超心理学小史 歴史年表  Version 15 インターネット版 H. KOKUBO 2007. 3. 10
Chronology of Parapsychology
1773◎メスマーが天文学教授でイエズス会士であった人物と共同で磁気療法診療所を経営。(*14,p.65)
1778◎メスマーがパリで動物磁気療法を大々的に開始。(*14,p.65)
1784◎フランス政府の王立委員会(ジュッシュー、ラボアジエ、ベンジャミン・フランクリンら6名)が動物磁気催眠術を調査し、メスマーの流体は存在しないこと、痙攣ならびに動物磁気化のその他の効果はメスマー派の人々の過度の興奮状態に陥った想像力のせいと考えられるという結論を出す。(*14,pp79-80)
◎ジュッシューが、「注意深く観察することで、患者が時おりメスメリストの指先の動きに(それが肉眼で見えないにもかかわらず)反応しているのがわかった」と、(少数派の)報告を出す。
1784頃◎誘導催眠術の発見(再発見)。シャストネ・ド・ピュイセギュール兄弟 De Puysegur。死んでいる犬に動物磁気催眠術を用いて生き返らせたりしたという。催眠術にかかった人が、自分の内部を観ることができること、自分の病気を診断し回復の日を予言できること、死者や遠方の人と交信できることなどを発見したという。(*14,p.74)
1787◎J.H.D.プトタン Petetin『強硬症と夢遊症とが呈する諸現象の発見に関する覚書』(*14)。
1821◎平田篤胤が『勝五郎再生記聞』などを執筆する。(*1)
1823◎フランスのアレグザンドル・ベルトランが遠隔催眠を実験する。(*22)
1836◎ライプツィヒ大学物理学教授フェヒナーが『死後の生活』を出版し、千里眼や予知を肯定する。(*1)
1845頃◎心霊現象の研究が急速に盛んになる。エリオットソンが、これをメスメリズムと結び付けようとした。(*2)
1848◎3月31日、ニューヨーク州ハイズビル Hydesville で、フォックス Fox 事件起こる。夫妻の娘3人のうち、マーガレット Margaret(14歳)とケイト Kate(11歳)が霊媒であると見なされる。この事件が契機となって心霊主義が流行し、各地に霊媒が排出した。(*4, *5,p.11)
1849◎ハイズビルに近いロチェスター市 Rochester のコリンシアン・ホールで、新心霊主義者の最初の集会が開かれる。(*4)
1851◎バッファロー大学のオースティン・フリント、チャールズ・A・リー、C.B.コヴェントリーらが、フォックス姉妹による音は膝関節の音であるとする声明を新聞に発表。(*4)
◎ケンブリッジ大学内に、Ghost Society が結成される(SPRの前身の1つ)。(*6)
1852◎この頃から、物理霊媒D・D・ホーム Daniel Dunglas Home が、アメリカ国内で交霊会を開催するようになる。(*1)
1853◎「お茶とテーブル・ターニングの会」Table-turning (Table-tilting)が流行する。物理学者のファラデーが、テーブルが動くのは無意識的な筋肉の動きによると述べた。(*4)
1855◎D.D.ホームが渡英し、ロンドンで交霊実験会を開く。以降、彼はヨーロッパ各地をまわって交霊会を開く。(*3)
1861◎アメリカのボストンのW.H.マムラー Mumler が、最初の心霊写真を撮影する。(*1,*4)
1866◎イギリスの生物学者、進化論者アルフレッド・ウォーレスが心霊主義的現象に関する論文を発表する。(*1,*4)
1874◎イギリスの物理学者W.クルックスが、ケティ・キングの全身物質化現象に関する論文を発表。(*4)
1876◎イギリスの物理学教授W・F・バレット Sir William Fletcher Barret (1845-1926)が、テレパシーに関する研究を発表する。(*4)
1879◎オックスフォード大学内に Phasmatologocal Society が結成される(SPRの前身の1つ)。(*3,*6)
◎横浜の写真師、三田弥市の撮影した「幽霊写真」が話題となる。(*6) (これより前に、熊本で日本初といわれる幽霊写真が撮影されている)。
1882◎ケンブリッジ大学哲学科教授ヘンリー・シジウィックを初代会長に、心霊研究協会(SPR: Society for Psychical Research)がロンドンに設立される。テレパシー・催眠現象・幽霊現象・霊媒現象など、当時問題とされていた各種の現象についての研究が組織的に始められた。(*1,*4)
◎遠隔催眠暗示の実験が行われる。フランスのジャネが、約1km離れた被験者レオニー(Leonie,B.)に眠るよう暗示を送り、20回中16回成功した。
1884◎フランスの生理学者シャルル・リシェがESP研究にトランプカードを用いる統計的手法を導入する。(*1)
◎『心霊研究協会誌』がSPRより創刊される。(*1)
1885◎ウィリアム・ジェイムズの協力のもと、ボストンにアメリカ心霊研究協会(ASPR)が設立される。(*5)
1886◎後の東洋大学開祖・井上円了が、「不思議研究会」を結成、第1回大会を東京帝国大学で開催する。坪内雄蔵(後の逍遥)も会員として名前を連ねる。(*1,*4)
◎エドマンド・ガーニーらの共著『生者の幻影』が刊行される。(*1,*4)
1892◎ミラノにおいて、生理学者リシェをはじめとする6名からなるミラノ委員会と精神科医チェーザレ・ロンブローゾが、物理霊媒エウサピア・パラディーノによる物理現象の研究を行う。(*1)
1894◎心霊研究協会から『幻覚調査報告』が出版される。それにより、17000件の回答中1割弱に、偶発的霊姿体験をはじめとする体験のあることが判明する。(*1)
1907◎ASPRより、『アメリカ心霊研究協会誌』が創刊される。(*1)
1909◎熊本、第5高等学校教授高橋正熊は、御船千鶴子を被験者に千里眼(透視)の研究を行い、福来友吉に紹介する。(*1)
1910◎東京帝国大学心理学助教授福来友吉(-1952)が、透視と念写の研究を開始する。(*1)
1911◎前東京帝国大学総長山川健次郎らが、念写能力者・長尾郁子を対象に実験を行うが、失敗に終わる。(*1)
◎スタンフォード大学に心霊研究のための実験室が、篤志家T.W.スタンフォードの寄付5万ドルにより設立される。(*1,*4,*8)
1912◎ハーヴァード大学に超心理学研究のためのホジソン基金が設けられる。(*1,*8)
1913◎福来友吉( -1952)が『透視と念写』(宝文館)を刊行する。(*1)
◎福来友吉が東京帝国大学に辞表を提出。(*4)
1917◎スタンフォード大学の心理学者クーヴァーが透視実験の報告書。(*4,*7,*8)
1919◎レニングラード脳活動・超能力活動研究所所長のベクレフ、また、電気技術者のカジンスキーが、電磁波仮説に基づくテレパシー研究を開始。(*25)
1921◎超心理研究に関する第1回の国際会議がコペンハーゲンで開かれる。(*4,*8)
1926◎ソ連のワシリエフが、遠隔心理暗示の実験を開始。(*15,p278)
1927◎ハーヴァード大学の心理学者ウィリアム・マクドゥーガルがデューク大学に移ると、J・B・ライン夫妻が同行し、心理学科にて超心理学実験が開始される。(*1,*4)
1930◎アメリカの作家アプトン・シンクレアは、妻とともに自ら行った描画GESP実験を『心の無線』として発表する。アインシュタインはこれに序文を寄せる。(*1,*4)
◎ラインらにより、催眠トランス状態下におけるESP能力の実験が行われる。ラインは催眠導入に要する手間隙と見合わないと考えた。(*15,p277)
1931◎福来友吉の英文著書『透視と念写』がロンドンのライダー書店から出版される。(*4)
1933◎デューク大学で予知実験が始まる。(*8)
1934◎J・B・ラインが、最初の著書『超感覚的知覚』を出版する。(*1,*4,*8)
◎デューク大学に超心理学実験室が設立される。(*1,*8)
◎この年、同実験室で念力の研究が開始される。(*1,*8p.76)
1937◎『超心理学雑誌』Journal of Parapsychlogy が創刊される。(*1,*4,*8)
1938◎アメリカ心理学会が、超心理学の方法論についてシンポジウムを開催する。(*1)
1938◎デューク大学における予知実験についての最初の報告。(*8)
1940◎J・G・プラットら、デューク大学超心理学実験室の5名のスタッフにより、『60年経った超感覚的知覚』が刊行される。(*1,*4,*8)
◎キャーリングトンによるESP転置効果の検討。(*19,p158)
1942◎シュマイドラーの「山羊−羊効果」の最初の報告。(*16)
1943◎デューク大学超心理学実験室で行われた念力実験が初めて発表される。(*1,8)
1945◎グレラ Grela が催眠条件で山羊−羊効果を実験する。積極暗示と消極暗示を用いたが、有意な差は見られなかった。この後しばらく、催眠を用いた研究は、催眠時と覚醒時との比較が中心テーマとなる。(*15,p279)
1946◎キャーリングトンによる絵画ターゲットによる自由応答型ESP実験。W.Carington, "Thought Transference --- An Outline of Facts, Theory and Impications of Telepathy"
◎東京に日本心霊科学協会(会長 吉田正一)が、仙台に東北心霊科学研究会(顧問 福来友吉)が設立される。(*1,*4)
1947◎ラインの著作"The Reach of the Mind"が出版される。翌1948年、リーダースダイジェスト日本版で紹介される。
1950◎ドイツの心理学者ハンス・ベンダーにより、フライブルクに境界領域心理学研究所が設立される。(*1)
◎イギリス王立医学協会精神科部会が、J・B・ラインによる超心理学の講演会を後援する。(*1,*4,*8)
◎ラインの著作"The Reach of the Mind"の日本語訳が出版される。
1951◎アイリーン・ギャレットを初代会長として、ニューヨークに超心理学財団が設立される。(*1,*9)
1953◎オシス、フォスター。子猫を使ってT型迷路で実験を行う。(*5)
◎ピッツバーグ大学生物物理学科教授ロバート・A・マコンネルの指導による超心理学的研究に対して、A・W・メロン教育慈善信託より研究助成が与えられる。(*1,*8)
◎オランダのユトレヒト大学にて、超心理学財団、オランダ文部大臣、同大学の後援で、超心理学国際会議が開催される。(*1,*4,*8)
◎ユトレヒト大学に超心理学の講座が開設され、テンハエフが初代教授に就任する。(*1,*4,*8)
1954◎ドイツ、フライブルク大学ハンス・ベンダーが境界領域心理学の教授に就任する。(*1)
1955◎チバ財団が、ESPに関するシンポジウムを開催する。(*1,*8)
◎ユング、パウリ。共時性の概念の提唱。(*5)
◎大谷宗司が、皮膚電気活動の変化が大きいときに予知方向にESP効果がずれることを報告。(*30)
1956◎ファーラーが催眠条件下で透視と予知を実験し、覚醒時より催眠時の方が好成績という結果を得た(1958年には電磁シールドして脳波も記録したが、脳波記録は報告されていない。また、追試に成功しなかったが、催眠時は被験者に正解の自覚が生じると報告した1966年)。(*15,p282)
◎テキサス州プレインビューのウェイランド大学に、超心理学実験室が開設される。(*4,*8)
◎フィラデルフィアのセント・ジョセフ・カレッジにキャロル・B・ナッシュ教授指導のもと、超心理学実験室が開設される。(*1,*4,*8)
1957◎超心理学協会(PA: Parapsychological Association)が設立される。(*1,*4,*8)
1960◎仙台に、東北大学金属材料研究所・白川勇記教授を所長として、福来友吉の業績を記念する、福来心理学研究所が開設される。(*1,*4)
◎デューク大学のキャンパス内にW・G・ロルを研究部長として心霊研究財団(PRF)が設立される。(*1)
1961◎チェコスロバキアのリズル Milan Ryzl が、催眠を用いたESP訓練法を開発し、スター能力者ステパネク Pavel Stepanek を見出す。報告は1962年。(*15,p.295-7)
◎Beloff & Evans。放射性物質に対するPK効果の実験。
◎L・L・ワシリエフ( -1966)を所長として、レニングラード国立大学に超心理学研究所が開設される。(*1)
◎夢とテレパシーの研究を目的として、モンタギュー・ウルマンにより、ニューヨークのマイモニデス医療センターに夢実験室が開設される。(*1)
1962◎J・B・ラインが人間本性研究財団(FRNM)を設立する。(*1,*10)
1963◎ステパネクに対する研究から、焦点効果 focussing effect が指摘される。(*15,296)
◎デューク大学超心理学実験室J・G・プラットが来日し、東京で講演会が催される。(*1,*4)
◎大谷宗司を会長として超心理学研究会が発足する。(*1)
◎インド、ラージャスターン大学に超心理学科が開設される。(*1)
◎心霊研究財団は、死後生存研究の専門誌として、季刊誌『シータ』を創刊する。(*1)
1964◎ホノートンが、催眠暗示はESPの得点傾向を助長するという仮説を立てて実験を開始する。(*15,p.286)
◎ニューヨーク市立大学シティ・カレッジに、心理学教授ガートルード・シュマイドラの指導のもと、超心理学の研究員の席が2席設けられる。(*1)
1965◎カリフォルニア大学ロサンゼルス校で、「超感覚的知覚――事実か幻想か」と題するシンポジウムが開催される。(*1)
◎グラッドGradが、動植物に対する手かざしヒーリングの効果を報告。(*39)
1966◎ウルマンらによる夢テレパシー実験の報告。(*15,p.302)
◎バチェルダー。会席者グループ法による最初の報告(*19,p515)
1967◎日本超心理学研究会第1回大会が東京で開催される。(*1)
◎インド、アーンドラ大学にK・ラーマクリシュナ・ラオを初代教授として心理学・超心理学科が開設される。(*1)
1968◎ヴァージニア大学精神科に、イアン・スティーヴンソンを所長として、超心理学研究室(1987年、人格研究室と改称)が創設される。(*1)
◎日本超心理学研究会が、小熊虎之助を初代会長として、日本超心理学会に発展する。(*1)
◎バクスター効果の報告(ただし、1972年にJohnsonによって微小な温度差と湿度差が原因と推定された)。(*5)
◎ロシアのコーガンが、単位時間当たりのESP情報伝達量が距離で減衰すると報告。(*44)
1969◎タートが「意識の変性状態」ASC: altered state of consciousness の概念を提唱する。(*15,p.302)
◎超心理学協会(PA)のアメリカ科学振興協会(AAAS)への加盟が認められる。(*1,*4)
1970◎シュミットがRNGを用いて動物実験を行う。(*5)
◎超心理学財団は、超心理学関係のニュースを中心とする隔月刊誌『超心理学レヴュー』誌を創刊する。(*1)
◎アメリカ、メイン大学はESPに関するセミナーを開催する。(*1)
◎カリフォルニア大学バークレー校で、「ESPと心霊現象――見えない心の力」と題するシンポジウムが2日間にわたって開催される。(*1)
◎トロントに、ニュー・ホライゾンズ研究財団が開設され、主として、交霊会形式の念力実験が行われる。(*1)
1972◎本山博を会長として、東京に国際宗教・超心理学会が設立される。(*1,*4)
◎ユトレヒト大学と同大学心理学科は、超心理学の国際シンポジウムの後援を行う。(*1)
◎スタンフォード研究所(SRI)で超心理学研究が開始される。(*1)
◎諜報活動に遠隔視を応用するため、アメリカ政府の秘密研究「スターゲイト計画」が始まる。(*23)
1974◎ターグらの行った遠隔視などの実験報告がネイチャーに掲載される。
◎イスラエルの"超能力者"ユリ・ゲラーが来日、これを契機に各地に"スプーン曲げブーム"が起こるが、『週刊朝日』の"暴露"によりまもなく沈静化する。(*1)
◎スタンフォードの適合行動モデル(PMIRモデル)。(*21,p152)
◎ホノートン、ハーパーがESP研究にガンツフェルト法を導入。(*20,p.42)
◎テキサス州サン・アントニオのマインド・サイエンス財団(1958年設立)が超心理学研究施設となる。(*1)
1975◎ユトレヒト大学超心理学研究所より、『ヨーロッパ超心理学雑誌』European Journal of Parapsychology が創刊される(1992年より、エジンバラ大学に編集室が移る)。(*1)
◎ラインが、JPにはネガティブな結果も詳細に報告することを宣言。(*5)
1970年代後半◎ソ連国内の研究環境の変化により、情報が入りにくくなる。(*17)
1976◎ホワイト、ケネディらが、心霊研究においても実験者効果が見られることを検討。(*19,p532)
◎哲学者ポール・カーツにより、「超常現象の主張を科学的に検討する委員会」(CSICOP)が設立される。(*1)
◎関英男を会長として日本PS学会(後に、日本サイ科学会と改称)が設立される。(*1)
1977◎スハウテンが超心理学における観測に関わる研究を「観測理論」と総称する。(*18)
◎ジョン・オーデットを会長に、「臨死現象研究会」(後の「国際臨死体験研究会」〔IANDS〕が発足する。(*1)
◎ジョン・F・ケネディ大学に、初めて正式に認可された超心理学の修士課程が開設される。(*1)
◎第3回サイコトロニクス国際会議が東京で開催される。(*1)
1978◎東ミシガン大学の社会学教授マルセロ・トルッツィにより、特異的現象全般を扱った『ゼテティック・スコラー』が創刊される。(*1)
◎上海原子核研究所の顧涵森と上海中医大学の林厚省による、気功外気の赤外線測定の報告が自然雑誌に掲載され(*26)、これ以降、中国国内で気功外気研究が盛んになる。
◎電気通信大学の佐々木茂美らによって、念写は光点が感光面を移動することで生じることが報告される。(*29)
1979◎ロバート・ジャン教授指導のもと、プリンストン大学にプリンストン変則工学研究所が創設され、遠隔視や念力の実験が開始される。(*1)
◎ジェイムズ・S・マクダネルにより、プリンストンに、チャールズ・ホノートンを研究部長として、精神物理学研究所が開設される。(*1)
◎中国の四川日報で、耳で文字を読む少年(唐雨少年)の記事が報道され、これ以降、中国国内でのサイ研究が盛んになる。
1980◎セント・ルイスのワシントン大学に、ピーター・R・フィリップスを所長としてマクダネル心霊研究実験室が開設される。(*1)
◎ニューヨーク州シラキューズ大学コンピュータ情報科学科で、超心理学の研究プログラムが開始される。(*1)
◎上海にて、中国初の超能力(特異功能)に関する学術シンポジウムが開催される。
1981◎IANDSは、機関紙『アナバイオシス』(1987年、『臨死体験研究雑誌』と改称)を創刊する。(*1)
◎リーア・A・ホワイトにより、超心理学情報源センター(PSIセンター)が、ニューヨーク州ディックス・ヒルズに開設される。(*1)
◎マルセロ・トルッツィにより、「科学的特異現象研究センター」が設立される。(*1)
1982◎SPR創立100周年を記念して、ロンドンでPA・SPR合同総会が開催される。(*1)
◎サイ現象やUFOなどを含む特異的現象全般の研究を対象にした「科学的探検学会」(SSE)がアメリカで結成される。(*1)
1983◎ニュージャージーの心理生理研究所にて、ホノートンらによってオートガンツフェルト実験が開始される。(*24,1993, p104)
◎PSIセンターのリーア・A・ホワイトは、世界中でこれまで刊行された超心理学関係の雑誌論文や書籍、修士・博士論文に至るまでの抄録を全て収録する『国際超心理学アブストラクツ』(1991年に、『人間の例外的体験』誌と改称)を創刊する。(*1)
◎クリントマン Klintman が、認知的不協和の研究から、予知効果と思われる現象を報告。(*27)
1984◎主として1940年以降に出版された主要専門誌掲載の論文の抄録のデータベースが、PSIセンターによりオフラインで提供される。(*1)
1985◎故アーサー・ケストラーの遺産により、エジンバラ大学に、ロバート・L・モリスを教授とする超心理学のケストラー講座が開設される。(*1)
◎郵政省は、「未来通信メディアに関する研究会」を発足させ、日本超心理学会会長・大谷宗司をその1員として参加させる。(*1)
◎ユトレヒト大学超心理学研究所教授 Martin Johnson博士が来日し、日本超心理学会の拡大東京月例会が市ヶ谷の私学会館で開かれる。
◎パーシンジャーが、偶発的PSI事例が、地磁気変動の小さい日に多いことを報告。これ以降、地磁気とpsiの関係の研究が盛んになる。(*42)
1986◎超心理学者(ホノートン)とその批判者(レイ・ハイマン)とが、超心理学史上初めて、共著論文を執筆する。(*1)
1987◎科学的探検学会は、機関紙『科学的探検雑誌』(JSE)を創刊する。(*1)
◎PAの下部組織であったアメリカ南東部PA(SERPA)は、関心の低下および財政難から解散となる。(*1)
◎中国人体科学学会が中国の第一級学会として国家管理下に置かれる。
◎パーシンジャーとマカレックが、超能力者の側頭葉を微弱磁気で刺激し、予知能力の顕著な向上があったと報告(*40)。また、カード当て実験で高得点の出た日は地磁気変動が小さいと報告。
1988◎アメリカ国立科学アカデミーの下部組織(国家研究評議会)がハイマンらの援助により87年末にまとめた、超心理学に関する批判的報告に対して、PAの担当会員(ホノートンら)が反論を行う。(*1)
◎カナダのニュー・ホライゾンズ研究財団が、その活動をいったん停止する(89年末、規模を縮小して活動再開)。(*1)
1989◎第2回中国人体科学学会大会に、日本から湯浅泰雄、佐々木茂美らが参加する。(中国人体科学)
◎パーシンジャーとクリップナーが、マイモニデス夢実験のデータを分析し、地磁気変動の小さいときに夢ESPの高得点が出やすいことを報告。(*41)
1990◎『超心理学レヴュー』誌 Parapsychology Review が廃刊となる。(*1)
◎ISSSEEMがエルマ・E・グリーンを会長として設立される。
◎FRNM(後のライン研究センター)のRamacrishna Rao博士が来日し、学士会館で開かれた超心理学会の研究会で講演。
1991◎"気"の研究を中心とした人体科学会が創設される。(*1)
◎超自然現象を批判的、科学的に検討することを目的に、JAPAN SKEPTICSが創設される。(*1)
◎ソニーESPER研究室が設立される。(*12)
1992◎エジンバラ大学のロバート・モリスが8月に来日し、日本超心理学会25回大会で講演する。
◎王極盛が来日して、11月22日に、月例研究会で講演する。
◎米国NIHに代替医療局(Office of Alternative Medicine: OAM)が設立される。
1993◎中国人体科学学会の朱潤龍、朱怡怡らが来日し、富士通、佐々木、TBSグループ、他と交流する(中国人体科学)。
◎武重・青木が、動物実験により、松果体が気に反応してセロトニンが増加し、その結果、脳波変化が起こると報告。(*34,35)
1994 ◎郡暢茂が、病院関係者の不思議体験の調査結果を出版。(*33)
1995◎1972年から行われてきたアメリカ政府の秘密研究「スターゲイト計画」の文書が一部公開される。
◎科学技術庁の山本幹男らが気功や遠当てなどの潜在能力の研究を開始。
◎国際生命情報科学会(ISLIS)が11月1日に設立される。
◎サトルエネルギー学会が設立。(*13)
1996◎3月に第1回生命情報科学シンポジウムが東京電機大学にて開かれる。同時に Journal of International Society of Life Information Science が創刊される。
◎山本幹男らが、遠当てにおける送信者と受信者の動作時刻の一致を報告。(*36)
◎ロシアのドゥブロフが来日し、国際宗教・超心理学会で講演する。
◎日本トランスパーソナル学会が設立される。
◎科学技術振興調整費「特殊生体機能 日中研究交流」で訪中団が気功・特異功能の研究・交流のため訪中(団長:山本幹男)。
◎スポティスウッドが、地方恒星時とESP得点の間に相関を発見。(*43)
1997◎国会議員による潜在能力の研究会「人間サイエンスの会」が発足する。
◎科学技術振興調整費「特殊生体機能 日中共同研究」で気功・特異功能の日中共同研究(訪中団団長:山本幹男)。
◎米国のRadinが、刺激的な画像と穏やかな画像を見たときの皮膚電気活動、心拍数、血流量を調べ、予知の効果を見出した(*28)。この実験は予感の実験と呼ばれ、以降、通常の心理・生理実験を予知効果も検出可能なデザインに変更した研究が盛んになる。
◎米国の代替医療局が国立補完代替医療センター(NCCAM)に発展。手かざし・祈りなどのバイオPKを含む種々の代替療法の研究を推進。
◎ロシアのアンドレイ・リーが、赤外線ビデオカメラを使ったポルターガイストの調査で、自然発火現象の撮影に成功したことを報告(*32)。
◎片岡らが、水溶液中に保持された気の効果によって、白血球のカルシウムイオンチャンネルが開くことを報告。(*37,38)
1998◎1月、「セミナー 雲南大学における人体科学研究」が放医研にて開かれ、雲南大学物理系人体科学研究室の羅新と朱念麟が来日。
◎3月、復旦大学の人体科学研究グループの虞恵華が来日し、講演する。
◎3月、ソニーESPER研究室が閉鎖される。
◎8月、超能力に関する中国政府唯一の公的研究機関「航天医学工程研究所 人体科学研究室」の室長 何宏が来日。ISLISで中国の現状を報告する。
1999◎5月、国連大学にて、意識の物理学的研究に重点を置いた国際会議「TOKYO99」が開催される。
◎法輪功事件の後、中国全土で気功集団の取り締まりが強化される。
2000◎国際超心理学雑誌 International Journal of parapsychology が復刊する。
◎岐阜県富加町の町営高畑住宅のポルターガイスト事件が注目を集める。
2001◎2月、平成12年度異分野研究者交流フォーラム「−新パラダイム創成に向けて− 心と精神の関与する科学技術」が、神奈川・葉山にて開催される。
◎9月、9.11同時多発テロの時に、世界各地の物理乱数発生器が異常な偏りを示したことが、世界意識計画によって観測される。
2002◎8月、Human PSI Forum「潜在能力の科学」国際フォーラムが、千葉・幕張にて開催され、9ヶ国、450名の参加を得る。
◎11月、モスクワにて、生体特殊感覚工学国際会議(Bioextrasensorics: science, out-of-science, non science, pseudo science)が開かれる。
2003◎4月、明治大学に「超心理学という研究」を研究(メタ研究)するメタ超心理学研究室(石川幹人教授)が開設される。
2004◎4月、ベゼッハ・メネゼス大学(ブラジル・クリチバ市)にて、第2回サイ会議が開かれる。この会議を契機に、日本−ブラジル間の研究交流が進む。(*31)
◎8月、ソウルの延世大学にて、第17回生命情報科学シンポジウムが開かれる。
2005◎4月、放射線医学総合研究所にあった生体放射研究室が、NPO法人国際総合研究機構の傘下に移設される。

参考文献

福来心理学研究所編(1977)『超心理学年表』福来心理学研究所
White, R.A., and Dale, L.A. (Comp.). (1973). Parapsychology: Sources of Information. Metuchen, NJ: Scarecrow Press.
*1 笠原敏雄「心霊研究=超心理学の歴史」
*2 今田恵『心理学史』岩波書店、1962
*3 J. オッペンハイム(和田芳久訳)、『英国心霊主義の擡頭』、工作舎、1992
*4 田中千代松、『新霊交思想・心霊研究・超心理学の年表』、(財)日本心霊科学協会、1974
*5 B.B.Wolman ed., "Handbook of Parapsychology", Van Nostrand Reinhold, 1977
*6 『万国心霊古写真集』、南方堂、1994
*7 宮城音弥『神秘の世界』、岩波書店、1961
*8 ライン他(湯浅泰雄訳)『超心理学概説』、宗教心理学研究所、1964
*9 Parapsychology Foundation
*10 FRNM
*11 「ボーダーランド」1996、6月号
*12 佐古曜一郎『ソニー「未知情報」への挑戦』、徳間書店、1996
*13 「健康産業新聞」1996
*14 R・ダーントン(稲生永訳)『パリのメスマー』、平凡社、1987
*15 成瀬悟策編『宗教における行と儀礼』、誠信書房、1978
*16 G.マーフィー『超心理の科学』
*17 Newsletter of JSPP
*18 笠原敏雄「用語集」
*19 笠原敏雄編『超常現象のとらえにくさ』
*20 Advances in Parapsychological Research 2, 1978
*21 笠原敏雄『隠された心の力』1995
*22 アイゼンバッドの Parapsychology and the Unconscious (North Atlantic) の第6章
*23 May E. C (1996) The American Institute for Research Review of the Department of Defence's STAR GATE Program: A Commentary, Journal of Scientific Exploration, 10, 1, 89-107.
*24 Journal of Parapsychology
*25 Gurtovoy, GK (2002) A bit of history of parapsychology in Russia, in L.B.Boldyreva & N.B.Sotina eds.: Physicists in Parapsychology, Essays, 2002. pp.6-14, Moscow: Hatrol.
*26 顧涵森、林厚省 (1978) 探測気功"運気療法"物質基礎的初歩実験結果, 自然雑誌, Vol.1, No.1, 12-13. [in Chinese]
*27 Klintman, H. (1983) Is there a paranormal (precognitive) influence in certain types of perceputual sequence? part I, European Journal of Parapsychology, 5, 19-49.
*28 Radin, D. I. (1997) The conscious universe: The scientific truth of psychic phenomena. San Francisco, HarperEdge.
*29 Sasaki S and Ogawa Y (1978) Examinations of paranormal phenomena with psi-spots during nen-graphy (thoughtography) process by means of TV-vidicon-tube - The first report. Journal of Psi Science Institute of Japan, 3(2): 7-14. [in Japanese with an English abstract]
*30 Otani, S (1955) Relations of mental set and change of skin resistance to ESP score. Journal of Parapsychology, 19(3): 164-170.
*31 小久保秀之 (2006) 日本と南米諸国との超心理学国際共同研究. Journal of International Society of Life Information Science, 24(2): 367-372.
*32 Lee A.G. (1997) The results of study of "fiery" and "moving" poltergeists by use protracted non-stop IR- and TV control. "A poltergeist first aid" service in Moscow and Moscow region. Parapsychology and Psychophysics - The Journal of L.L.Vasilyev Fund of Parapsychology, 136-141.
*33 郡暢茂. (1994). 看護婦と医師が明かす医療現場の「ふしぎ体験」―病院関係5000人アンケートによる超常現象報告―, 銀河出版.
*34 Takeshige, C. (1993). Shouka-tai wo kaisite shutugensuru kikou ni yoru nouha henka [EEG changesth rough the pineal gland affected by qigong: A presentation]. Proceedings of 3rd Annual Convention of the Society for Mind-Body Science, 22. [In Japanese]
*35 Takeshige, C., & Aoki, T. (1994). Effect of artificial and human external qigong on electroencephalogramsin rabbit and spontaneous electrical activity of the rat pineal gland. Acupuncture and Electro-therapeutics Research,19, 89-106.
*36 Yamamoto, M., Hirasawa, M., Kawano, K., Kokubo, H., Kokado, T., Hirata, T., Yasuda, N., Furukawa, A., & Fukuda, N. (1996). An experiment on remote action against man [under] sense shielding condition: Part II. Journal of International Society of Life Information Science,14 , 228-239.
*37 Kataoka,T., Sugiyama, N.,&Matsumoto, M. (1997a). Effects of qi-gong vital energy on human neutrophils. Journal of International Society of Life Information Science, 15, 129-137.
*38 Kataoka, T, Sugiyama N., & Matsumoto, M. (1997b). Effects of qi-gong in relation to the capacity for cancer cell disorder. Journal of International Society of Life Information Science,15 , 458-463.
*39 Grad, BR. (1965) Some biological effects of laying-on of hands: a review of experiments with animals and plants. Journal of the American Society for Psychical Research, 59, 95-127.
*40 Persinger and Makarec (1987). Possible learned detection of exogenous brain frequency electromagnetic fields: a case study. Perceptual and Motor Skills, 65(2):444-446.
*41 Persinger, M. A., and Krippner, S. (1989). Dream ESP experiments and geomagnetic activity. Journal of the American Society for Psychical Research, 83, 101-116.
*42 石川幹人. 地球物理指標との相関研究 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-5.htm
*43 Spottiswoode, S.J.P. (1997). Apparent association between effect size in free response anomalous cognition experiments and local sidereal time. Journal of Scientific Exploration, Vol. 11 No. 2.
*44 Kogan, IM (1968) Information theory analysis of telepathic communication. Radio Engineering, 23(2), 122-125.




トップページへ