ムクの家建築日誌

06.基本設計1


 2000年7月2日日曜日 第1回基本設計打ち合わせ+設計監理委託契約

 やっと設計の打ち合わせにまでこぎつけた。A木さんと出会ってから1年半が経っていた。

 最初にお会いしたときに家に対する要望書をお渡ししていたが、1年半の間にいろいろ変更点なども出てきたので、新たな要望書をつくった。主な要望は次のようなものである。

[全体]
・風のとおしのいい家 換気のしやすい家
・夏涼しく冬暖かく
・収納はできるだけ多く
・天窓で風の通りをよくする
・夜中に炊事、洗濯、入浴しても、近所迷惑にならないような位置など(ガスや水音、可能であればセントラルクリーナーの排気口)
・暖房は1階床暖房+FF式の(ガス)暖房(*1)
・冷房は室外機1台のクーラー(室外機は東側に設置)
・コンセントはたくさん欲しい
・家庭内LAN用の太めの配管
・可能ならセントラルクリーナー

[玄関]
・玄関から階段、風呂、トイレが見えないようにする
・玄関口の壁に小物を飾るスペースがあればいい

[LDK]
・ダイニングとリビングはずらす(?)(キッチンの空気が直接リビングに流れ込まないように)
・対面キッチン
・台所の床は水や油に強い素材がいいが、何か適当な材料はあるのか(?)

[和室]
・和室はLDKと続き部屋にして、普段は一部屋として使う。ふすま戸などを閉じると、それぞれの部屋が独立するようにする。

[Mamuji書斎]
・バルコニーに面している(喫煙所)

[えいみぃ仕事部屋]
・壁一面に作り付けの本棚&収納(開き戸か引き戸をつける)

[洗面 浴室]
・お風呂と洗濯機置き場はくっつける
・洗濯機置き場にはドラム式洗濯機が置けるように補強(?)する
・洗濯機の蛇口からお湯が出るようにする
・洗面ボウルは広めがいい
・浴室、トイレ、脱衣所に換気扇
・脱衣所に扇風機が置けるよう、コンセント
・手足が伸ばせる浴槽

[バルコニー]
・バルコニーに物干しと布団干しをおけるように(柵に布団を干すのは嫌)(*2)
・バルコニーはなるべく大きく長方形より正方形に近いほうがいい

[その他]
・床段差なし(和室とお風呂は段差あり)
・曲がり階段の場合は踊り場を□に(*3)
・家の外にコンセント(東と西に2カ所くらい)と水道

[設備]
・キッチンは吸気とレンジフード連動タイプの熱交換型換気扇
・合併浄化槽
・雨水利用(公共下水になった後、浄化槽を洗浄後、雨水利用のタンクに使えないか?)(*4)

 (*1)ここに至るまでの間に、A木さんがよく取り入れられている床暖房の話を聞いていた。床下にコンクリートを敷きつめ、その内部にパイプをはわせ、温水を流して床を暖めるというもの。1階全面を床暖房できるというその方法を、もう既に取り入れてもらうことに決めていた。

 (*2)ベランダ等の柵に布団を干すというのはだれもが普通にしていることのようだが、布団を掛ける部分全体を拭ける場合はともかく、拭けないような構造のところに布団を干すのだけは、私は絶対に嫌だった。そのため、バルコニーorベランダに布団干しが置けることが必須条件となる。

 (*3)私の実家は直線の階段だった。知り合いの家などで、曲がり階段の曲がる部分が三角形になっている階段がよくあったが、あれはどうも足を踏みはずしそうで怖い。だから、間取り的に曲がり階段になる場合は、曲がる部分は三角形の段ではなく、四角い踊り場を希望した。

 (*4)今は公共下水がなく、浄化槽を入れなければならないが、市役所に尋ねると、数年後には公共下水につながるらしい。そうなると、浄化槽のタンクを掘り起こすか、埋めてしまうかしなければならないが、それをタンクにして雨水利用をしたいと思った。(初めから雨水利用施設を取り入れる資金がないと思われたので、次善の策として入れておいたが、新築時の要望とはあまり関係なかったかもしれない。)


 この要望書を踏まえて、A木さんから足りないところに関していろいろと聞かれた。
 特に外観については要望書で触れていなかったので、どういった外観が好みか尋ねられた。
 私は寄せ棟屋根は好みではないので、切り妻屋根にしたかった。色合いは黒っぽいものより、白っぽい外観がよかった。夫は内装にあった外観がいいという希望だった。

 その後、A木さんから、私たちの要望に対して、提案、意見があった。
 台所の換気扇を熱交換型にすると威力が弱くなるので、換気効率が悪くなるそうだ。私はなるべく強力な換気扇が欲しかったので、あっさり熱交換型はあきらめた。
 我が家は2人暮らしで、来客も多い方ではないので、それならダイニングとリビングというふうに部屋を区分せず、1つの空間として使ったほうが利用しやすいのではないかという提案があった。

 この日、設計監理委託契約を結び、着手金を振り込むことになった。中間金は建築確認の申請時か合格したあたり、最終金は入居前ぐらいに支払うそうだ。

 建築は、A木さんがいつも一緒に仕事をされている工務店があるので、そこでいいと思っていた。厳密に建築と監理を分けるという考えからいくと、何度もコンビでやっているところは「なあなあ」になる可能性があるので、避けたほうがいいのはもちろんなのだが、仕事のやり方に慣れているし、仕入れについても今までの実績があるだろうから、利点も多いと思われた。だが、その工務店は我が家からは少し遠いので、今回はちょっと難しいようだ。
 心当たりを聞かれたので、私の実家を増築した大工さんの話をした。この大工さんは個人経営の工務店で(いわゆる一人大工さん)、腕がいい。私の実家は新築の後、2度増築をしているのだが、そのたびに違う大工さんに頼んでいた。というのも、新築も最初の増築も大工さんは外れだったのだ。3度目の正直で、やっと腕のいい大工さんに当たり、その後はずっとその大工さんに来てもらっている。ただ、自然素材を使った家は建てていないし、建築士の設計監理というのも初めてだと思われるので、受けてもらえるかどうかはわからない。A木さんは「そこを最有力候補にしましょう」と言われた。大工さんが仕事を受けてくれ、金額的に折り合えばお願いしようということだ。
 建築期間は最低でも6カ月見ておく必要があるそうだ。

 最後に、家具の寸法を測ってファクスするように頼まれた。最初の設計の段階から、家具の大きさも考慮に入れてくれるようだ。


[HOME] [TOP] [BACK] [NEXT]

Copyright (C) 2002-2008 Amy All rights reserved.