝罪』や『約束』など
ではない。貴女の「心からの反省」を、私は求めたんですよ。自分の胸に手を当てて
考える。つまり、深く自身を省みることを求めたんです。「深く」です。


私が貴女について、

『実務家であり、私が問題とした心のあり方という点では、いささか物足りない反応
だった』

と書いたのも(「きくちゆみとの電話の顛末」2004.7.14 11:03 PM)、貴女が自分の
対処を誇示するばかりで、まったく「何をどのように反省した」のかを、示めそうと
はなさらなかったからです。
無論、それは示せないでしょう。貴方は、私の批判に「対応」しただけで、決して心
から「反省」したわけではなかったんですから。

ともあれ、私が今回の問題を批評というかたちで取り上げ、読者に語りたかったこと
は、「平和運動(市民運動)にたずさわっている人たちの誠実さとは、その事事しい
見掛けに反して、この程度に凡庸なものでしかない。だから、信仰的な過大な幻想は
抱かないこと。きっと、裏切られることになるからだ」ということなのです。

貴女のメールに綴られた「どこまでいっても空疎な言葉」は、そのまま貴女の内面 の
貧しさを、読者の前に示してみせたことでしょう。私にとっては、それで充分です。
なぜなら、私が読者に示したかったのは、人の「(誇示された)外見」ではなく、
「(隠蔽された)内面」だったからです。


                           田中幸一


  2004年7月20日



------------------------(引用以上)------------------------







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きくちゆみからの第3信 投稿者:園主  投稿日: 7月20日(火)20時34分21秒


 みなさま

きくちゆみさまからのメール第3信(2004.7.20 0:28 PM 「Re:どこまでもいっても空疎な言葉」)が届きましたので、以下に全文をご紹介いたします。


------------------------(以下引用)------------------------


田中幸一さま

あなたから「はじめまして」のメールをいただいてからすぐに小林
イチロウさんご本人に確認をとりました。私が彼に送ったすべての
住所・氏名はもちろん、他の支援者が彼に送ったデータについて
も、彼はシュレッダーにかけて既に破棄したこと、他に流出する可
能性はないことを本人から確認しております。あなたにこのことを
ご報告し、謝罪し、もう二度と私はこのようなことはしない、とお約
束すること以外に、あなたは私に何を望むのでしょうか。


------------------------(引用以上)------------------------






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バーニング・サマー(下) 投稿者:園主  投稿日: 7月18日(日)21時49分30秒


 AOIさま
> きくちゆみさんから公選はがきは来なかったけれど、家にも民主党と共産党から来ました。どちらも推薦人の名前はナシ。
> いったいどこから、どんなふうに情報がいって、葉書がきたのかしらと首を傾げてしまいます。

世の中には「名簿屋」という商売もございますから、お金さえ払えば、たいがいの個人情報は手に入るようでございますね。
それに、とにかく日本人は(「自分のプライバシー」に関してはなかなか敏感になってまいりましたが)「他人のプライバシー」に関してはまだまだ鈍感でございますから、公私ともに、あちこち穴だらけのダダ洩れ状態なのでございますよ(笑)。

>> 顧客情報を「転用」または「流用」してまで、「個人的に」推薦文を添えた政治活動のハガキを送りつけてくるというのは、筋違いもはなはだしい

> とは思わないだろうと思います。
> 公選葉書は政治的PRにすぎないとおもっているから。
> 古書店から公選葉書がきたとしても。
> こう思っている時点で、現状の政治的な状況に飲み込まれているということなのかもしれませんね。本来、推薦するという行為が逆効果 であってはいけないし、

それが、平均的な日本人の感覚でございましょう。

現に、私の気づいたことに、きくちゆみさま・小林イチロウさまご本人はもとより、その周辺のお仲間の誰一人として、気づきもしなければ疑義を呈することもなかったのでございましょうから。

しかし、これはみなさまが、物事の現象面に捕われて、本質を見ることができなくなっている証拠でございましょう。
例えば、今回の「名簿の転用」問題は、「借金を返すということで、友人に工面 してもらった金を、博打ですってしまった」というのと同じ「裏切り」行為なのでございます。つまり、「個人情報」云々という以前の、「信義」の問題なのでございますね。
じっさい、信義にもとる行為をする、いい加減な人間はいくらでもおりますが、だからといってそういう行為に疑問を覚えなくなるというのは、その人の感覚が麻痺している証拠なのでございます。

> 今回の参議院選挙を振り返って朝日新聞7・12夕刊に掲載された大澤真幸の『われわれは何も選んでいない〜「枠組み」変える担い手の不在〜』に「そうだよなあ」と納得。

引用されている部分だけでは、いまひとつわかりにくいのでございますが、要は「目の前のことを批判するだけではなく、それを拒絶した場合に損なわれるものを補うに足る現実的なよりどころを、野党政治家は示さなければならなかった。だが、それをした者はいなかった」ということなのでしょうね。

たしかにそのとおりではございますが、そういう根源的ビジョンは、目先の直接的な批判に比べて「訴求力が弱い」と、現場の議員さんには感じられるのでございましょう。ですからこそ、そうしたビジョンの提示は、選挙前ではなく、日頃から地道におこない、浸透させていくべき種類のものなのでございましょうね。

しかし、そういう本格派は、与党にも野党にも、決定的に少ない。ですから、どちらも速効性のある「派手な公約」や「きれいごとのイメージ」だけをふりまいて、宣伝合戦に明け暮れるのでございましょう。
つまり、プロパガンダに明け暮れているのは、何も政治的主流派ばかりではございません。また、だからこそ国民は、誰も信用できなくなっているのでございます。



 ホランド
>  そろそろ『テロリストは誰?』、観ないといけませんね。せっかくの作品にケチがついた形だけど、子供に罪はないんだし(笑)。

それはわかっているんだが、読みたい本もいろいろあってな。

それに、観たいと思って買ったままになっているDVDもだんだん溜まってきて、かえって手をつけかねているんだ。こないだ『ガンジー』と『戦場にかける橋』と『火垂るの墓』を買ったと報告したけど、その後に、これも大好きな作品『ミシシッピ・バーニング』(アラン・パーカー監督)の廉価版DVDを買っている。それに、買ってからずいぶん経つんだが、『イレイザー・ヘッド』『ロスト・ハイウェイ』『A』『A2』もパッケージすら解いていない……。

それにしても、『ミシシッピ・バーニング』のカバー(背面に)刷られた、クー・クラックス・クランに殺害された黒人の葬式に参列するFBI捜査官ウォード(ウィレム・デフォー)の怒りに目のすわった表情と、その上に刷られた『私にはもう与える愛はない。あるのは怒りだけだ。』という言葉には、それがきれいごとではないだけに、深く共感してしまったよ(笑)。





それでは、みなさま、おやすみなさいまし。

http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm


バーニング・サマー(上) 投稿者:園主  投稿日: 7月18日(日)21時48分44秒

みなさま、私このところ、休みの日は、昼間でも文章を書いているか寝ているか、という状態が続いております。つまり、あまり本が読めていないのでございます。これはたぶん、気候のせいで夜の眠りが浅くなっているためなのでございましょう。だから、すこし本を読むと眠くなってしまう。文章も、夏前までならば、もっと長時間連続的に書けたはずのに、今はすぐに目が疲れて眠たくなってしまうのでございます。

読書も文章書きも、眠くなっては侭なりませんので、眠ることにすこしも吝かではないのでございますが、せっかちな私とって、この効率の悪さは、けっして好ましいものではございません。眠る時はぐっすりと眠って、最大限に疲れを癒し、起きている時は、読むにしろ書くにしろ、集中して最大限の成果 をあげたい。――しかし、人間というものは歳を取るものですから、秋になれば復調するとはいえ、それがいつまでも続くというわけでもございません。侭ならない自分の身体と、いかに折り合いをつけていくか。これは私のような性格の人間にとっては、非常に重要かつ困難な問題なのではないか――とまあ、そんなことを考える、夏の今日この頃でございます(笑)。





 Keenさま
> 今月出版されたばかりの五十嵐太郎『過防備都市』(中公新書ラクレ)は、その意味でアメリカに似通 ってきた日本の都市の現状を描き出してみせるが、本書は残念ながら、「過防備都市論序説」という段階に留まっている。この分野は日本ではまだ新しいので、これから積極的に広く論議されるべきものだ、という問題提起でもあろう。なお、著者の五十嵐太郎の専門は建築史なのだが、宗教建築をメインに研究を進めているそうで、アーレフ(旧・オウム真理教)の施設を訪問取材してもいる。東浩紀・大澤真幸の著書からの引用もあり、建築という側面 からの思想的・文化的考察と読める。

この本は、Keenさまと同じような興味から、私もちょうど昨日購入したところだったのでございます(笑)。ですから、著者が『宗教建築をメインに研究を進めているそうで、アーレフ(旧・オウム真理教)の施設を訪問取材してもいる。東浩紀・大澤真幸の著書からの引用もあり』というところまでは存じませんでした。きっと似たような問題意識を持っているのでございましょうね。

> アカルイミライって、なんだろう?

未来という、現在において想像の中にしか存在しない観念は、人の興味のありどころによって、たいがいは明るいか暗いかしかないのでございましょうね。一方、実現された現在は、たいてい明るくはございません。なぜなら、たいていそれは「普通 」だと感覚されるからでございます。したがって、現在はたいがい、普通か暗い。現に、たいがいは暗いと認識されているであろう今現在も、未来の戦時に比べれば、たぶん明るい過去(逆方向の未来)だと認識されるのでございましょう。

では、矢吹 駆の言う『生は暗く、死もまた暗い』とは、どういう意味なのでしょうか? 
今のところ私は、この言葉を「生も死も、認識できないものである」というようなニュアンスで理解しております。つまり、主体(私)において(唯一たしかな)「自己の生と死」は認識しえない(死が認識しえない以上、生もまた明確に輪郭づけられない)、というような意味なのではないでしょうか。





( 以下は「バーニング・サマー(下)」につづく)


夏の到来。 投稿者:AOI  投稿日: 7月18日(日)11時49分19秒

もえ残った花火をいとおしむように身を灼く夏を懐かしむ日は来るだろう。


きくちゆみさんから公選はがきは来なかったけれど、家にも民主党と共産党から来ました。どちらも推薦人の名前はナシ。
いったいどこから、どんなふうに情報がいって、葉書がきたのかしらと首を傾げてしまいます。
今まで推薦人の名前のある場合は友人・知人。
人によるかもしれないけれど、受け取った経験からいうと公選葉書はよほど親しくしてなければ、いい感じのするものではないんですね。むしろ、逆効果 だったりします。
教えてもらわなくったって誰に投票するかぐらい自分で決められるがや・・・(笑)。
思想信条に関ることに、立ち入られることへの不快感もあるかな。
受け取る人にそういう気持ちがあることが分かっているから、推薦人の名前を書かずに出すということにもなるのじゃないのかとおもいます。
親しい友人であれば、誰を推薦するかぐらいすでに知っているし、それほど親しくない人であれば、ああ、なるほど、このひとを推薦するのかというくらい。
電話や公選葉書がどれだけ効果があるかはわからないけど、選挙活動として行われているというのはそれなりに効果 があると言うことなのでしょう。
資金の乏しい団体であれば、手軽に出来る選挙活動ということでもあるのだと思います。
私が同じようにきくちさんから葉書をもらったとして

>顧客情報を「転用」または「流用」してまで、「個人的に」推薦文を添えた政治活動のハガキを送りつけてくるというのは、筋違いもはなはだしい

とは思わないだろうと思います。
公選葉書は政治的PRにすぎないとおもっているから。
古書店から公選葉書がきたとしても。
こう思っている時点で、現状の政治的な状況に飲み込まれているということなのかもしれませんね。本来、推薦するという行為が逆効果 であってはいけないし、

>その「転用」の範囲は、彼女の恣意に任されて、まったくけじめがない。

という危惧を抱かせるような一線をこえてはいけなかった。
そうなってしまったのは、政治というもののこわさ、人間というものの危うさかもしれない。

ところで、「また政治の話し?(うんざり!)」と言われそうだけど(笑)。
今回の参議院選挙を振り返って朝日新聞7・12夕刊に掲載された大澤真幸の『われわれは何も選んでいない〜「枠組み」変える担い手の不在〜』に「そうだよなあ」と納得。
「何も選んでいない」のは、今回の選挙に始まったことでもないんじゃないかと思うけど。(一部引用すると)

<必要だった構想力と覚悟>

だから、こんな肝心なときに、憲法の改正/非改正の多国籍軍への参加/不参加が中心的な論点になりえなかったことにも理由がある。多国籍軍への参加に憲法との不整合を覚える人は、少なくないはずだ。だが、それならば今までと違ったやり方で――たとえば、日米の同盟、友好関係から離れて――、わが国の安全や平和はありうるのか。このように迫られてしまうのだ。つまり、これは、まさしく、共同体の生存(存続)に関わる選択、mustの選択である。
 通常の選択(oughtの水準)の前提をなす本質的な選択(mustの水準)へと人を誘うのは、難しい。事実、社会党と共産党はこれに完全に失敗した。単に、護憲や海外派兵を批判しているだけではだめである。まったく異なった枠組みのもとでも、共同体の秩序が存続しているということ、構造のトータルな崩壊はありえないということ、こうしたことを保障してやらなくてはならないのだ。そのために必要なのは決定的な構想力(想像力)と結果 責任への覚悟(「そんなつもりはなかった」と言わないこと)である。 だが、それらを担う者はどこにもいなかった。今回の選挙が選んだこと、それは選択ということの拒否そのものである。(以上引用)

ただ、この文章からは、ではなぜ何も選ばなかったのかという社会学的な考察がなく、そこが知りたいっ!」って思ったんですけれどね(笑)。

と、またまた政治の話しになっちゃった(笑)けど、水撒きでもしてかえろっか!

シュワーー〜〜・・・・・:::::::。。。。。。。。。。。


☆ホランドさま

>だから、そんな希望に沿ってる暇はないから、書き込みもしない、なんてイジワルは言わないで下さいね。

よっぽど、イジワルじゃないのぅー。

暑いからって、はだかでねちゃだめよ。
金太郎さんの腹掛けしてね(笑)!

冷房病でもないのになぜか気管支炎に悩まされている今日この頃です。
みなさまもお気をつけくださいませ。


仮面と素顔の逆説(下) 投稿者:ホランド  投稿日: 7月17日(土)23時33分5秒


 アーニャ
> アリョーシャ、お久しぶり。↓相変わらずの「田中幸一節」のようね(笑)。

 ホントにね(笑)。「世に怒りの種は尽きない」といったところかな。

 ボクは思うんだけど、どうしてこういうことになるのかというと、これはやっぱり園主さまがこだわる「肩書き(権威)」の問題なんだと思うんだよ。

 一般に「肩書き」というのは、人から肯定的・好意的に評価されるものだよね。そうじゃない「肩書き」を、わざわざ揚げる人なんてめったにいないわけだし。だから、たいがいの場合、人は「肩書き」を肯定的に評価するものだし、「肩書き」を掲げている方も、なかば無意識に、それを当然の前提としていると思うんだ。

 ところが、園主さまの「肩書き」感は、こうした一般的なものとは180度違っている。なぜかと言うと、人間というのは本来、「肩書き」をはずした「裸の個人」としてどうなのかというのが大切なんだから、わざわざ「肩書き」を掲げるからには、それ相応の「責任」を引き受けて、それに見合う仕事をしなければならない、という風に園主さまは考えるんだ。その典型的な事例が「公的言論公表者」というやつだよね。つまり、「物書き」なら「書いたこと」に責任を取れ、ということになるし、「代表者」ならば「組織」や「部下」の責任を取れ、ということにもなる。つまり、要求が人並みじゃなくて、2倍にも3倍にもなるんだけど、それは「肩書き」をあえて掲げる者としては「当然のこと」なんだ、というのが園主さまの論理なんだ。

 だから、普通は「肩書き」によって「好意的」に評価されることの多い人たちが、園主さまの評価に曝されると「どうして私が、ここまで言われなくてはならないんだ。人並み以上に誠実な対応をしているじゃないか」ということになる。でも、それは園主さまにしてみれば「当然のこと」だし、また言葉に敏感な園主さまは、相手のそういう「本音(感情)」をあっさり読み取って「まだわからんのか」ってことになり、その「無自覚」を問題にして、さらに追求することになるから、相手の人は、未体験の徹底した批判追求に曝され、何がなんだかわからなくなっちゃうんだろうね。

 そんな具合だから、園主さまの批判に曝された人というのは、そのまま素直にその批判を受け入れることは、たいがいはできないと思うんだ。でも、その「普通 じゃない体験」を通じて残るものも、きっとあるんじゃないかな。

 例えばそれは、「肩書き」が通用しない人間もいる、ということだったり、謝ったからといって許してもらえるとはかぎらない、といったこと。――当たり前のことだと言えば当たり前なんだけど、でも世間では、これは決して当たり前じゃない。

 例えば、自分が悪いことをして謝罪し、それでも相手が許さなかったら「こうして頭を下げてるのに、どうして赦さないんだ!」って怒りだす人なんて、現実にいくらでもいるからね。つまり、「謝罪」というのは「(自己の)罪(加害)」と対になったものではなく、「(相手の)赦し」と対になったものだっていう勘違いをしている人が、今の(過保護)日本(人)にはとっても多いんだろうね。そんな、本来当たり前じゃないことが当たり前になっちゃって、もはや誰もそれを不思議とも思わなくなっている時代の中で、そうしたことに対して、頑なに否(ノン)を突きつけつづけているのが、園主さまの立場なんだとボクは思うんだ。

> 梅雨明けしたのか、暑いわねー。ホランドくん、かぼちゃプリンでも食べて、夏バテしないように気をつけてね(笑)。

 とうとう、まともに雨の降らないまま、梅雨明けしちゃったね。かと思うと、集中豪雨でたいへんな被害が出ているところもある。基本的には自然災害だから、いかんともしがたいとは言え、なんだか釈然としないよね・・・。



 園主さま
 そろそろ『テロリストは誰?』、観ないといけませんね。せっかくの作品にケチがついた形だけど、子供に罪はないんだし(笑)。





 ではでは、みなさん、おやすみなさい(ハート)。


仮面と素顔の逆説(中) 投稿者:ホランド  投稿日: 7月17日(土)23時32分14秒


 Keenさま
> 今朝、WOWOWでマイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見た。以前から見たかったのだが、心身の不調ゆえに、先送りにしていたものだ。時間の都合で部分的にしか見られず、録画もしていなかったのが悔やまれるが、その内容には引き込まれた。「アメリカの鬼双児」でアレクセイ&ホランド両者が語っている通 り、「不安」に基づく「過剰防衛」がアメリカ人を、都市を蝕んでおり、そしてそれは、すでに対岸の火事ではなくなっている。

 そうですね。この問題は、Keenさまにはとくに切実に感じられるものなんでしょうね。単純に「それじゃダメだ」では済まされない切実さを感じるという意味で。でも、それが大切なんだと思いますよ。「弱さ」は否定するだけで乗り越えられるものじゃなく、乗り越えることで否定すべきことなんですから。
 とっても難しいことだけど、少しずつでも、前へ進んでいくという姿勢が大切なんじゃないかな。「三歩進んで、二歩下がる」でいいんだと思います(笑)。

> それにしても、悪の権化のごとくバッシングされたというマリリン・マンソンの発言が、なんと良識的であったことか!

 本当の「悪」は、たいてい『悪の権化』みたいな姿はしていないんでしょうね。むしろ、優しくて親切で思いやりに満ちたような態度を示しながら、それは人の心に食い入ってきて、人を誑かすんだと思います。――これはなにも、きくちゆみさんたちのことを揶揄してるんじゃなくて、きくちさんたち自身、誑かされている側面 があるんじゃないか、ということなんです。「善を求めて悪に堕ちる」みたいな形でね。

> マイケル・ムーアが、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督とダブって見えて仕方なかった(笑)。

 世界を救うために、魔性の指輪(権力の象徴)を廃棄しに行こうとする者が、誰よりもその指輪の魔性に毒されてしまうという背理は、現実の世の中にいくらでもあることでしょう。
 例えば「ノルマに追われ、検挙実績を上げるために、書類を偽造する警察官」なんていう倒錯は、善と悪の背理を際立たせる現象だと思います。――その意味でも『ロード・オブ・ザ・リング』(『指輪物語』)は、とっても象徴的な物語ですよね。





( 以下は「仮面と素顔の逆説(下)」につづく)


仮面と素顔の逆説(上) 投稿者:ホランド  投稿日: 7月17日(土)23時31分20秒

 みなさん、こんばんは! ひさしぶりに園主さまが「世間の有名人」に噛みついておりましたねー(^-^;)。まあ、年に一度や二度はあることなので・・・ボクもすっかりなれちゃったかな(笑)。
 無責任に、面白いと言えば面白いんだけど、現実はこんなもんだと言えばこんなもんだというのも、たぶんみんな薄々は感じていることだから、なんだかため息しか出てきません。


 で、やっぱりボクとしては、黒猫掲示板の方で現在も進行中の討論・笠井潔をめぐっての方が、正直すなおに楽しめます。園主さまも怒って書いてるんじゃなくて、楽しんで書いているから、その皮肉なこと皮肉なこと・・・(^-^;)。

 でも、そんななかでもボクが特に気に入っているのは、園主さまが第2回まで書いた『「『ヴァンパイヤー戦争』販売促進キャンペーン」プロジェクトチーム検討会より』シリーズです。これは、架空の「検討会」報告記なんですが、戯画化されているとはいえ、けっこうリアルな「商売」の姿を描くことで、笠井さんの『文の商人』というスタンスの裏側を、皮肉を込めてあぶり出しているみたいです。

 その第2回では「プロジェクトチームの担当チーフ」が、こんなありそうな(でも、ありえない)大ボケをかましています。

『(前略)もとより、『ヴァンパイヤー戦争』が2刷を見たというのは、暑い最中を営業に東奔西走してくれたプロジェクトチームの諸君のおかげであります。つまり、ここだけの話で言わせてもらいますと、これは作者の力量 の賜物ではない。作者の奈須きのこ先生の力だけでは、とてもここまで売れはしなかったであろうということです。――え? 作者は笠井潔ですか? ああ、そうでしたそうでした。奈須きのこ先生は『空の境界』の作者であり、我らが『ヴァンパイヤー戦争』の作者は、『アイドルは名探偵』や『黙示録殺人事件』『薔薇族の女』など名探偵 矢吹 丈が活躍する傑作ミステリシリーズを書いた、笠井潔先生でした。……みなさん、どうかしましたか? ま、ともあれ、奈須きのこ先生のおかげとは言え、2刷をみたのは喜ばしいかぎりです。正直なところ、初刷で終っていたら、私は笠井先生に雪の八ヶ岳から蹴落とされたことでしょう(笑)。』

 どうやら、この担当チーフさんは、笠井さんの作品をぜんぜん読んだことがないようですね(笑)。でも、間違え方がとてもマニアックなところはご愛嬌でしょう。

 もちろん文中の『名探偵 矢吹 丈』は「名探偵 矢吹 駆」の間違い。『薔薇族の女』は『薔薇の女』の間違いです。だとすると、『アイドルは名探偵』は『バイバイ、エンジェル』と『天使は探偵』がごっちゃになったもの、『黙示録殺人事件』は『サマー・アポカリプス』が角川で文庫になった時のタイトル『アポカリプス殺人事件』を踏まえてるんでしょうが、でも、この2つには、同名のミステリが実在してるんですよね。みなさんは、それをご存じでしたか? 知らなかった人は、ネットで検索して調べてみてください。すぐに答えが出るくるはずですよ(笑)。





( 以下は「仮面と素顔の逆説(中)」につづく)


アカルイミライって、なんだろう? 投稿者:Keen  投稿日: 7月17日(土)00時27分43秒

今朝、WOWOWでマイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見た。以前から見たかったのだが、心身の不調ゆえに、先送りにしていたものだ。時間の都合で部分的にしか見られず、録画もしていなかったのが悔やまれるが、その内容には引き込まれた。「アメリカの鬼双児」でアレクセイ&ホランド両者が語っている通 り、「不安」に基づく「過剰防衛」がアメリカ人を、都市を蝕んでおり、そしてそれは、すでに対岸の火事ではなくなっている。

今月出版されたばかりの五十嵐太郎『過防備都市』(中公新書ラクレ)は、その意味でアメリカに似通 ってきた日本の都市の現状を描き出してみせるが、本書は残念ながら、「過防備都市論序説」という段階に留まっている。この分野は日本ではまだ新しいので、これから積極的に広く論議されるべきものだ、という問題提起でもあろう。なお、著者の五十嵐太郎の専門は建築史なのだが、宗教建築をメインに研究を進めているそうで、アーレフ(旧・オウム真理教)の施設を訪問取材してもいる。東浩紀・大澤真幸の著書からの引用もあり、建築という側面 からの思想的・文化的考察と読める。

これと併せて、東浩紀『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)も読んだ。
さらに米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)に描かれた民族紛争等の歴史と現在に促され、自分自身の身の周りに何が起こっているのか、また、自分はその現実にどう対処するのかを考えさせられた。

それにしても、悪の権化のごとくバッシングされたというマリリン・マンソンの発言が、なんと良識的であったことか!
カナダ人女性の「家に鍵をかけることは、自分を閉じ込めることだわ」という言葉が心に残った。
体調を崩して以来長い時間がかかったが、私も、ようやく動き出せそうな気がする。
蛇足。マイケル・ムーアが、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督とダブって見えて仕方なかった(笑)。


「小林イチロウと明るい未来計画」的説明 投稿者:園主  投稿日: 7月16日(金)20時52分25秒

 みなさま

先程、きくちゆみさま宛てに、私のメール第3信(2004.7.16 6:39 PM 「どこまでいっても空疎な言葉」)をお送りし、その直後にそれをここ「アレクセイの花園」でご報告(2004.7.16 7:17 PM)いたしましたところ、早速、きくちさまから「小林イチロウ氏の事務所」の方へ連絡がいったのでございましょう、実に意を尽したメール(2004.7.16 7:23 PM)を、小林イチロウ氏の事務所の方からいただきましたので、以下に全文をご紹介いたしたいと存じます。


------------------------(以下引用)------------------------


推薦者の方からいただいた名簿につきましては、すべて破棄しました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  小林イチロウと明るい未来計画
            事務局 野崎

  〒107-0062 港区南青山6-8-10-1F
     TEL: 03-5466-8668
     FAX: 03-5466-8672
    e-Mail:info@1ro711.org
     web: http://www.1ro711.org/

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



------------------------(引用以上)------------------------


なお、ひとつだけ疑問なのは、『推薦者の方からいただいた名簿』という部分の『推薦者』とは「きくちゆみ」さまお一人を指すものなのか、それとも小林イチロウ氏に『名簿』を提供して選挙協力をした、すべての『推薦者』を指すものなのか、どうもそのあたりが判然といたしません。

小林氏に直々にメールを送れとまでは恐れ多くて申せませんが、代理人がメールを送るのなら、せめて先生に迷惑をかけないようなメールを送るべきだと、私は斯様に感じた次第でございます。






http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm


第3信「どこまでいっても空疎な言葉」(下) 投稿者:園主  投稿日: 7月16日(金)19時17分15秒


> 田中さんのことを特定したいのは、私から田中さんに今後郵便物を
> 送らないようにしようと思ったからです。


そう思うのは、貴女の勝手です。
ですが、貴女が具体的に示しえたのは、そんな部分的・対処療法的な対応だけ。肝心
な問題全体に対する具体策を何ら示せないというのでは、確認しようのない多くの事
項について、本当に対処する気があるのかどうか、私に信じろという方が無理でしょ
う。

例えば、企業(雪印など)が問題を起した時の対応を思い出してみても、それはわか
るはずです。
まずは、最初に気づいた者だけを丸め込んで、問題そのものを隠蔽しようとする。ど
うしても押さえきれなくなってから発表して、謝罪して、対応しますと約束をする。
しかし、実際どの程度の対応がなされたのかは外部の者には、一切わかりません。政
府の査察が入っても、その時だけはそれらしい対応をして誤魔化すから、実際のとこ
ろはわからない。――しかしこれが、「組織」とその「権益」を守ろうとする人たち
の、ごく常識的な対応であり、稀有に悪質なものとまで言えないというは、貴女も社
会人ならわかるはずです。

貴女は、子供を相手にしているんじゃないんですよ。「どうして信じてもらえないの
か」など感じているのなら、それは自身の立場に対する「思い上がり」があるからで
す。貴女は、私にとっては、身も知らぬ他人なんだから、「肩書き」だけで信じろと
いう方が間違っている。現に一度「裏切り行為」をしているのであれば、それは尚更
です。

いいですか、あかの他人の口約束なんかを鵜呑みにするからこそ、小は各種の詐欺商
法に引っ掛かる、大は日の丸君が代の法制化を許し約束やぶりの強制をされる、といっ
た具合で、後で泣きを見なきゃならなくなるんですよ。

> すべての権威を疑え、ということは、よくわかりました。
> 甘え、についても、ご指摘をありがとうございました。


この貴女の2行を、多くの人に見てもらって、貴女が本当に「よくわかった」と思え
るかどうか、是非を尋ねてみればいい。お人好しで、小泉首相のご立派な言葉(例え
ば「この国を想い、この国を創る」など)に、いいように言い包められるようなタイ
プの人なら「きっと反省しているのだろう」と鵜呑みにしてくれることでしょう。

しかし、私がもっとも信用をおかないのは、この種の本音を押し隠した「空疎な言葉」
なんですよ。



                             田中幸一


  2004年7月16日



------------------------(引用以上)------------------------






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第3信「どこまでいっても空疎な言葉」(上) 投稿者:園主  投稿日: 7月16日(金)19時16分18秒

 みなさま

先程ご紹介した、きくちゆみさまからのメール第2信(2004.7.15 3:48 AM 「Re:私が言いたかったこと。」)に対する、私のメール第3信(2004.7.16 6:39 PM 「どこまでいっても空疎な言葉」)は次のとおりでございます。以下に全文をご紹介いたします。


------------------------(以下引用)------------------------


きくちゆみさま


率直に申します。お返事を下さるのも結構ですが、ご自分が何をしたのか、それをも
うすこしよく考えてからになさって下さい。

貴女の過った行いによって侵害された(私を含む)他者の権利について、それを謝罪
しフォローするというのは、貴女の「当然の義務」であって、「よくやった」などと
言われることを期待できる類の行いでないのは論を待ちません(そんなことを誰にも
期待するな、ということです)。まして、まず自分でできる限りのことをしようとも
せずに、私の要求を待って対応を決めるなどというのは、反省した上での行いだとは、
とうてい評価しえないでしょう。

――もちろん、こう書いても、貴女には私が何を言っているのか、結局は伝わらない
んだと思います。しかしまた、その程度のことであろうと予想されもしたからこそ、
私は、今回の事例でも、まずは世間の人に「現実とは、こんなものだ」ということを
学んでほしいと思い、「批評」という形式を選んだんです。

> 田中様、今日は一日出ていましたので、今メールを読みました。
>
> 小林さんには、私が渡した個人情報を全て破棄してほしい(田中さん
> だけではなくすべて)ということを、伝えてあります。ここは誤解です。


小林さんのところに「流出したデータ」を、すべて破棄(正しくは回収)するのは当
然のことです。私はそれを自明の前提として、貴女が今も手元に持っておられるデー
タのことを問題にしているんですよ。

それにデータというのは、データの印刷された紙束(ハード)のことではなく、デー
タ(情報)というソフトのことなんですから、それがいったん洩れて外部の者の目に
触れてしまえば、データの破棄なんてことは、(データを見た人すべての記憶を消去
でもしないかぎり)そもそも不可能なんだということを忘れないでいただきたい。

それに現実問題として、小林さんが貴女から渡された「紙束」を破棄したからといっ
て、データが(外部の)どこかで生きていないという保証はまったくない。例えば、
郵送事務などに使われておれば、そのデータはすでに他のパソコンにコピーされてい
る可能性も充分にあります。そしてそのデータは、それまでに収められた既存のデー
タの中に混入して、どこまでが当該データかの区別は、実質的にはつかなくなってし
まう。――つまり、そこまで真剣に考えていれば、簡単に「破棄してほしいと伝えた」
などという空疎な言葉が出てくるわけもなく、所詮それは、被害が他人事であるゆえ
に出てきた「形ばかりの言葉」でしかないということです。

ならばお尋ねしますが、いったいどこに「データが破棄できた」という保証があると
言うんでしょうか? 念書をいただいてさえ、事実がともなっているかどうかは確認
のしようがないのに、「こう対応します」という口約束など、所詮は貴女の信用を一
方的に押しつけているだけではないですか。現に、小林さんの方からは何の連絡もな
い。貴女自身についても、データ流出に関する公式発表など、無論していない。

貴女は、ご自身のなさったことが「間違いであったと気づいた」というようなことを
言われていますが、ではなぜ、「流出した名簿」に名前の載っていた人すべてに、事
実を公表し、謝罪しようとは思わないのか? 相手に被害の認識がなければ、貴女の
したことに「問題はない」とでも言うのでしょうか? それなら、ご自身のなさった
ことの「非に気づいた」ということにはならないじゃないですか。





( 以下は「第3信「どこまでいっても空疎な言葉」(下)」につづく)


きくちゆみからの第2信 投稿者:園主  投稿日: 7月16日(金)19時13分46秒

 みなさま

先にご紹介した私のメール第2信(2004.7.14 3:54 PM 「私が言いたかったこと。」)についての、きくちゆみさまからのメール第2信(2004.7.15 3:48 AM 「Re:私が言いたかったこと。」)が届きましたので、以下に全文をご紹介いたします。


------------------------(以下引用)------------------------


田中様、今日は一日出ていましたので、今メールを読みました。

小林さんには、私が渡した個人情報を全て破棄してほしい(田中さん
だけではなくすべて)ということを、伝えてあります。ここは誤解です。

田中さんのことを特定したいのは、私から田中さんに今後郵便物を
送らないようにしようと思ったからです。

すべての権威を疑え、ということは、よくわかりました。
甘え、についても、ご指摘をありがとうございました。

きくちゆみ


------------------------(引用以上)------------------------






http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm


きくちゆみとの電話の顛末 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)23時03分42秒


 みなさま

きくちゆみさんへの今夜の電話の結果を、ご報告させていただきます。

本日午後8時頃、指定のあったご自宅の方へお電話いたしましたところ、ご主人らしき男性が出られて、
「今日は講演に行ってまして、今、その最中です。9時には終りますが、帰宅は遅くなるので、携帯の方へ電話して下さい」
とのお返事でした。
私は、メールにございました『できればお電話くださいますか。こちらからすぐかけなおします。』というのは、「今日にでもかけてくれ」という意味だと取っていたのですが、どうやらそうではなかったようでございました。
ともあれ、今日、講演会があったとなると、まだ私の第2信は読んでいない可能性が高いので、電話をかけても無駄 だなあと思い、
「後日またかけなおします」
と言ったのでございますが、そのご主人らしき男性が、重ねて、
「携帯の方にかけてやって下さい」
とおっしゃるので、〈まあ、かけたということを伝えるだけでもいいか〉と考え、先ほど午後10時頃に、携帯の方に電話をさせていただきました。

電話に出た女性は、さすがに運動にたずさわって代表をしているにふさわしい、はきはきとしゃべる方でしたが、案の定、打ち上げだか二次会だかの会場らしく、周囲はそうとうにぎやかなことが、電話越しにもうかがえました。
私が「田中です」と名乗ると、
「ああ、電話を下さったんですか、どうもありがとうございます。今回は本当に申し訳ありませんでした」
と応じられたので、私は自宅に電話をかけて、携帯にかけるように言われたので一応そちらにかけたが、今日送ったメールは「まだ読んでおられませんよね」と確認したところ、「読んで返事は書かせてもらいました」との返事で、私が第2信のことを言っているのが、きくちさまにはまったく伝わっていない様子でございました。そこで私は、
「そのあとに2通目のメールを書いたんですよ。それに私の意見は書いてあるから、急ぐ話でもないので、それを読んでからにしましょう」
とさらに説明したのでございますが、きくちさまとしては、私の要件は第一信に添付した「市民運動家の倫理観を問う」に尽されており、それに対する回答(対応)は返事に書いた、とお考えだったのございましょう、また会合の最中ということもあったのか、私が第2信を書いたと言ったことにはこだわらずに、
「あのお名前は何だったでしょう?」
と尋ねるので、
「それについても2通目のメールに説明しましたが」
と答えても、はっきり聞こえないのか、
「えっ? あのお名前では名簿に見あたらないんですが」
と重ねて聞くので、
「ペンネームです」
「えっ、ツチヤ?」
「あれはペンネームですよ。どうして、そんなことが必要なんですか」
と、さすがにこちらもイライラしてきて、
「今日、2通目のメールを書いたので、それを読んで下さい」
と言うと、
「じゃあ、今後はメールに書いたとおりに対応しますので、それでよろしいでしょうか?」
「何をして欲しいというので、あれを書いたんじゃないんだから、対応としてはそれでけっこうです」
「わかりました。今回は本当にありがとうございました。厳しいご意見でしたが、ぜんぶ読ませていただきましたし、言われなければ気がつかなかったことですから、感謝しています」
との返事でしたので、私は、
「2通目も厳しいですが、それも読んで下さい。それでけっこうです」
「どうもわざわざお電話を下さり、ありがとうございました」
「いえいえ、じゃあ、よろしく頼みます」
「はい。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします」
と、まあおおむねこのような「ほとんど内容のない」数分の会話でございました。

きくちさまは、今夜おそく帰宅されるので、私の第2信を読むのは、夜中か明朝ということになりましょう。すでにこの電話で、本件の決着はついたとお考えでしょうから、それ以上に連絡なり何なりがあるかどうかはわかりませんが、ひとまずお約束どおり、みなさまには電話での顛末をご紹介させていただいた次第でございます。

なお最後に、電話してみた上での私の感想を書いそえておきますと「あっちは実務家であり、私が問題とした心のあり方という点では、いささか物足りない反応だったな」ということでございます。





http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm

 

訂正ほか 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)18時16分18秒


 みなさま

先ほどご紹介いたしました、第2信「私が言いたかったこと。」 の中で、リンクを張り違えた箇所がございましたので、お詫びして訂正いたします。なお、この訂正については、きくちゆみさまにも既にご報告済みでございます。

当該訂正箇所は、

> http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/kasai_giron_2.html#64

の部分で、正しくは、

http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/kasai_giron_2.html#65

となり、上のリンク先の文章の、すぐ下の文章となります。



 アーニャ
> アリョーシャ、お久しぶり。↓相変わらずの「田中幸一節」のようね(笑)。

おかげさまで見事な一貫ぶりだよ(苦笑)。

> Keenさまは、まだサッカー熱が続いてるの。
> 「ユーロ2004」は終わったけど、WOWOWで総集編の放送があったり、日本ではキリン杯があったりするものだから、この間の「待つ」が精一杯だったらしいわ。

ま、「知らせがないのは、元気なしるし」と言うしな(笑)。

> サッカーの合間には読書もしてて、米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)は、私も読んだんだけど、面 白くってほとんど一気読みしちゃったわ!Keenさまは米原さんの他の本も読んでるから、いずれその話題も出るでしょう。

楽しみだな。でも、それまでに私も読んでおかなくては。

> 梅雨明けしたのか、暑いわねー。ホランドくん、かぼちゃプリンでも食べて、夏バテしないように気をつけてね(笑)。

心配ご無用。なにしろ、守護鬼神がついてるからな(笑)。

> そういえば、Keenさまが先週の
「しをんのしおり」
> を読んで、何やら妄想炸裂してたようだけど……しをんさんの記述から見ても、「愛と誠・夏の関西篇」はなかったのかしら。
> それとも?

いや、そろそろ不穏な空気を察知して、敬遠してるんじゃないか。私の「厳愛」は当世風ではないから、なかなか理解されないんだよ。――ところで、リンクの張り方、憶えたんだな(笑)。



 ホランド
>  さて、それに比べて、ますますヒートアップしているのが、園主さまとはらぴょんさまとの間で現在も進行中の討論・笠井潔をめぐってです。
>  『ヒートアップ』って言っても、喧嘩になっているわけではないので、どうぞご安心下さい。園主さまはいつもどおり、時々厳しいツッコミを入れていますが、はらぴょんさんの方はマイペースを堅持しており、まったく違ったタイプの二人によるコラボレーションが、笠井潔というテーマをめぐって、うまい具合にアンサンブルを奏でているようです。

そっちの書き込みも、もっとしたいんだが……。「気が多い」というのが、私の弱点かも知れない(笑)。





それでは、みなさま、おやすみなさいまし。

http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm


第2信「私が言いたかったこと。」(4) 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)17時39分38秒


> 小林イチロウくんは私の友人であり、個人的に信頼し、応援しています。
> 今後も彼とともに何かをしていくとは思います。私の軽率な行動により
> 小林イチロウくんにまで迷惑(信頼を損なうようなこと)をかけてしまった
> としたら、彼にも申し訳ないです。


そのとおりですね。私も、小林さんに宛てたメールには、次のように書いています。


『はじめまして。先日、きくちゆみさまから、貴兄への応援要請のハガキを送られた
者です。

本件について、私は、きくちさまを批判する論文をしたため、自身のネット掲示板に
公表すると共に、先ほど、その旨を記した(下に全文引用の)メールを、きくちさま
の方へ送らせていただきました。

小林さまには、何の責任もない話なのですが、論文のなかで、その必要上詳しく言及
させていただいておりますし、論じた内容は政治運動というもの一般にかかわる問題
だと思いましたので、ご参考までにすべてをご報告させていただくことにいたしまし
た。ご笑読いただければ幸いです。

要件のみにて、失礼させていただきます。   

  2004年7月13日』


つまり、私としては、貴女個人に反省してもらいたかったのではないんです。立派な
運動にたずさわる人すべてに、持つべき自己懐疑の回路を持っていただきたかった。
だから論文として発表もし、小林さんにもお知らせしておいたんです。

無論、私は小林さんへのイヤがらせで、あのお葉書の内容をそのまま引用紹介したの
ではありません。読者にも事実をそのまま伝えて、できるかぎり、私の感じたことを
そのまま感じてもらいたいと思って、ああいう形式を取ったんです。

私は、小林さんという方をよく存じ上げませんから、当然のことながら、評価はして
いません。肯定も否定もせず、ただ事実を伝えるために言及したに過ぎない。それが
彼にマイナスに働くとしたら、その責任の所在は貴女にあり、私が言及しなければ、
貴女はそのことにも充分気がつかなかっただろうと私は疑うのです。


> きくちゆみ(本名です。漢字だと菊地××)
> *できればお電話くださいますか。こちらからすぐかけなおします。
> 自宅の電話です:0×××−××−××××
> *アレクセイのHPを見ました。私も1962年生まれ。同い年なんですね。
> 私はみずがめ座ですが。



お電話はさしあげますが、その前にこのメールを送らせていただきました。その理由
は、上述のとおり、この問題を「私と貴女」という個人間の問題に収斂させられたく
なかったからです。

前便に書きましたように、貴女のこのお返事は電話番号などの個人情報を伏せたかた
ちで公開させていただき、このメールも同様のかたちで公開させていただきます。

このうえ電話で話すことがあるのかどうかは疑問ですが、読者も気になるでしょうか
ら、それも私の責任においてその内容を再現し、公開し報告します。

私がやっているのは、個人的なクレームではなく、一般に開かれた批評行為なのです。
だからこそ、このように公に開くのです。


> P.S.今回の選挙で共産党と社民党が議席を減らしたのは、選挙制度の
> せいも大きいです。全国一比例区だと、まったく違った結果になります。
> その分析をしてくださった、今本さんのメールです。ご参考までに。


ありがとうございました。

私は典型的な文系人間で、人間の内面のようなものには強く惹かれるのですが、「数
字」だとか「制度」といったものには、どうしても触手が動かず、苦手意識が先行し
てしまいます。
「小選挙区制度」についても、もうその名を見ただけで「面倒くさそう」と思ってし
まうのですから困ったものです。でも、このくらい端的な数字で示していただけると、
いかな私でもわかります。
興味の範囲はひろく、なかなか興味の薄いものまでは手が回らないというのが現実で
すが、これを機会に少しずつ目を向けていければと思います。


では、このメールを先に読んでおいていただきたいので、お電話は夜にでもさしあげ
ます。よろしくお願いいたします。






                             田中幸一


------------------------(引用以上)------------------------





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第2信「私が言いたかったこと。」(3) 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)17時38分6秒


> その結果、私のしてきたこと、今していることだけでなく、市民活動
> にまで不信感を抱かせてしまったようです。(文章を読ませていただ
> きました)。後悔してもしきれません。お許しください。このことは、ど
> うか私個人のことだと思ってください。


私は、どんな「組織」であれ、どんな「運動」であれ、「純白」なものではないと考
えています。それは、貴女の事例を待つまでもない、基本的な認識です。だから、貴
女の行動が『不信感を抱かせてしまった』というのは正確ではありません。正確には、
貴女の行動が、私の『不信感』に「裏づけ」を与えたということなのです。

つまり、わたしが『市民運動家の倫理を問う』で、読者に伝えたかったのも、そうい
うことなんです。人間の組織である以上、どんな組織も「純白」や「真黒」というこ
とはありえない。人は自身の組織については「純白」を印象させようとし、敵対する
組織を「真黒」だと印象させようとするものだが、現実の世界は、そんな単純な二元
論で把握できるものではない。だから「すべての権威を疑え」と言いたかったんです。

貴女は「自分は権威なんかじゃない」と否定なさるかも知れませんが、だとすればそ
れが「偽善」か「偽謙虚」というものです。言い換えれば「傲慢」であり「不遜」で
す。貴女に何の「権威」もなかったら、誰も取材になんか行きませんよ。貴女を取材
に行く人は、貴女の権威(肩書き)をたよりに行くんです。

ですから、貴女はご自身が「疑われるベき権威」なんだということを深く認識し、ご
自身を疑わなければなりません。そして、そのようにして自分や自分の組織を凝視し
ていれば『その結果、私のしてきたこと、今していることだけでなく、市民活動にま
で不信感を抱かせてしまったようです。』などという大平楽は言えないはずです。な
ぜならば、すこし問題意識をもって見れば、貴女の周囲にだって『不信感を抱かせ』
てしかるべき現実は、前々から転がっているはずだからです。

私は「共産党」にしろ「創価学会」にしろ、最初の志は決して悪いものではなかった
と思っています。しかし、それが現実のなかで、人間の弱さの故に、いろんな局面 で
歪められていった。しかし、彼らは、まさにその弱さ故に、自身の現実を直視できず、
無謬神話をつむいでゆき、同情に値しないレベルまで落ちていった。
でも、これは人間の組織なら、必ずと言っていいほど直面する試練なのです。だから、
私は貴女の自覚的な「セルフイメージ」にも疑いを抱くべきだと、読者に訴えたんで
すよ。そして、貴女もまた、その読者の一人であるべきなんです。





( 以下は「第2信「私が言いたかったこと。」(4)」につづく)


第2信「私が言いたかったこと。」(2) 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)17時37分16秒


> ごめんなさい。
> 謝っても失った信頼は取り戻せない、取り返しがつかないことをしてし
> まった、という自責の念でいっぱいです。


私は友人との議論のなかで、先日もこんなことを書きました。

『私の掲示板が「加筆・修正」できなくなくなっているのは、意図的なものです。つ
まり「一度公開した文章は、基本的に消せないものだ」というのが、私の言論人とし
ての基本的な考え方だからです。

「加筆」については、その文章を別のところで発表する時に、「加筆・修正」の旨を
明記してすればよいと思います。掲示板の書き込みには「投稿日」が明記され、それ
に対し意見が表明される場合もあるのに、それを後で「加筆・修正」するのは、「最
初の投稿文(原投稿文)」が残らないだけに、不適切だと考えます。つまり、極端な
場合、「加筆・修正」が可能なあの形式の掲示板では、他人に指摘されたり、後で気
づいた間違いを、「こっそり修正しておく」ことも可能となってしまうのですが、こ
れではまともな議論は成立しません。ですから、「言い足りないところ」や「間違い」
については、元の投稿文を「加筆・修正」するのではなく、新たにその旨を記した文
章の投稿をお願いしたいと思います。公明正大な議論のためには、これは必要なこと
だと考えます。』
http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/kasai_giron_2.html#64

つまり、人間の行動はすべて、基本的には『取り返しがつかないこと』なんだという
のが私の基本認識です。できることとは、ただ「失われたもの」の代わりになるもの
を提供し、できるかぎりの「フォロー」をすることでしかありません。だからこそ、
私は「謝罪」は当然のこととして、その「フォロー」の中味を厳しく問い、「謝罪」
の中味たる「反省」の質を問うているんです。

私が「通名」しか書かなかったのも、貴女の「過失(厳密にいえば「未必の故意」は
問えるかも知れません)」が取り返しのつかないものだということを明示するために、
「不信の表明」としてなされたことです。
あのようなことをする人に、ここで重ねて個人情報を提供する必要はない。あの批判
が誰からのものであろうと、そんなことは私の批判の本質を揺るがすものではないし、
本気で反省する気があるのなら、私が誰なのか特定する必要などない。情報を転用し
たことを反省して、名簿から削除するというのなら、なにも批判したたった一人の名
前を削除して誤魔化すんじゃなくて、全部削除すると言ったらどうなんだ、というこ
とです。
つまり私にすれば、貴女はまだまだ私の批判の意味を理解されていないし、その意味
で、充分に反省しているとも言えない。貴女の対応は、勘繰れば「うるさいクレーマー
一人を慰撫して黙らしておけばそれで良し」という狡猾な企業的対応そのものと評価
することも可能でしょう。

本質的批判というものは、ものの「本質」を批判するものなのですから、批判された
方は、それを頭で理解することは出来ても、すぐに「本質を改める」ことなんか出来
ませんし、本質批判する方もそこまで期待してはいません。だからこそ、私は形式的
な「謝罪」なんてことは、その本質論において、ほとんど評価しようとはしないんで
す。 





( 以下は「第2信「私が言いたかったこと。」(3)」につづく)


第2信「私が言いたかったこと。」(1) 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)17時36分11秒

 みなさま

先ほど、ここ「アレクセイの花園」にご紹介したきくちゆみさまのメール(2004.7.14 8:23 AM 「Re:はじめまして」)に対し、私が送ったメール(2004.7.14 3:54 PM 「私が言いたかったこと。」)を、個人情報にかかわると思われる部分のみ伏せ字にして、以下に全文をご紹介いたします。


------------------------(以下引用)------------------------

きくちゆみさま


早速のお返事ありがとうございました。

> メールをありがとうございます。
> このお名前でお申し込みいただいていますか?
> 申し込み伝票をすべて見たのですが、見当たりませんでした。
> お送りした封筒に番号が書いてありますので、その番号を教え
> て下されば、名簿から削除します。
>

> 今回私の軽率な行動が不愉快な思いをさせてしまったことをお詫び
> 申し上げます。本当にごめんなさい。


『きくちが謝罪するのは当然』と書いたとおりですので、そのこと自体は「最低ライ
ンの対応」だと評価します。その上で、まだ私の言ったことの主旨が伝わっていない
ようなので、その点について補足させていただきましょう。

まず「名簿から、私の名前だけを削除することに、何の意味があるのか」とお尋ねし
たい。古本屋の話にも書きましたとおり、私は貴女の「会社(グループ?)」が「商
売」の範囲で知り得た情報を「会社の商売」の範囲でつかうことについてまで、難し
いことを言うつもりはないんです。
私が問題にしたのは、DVDを買った者の意図を故意に拡大解釈したような「流用」
が「筋に反している」と言いたかったんです。

だから、貴女の「会社」が私の情報を持っていること自体はかまわない。私は、自分
からそれを提供したんですからね。じっさい、人間社会では、自分の個人情報を完全
に伏せたままでは、まともなコミュニケーションははかれないでしょう。危険を承知
で他人に賭けなければ、他人とはかかわれないということです。しかし、だからこそ
人は、その信頼に応えなければならない。裏切ってはならないということです。

ですから提供された個人情報も、その使用範囲さえ、しっかり限定していただければ
いい。それを「恣意的に転用」しさえしなければ、情報の管理をしっかりしていただ
ければ良い、ということです。
もちろんデジタルかアナログかは、問題の本質ではありません。現に今回は、アナロ
グで情報が流出したんですからね。私が問題にしているのは、もっぱらヒューマンファ
クターなんです。





( 以下は「第2信「私が言いたかったこと。」(2)」につづく)


きくちゆみからの返事(下) 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)17時29分18秒


P.S.今回の選挙で共産党と社民党が議席を減らしたのは、選挙制度の
せいも大きいです。全国一比例区だと、まったく違った結果になります。
その分析をしてくださった、今本さんのメールです。ご参考までに。
ーーーーーーーーーーー
今本秀爾@政治ジャーナリストです。

今回の選挙も例外ではなく、死票が多く生じやすい小選挙区制度
(そもそも死票が多いのも違憲ではないかという疑問も出ますが)、
さらに奇妙な比例代表並立制という仕組み。
これを世界で導入したのは五カ国のみ。そのうちブルガリアは一回で廃止。
グルジアもイタリアも廃止予定。ロシアも廃止の方向。残るは日本だけ、
ということです。

さて、今回の参院選の結果を欧州諸国の多くで実施されているような、
すべて単純比例代表制にして算出し直すと以下のようになりました。
(下記の票数は選挙区+比例区の合計)

自民 36,485,641票  32.6%    
民主 43,069,442票  38.4%
公明 10,783,029票   9.6%
共産  9,882,715票   8.8%
社民  3,975,003票   3.5%
女性    989,882票   0.9%
みどり   903,775票   0.8%
新風    128,478票   0.1%
無所属 5,696,505票    5.1% 

これを改選121議席分に割り振りすると、こうなりました。
※(  )内は実際の獲得議席

自民 39議席 (49議席)
民主 46議席 (50議席)
公明 12議席 (11議席)
共産 11議席  (4議席)
社民  4議席  (2議席)
女性  1議席  (0議席)
みどり 1議席  (0議席)
新風  0議席  (0議席)
無所属 6議席  (5議席)

いかに現行の選挙制度が自民党が有利、共産・社民が死票により不利
になっている選挙制度かがわかります。
(この傾向は、小選挙区が導入されて以降変わりません) 

【参考】
2000年衆院選の結果
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4586/senkyo_shosuu.htm
2003年衆院選の結果
http://groups.yahoo.co.jp/group/seijika-kantei/message/128

選挙制度改革論者は、このあたりのゲリマンダーに注目すべきです。
以上は参考まで。

*****************************************

国会「見張り番」候補者鑑定団 事務局
今本 秀爾  Imamoto Shuji
http://www1.kcn.ne.jp/~imashu/kantei.htm


------------------------(引用以上)------------------------





http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm


きくちゆみからの返事(中) 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)17時28分27秒



------------------------(以下引用)------------------------

田中幸一さま

メールをありがとうございます。
このお名前でお申し込みいただいていますか?
申し込み伝票をすべて見たのですが、見当たりませんでした。
お送りした封筒に番号が書いてありますので、その番号を教え
て下されば、名簿から削除します。

今回私の軽率な行動が不愉快な思いをさせてしまったことをお詫び
申し上げます。本当にごめんなさい。

その結果、私のしてきたこと、今していることだけでなく、市民活動
にまで不信感を抱かせてしまったようです。(文章を読ませていただ
きました)。後悔してもしきれません。お許しください。このことは、ど
うか私個人のことだと思ってください。

今回の件に関しては、以下の対策をとります。
1.小林イチロウくんには、私が教えた個人情報については破棄
してもらい、今後使わないようにお願いする。
2.『テロリストは誰?』を買ってくださった方(私にとって大切なお客様)
には、お一人ずつ今後関連情報を送っても良いかどうかの確認をとる。
3.了承を得た方にのみ今後の情報を流す。

ごめんなさい。
謝っても失った信頼は取り戻せない、取り返しがつかないことをしてし
まった、という自責の念でいっぱいです。

小林イチロウくんは私の友人であり、個人的に信頼し、応援しています。
今後も彼とともに何かをしていくとは思います。私の軽率な行動により
小林イチロウくんにまで迷惑(信頼を損なうようなこと)をかけてしまった
としたら、彼にも申し訳ないです。

よろしければ、こちらに申し込んだお名前を教えていただけますか?
私はコンピュータが不得意で、顧客名簿は手書きでアナログで管理して
います。商品の発送もすべて自宅から私か夫が行っています。これまで
発送したすべての方を調べましたが、「田中幸一」さんが見つかりません。
(私の元から、名簿がデジタルで流失することはありません。)

きくちゆみ(本名です。漢字だと菊地××)
*できればお電話くださいますか。こちらからすぐかけなおします。
自宅の電話です:0×××−××−××××
*アレクセイのHPを見ました。私も1962年生まれ。同い年なんですね。
私はみずがめ座ですが。





( 以下は「きくちゆみからの返事(下)」につづく)


きくちゆみからの返事(上) 投稿者:園主  投稿日: 7月14日(水)17時24分35秒

 みなさま

昨夜、私が、ここ「アレクセイの花園」に公開した論文「市民運動家の倫理観を問う」を全文引用して紹介したメール(2004.7.14 0:08 AM 「はじめまして」)を、きくちゆみさまにお送りしました。その内容は、以下のとおりでございます(引用論文省略)。


 『きくちゆみ さま

 はじめまして。私は、過日、『テロリストは誰か?』を購入し、先日はきくちさまか
 ら、小林イチロウ候補についての応援依頼のハガキをお送りいただいた者です。

 率直に申しますと、私はDVDを購入するために、そちらの事務所に、お金を振り込
 むと共に、商品の送り先として「住所・氏名」をお知らせしただけです。なのに、ど
 うしてその情報が、きくちさま個人の政治活動に流用されたのかと、その筋違いの行
 動に立腹しております。

 で、私はかねてから自分でホームページを開設し、そこで趣味の読書から政治問題に
 関するまで、幅広く自由に論じてまいりましたので、今回の問題も「市民運動家の倫
 理を問う」と題する批評文として書かせていただきました(掲示板の方へ、本日先ほ
 どアップしました)。

 きくちさまが、私の意見を読まれて、どう思いどう行動なさるかは予測のかぎりでは
 ございませんが、ひとまず昨今の政治情勢を憂い、市民の平和運動に期待を寄せる日
 本国民の一人として、平和に寄与する手段のひとつとして、この批判論文を書かせて
 いただいたつもりです。
 今後ご活動を続けていかれるなかで、なんらかの参考になればと思い、全文を添えて
 送らせていただきます。

 なお、ご意見ご感想をいただきました場合、とくに断わりがなければ、その文面 をネッ
 ト掲示板の方へ引用紹介させていただくこともございますので、そのおつもりでお願
 いいたします。

 ・ウェブサイト『LIBRA アレクセイの星座』
 http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm

 ・掲示板「アレクセイの花園」
 http://www80.tcup.com/8010/aleksey.html


   2004年7月13日       』



これに対し、今朝、きくちさまから、次のようなお返事のメール(2004.7.14 8:23 AM 「Re:はじめまして」)をいただきましたので、個人情報にかかわると思われる部分のみ伏せ字にして、以下に全文をご紹介いたします。





( 以下は「きくちゆみからの返事(下)」につづく)


「嘘つき」じゃなくってよ。 投稿者:アーニャ  投稿日: 7月14日(水)13時52分13秒

アリョーシャ、お久しぶり。↓相変わらずの「田中幸一節」のようね(笑)。

Keenさまは、まだサッカー熱が続いてるの。
「ユーロ2004」は終わったけど、WOWOWで総集編の放送があったり、日本ではキリン杯があったりするものだから、この間の「待つ」が精一杯だったらしいわ。
サッカーの合間には読書もしてて、米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)は、私も読んだんだけど、面 白くってほとんど一気読みしちゃったわ!Keenさまは米原さんの他の本も読んでるから、いずれその話題も出るでしょう。

梅雨明けしたのか、暑いわねー。ホランドくん、かぼちゃプリンでも食べて、夏バテしないように気をつけてね(笑)。

そういえば、Keenさまが先週の
「しをんのしおり」
を読んで、何やら妄想炸裂してたようだけど……しをんさんの記述から見ても、「愛と誠・夏の関西篇」はなかったのかしら。
それとも?


市民運動家の倫理観を問う(7) 投稿者:園主  投稿日: 7月13日(火)23時29分13秒


実際、以前に創価学会の人たちと議論した時にも、そういう「勘違い善人」が何人か見られましたが、こうした人たちに共通 するのは「自己を客観視することのできない、ナルシシズム的善人性」でございます。
「われわれは世のため人のために、無償で頑張っているんだ(自分のことしか考えていない、世の中の大半の人たちとは、人間の出来が違う)」だから「我々の運動に反対する人は無論のこと、協力ができないという人もまた、世界を破壊しようとする悪に加担する者と評価していい」と、本音はそういうところなのでございましょう。しかし、彼らは「運動家」であり、その意味ではたいがい「不正直な政治家」でございますから、そんな本音は押し隠し、『愛と感謝』を安売りし、「ハートマーク」を振りまいて「あたりの柔らかい善人イメージ」だけを自己喧伝し、そのあげく『額の多少にかかわらずカンパも歓迎いたします。』などという傲慢きわまりない言葉を、さも「謙虚なもの言い」であるかのごとく、うっかり口にしたりするのでございます。

つまり、よっぽどのへそ曲がりを除いては、誰だって自分の美点しか、人に見せようとはいたしません。言い換えれば、人は誰しも、欠点や問題点は隠蔽しようとするものなのでございます(辻本清美がそうであったように)。ですから、自己申告など、もともと眉に唾して聞くべきものであり、ましてやそこに「政治」と「金」が絡んでくれば、どんな「善人」でも、たいがいは人に話せないような「裏」を持つものと見るのは、決して邪推とは言えない「生活の知恵・歴史の知恵」なのでございます。
つまり、それくらい「政治」と「金」の魔性というのは、恐ろしいものなのでございます。ところが、能天気なナルシストとは、そうしたものが自分を堕落させる契機かも知れない、などという慎重な危惧(君子、危うきに近寄らず)からは、もっとも縁遠い存在でございますから、それが「良き行い」のために必要ならばと、無防備にそれに接近し、いつの間にかしっかりそれに絡め取られて、単なる「いっぱしの政治屋」に成り下がったりするのでございます。

顧客情報の「転用」という「よくある話」も、こうした「政治倫理」的観点から見ていけば、その意味するところ重要性がおわかりいただけましょう。
たしかに「平和運動」を実効性のあるものとするためには、有意の人々を結集していかなければなりません。そして、そのためには「人的情報」が必要でございます。その場合、相手がその運動に理解を示し、承知の上で提供してくれた「一人また一人」といった情報だけで十分かと言えば、むろん現実はそう甘くはございません。そんな一対一で集められた情報など、天下国家を動かそうというレベルからすれば、多寡が知れているのでございます。
しかし、だからといって「たぶん、支持してくれだろう」という勝手な見込みだけで、「商品」を購入する目的で住所・氏名を知らせてきた顧客の情報を、無断で転用して良いものなのか。――もちろん、いけません。そういうけじめのない「現実主義」こそが、人をして「政治的堕落」に落し込む、元凶だからでございます。


私は、日本という祖国を愛し、それが誇りの持てるものであって欲しいと願うからこそ、時の政府の問題点を批判し、自称「愛国主義者」たちの、無反省で自己賛美的な「愛国的」主張には、真っ向から反対するのでございます。
それと同様、私は「平和運動」などの社会運動に取り組んでいる人たちを、基本的には「なかなか出来ることではないことをやっている人たち」として尊敬いたしますが、だからこそ逆に、その尊敬すべき活動に泥を塗るような「獅子身中の虫」たちを、「彼らも平和運動の(数の)うちだから」といって大目に見る気のはなれないのでございます。もちろん反省して改めれば良し、反省できないのであれば、そんな人たちには運動から遠ざかってもらって結構。そんな人が、この先、政治にかかわっても、これまでと同様の事しかできないのは、目に見えているからでございます。


ちなみに、私は現時点においては、小林イチロウ氏が今回の選挙で当選したのかどうか、その結果 を知りません。ですが、そんなことは「一人の人間の考え」を問う上では、なんの関係もございません。ですから、彼らの「平和運動家」の「器」を問う意味で、この文章を、小林氏の事務所(小林イチロウと明るい未来計画)と、「きくちゆみ」宛てに、メールで送っておこうと思います。きくちが謝罪するのは当然として、他の顧客に対してどういう対応を取るのか取らないのか、そこまで見極めて、彼女が『カンパ』や『応援』に値する人物かどうか、厳しく問いたいと存じます。結果 報告をお待ち下さいまし。





http://homepage2.nifty.com/aleksey/LIBRA/index.htm


市民運動家の倫理観を問う(6) 投稿者:園主  投稿日: 7月13日(火)23時27分43秒


例えば、辻本清美の議員活動と同じく、たしかに平和運動にも「お金」は必要でございます。しかし、必要だからといって、金集めに奔走する姿が目につくようになれば、それは危険信号だとも申せましょう。「ボランティア」で、『手弁当』で平和運動をやっておれば、『カンパ』が欲しいというのは、正直な気持ちでございましょう。しかし、彼女らの運動が評価されれば、カンパしてもよいという人は黙っていてもカンパするし、運動は評価してもカンパはしないという(私のような)人が大勢いても、それに不満をもらす権利は彼女らにはないのでございます。なぜなら、自分の生活費を稼ぐための仕事もしないで、専業で平和運動や政治運動をしたいというのであれば、政治家になればいいからでございます。政治家とは、そのための職業なのでございます。ですから、あくまでもアマチュアとして市民運動にたずさわろうと言うのなら、「ボランティア」や『手弁当』は当然のことであり、覚悟すべき大前提なのでございます。もとより、人に強いられたのでもない「主義主張」や「趣味」に、給料など支払われないのは、当然のことなのでございます。
しかし、のもかかわらず、この種の人たちは、しばしば臆面もなく『カンパ』を要求します。結局これは、彼らが自分たちのやっていることを「勘違い」している証拠なのでございますね。また、こういう「鼻持ちならない勘違い」をしている人が「市民運動家」を名乗る場合が少なくないからこそ、世間からの「暇人の暇つぶし」などといった意地の悪い評価を呼び込むことになるのでございましょう。

「きくちゆみ」に話を戻しますと、『テロリストは誰か?』の購入者であり「顧客」でしかない私のところに「どうして貴女が、こんな推薦ハガキを送ってくるんだ」ということなのでございますね。しかも、個人的に送ってくるなら送ってくるで、その文面 が委曲を尽したものであったならば、まだ大目にみることもできたでしょうが、送られてきたハガキは、事務的に処理されたものであるのが、一目瞭然の代物だったのでございます。

つまり、『私も応援しています』の欄に手書きで書かれた、

『 日本を変える事ができる
  若手のホープです。応援して下さい。
             きくちゆみ』

という文章は、たぶん「きくちゆみ」本人が書いたものなのでございましょう(それを疑うほど、私は悪意の評価はしておりません)が、問題は、宛名書きの筆跡がまったく別 人のものであった点にございます。すなわち、このハガキは、

(1) 「小林イチロウ」の事務所から、彼の支持者に「推薦文を書き添えて、友人知人に送って下さい」と配られたものであり、きくちはあらかじめそのハガキに、手書きで同内容の推薦文を書いておき、後は『テロリストは誰か?』や『戦争中毒』の購入者リストをもとに、自身の運動組織の事務員に宛名書きをさせ、自動的に送っていた

ということか、あるいは、

(2) 手書きの推薦文を書いたハガキとともに、「小林イチロウ」の事務所に顧客名簿を提供して、ハガキの郵送事務を任せた

というかたちで送られたものだというのが、容易に推測できるものだったのでございます。

つまり、いずれにしろ「きくちゆみ」にとって、『テロリストは誰か?』や『戦争中毒』の購入者は、おおむね自分たちの運動を支持してくれるだろう「リスト上のその他大勢」であり、個人としてその尊厳を尊重しなければならないような「生きた人間」ではなかった、ということなのでございます。
ですからこそ、先に挙げた、

(1) 世界平和という善行のためだから許される(だろう)
(2) 『テロリストは誰か?』購入者も、たぶん世界平和を願う人だろうから、
    許さないわけがない(だろう)
(3) みんなやってることなんだから、べつにかまわない(んじゃないかな)

といった、いい加減な見込みだけで、個人情報を「転用(流用)」することができたのでございましょう。そして、その「転用」の範囲は、彼女の恣意に任されて、まったくけじめがないのでございます。





(以下は「市民運動家の倫理観を問う(7)」につづく)


市民運動家の倫理観を問う(5) 投稿者:園主  投稿日: 7月13日(火)23時26分45秒


『テロリストは誰か?』の購入者である私は、その販売元の代表者である「きくちゆみ」からすれば、「顧客」以外の何ものでもございません。私がどのような意図で、このDVDを買ったのか、きくちがいちいち調べたという事実はございませんでしょうし、たとえ私が、イラク戦争を批判し、現アメリカ政府を批判する人間だと知っていたとしても、それだけのことでいきなり「同志」扱いにするのは、礼儀知らずというものでございましょう。ともあれ、客観的な事実としての関係は、私は「きくちゆみ」の顧客のひとりでしかございません。その私に、顧客情報を「転用」または「流用」してまで、「個人的に」推薦文を添えた政治活動のハガキを送りつけてくるというのは、筋違いもはなはだしい。

「個人情報は大切なものと思うか?」と問えば、「きくちゆみ」はたぶん「大切だと思う」と答えるでしょうし、「国家が進めている、個人情報保護法や住基ネットをどう思うか?」と問えば、「個人情報にまつわる悪用が懸念されるので好ましくない」と答えたことでございましょう。それは、彼女の経歴からすれば、まず間違いのないところなのでございます。

そんな「きくちゆみ」がどうして『テロリストは誰か?』購入者の顧客情報を、自身のかかわる政治活動に転用(流用)したのでございましょうか。
私が思いますに、その理由は、

(1) 世界平和という善行のためだから許される(だろう)
(2) 『テロリストは誰か?』購入者も、たぶん世界平和を願う人だろうから、
    許さないわけがない(だろう)
(3) みんなやってることなんだから、べつにかまわない(んじゃないかな)

といった「独善」と「甘え」があったからだと存じます。

ちょうどこうした心性は、今回の選挙で復活を試みた、辻本清美元議員に近いものがございましょう。彼女も、若くして平和運動や環境保護運動かかわった人で、個人的にはたいへんによく頑張った人だと聞き及んでおります。しかし、周知のとおり彼女は、国会議員となって現実の政治活動を続けていくなかで「お金」の問題につまずき、議員を辞職しなければならなくなりました。
彼女としては「(国会議員なら)誰でもやっていることだ」し「私腹を肥やすためにやっているのではないから」ということだったのでしょうし、それが発覚しかけてからは「敵に嵌められた」という思いから「正直に認めたら、敵の思う壷だ」という情勢判断をし、国民の心証を決定的に悪くさせた「事実否認」を行ったのでございましょう。――このように見ていけば、彼女はたしかに「嵌められた」のであり、同情の余地は多々あるのでございますが、しかし、彼女が嵌められるには「嵌められるだけの事実」があり、その事実は「彼女が選んだもの」だというのも否定できない事実なのでございます。
今回の選挙で、復活を期した辻本は「あの(挫折)経験がなかったら、私はものが見えないままに突っ走るだけだったろう」というような反省の弁を述べていましたが、要するに彼女がそこで語った「正義の味方であるという自負」にともなう「傲慢」と「甘え」が、数々の平和運動に名をつらねる「きくちゆみ」にもあるのではないか、と私は斯様に考えるのでございます。





(以下は「市民運動家の倫理観を問う(6)」につづく)


市民運動家の倫理観を問う(4) 投稿者:園主  投稿日: 7月13日(火)23時25分50秒


私が気分を害した理由は、簡単でございます。私が『テロリストは誰か?』を購入したのは、この作品の内容に興味があったからで、「きくちゆみ」の個人的な運動とは、まったく関係がなかったからでございます。
ですから、DVDにいろんなチラシが同封されているのを見た時も、「ああ、これは運動の一環なんだな」という一種の「うとましさ」を、そこに印象させられましたし、それはちょうど、

> 一般的な多くの人にとって、「政治かぶれの人」から聞かされる「政治の話」ほど、うんざりさせられるものはございません。なぜなら、それはしばしば、「興味のない話」を「重要な話」だからと、むりやり聞かされることになりがちだからでございます。――ちょうどそれは、選挙前になったら、近所の創価学会員のおばちゃんがやってきて、さんざ政治の話をしたあげく「だから公明党に投票してね」と言って帰っていったときに感じる、あの「うんざり」なのでございます。(2004.7.2)

や、以前に書いた「健康に関する講演があるというので誘われて言ってみたら、健康食品の即売会会場だった」というのと同種の「うとましさ」だったと申せましょう。

たしかに、「騙す」というほどのことをされたわけではございません。しかし、「これに興味があるのなら、当然あなたは、これにも興味があるはずだ」という「独善的な決めつけ」の臭いを、私はそこに感じたのでございますね。

もちろん、「健康食品即売会」のようなものは「商売」でやっていることであり、なかば以上意図的にペテン的な客寄せをやっているわけで、それにくらべれば「きくちゆみ」の場合は、『『テロリストは誰か?』を通 販で買ってくれるほどの人だから、きっと『平和を望む』(意識の高い)人に違いないし、それなら「東京平和映画祭」にも来てくれるかもしれないし、カンパもしてくれるかもしれない。きっと、反ブッシュに違いないから、私たちが応援してるデニス・クシニッチを支持してくれるかもしれないし、アメリカ政府の病理を伝える『戦争中毒』の販売促進にも協力してくれるかもしれない……なにしろ、私たちは「お金儲けのためではなく、世界の平和のために活動しているのだから」好感をもって支持してくれるだろうと、その「善意」から、頼みもしない宣伝ビラをたくさん同封して下さっただけなのでございますから。

したがいまして、いくら短気な私でも、これくらいで済んでいれば、「うとましさ」は覚えはしても、いちいち腹を立てたりはいたしません。――問題は、その「独善的な甘え」が、顧客である私の住所・氏名という「個人情報」を「目的外使用」するにまでいたったからでございます。

通販でものを買えば、頼みのしないチラシがたくさん同封されてきたり、後日ダイレクトメールが届いたりすることは、あたりまえにございましょう。例えば、私は目録で古本を買うことがございますが、そうすると、それ以降は、その古本屋ばかりではなく、見たことも聞いたこともない古本屋から目録が送られてきたりして、顧客情報が同業者内で(とうぜん客には無許可で)「共有」されているのを窺わせたりいたします。厳密に言えば、これとて決して誉められた話ではございませんが、まあ、こちらとしても古本屋に住所名前を書いて送れば、そのせまい業界の範囲内でその情報が共有されるくらいのことなら、いちいち目くじらを立てる気にもならないのでございます。しかし、目録で古本を購入した古本屋の主人から、議員選候補者の推薦ハガキが送られてくれば、私は「何を考えているんだ。俺はお前の客であって、友だちじゃないんだぞ」と思ったことでしょう。そんな勘違いを犯しているのが、今回の「きくちゆみ」なのでございます。





(以下は「市民運動家の倫理観を問う(5)」につづく)


市民運動家の倫理観を問う(3) 投稿者:園主  投稿日: 7月13日(火)23時24分46秒


この「きくちゆみ」なる人物は、過日、AOIさまのご紹介で購入した『テロリストは誰か?』(ビデオ編集:フランク・ドリル)の日本語版を企画・制作した「グローバルピースキャンペーン」の発起人で、ジョエル・アンドレス著『戦争中毒』の翻訳者である「きくちゆみ」でございます。

『テロリストは誰か?』は、店頭販売がなされていなかったため、私は郵便振込の通 信販売で購入したのでございますが、送られてきたDVDには、

 (1) 第1回東京平和映画祭のチラシ(裏面は、『テロリストは誰か?』の紹介)
 (2) 「平和を望むあなたへ」と題された刷り物(A4版1枚片面)
 (3) 「地球から戦争をなくす草の根の戦い」
      (きくちゆみ、『食べもの通信』2003-8号より抜き刷り)
 (4) 紹介記事「ニューヨークタイムズなどに意見広告を掲載
           平和の大切さ、地球環境の貴さを訴える
            きくちゆみ さん           」
              (『Sinarist』誌(?)より抜き刷り)
 (5) 『戦争中毒』宣伝チラシ

などが同封されており、このDVDの性質が、大変よくうかがえるものでございました。

(1)は、見てのとおりのもの。
(2)は、『『テロリストは誰か?』(公式サイトwww.wa3w.com)をお買い求めいただきまして、ありがとうございます。』に始まり、『最後にお願いがあります。2004年7月17日に、東京平和映画祭で『テロリストは誰か?』をはじめ、6本のすばらしいドキュメンタリー映画を上映します。フライヤーを同封しました。あなたの大切に思う人と一緒に観にきてくださいませんか。1日鑑賞券は2500円です。同封の振込用紙で購入できます。映画祭開催には多額の費用がかかります。ご参加いただけることでサポートしていただければ、うれしいです。手弁当でやってます。額の多少にかかわらずカンパも歓迎いたします。/愛と感謝を込めて』と締めくくられる文章で、末尾には、

『『テロリストは誰か?』日本語版プロデューサー
 第1回東京平和映画祭プロデューサー      きくちゆみ』

と署名があり、署名の前の『愛と感謝を込めて』の前には手書きのハートマークが刷り込まれ、『きくちゆみ』という署名の上にも『Yumi.K』という手書き筆記体の(印刷の)署名があり、それは『Y』の上半分がネコのイラストになっている、たいへん可愛いものでございました。

(3)は、きくちが、自身の平和活動を紹介して、広く連帯をうったえた文章で、なかでも興味深いのは、きくちが「アメリカに平和の大統領を! キャンペーン」という運動に参画しており、この秋の大統領選の候補者であるデニス・クシニッチという人物を応援しているという点でございましょう。

(4)は、きくちを紹介した文章で、主に戦争と環境問題について書かれ、「劣化ウラン弾」問題にかんする、きくちの言葉などが引用されております。

(5)は、基本的には、ジョエル・アンドレス著『戦争中毒』の販促チラシでございますが、ここでも注目すべきは、この本の販売が『真実が平和を創る! 日米同時キャンペーン 戦争中毒サポーター基金を設立』という運動と連係している点でございます。すなわち、この本(原書または翻訳書)を「戦争中毒サポーター基金」(事務局代表 きくちゆみ)に協力するものとして購入すると、「サポーター特典」として税送料がサービスされ、『お買い上げ金額の20%が自動的に「基金」に還元されます。』ということになっているのでございます。


つまり、「きくちえみ」という人は、平和(政治)運動や環境問題などに積極的に取り組む専業市民運動家であり、関連書籍や映画の紹介・販売といった活動にも重点をおいて、メディアを武器にした幅広い活動をしている方なのでございます。

私は、これらのチラシをひととおり読ませていただいて、一応「なるほどな」とは思いましたが、「運動にはお金がかかります」という雰囲気には、正直「さて、どこまで健全な活動をやっていけることやら」という冷淡な感想を持ちました。――そして、そんな「きくちゆみ」から突然送りつけられたのが、最初に書いた「小林イチロウ」候補の推薦ハガキなのでございます。





(以下は「市民運動家の倫理観を問う(4)」につづく)


市民運動家の倫理観を問う(2) 投稿者:園主  投稿日: 7月13日(火)23時23分18秒


                 ○

投票日の前日、拙宅に一枚の選挙候補者推薦のハガキが届きました。私自身は、過去にこのようなものを受け取った記憶がないのでございますが、そういえば、かつて創価学会での選挙運動の時には、友人宅への直接訪問(依頼)のほかに、電話依頼や手紙での依頼などが行われていたことを思い出しました。

この推薦ハガキは、今回の選挙で参議院比例区に立候補した「みどりの会議」公認の候補、小林イチロウ氏を推薦するもので、小林氏が代表をつとめる組織「小林イチロウと明るい未来計画」の事務所がつくったと思われるハガキでございました。(以下、基本的に敬称略)

このハガキの表には、大きな公園のなかにでも架かっているらしい広い橋の上に立っている、黄色いTシャツにバックパックを背負った、銀縁眼鏡の知的な青年(ウィレム・デフォーと池澤夏樹を足して2で割った感じ)の写 真が刷られており、そこには、

『 もっといろんなコト、
  ほんとは日本から変えられる。

            小林イチロウ
            (みどりの会議公認 参議院比例区)』

『 生活をスローに。
  経済をエコに。
  社会をフェアに。
  平和をグローバルに。

         小林イチロウと明るい未来計画
           http://www1ro711.org/』

といった文言などが配されおりました。また、裏の宛名書きの下には、

『小林イチロウのプロフィール
1969年東京生まれ、34歳。半導体技術者、環境浄化技術者、NGOスタッフを経て環境サイエンスライターに。環境問題や科学技術論、市民運動の分野で活動と執筆を続け、企業の環境報告書づくりにも活躍。9.11事件直後に20〜30代の友人らとCHANCE!(平和を創る人々のネットワーク)を立ち上げ、非戦・反戦・平和運動に精力を注ぐ。「小林イチロウと明るい未来計画」共同代表として、政策づくりとオルガナイザーをつとめる。』

『小林イチロウを応援します
桑原茂一/選曲家
「これは勝てるかもしれない。私は小林イチロウに一票する。」
青山貞一/環境総合研究所所長 上原公子/国立市市長 梅林宏道/軍縮国際コーディネーター 星川 淳/作家 羽仁カンタ/A SEED JAPAN理事 鎌仲ひとみ/映画「ヒバクシャ」監督 大河内秀人/パレスチナ子供のキャンペーン 金子美登・友子/百姓・小川町霧里農場 土井香苗/弁護士 佐久間智子/元市民フォーラム2001事務局長 櫛渕万里/ピースボート共同代表 シキタ純/ファシリテーター 軌保博光 改め てんつくマン/路上詩人』

『「小林イチロウと明るい未来計画」
  〒107-0062 東京都港区南青山6-8-10 南青山フラット1F
         TEL:03-5466-8668 FAX:03-5466-8672
         http://www1ro711.org/

などと横書きで刷られているのでございますが、私がここで問題としたいのは、その横に縦に『私も応援しています』という不動文字が刷られ、四角く罫線に囲まれたスペースがあり、そこに手書きで書き込まれていた、次のような推薦文でございます。

『 日本を変える事ができる
  若手のホープです。応援して下さい。
             きくちゆみ』

私は、これを読んでムッといたしました。その理由を、以下に縷々ご説明いたしましょう。

まず、私の知り合いに「きくちゆみ」なる人はおりません。少なくとも、自分の名前を「ひらがな」で書いてくるような、特殊な知り合いはいないはずでございます。では、この「きくちゆみ」という人物に、まったく思い当たるフシがないのかと申しますと、そういうわけではございません。思い当たるフシがあるからこそ、ムッとしたのでございます。





(以下は「市民運動家の倫理観を問う(3)」につづく)


市民運動家の倫理観を問う(1) 投稿者:園主  投稿日: 7月13日(火)23時22分0秒

みなさま、一昨日の参議院議員選挙では、民主党が議席数を増やしたことで、昨今の与党自民・公明の押し進める自衛隊海外派遣などのアメリカ追従政策や、小手先の誤魔化ししでしかない年金法改正などの政策に対する、国民の不安と不満が示されたかたちとなりました。

しかし、自民党は改選前より1つ議席を減らしただけでございますし、何があっても揺るがないらしい創価学会という盲信集団を支持基盤に持つ公明党は、今回も議席を守りきりました。では、どこが議席を減らしたのかと言えば、それは共産党でございます。自衛隊問題にしろ年金法改正問題にしろ、本来ならば与党に対するもっとも先鋭な批判対抗勢力として追い風を受けるべき共産党が、ことここにいたっても敗北しているのでございます。
私は今回の選挙で共産党に投票したのですが、もちろんこれは共産党を支持したということではございません。一言でいえば「自民・公明に最後まで反対できるのは、(消去法の結果 として)共産党しかない」と考えたからであり、「もとより、民主党など、ものの役にたたない」と考えたからでございます。なぜなら、有事法制がどんどんと整えられ、憲法改正、自衛隊の合法化、教育基本法改正と国家洗脳教育の実現が、もはや「時間の問題」と化しつつある、この差し迫った状況においては、なまじのリアリストなどよりも、頑迷なまでの抵抗者こそが必要だと考えたからなのでございます。
たしかに日本共産党には、(今のままでは)政権を担う能力などないでしょうし、その主義主張に反して徹底的な上命下達の中央集権性を布くその組織は、そもそもホンネと建て前の大きく食い違った、まったく信用のならない組織だとも申せましょう。しかし、政権担当能力などなくても、政府の暴走に歯止めをかけるブレーキ役は、いつの時代にも必要でございますから、組織的な問題はあるにせよ、ひとまずはっきりとその役目を引き受けようとしている今の共産党を支持することには、対処療法的な意味はあったのでございます。

しかし、今の日本人は、アメリカの庇護の下でぬるま湯を生きてきた『なまじのリアリスト』でございますから、腹をくくって尻をまくる気概というものが、てんでございません。つまり、与党自民・公明のやり方が気に入らないとは言っても、「そんなことなら共産党に入れるぞ」と脅すことまではできません。事ここにいたっても、アメリカの猿真似でしかない「二大政党」という幻想に淡い期待を寄せて、民主党あたりで妥協することしかできないのでございます。つまり、自分自身が、体制派である自民・公明党を批判し敵対するのではなく、「自分の代わりに」批判してくれそうな人に無難に投票した結果 が、今回の「民主党の躍進」なのだと、私は今回の結果を、斯様に読んでいるのでございます。





(以下は「市民運動家の倫理観を問う(2)」につづく)



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