2009年 3月 8日 更新

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マルチ商法について

 

 
 ◆ About MLM  〜マルチ商法について〜

この文書には、管理人の個人的な意見、見解が数多く含まれています。
あくまで、管理人の個人的な体験、見解に基づく文章である事を、ご理解ください。
また、「マルチ用語集」や「マルチ理論への反論」と一緒に読んで頂ければ理解し易いと
思います。

2009/3/8 一部内容改訂

  目次
 ◎ 管理人の事など
 ◎ マルチ商法とは
 ◎ マルチ商法の問題
 ◎ DTになろうとしている方へ
 ◎ 最後に



管理人の事など

管理人は、一時期、妻がマルチ商法に絡め取られていた期間があります。それがきっかけで、マルチ商法関連のサイトに出入りするようになり、掲示板に書き込みをはじめて、ついにはサイトまで開設するに至りました。
人呼んで「相談者居残り組系管理人」です。(命名:牡猫ムル氏)

幸いなことに、私の妻は約10ヵ月ほどで目が醒めてマルチから足を洗い、現在は普通?の生活を送っており、今ではマルチに参加していたことが嘘に思えるような、発言も出る様になっています。
私は、妻がマルチに嵌るような人(性格)ではないと思っていました、それが一時期ですが、すっかり嵌ってしまうのです。(マルチ商法恐るべし!)
そういう経緯があり、アンチ−マルチ商法というスタンスをとっています。

管理人は医療関係会社の開発関連の部署にいるので、薬事法などについては、一般の方より詳しい部類に入ると思います。
しかし、マルチに嵌っていた頃の妻は、サプリの効能効果らしき事を説明するのですが、私が、それは「薬事法に抵触する」、「サプリメントに効能効果はない」と理論立てて説明しても全く聞く耳をもちません。

そして最後は、伝家の宝刀
  「私の事が信じられないの?」 
  「私が成功する事がイヤなの」
という“殺し文句”です。

「信じられない」、「成功できるか!」なんて言える訳ありません!!

心の中では、
「あなたの言っていることは、アップの受け売り」
「あなたの事が信じられないのではなく、会社やアップが信じられないのよ」

と言いたくて堪らないのですが、議論しても埒はあきません。
それで掲示板のアドバイスに従い、議論を避け少し見守ることにしたのです。
その結果、きっかけは小さな事ででしたが、運良く、10ヵ月程度で妻が自ら見醒めてくれましたが、妻を勧誘した夫婦共通の友人とは、それ以来、付き合いが疎遠になってしまいました。

  

マルチ商法とは?

マルチ商法は、正式には「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」の第33条において、「連鎖販売取引」と定義されている商取引の形態のことです。

「マルチ商法」以外に、「ネットワークビジネス」、「マルチレベルマーケティング(MLM)」、「口コミマーケティング」、「ネットワークマーケティング」など、多様な名称で呼ばれている商法ですが、これらは全て俗称です。
因みに、「ネットーワークビジネス」は和製英語であり、連鎖販売取引(マルチ商法)に該当する英語は、「マルチレベルマーケティング(Multi-level marketing)」と「ピラミッド セリング(pyramid selling)」になります。

 これらの名称は、いずれも明確な定義がある訳ではなく、各企業やそのビジネスに参加者している方達が、自分達の行為に都合の良い名称を使用しているにすぎません。
当サイトで呼称している「マルチ商法」は、「特定商取引に関する法律」における「連鎖販売取引」に該当する商取引の意味で名称を使用します。

一般的にマルチ商法は、初めに一定の金額(特定負担金:ない場合もある)を支払って
組織に加入させ、「売り上げに応じてたくさんの報酬が得られる」、「登録すると権利収入が得られる」などと謳って、次々と消費者を販売員(独立した個人事業主)として勧誘し、ピラミッド状の階層組織を形成していく商法のことです。
また、以前は特定負担金の違いにより「マルチまがい」と呼ばれるものもありましたが、現在では特定負担金による規定は無くなりましたので、「マルチまがい商法」はなくなっています。(すべてマルチ商法=連鎖販売取引)

ここで、「マルチは、ねずみ講と一緒ではないか?」という疑問が沸いてくると思います。
いずれもピラミッド型の階層組織を形成し、上の階層にいる者が下の者から金を吸い上げるという基本的なシステムは共通していますが、商品販売を目的としておらず、金銭配当のみを目的としている組織が、 「ねずみ講(正式:無限連鎖講)」であり、 「無限連鎖講の防止に関する法律」によって 禁止されています。
マルチ商法はそこに商品やサービスが介在している(流通させている)ので禁止とはなっていません。
しかしながら、マルチ商法は「特定商取引に関する法律」によって、勧誘などの行為に対して、厳しい規制がかけられています。

以前ESプログラムという人工宝石を商材としていたマルチ商法の会社があったのですが、この会社は、参加者(=DT)に商材の価値より配当を強調して勧誘活動を行っていた(会社のその様に指導)為、裁判所より、「人口宝石は、その有するそれ相応の商品性の故に交付・受領されたものではなく、表面上売買を仮装するために交付・受領されたものにすぎず..」という判断が下され、「無限連鎖講の防止に関する法律」違反で実刑判決が下されています。(S58.7.28 東京高裁 昭和57う1060


また、平成18年6月には、カタログショッピング(カタロくじ事業)の代理店募集をマルチ商法の手法を用いて展開していたアースウォーカーというマルチ企業が、実質ねずみ講であったとして、社長ら12名が逮捕されました。

つまり、商材があっても価値がなく、また売買による利益ではなく、参加者を勧誘手する事により得られる金銭の配当が目的の組織であれば、ネットワークビジネスやMLMと主張しても、実質的にネズミ講 と判断される可能性が高いのです。

「マルチ商法=ねずみ講」はありませんが、限りなく近い存在であるのです。

最近は、このように「マルチ商法」のもつ悪質なイメージを嫌い、「ネットワークビジネス」や「MLM」と称しているケースが多くなってきていますが、実態としては同じ商取引方法(連鎖販売取引)であり、悪徳であるかなどは関係ありません。
国民生活センターや各地域の消費者センター、国の機関等における消費者向けの啓発活動でも、「マルチ商法」と「ネットワークビジネス」は、実質同じものであるとしています。

うちは「ネットワークビジネス」であり、「マルチ商法」ではない等と言っている様な、企業や従事者がありましたが、平成21年2月19日に業務停止の行政処分を受けたフォーリーフ社においては、勧誘に際して「マルチじゃない。マルチじゃないから安心して。」というトークが、不実の告知にあたると指摘されています。
フォーリーフ行政処分 平成21年2月19日 経産省リリース

なので、、「マルチ商法」ではない等と言っているDTさんは、その時点で十分なDT教育がされていないと思いますので、信用できないと判断しても良いと思います。

また、マルチ商法に限らず、
・儲け話をもってくる人間(業者)は、自分が儲けようとしてる。
・最初に出費を必要とする様な副業まがいの話は、信用してはならない。
 (特に、サラ金からの借金まで勧めるのは、全て「悪質商法」と思って間違いない。)
と考えても差し支えないですし、注意が必要です。
先に例を出したアースウォーカーの事例でも、被害者(加害者でもある)の多くは学生であり、オーナー会員になるための17万円はサラ金で借金という人も多かったのです。

  

マルチ商法の問題

マルチ商法は、「余った時間を利用したサイドビジネス」などと言って、商行為の経験のない普通の消費者を販売員とする事が多いため、どうしても販売ルート(=勧誘する人)を 、まず身近にいる人間(家族、親戚、友人、恋人、知人、後輩、同僚等)に求めてしまうことになります。
そして、「一緒に成功しよう」、「一緒に夢を実現しよう」等と、まるで目標や夢を実現する
素晴らしいツールであるかの如く話し、身近であるが為に断りづらい勧誘をするのです。
#一緒にやらない=”夢を共用できない”、”成功することを願っていない”
という論理を展開し、断りづらい状況に追い込みます。

それは、それまで築き上げてきた人間関係をお金に換える事になるので、マルチ商法が”しがらみ商法”とも呼ばれ、それまでの人間関係を破綻させる恐れがある商法といわれる所以なのです。
ちなみに、妻も両親を最初のダウンにしていました。

マルチ商法における従事者(=DT)は、れっきとした「個人事業主」なのですが、グループで行動する事が多いため、どうしても個人事業主としての自覚が芽生えず、
また、勧誘行為を「口コミ」「善意」「良い事をお伝えしている」 などと誤魔化されているために、勧誘行為が商取引における事業行為であるということに気がついていないことが多いのです。
マルチ商法において従事者の勧誘等の商行為は、特定商取引法にて細かく規制されており、通常の商取引(店舗販売)では違法とならない行為でも、マルチ従事者においては違法と認定されています。

また、マルチ商法のシステムの特性上、従事者となる人間を参加(自分のダウンとする=勧誘)させないと実質的に収入が得られないシステムが多い為、必然的に勧誘がオーバートークになり易いのです。
更に、上位のDTさんが主催のセミナー等(サプリ系マルチでは、健康セミナーと称する場合がある)を利用して、「○○が危ない」などと危機感、不安感を煽りながら、また証明されていない効能や効果、性能を違法な体験談を交えてアピールし、更にアフター(用語集参照)と呼ばれるミーティング等を駆使しながら言葉巧みに近づいてくるのです。

そのため、「善意の押し売り」から、いわゆる デタラメトークと呼ばれる様々な迷惑、違法行為を繰り返し、 悪質商法として社会問題になっているのです。

  

 

DTになろうとしている方へ

このような掲示板では、身近な人がマルチに勧誘されて悩んでいる相談者に対する
アドバイスとして、

 ・「議論を仕掛けてはいけない」
 ・「まずは距離をおき見守る事」

というような事をレスします。

わたしも掲示板などで「見守る」、「時間をおく」、「距離をとる」などアドバイスしました。
でも、アドバイスするのは簡単ですが、相談者にとっては、何もせずに見守るということはとてもつらい事で、それが大切な人(妻、恋人、親、兄弟)ならなおさらですし、大切な人である為、ついつい語気も強くなってしまうのです。

私も実際体験しましたが、マルチに嵌って昂揚している人を目の前にして、この人が「本当に目が覚めるのか?」「見守るだけで本当に良いの」と、いつも不安になってしまうのです。

それに対し、DTになろうとしている(DTなった)あなたは、 “夢”を追って楽しいでしょう。
DT仲間はみんな、貴方の事を否定せずに認めてくれますよね。
でも、ちょっと待って下さい、本当はあなたの“夢”を利用されているのかもしれません。
そして、違法(デタラメな)勧誘にあった被害者であるはずのあなたが、加害者となって
周りの人を傷つけているかもしれないのです。

あなたが恋人や両親などの大切な人を勧誘したり、あなたがマルチに参加した事で傷つく人もいるのです。

 「あなたは、そんな思いを大切な人にさせたいですか?」
 「大切な人との間に、金銭関係を介在させたいですか?」
 「大切な人を傷つけてまでも、夢を実現したいですか?」

もう一度冷静になって考えてみましょう

「あなたが加害者になるその前に」

そして、もし目が醒めたら、すぐに クーリングオフ、だめなら 返品、解約をしましょう。

アップにいる「すごい人」と呼ばれる方々は、あなたに事実・真実を話してくれましたか?
もしかしたら騙そうとしていたのではありませんか?
もし騙されていたと気付いても、騙されたことを恥じてはいけません。
彼らは、勧誘のプロなのです、あとでたっぷり反省すればよいのです。

解約・クーリングオフのやり方が解らなければ、最寄りの消費者センターに相談に行きましょう。
あなたを騙した会社から、1円でも多く取り戻す事が、
さらなる被害者を出さないためのもっとも有効な方法なのです。

それは、あなたの大切な人(将来会うかもしれない)を守る事にもなるのです。


 最後に


マルチ商法に従事している方がすべて悪徳、違法行為をしているものではありません。
規制法規を遵守し活動している主宰企業及び従事者の方々もいるのは事実です。


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