北海道ニセコで泊まったすてきなペンション

2002年9月7日・8日と二日間、ペンション・モーツァルトに泊まりました。
母を連れ立っての北海道旅行で母の68歳の誕生日をここで祝ってあげたいと思ったのです。宿泊したペンションの名前はずばり「モーツァルト」!とてもかわいらしいペンションでした。

左から筆者・ペンションのオーナー下野さん・私の母
このペンションはいつもモーツァルトの音楽が流れていて、とてもいい雰囲気。そして部屋に案内されてまたびっくり!部屋番号がケッヒェル番号になっているのです。ちなみに私たちが泊まった部屋はK.550でした。その他にK.581、K.271、そして私のモーツァルトとの出会いとなったK.331がありました。部屋番号はすべてオーナーのお気に入りのK.番号なのだそうです。
このペンションにはグランドピアノがあり、時折コンサートが開催されます。9月8日、母の68歳の誕生日にピアニスト藤原亜美さんのソロコンサートが開かれました。そして夜はちょっとばかり賑やかになることもあるのです。音楽好きな宿泊客どうしがピアノを囲んで歌をうたったり、はたまた出演予定の演奏家との競演!?などもあったり...

ピアニスト藤原亜美さん

音楽好きが集まればこのように...
自然に囲まれたこのペンションのテラスでゆったりとくつろいでいると、日ごろの慌しさを忘れさせてくれます。「自然に帰れ」と言っていたルソーが好んだ田園風景を私は想像しました。ルソーが夢想に耽りながら散歩していたように私も快い夢想に耽りました。
そのとき、私はモーツァルトのセレナード ニ長調「ポストホルン」K.320の第四楽章ロンドーの旋律を頭の中で鳴り響かせました。
小鳥たちの鳴き声、木々の葉や草花を揺らすやさしい風、何処からともなく聞こえる小川のせせらぎ。そのような自然の美しさをモーツァルトは曲にしたのでしょうか?
モーツァルトの書簡では彼は一切自然のことに言及していませんでした。しかし私には以下のように推測したくなるのです。自然の堪能はモーツァルトにとって至極自然な事柄であり、飲食といったような日常の一部に過ぎない。モーツァルトは自然美の感銘を彼の手紙にではなく、楽譜に書き留めていった。それが彼自身の曲で描写表現されているのだと…
“人間の芸術とは、自然のミーメーシス以外のなにものでもない”
« ars humana nihil est aliud quam naturae imitatio »
全国のモーツァルトを愛する皆様。私は自信を持ってこのペンション・モーツァルトをお勧めしますよ!