体調回復のため,療養に行く。松本からは高速を使って1時間30分程度。
本来本館の料金だったが,宿泊客が少なかったためだろう,「特別に」ということで新館に案内される。案内するご主人の背中に向けて「部屋に蟻がいないか見てね」と声を掛ける若女将?。ここの旅館の特色は,とにかく働く人たちが気さくということに尽きる。
秘湯とは名ばかりの大規模な施設(新館を増築している)だが,湯室へ向かう途中の本館の廊下は歴史を感じられて面白い。湯室が遠くにあるのも,温泉を大事にしている感じでよい。新しく湯室を作る気がなかっただけかもしれないが。
男性の内湯は岩風呂になっている。湯船の中には茶緑色というのか,濁り湯が満たされている。子安温泉か,奈川温泉(野麦荘)に似ているかもしれない。口に含んでみると,鉄臭がする。
内湯も露天風呂も,この新鮮なお湯が掛け流しにされている。
男性露天風呂の脇には大きな温泉プールがある(これも掛け流し)。どばどばとお湯が流れ込んでいたが,ほとんど大きな水たまりである。結構ぬるく良かったが,アメンボも水面を滑っていた。
色つき温泉を本気で使ったプールというのは結構珍しいのではないだろうか。信州にも温泉プールというのは結構あるが,色つき温泉では初めてである。成分の濃い温泉をプールにするというのはどうなんだろう。。
ちなみにプールからは男性露天風呂が丸見え。 |
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食事は平均的な旅館の食事。
脇には川が流れており,そのせせらぎの音が非常に心地よい。温泉の疲れも相まってすぐに眠りについてしまう。
朝食時には,温泉粥が出る。宿のおばさんが散々おかわりしないか,各テーブルで話し掛けてくる。作りすぎてしまったのだろうか。
かなりの数のツバメが空を舞っているが,おばさんは自慢げに,他の近くの宿には巣を作っていないが,ここの旅館には巣を作っていること,ツバメが巣を作ると縁起がいいというが,どうなんだろうか,というようなことを話す。多分,いかにも巣を作りやすいような作りの建物であることと,巣を作られても追い払おうとしないこの宿の気質が,この状況を作り出したのだろう。廊下からも異常な量のツバメの巣(とフン)がよく見える。
ツバメが住み着いても嫌がらないところがこの宿の特長を象徴しているように見える。この料金(1泊12,750円)クラスの旅館にしては気取りがない(いい意味で)。
(H17/6) |
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