障害者・友だちの会『愛実(あみ)』
『愛実友だちの家』『大地の家』概要

1988年6月
愛知県立港養護学校在校生を中心に、名古屋市、知多市、常滑市在住の親たち10名余が集まり、子どもの成長に必要な訓練、 学習する機会を作ること、そのために何が必要かを語り合う場を作ろうと始めたのが障害者・友だちの会「愛実」です。
その活動目標を具体的に説明させていただきます。
『目的』
- 障害者友だちの会「愛実」は、重複重度障害児・者が一人の人間として、社会人として生きるために、 その能力の可能性を追求し、学習、訓練という療育を目的とする。
- 障害を持つ者と親たちが、楽しく集まり、自然にできることを考えながら、メンバー相互の理解と協力、 信頼を深める場所を作り出す。
『活動』
障害者・友だちの会「愛実」は以下のことを行う。
(1) 「愛実」の会デイスクールの運営。
(2) 「愛実」の会の目的実現のための学習および療育とそれにともなう活動。
(3) 介助協力者のネットワーク化事業。
(4) その他、目的にともなう事業を行う。
(5) 「愛実」の会は、他の団体との関係も持てることとする。
『場所』
名古屋市熱田区五番町18-29
このような願いを持って活動を開始しました。
1993年4月
愛知県立港養護学校高等部卒業生を中心に、在学中の生活の維持と将来への対応のため、 週間の集会を5日として、職員とボランティアで午前10時〜午後3時までの活動へと移行しました。
1995年4月
- 名古屋市の「重度心身障害者小規模通所療育援助事業」として認められ、 補助金の支給を受けることにともない、「愛実友だちの家」として名古屋市在住の メンバー5名とゲスト参加として 5名余の計10名余をもって開所式を行いました。
1995年5月
愛知県立港養護学校高等部卒業後通所していたメンバーの母親の急逝により、 ナイトケア開始となりました。研究という準備期間なしの活動でしたが、 重複重度障害児・者の人として生きる場の確保は「愛実の会」の 大切なヴィジョンであったため、全力で受け入れることとしました。「この子をおいては死ねない」という言葉は深い意味のあることです。 「今できないなら、将来もできない」という思いからの決断でした。
1996年4月
愛知県立港養護学校高等部在学生6名の父兄から「愛実友だちの家」の見学および参加の希望がありました。 障害者・友だちの会「愛実」理事会は、この願いを検討し活動拠点を探して実現することにしました。 親たちとの検討・話し合い、障害者・友だちの会「愛実」の考え方の伝達、理解を求めつつ、 親たちの願いを実現するためにスタートしました。幸いにして、カトリック聖フランシスコ修道会日本管区 「名古屋働く人の家」(名古屋市熱田区伝馬2-28-14)の借用が 可能になり活動を開始しました。名称を「大地の家」としました。
1997年4月
「大地の家」の活動が名古屋市の「重度心身障害者小規模通所療育援助事業」として認められ、 補助金の支給を受けることになりました。これにともない開所式を4月5日に行いました。
障害者・友だちの会「愛実」理事会は、現在、「愛実友だちの家」「大地の家」「ナイトケア」の三部門の 活動を独立採算性を前提に運営していますが、重複重度障害児・者が一人の人として生活するために介助者は メンバー一人に対して24時間、最低三名は必要です。その実現のために、障害者・友だちの会「愛実」理事会は、 会の目的を会報を用いて広く伝えております。幸いにして、多くの方からの寄付金、 また名古屋市を中心にして活躍しておられる音楽家の方々のチャリティーコンサートの収益金の寄付を受け、 「愛実友だちの家」「大地の家」「ナイトケア」の三部門の活動の不足を補っています。
今後の活動は、当初の目的の充実とともに、とくに将来に備えて社会の一人としての生活の場・自立への協力と 「ナイトケア」制度の確立です。重複重度障害児・者が一人の人として親から離れることなど、近時まで 考えられないことでしたが、やればできるのです。また、従来、メンバー中心に物事を考え、計画してきましたが、 これからはメンバー一人一人ばかりでなく、家族一人一人、社会の一人一人が人として大切(尊重・存在の相互確認)にされ、 愛し、支え、認め合う社会作りの発信基地になりたいと思います。
住所 456-0057 名古屋市熱田区五番町18-29
「愛実友だちの家」 代表 中森由哉 052-651-5953住所 〒456-0057 名古屋市熱田区五番町18-29「大地の家」 代表 島しづ子 052-681-6488住所 〒456-0034 名古屋市熱田区伝馬2-28-14 「名古屋働く人の家」内