黒部ルート見学会

平成12年11月23日

写真 リコーGR1にて撮影

 今回の見学会は黒部ダム出発コースで、総勢28人、宇奈月出発コースの

参加者は11人位でした。

普段は、宇奈月コースのほうが人数が多いらしく、この日は例外だとか。

夜行の急行アルプスで大町駅着 スキーやスノーシューを担いだ乗客と一緒に、

しばし駅の待合室で始発のバスを待つ事約2時間。彼等はほとんど室堂行きだ。

 黒部ダムは8時45分に到着。気温は0度 風なし 快晴に恵まれ気持ちが

いい。 

10時45分  駅長室前に集合

  まずは専用バスで作廊谷へ向かう40分間のトンネルバスの旅に出発する。

全員関西電力のマークの入ったヘルメットを着用しバスの中ではガイドの

テープを聞きながら狭いトンネルを走りぬける。

ここのバスはトロリーバスではない普通のガソリン車であった。

途中でタル沢横抗でバスから下車。

分岐したトンネルに向かって少し歩くと、鍵の掛かった鉄格子の向こうに

黒部渓谷が現れた。

 

tarusawa.jpg (29954 バイト)

途中で寄ったタル沢抗からは、真っ白に輝いた劔岳! 三の窓雪渓やチンネ

が拝められた。普通では見ることの出来ない光景だけに感動的です。

 

 

tsurugi.jpg (21057 バイト)

劔岳のクローズアップ 手前の山(左)は黒部別山

 

inkline-up.jpg (34660 バイト)

正面がケーブルカーで名前は『B』  単純! 左下方向に下る。

作廊谷からはこのインクラインで標高差456m下の黒四発電所に向かう。

 

ここで黒部ダムの案内人とはお別れして黒部渓谷鉄道の案内人に引き継がれる。

案内人の方は以前、熊谷組で扇沢からの関電トンネル掘削工事に従事しておられ

     た人でここから欅平まで付き合っていただく。

例の破砕帯の難工事に実際立ち会った人なので、映画『黒部の太陽』に出てくる

     破砕帯のシーンはあまりにもアッサリしすぎているとの事、あんなものでは

     なかったらしい。

  また、実際に貫通させたのは黒部側の佐藤組でトンネルの上部の方に開けたそうです。

  映画では扇沢側の裕次郎が開けた事になっていますが、やはり自分の腕で最後に

  貫通させたという誇りは、機械化された現在ではもう経験出来ないのでしょうか。

  インクラインの中では、インクラインの説明とビデオによるトンネル掘削工事の紹介を見る。

  中間地点では下から宇奈月ルートの見学者を乗せたケーブルカーとすれ違いました。

 

 

inkline-dw.jpg (37357 バイト)

インクライン終点 黒四発電所に到着

発電所の入り口は山の中なのに『黒部川第四発電所』と書かれた立派な玄関であった。

我々は階段を上って会議室へと導かれる。

 

 

kaigishitsu.jpg (31624 バイト)

黒部渓谷のジオラマをはさんだテーブルでビデオ上映

 

hatsuden.jpg (37998 バイト)

黒部発電所内部の見学。たまたま休止中であったため静かであった。

 

haidenshitsu.jpg (31573 バイト)

無人の配電室

 

kuro4eki.jpg (28058 バイト)

案内人の方(中央)と10人乗りのトロッコ3両に分かれて乗車

 

torokko.jpg (25691 バイト)

トロッコの内部 仙人谷にて

手動のワイパーが窓に付いている。

 

sennindam.jpg (43285 バイト)

仙人谷ダムに停車して黒部川の橋梁の窓からダムの見学 

そしてトロッコは高熱随道に向かう

走るとまもなく車内に硫黄臭が漂う。走るトロッコのドアを開けるとトンネルの壁は

硫黄に侵食されたの岩肌が流れる。

現在はトンネルの脇に2本の導水パイプの影響で冷やされているらしく、気温は

30度位だが、もし水が流れていないと60度になるのではないかと言われている。

案内人の話は志合谷と阿曹原の雪崩の遭難に変わる

残念ながらトロッコは単調な速度でその場所を通り過ぎるだけであったが、

現場には地蔵尊が祀られていて、毎年供養しているとの事

同じ黒部発電所の建設にあたった仲間であるという意識が60年以上

経った今でも続いていることに感動した。

 

 

keyaki-up.jpg (13809 バイト)

バッテリートロッコ列車の牽引車

 

tunne1.jpg (37269 バイト)

トロッコの終点 欅平上部

 

 

tengu-up.jpg (71004 バイト)

ここから白馬三山の鑓ヶ岳(左)と天狗岳(右)が眺められる。

 

 

 

keyaki-up1.jpg (11412 バイト)

上部軌道のトンネル内部

 

keyaki-up2.jpg (11688 バイト)

 正面にトロッコ1両が入る大型エレベーターがあるがその奥にも作業用

のトンネルがあって、はじめてだと迷子になってもおかしくない。

深田久弥もここでまごついたそうだが、納得。

 200m下が欅平になるため全員エレベーターで降りることになる。

さらにそこから工事用トロッコ列車に乗って欅平駅に到着

黒部ルートに関する話題のホームページはこちらにもありますので

リンクしておきます。

富山県在住の方のホームページ