拝啓 山本一元旭化成社長殿 (01.01.15)

拝啓 山本一元旭化成社長殿

一年半ぶり二度目のお手紙です.

関西旭化成リフォームという旭化成子会社の振舞いがあまりにひどいと考えましたので,親に叱って頂こうと前回お手紙をさしあげました.旭化成の名誉にかかわる信用問題だと認識して頂いた上で,旭化成トップとしての見識をもって公正に処置して頂く事を期待いたしました.

驚くべきことに,子会社のまことにおかしな振舞いが,実に旭化成経営会議の組織方針つまりはあなたの意思にしたがったものであることが,あなたにお手紙をさしあげてからわずか2ヶ月後,私にとってまったく思いもかけない経緯でわかりました.

その時わたしは理解いたしました.
子会社K所長がなぜあのように見え透いたうそを面と向かって平然といい続けたかを.
K所長の署名捺印入りの手紙が,なぜあのようにうそまみれで,そのうえなぜあのように極めて難解であるのかを.

あなたは,あの一通の署名捺印入り文書を,個人客である私に対して出す必要があると判断されました.その判断は取り返しのつかない大きな誤りでした.

あの一通の文書について,旭化成は口頭での補足説明を事実上一切拒否され,書いてあるとおりだと態度で示されました.ところが私が着実にそれを解読しつつあることをお知りになったあなたは,事件に対し責任ある見解を一言も出されることなく,子会社社長に「しかるべき説明」をさせようとなさいました.

あなたは子会社社長に一体なにを口頭で説明するよう指示されたのですか.旭化成の署名捺印入りの公式文書に対する説明がどうして公式に書面でできないのですか.

署名捺印入り公式文書は,契約した私でなく卑怯にも妻を矢面に立たせています.
一体妻に対しなにが「できます」と旭化成は言われたのですか.
旭化成ではただ一言できますといっただけで,契約改ざんが正当化できるのですか.

あなたは契約改ざんを言った言わない問題にすりかえるというハメテをお打ちになったのです.ハメテすなわちごまかし手は,不可能を可能にする手です.あなたは黒を白だと言おうとされたのです.

契約改ざんという恥ずべき業務実態の上に,あなたはそれを客のせいにするという取り返しのつかない大きな恥を上塗りされました.

ハメテは正しくとがめられた時,勝負は終わります.それがハメテの宿命です.ハメテがとがめられた時,あなたは負けをお認めになることなく勝負をおりようとされました.あなたが手をこまねいて一手も打たれなかったこの一年半という時間は,あなたが潔さというものにいささかも縁がなく,ただ問題を先送りするだけしかできない人であることを証明しました.

旭化成のいうことは,いくら署名捺印があっても,誰も信用しなくなるでしょう.あなたは旭化成の信用をこの上なく大きく貶めたのです.

もしあなたが勝負はまだ終わっていない,旭化成にも三分の道理があるとお考えなら,ぜひとも次の一手をお打ち下さい.その場合愚かにも遠い昔と同じ轍を踏んでいると今度ははっきり批判される事でしょう.

私があなたをいわれなく侮辱しているとお考えなら,ぜひとも私を名誉毀損で訴えて下さい.

喜んで私は受けて立ちます.

    2001年 1月15日     H市 安東利彦  (捺印)