記念すべき21世紀の始まりは、世界遺産の島「屋久島」からスタートしようと旅に出ました。
アクセス:川崎−宮崎 (マリンエキスプレス 20時間)
宮崎−鹿児島 (高速道路 150km/2時間)
鹿児島−屋久島 (折田汽船 4.5時間)
12月28日 旅立ち年末の帰省客で混雑するカーフェリー。2等寝台C+バイク750CC超、YAMAHA会員割引10%で26,290円でした。缶ビール500ml 450円!高いねえ。いつものように展望ラウンジで飲むが、3本飲んで止めた。夜中、ベットで寝ていたら、やたらと暑い。暖房の効かせ過ぎだよ。
12月29日 日向→鹿児島夕日が西に沈む頃、日向港到着。宮崎までの国道10号線は渋滞で進まない。宮崎から鹿児島までの高速道路は順調だがとっても寒い。鹿児島港についたら22時頃、フェリーターミナルの軒先に寝袋を広げて寝ました。
12月30日 鹿児島→屋久島朝起きると口の中がジャリジャリする。なんだ〜?灰だ〜!忘れていたよ、ここは鹿児島、桜島の降灰が有ることを。すっかり灰だらけになってしまった。もう朝7時なのに薄暗いのは西に来たから。関東とはちょっと感覚が違います。
屋久島 宮之浦港屋久島へは鹿児島を朝8時頃出航して12時半頃到着(4時間半)、バイク込みで6500円くらいでした。3階の展望ラウンジに陣取り、風呂で櫻島の灰を流す。気になる缶ビールの値段は、こちらも500mlで450円でした。いつ乗っても混んでるなあ。宮之浦港で下船して、まずホテル縄文へ行って屋久島在住のフェアリーランド河野さんにご挨拶。河野さんはHP友達なんで会うのは初めて!。挨拶は「初めまして、いつもお世話になってます!」なんか変ですか?。屋久島上陸初日の天候は下り坂、早めにテント!と言うわけで、その後一奏の矢筈キャンプ場へ直行しました。

小さい島と言っても走れば一周150km位は有ります。山も険しく、九州最高峰宮之浦岳を始め上位3高峰がそびえています。この3つの高峰を命名の元にした屋久島焼酎「三岳」と言う美味な焼酎もあります。冬の時期はポンカンの収穫時期で、山の南斜面を開拓したポンカン畑には、収穫を待つポンカンがたわわに実っていました。そしてひと月に32日雨が降ると言われるように、とっても雨の多い島で、山に入れば屋久杉の巨木がいたるところにあります。また島そのものが花崗岩で出来ており、独特の巨岩景観をあちこちで見せてくれます。世界遺産に指定されたのは伊達ではないのです。
矢筈キャンプ場キャンプ場に行ったら、八王子のHiguchi氏が早くも飲んでいた。まだ明るいのに早すぎ!私もテントを張って、一奏の街?へ買出しに出かける。キャンパーは、我々の他には福岡のツーリングライダー1名と、謎のお爺さん(自転車乗りらしい)計4張り。その他奥の矢筈公園には、怪しげな長期連泊者と思われる方々が何名かいらっしゃった。この夜は夜半から雨が降り出して、激しくテントを打つ雨音と雷鳴、猫の喧嘩、強風と、とってもにぎやか?な夜でした。しかし地面が砂地で水はけが良く、床上浸水は免れました。
12月31日 雨の白谷雲水峡朝からどんより曇っている。まずは足慣らし!日ごろの運動不足で体力の低下を痛感しました。白谷雲水峡についたら雨。雨具を着て協力金300円を払って2時間ほどハイキングコースを歩く。今回の1本目は弥生杉、でっかいな〜。しかし雨で靴はぐしょぐしょに濡れ、雨具で蒸れて気分は最悪、雨の日は嫌だね。おまけに汗が冷えて、帰りのバイクの寒いこと。レストイン屋久島で食べたカツ丼はやたらしょっぱいし、温泉に入ろうと行った大浦温泉は年末年始休業。仕方なくテントに戻り、着替えて昼寝しちゃったよ。夜は炊事場でH氏と年越し宴会。久しぶりの山歩きで疲れたので、カウントダウン前に寝てしまった。
2001年1月1日 明けましておめでとう初日の出は7時過ぎ、ここ矢筈キャンプ場は地元の皆さんの初日の出ポイントのひとつになっているらしく、寝ていると続々と人が集まってきた。そのうち私のバイクを入れて記念写真など撮っている。人気車種はつらいな〜、ストロボがまぶしくて寝ていられないよ。テントから出て、コーヒーを沸かしながら初日の出を待つ。どうやら海から昇るのではないらしいが、まあいいや。今回は天候に恵まれていい日の出でした。たくさん集まった人たちも日が昇りきってしまうと雲の子を散らすように帰ってしまい、もとの静寂が戻ってきました。ここがこんなに盛況なのは年に一度きりだろうな、きっと。こうしてそれぞれの思いを胸に、新年のビッグイベントは無事終了したのです。
宮之浦岳 山頂からの御来光2001撮影者:道下寛二氏(福岡県久留米市)
矢筈キャンプ場で知り合ったMichisitaさんは、8年連続で宮之浦岳山頂から初日の出を拝しているそうです。にわかアルピニストの私と違って装備もしっかりしています。大体テントの横から、寝ながら初日の出を拝んでいるような私とは気合が違います。すばらしい初日の出の写真を頂きました。
千尋の滝元旦はモッチョム!と決めていた私はキャンプ場を後に山へ向かう。千尋の滝駐車場から入山しようとやってきました。いつ見てもいい滝だね、季節柄水量は少ないけど花崗岩の1枚岩は大迫力です。
万代杉急な斜面を這うように登っていくと2時間くらいで万代杉に到着。屋久島でも5本の指に入る巨木です。登り始めはつらいけど、ここまで来ると慣れてきた。正月も元日からこんなところを歩いているやつはいないよな。怪我したり道に迷ったら大変だよ、ここは慎重に行こう。
神山展望台頂上まではここからは一旦下って最後の登り!20分位か。しかし帰りの時間も考えると今日はここまで。暗くなったら道しるべが見えなくなって危険だ(本当は明るいうちに温泉につかってビールを飲みたいだけ)。モッチョム頂上よりここのほうが高いんだからこれで満足!です。帰りがまた大変で、急な斜面に木の根っこがあってとっても滑りやすい。途中、美人の女性2人組とすれ違った際、気を取られて大転倒!「気をつけて」とか照れ隠しに挨拶したけど、「おまえに言われたくねーよ」と思ったろうなあ、彼女たち。
湯泊温泉ひざもガクガクになって無事下山、湯泊温泉に直行する。大海原を眺めながら入る温泉は最高だ〜。有名な平内海中温泉より、こっちのほうが私のお気に入り。なんたって秘湯でいつも空いているのだ。無色単純硫黄泉、湯加減はぬるめでした。
さらにワイルドな湯船!ここも快適です、お試し有れ。
石の割れ目からこんこんと涌き出る温泉、いいですよ〜。さざなみの音を聞きながら、青い空と白い雲、そして紺碧の碧。さあ、あなたは行きたくなる。
モッチョム遠望先ほど登った山を下から見上げてみました。やっぱりあと20分がんばってモッチョム山頂に行けば良かったなあ。
年中無休の、安房のコンビニ「しいば」で買出ししていたらレジで私の前にツーリングライダーが。「こいつ、こんなに酒買って、ノンベーだな!」などと思いながらレジを待つ。清算して表に出て顔を見たら、お互い「あっ!」と一言!春の奄美ツーリングで知り合った愛知の青木君でした。お互い買い物袋を見ながら「変なとこで会ったね〜」と、しばし井戸端会議に花が咲く。やつもなかなかやるなあ。
矢筈キャンプ場こうして輝かしい21世紀初日は終わりました。今夜も屋久島焼酎「三岳」のお湯割をグビグビ。