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これについて、きちんと客観性のある数字を出して証明できたマルチ肯定者はいません。 優位性をうたうなら、財務諸表などを用いてきちんと比較してから言うべき話のはずが、そういうことをしてくれた人がいません。
その一方で、どこから出たかわからないパーセンテージを示して、マルチの方が原材料費や研究開発費にかける%が高いということは平気で行われています。
例えば、下の数字は「販売開発」の議論掲示板で出された数字です。 「普段似たような数字を使っている」という関係者の発言があるので、これが一般的に流布されていると考えられます。
>あるMLMでの製品価格の内訳 >15%→経費 >15%→製品の材料費や開発費 >40%→メンバーへ還元(ボーナスの部分) >30%→企業の利益 > >通常の流通形態での製品価格の内訳 >15%→経費(製品の材料費や開発費なども含む) >15%→CM(宣伝費) >40%→卸問屋 >30%→小売
果たしてこれが正しいのかです。
まず、マルチ側の数字は経費と材料費を分けて、一般流通は一緒に入れるとか、一般流通の企業の利益はCMのところに入れるとか比較するにしては無茶苦茶です。
また、40%となっている「メンバーへの還元」も眉唾ものです。 例えばニュースキンの例で見ると、直ダウンへの利益率が(商品によって違う、DTに裁量の範囲はあるといえども)43%〜となっています。(セールスプラン紹介ページより) 既にここでメンバーへの利益40%を超えています。 そしてそれに加えてボーナスを直ダウンから5%、その1つ下から7%、リーダーシップボ-ナスには最低9%かかっていますし、その他にもボーナスのシステムがあります。 どう考えても「メンバーへの還元が40%」というのはデタラメです。
まあ、これは1例ですが、中には還元率80%とかいってるところもありますから、いかにデタラメな数字かわかります。
さらに加えて言うと、一般流通には流通経費が含まれているにも関わらず、マルチ側は配送費が含まれていません。 実際には、商品を実際に手にするまでの価格に相応な%が配送費としてかかっているはずなのです。
つまり、上のパーセンテージは全くデタラメで、原料費や開発費が多くかかっているということを証明したいがためのデッチアゲ数字というわけです。
ましてや、原材料費というのはマスになればなるほど値が下がりますし、生産効率も上がりますから1つの商品に含まれる原材料費の比率を見たからといって、それがすなわち「原材料をケチってる」とは言えません。
また、開発費にしても同様です。 開発費は製品開発当初に掛かり、それ以降は掛からないものですから、生産量が増えれば増えるほど商品1つあたりの開発費は減っていきます。 開発費が1000かかった商品で1000個売れたら、1個あたりの開発費は1ですが、500個ならば開発費は2になりますよね。 ですから、商品1つあたりで開発費の含まれている割合が高いからといって、その会社が「製品開発費をケチってる」というのも間違いです。 開発費総額を比較するのなら別ですが。 ましてや、基礎研究開発をしている企業では比率が高くなるというのは常識です。
また、利益についてですが、製造原価にどれだけの利益率をかけるかはその企業の心積もり1つですから、その点については一般流通もマルチも違いはありません。 「なぜマルチ『だから』良い製品ができると言えるのか?」という点について、合理的な説明がなされていません。
特段「マルチの製品『だから』品質が悪い」と言うわけではありませんが、根拠を示さずに、一般流通との比較において優位性を訴えるのは不当です。 ましてや、デタラメな数字を挙げて優位性をうたうことは詐欺としかいいようがありません。
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