宝彩有菜の「人生百科」
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(37) 「どもりについて」
「なりたい自分になれる」(拙著、大和書房)(P96〜)から転載します。
宝彩有菜。

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コンプレックスを克服するには(その2)

自分でどもりになるケースがあります。
例えばB君は、小学生の時に、
友達がどもるのを、真似したり、からかっているうちに、
自分もどもりになってしまいました。
そして「自分はどもりでいいんだ」と心から思えるまで、
何年もどもりが治らなかったそうです。それを説明します。

まず、からかうというのは、
軽蔑している、馬鹿にしているという心理的態度が根底にあります。
つまり「どもりは恥ずかしいことだ。どもってはいけない」という標識が、B君のマインド上に立っています。

次にB君は、その「どもってはいけない」の標識を見ながら話そうとします。
普通ならどもることはありませんが、その標識が大きく立っていると、どもってしまいます。
そうなる訳は、マインドは先に否定形を準備することができないからです。

「どもってはいけない」は思考順からいうと、
「どもる」「それはいけない」です。
だから「どもる」まで進むと、すでにそのイメージが、マインドから各発声器官に届いて、喉などはいち早く「どもる」態勢になります。
「それはいけない」を後から送っても間に合いません。
それほどマインドと発声器官は即時につながっています。
しかも真似などして練習していたらなおさらです。

「どもってはいけない」と思わなければ良さそうですが、
それも「どもる」「それはいけない」「とは思わない」と、
順番に進むだけですからやはり同じです。

「どもってはいけない」の標識を倒すしかありません。
この標識の根本をしっかり固定しているのは、
「どもりは軽蔑すべきだ」という冷たい氷です。
これを溶かせるのは温かい愛です。

友達に対して、
「君がどもって話しても、ぼくはちっとも構わないよ。気にしないよ。
君が言いたいことを全部聞かせて」
をという「愛」があれば、
もともと標識の立ちませんし、いったん立った自分の標識も倒れます。

人を軽蔑していることは、
実は自分の中にある同じものを同時に軽蔑していることです。
つまり「自分を軽蔑」しています。

人を軽蔑する人は自分がはまります。
人を愛する人は自分も救われています。

(宝彩有菜)
(転載おわり)


上記のエッセイを読んで、ご自分で、どもりの克服をされた方が、e-講座の受講生でいらっしゃいますので、ここに紹介します。
(宝彩有菜)

MIOさんです。

宝彩先生

メールありがとうございました。MIOです。

おかげさまで、ありがとうございました。
わずか、一年で、ともりから解放されました。

私の場合、仕事柄、電話での対応が非常に困難でした。
前は、今も、少しありますが、かける時も常に「どもったらどうしよう?」「変な人と思われたらどうしよう」という予期不安がありました。

不思議なのですが、いわゆる家電(いえでん)(自宅の電話)はどもる事が多く、携帯はそうでもありません。(携帯は番号で相手がわかるという安心からなのでしょう。)

●話す事に対して、常に「どもったらどうしよう」が頭にありますから、気分が晴れませんでした。

何をしていても憂鬱で、楽しくありませんでした。
そして、どもる度に「あーまたやってしまった」
「変な人と思われたのではないか?」 
と自己嫌悪。
この繰り返しを何十年とやって来ました。

●現在は、ほぼどもらなくなりました。
 (どもっても平気〜というか、どうでもよくなりました。)
おそらく、そう思えた結果、どもらなくなったのだと思います。
どもってもOK。
私は私のままで大丈夫と言えるようになりました。
話す事が楽しい、です。

振り返ると、数年前に、たまたま宝彩先生のホームページの人生百科「どもりについて」を読ませて頂いて、メールさせて頂いたのが先生との出会いでした。

>そして「自分はどもりでいいんだ」と心から思えるまで、
>何年もどもりが治らなかったそうです。

この意味する事を自分の物にするまで、大変でした。
今現在、この「どもり」の事で悩んでいるのに、なぜ「どもりでいいんだ」と思う事ができるでしょうか? 当初はそう思っていました。

でも、まさか、こんなご報告をする日が来るとは思っても見ませんでした。
で、改善報告です。

一年前と簡単に比較すると、次のようになります。
============1年前==============
@電話での受け答え(常にどもったらどうしよう?)
 ●プラカードは「変な人と思われたくない」「かっこ悪い」
 欲は肯定形ですから、「尊敬されたい」「かっこいいと思われたい」
A普段での会話-特に名前(苗字)が言い難い。
B初対面/特に異性に対してヒドクどもる。
============現在==============
@電話での受け答え(ほぼどもらなくなりました。)
A全く平気になりました。
B相手が女性だと、場合によっては、依然どもります。(笑)===============================
以上です。

本当に楽になりました。ありがとうございました。
あと、アドバンスコースもすごく効いたと思います。
ありがとうございました。

MIOより
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(※宝彩有菜のコメント)

MIOさんは、熱心に修行されましたから、このように改善されたのだろうと思います。
「でも、まさか、こんなご報告をする日が来るとは思っても見ませんでした。」
ということです。
良かったですね。本当に私もとてもうれしいです。
ご報告ありがとうございました。

宝彩有菜
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(宝彩有菜)
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