航本日誌
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Robert J.Sawyer

 
ロバート・J・ソウヤー(Robert J.Sawyer)

 1960年、オタワ生まれ。
 新聞書評に登場した『さよならダイノサウルス』が最初の出会い。奇想天外で大風呂敷を広げまくるバカ系SFに病みつきになりました。バカSFをバカッぽく書くのではなく、あくまで真面目に、真面目に。
 特徴は、いくつか例外はありますが、中年男が主役であること。別れた妻に未練を持ってたり、ハゲを気にしてたり……。
 このページでは、ソウヤーの翻訳作品を集めてみました。

<キンタグリオ>三部作
 知性的進化を遂げたキンタグリオ(恐竜)族の物語。
占星師アフサンの遠見鏡
(2001/5)
占星師アフサンの遠見鏡(2006/3)
 見習い占星師のアフサンは危険な巡礼の船旅にでかけたおり、船長から最新発明品である遠見鏡を借りて天体観測を行った。その結果、従来とはまったくちがう世界の構造を思いつく。それは、一族の存亡にかかわる重要な発見なのだが、民衆が支持する宗教の教えと対立するものだった。アフサンは一族を救おうとするが……。
『Fossil Hunter』
 未翻訳
 
辺境で謎の物体が発掘された。また南極では新種の動物が発見され、調査隊長トロカがこれらの謎を追いかける。一方、帝都は皇位継承争いに揺れていた。連続殺害事件まで発生し……。
『Foreigner』
 未翻訳
 心療師モクレブは、キンタグリオ族の意識の底を探っていた。一方、辺境の島では、キンタグリオ族と同じように知性を持った恐竜型種族が発見される。彼らはキンタグリオ族とちがい、<なわばり本能>を持っていなかった。

<ネアンデルタール・パララックス>
 あるときを境に分かれた、クロマニヨン人世界とネアンデルタール人世界。偶然から2つの世界はつながった。クロマニヨン人メアリと、ネアンデルタール人ポンターの物語。
ホミニッド −原人−
(2005/3)
 ヒューゴー賞受賞作
 
カナダの地下2キロの地底にニュートリノ観測所はあった。ある日、厳重に閉め切られた球体の中、重水で満たされたそこにネアンデルタール人ポンターが現れる。量子物理学者のポンターは量子コンピュータの実験中、平行世界であるクロマニヨン側の世界にきてしまったのだ。一方、ネアンデルタール側の世界では、ポンターの同僚アディカーが殺人罪で起訴されていた。
ヒューマン −人類−(2005/7)
 2種族の交流がはじまるが……。
ハイブリッド −新種−(2005/10)
 メアリは、異なる世界の恋人ネアンデルタール人ポンターとの子供を考え始めていた。だが、染色体の決定的なちがいから、子供をもうけることは難しい。ポンターの世界に赴いたメアリは、ある禁断の技術を聞きつけるが……。一方メアリの世界では、磁場が崩壊しつつあった。それは人類にどんな影響を及ぼすのか?

 
 
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*その他の長編*****

ゴールデン・フリース(2003/11)
 宇宙船<アルゴ>は、47光年彼方の惑星コルキスをめざして航海中。乗組員たちを守る宇宙船のコンピュータは、イアソン。盲目的な信頼を得、宇宙船を完璧に制御している。ある日イアソンは、科学者ダイアナを殺害した。自殺に見せかけられたダイアナの死に疑問を抱いたのは、元夫のアーロンのみ。アーロンは事件を調べ、その不可解さに気づき始めるが……。

さよならダイノサウルス(2004/9)
 古生物学者ブランドンは元・親友クリックスと共に、新たに開発されたタイムマシンで白亜紀末期へと旅たった。ブランドンにとってクリックスは、離婚した元・妻の交際相手。心中穏やかならぬものがある。そして、白亜紀で二人を待っていたものは驚愕の現象だった。太古の地球になにが起こっているのか?  
 書的独話「ちょっぴり古い新聞の切り抜き」(2004年09月20日)にも関連記事あり。

ターミナル・エクスペリメント(2005/3)
 ネビュラ賞受賞作
 
ピーターは超高感度EEGを開発し、人が死ぬ瞬間の計測に成功する。機械は、魂のような電気フィールドが外へと向かう瞬間をとらえていた。そのことからピーターは、“死後”と“永遠”の生をさぐることを思いつく。己の精神を複製し、特定の要素を削除することでシミュレートするのだ。しかし、自身が犯人としか思えない殺人事件が起こってしまい……。

スタープレックス(2003/11)
 銀河系に散在するショートカットは、星系から星系への瞬間移動を可能にする、創造主も目的も分からない謎の通路。人類とイルカは、ショートカットの先で出会った異星種族たちと惑星連邦を作りあげた。宇宙船スタープレックス号は、惑星連邦の探査船。ある宙域で不可思議な現象に遭遇する。ただちに調査されるが、その原因は銀河創成の秘密に迫るものだった。数々の謎がいきつく先にあるものは? 

フレームシフト(2005/1)
 ピエールは遺伝子学者。ある晩、恋人モリーと一緒のところを暴漢に襲われ、もみ合ううち、この若者を殺してしまった。正当防衛と認められたが、すっきりとしないピエール。しかも相手はネオナチの一員だという。警察は偶然と片付けるが、実はモリーは超能力者で、若者がピエールを狙っていたことを読み取っていた。なぜ、ネオナチに襲われねばならなかったのか? 

フラッシュフォワード(2001/4)
 ヨーロッパ素粒子研究所のロイドとテオは、ヒッグス粒子発見を目的として、大イオン衝突型加速器実験検出器を作動させた。まさにその瞬間、全人類の意識が数分だけ21年先の未来に飛んだ。ロイドは、知らない女性と結婚している未来を見る。一方、テオの未来は暗闇だった。テオはそのとき死んでいたのだ。テオは、21年後の出来事をさぐろうとする。未来は変更可能なのか? 

イリーガル・エイリアン(2002/11)
 アルファケンタウリのトソク族が人類に接触してきた。彼らは、壊れてしまった宇宙船の修理協力を要請し、計画は順調に進む。しかし、天文学者カルフーンの惨殺死体が発見され、事態は一変。トソク族のハスクに容疑がかかる。ハスクは裁判にかけられるが……。

 
 
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*その他の短編*****

「配られたカード」
   /収録「SFマガジン」1998年01月号

「ホームズ、最後の事件ふたたび」
   /収録『90年代SF傑作選
(2002/10)
「未来からの考察−ホームズ最後の事件」
   /収録『シャーロック・ホームズのSF大冒険(2007/2)
 2096年。ある大問題を解決するために、シャーロック・ホームズが過去から呼び寄せられた。その問題とは<フェルミのパラドックス>と呼ばれるもの。ドレークの方程式によって、宇宙には多くの知的文明が生まれていることは立証されている。ところが現実には、ほかの知性が存在するしるしはなにひとつ見つかっていない。かれらはどこにいるのか? ホームズはこの難問に挑むが……。

「爬虫類のごとく……」
   /収録『20世紀SF・6
(2002/6)
 コーエンは転移を行い、その精神はティラノサウルス内部に投影された。時間転移は、もっぱら安楽死処置に使われている技術。投影した対象が死ねば、現在に残した肉体も死んでしまうのだ。ただし、コーエンは連続殺人犯。それは刑罰として行われたのだったが……。

「選択肢なし」
   /収録「SFマガジン」2001年03月号

 
 
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