2003年12月3日(水)、キーボードの上にコーヒーをこぼして起動不能となってしまった叔父さんの770修理のためキーボード交換をした。どこぞのパソコンショップでは修理すると7〜8万円かかるととんでもないことを言うそうだが、オークションで770用キーボードを500円で落札して無事復活した。
770を立ち上げるといきなりエラー画面(コードは"301")
ピープ音鳴りっぱなしのこのエラー画面で「Test」をクリックすると旧世代ThinkPadではおなじみのEasySetup画面が出る。そこのチェックでは異常は検知されない。まさに「キーボードのみ」のエラーであろうと(そういう期待もこめて)交換に取りかかる。もちろん、770用の保守マニュアルも手元に置いて。
バッテリー(左)、CD-ROMドライブ(右)を外す
本体を裏返してネジを外す。このとき、隠しネジがあるのでネジ頭をふさいでいるシールを丁寧にはがす。分解歴のないパソコンはこのシールがしっかり貼り付いているので意外とはがすのが難しい。ナイロン製らしいこのシール割と固くて弾力があるのでドライバーなどで傷つけないように慎重にはがそうとするとするのだが勢い余ってシールが遠くに飛んでいってしまうことも。今回も1枚飛んだ。幸い、目の届くところに着地したので事なきを得た。
裏側のネジを全て外すと今度は表面のネジを外す。表面は目に付くところだけにすべて隠しネジだ。シールや液晶を傷つけないように慎重に作業した。
全てのネジを外してようやくパームレストを外すことができる。770の場合はパームレストとキーボードが組み合わされているのでいったんパームレストごと本体から外さねばならない。いくつかのラッチを外して慎重に上方に持ち上げ外す。このとき気付いたのだが、保守マニュアルにあるラッチの表記は不的確である。保守マニュアルに記載されているものより実際のラッチの数が多いのだ。その一つが写真の部分。マニュアル通りやってもどうしても外れないのでよく見たらこの部分でもしっかり留まっているではないか。危うくぶっ壊すところだった。
問題のラッチ(黄色い丸印).両側にあるので注意
はれてパームレスト&キーボードが外れる(ただしフレキシブルケーブルはつながっているので注意)
フレキシブルケーブルの接続部(隠れて見えないが4本のフレキケーブルでつながっている)
770のパームレスト&キーボードはフレキケーブルが短いこともあって560のキーボードのように完全にはひっくりかえせない。そのため、パームレストが斜めの状態を片手で保持しながらフレキシブルケーブルを抜かなければならない。これは一人で作業するのはちょっとつらい。そしてフレキシブルケーブルを挿入(取付)するときの方がもっとつらい。このつらさは一度経験してみる価値はあるかもしれない。猫の手も借りたいとはこのことだ。とにもかくにも使えるものは使いまくってなんとか外すことに成功。
無事成功
次は、パームレストからキーボードを外さなければならない。パームレスト裏側にあるラッチを外してキーボードを裏側から押し出すような感じで外す。これはマニュアルを見ればいとも簡単にできる。ただし、またもやフレキシブルケーブルがやっかいだ。なぜかフレキケーブルの間近にラッチがあるのだ。心配性の私はこのラッチを外すときにフレキケーブルを傷めてしまうのではないかと不安になってしまった。
パームレスト裏側(いくつかある四角い穴の奥に見えるのが押し出して浮き上がったキーボードの底面)
表側から見たところ(キーボードが浮き上がるようにして外す)
パームレストからキーボードを外したところ
さて、いよいよオークションで落札した新しいキーボードを取り付ける。パームレストにはめこんでラッチを確実に留める。やっぱりフレキケーブルのラッチは慎重になる。ここで”パリッ”と折れたりでもしたら万事休す。しかし、フレキケーブルは折れるのだろうか?案外丈夫なのだろうか?試してみる勇気はない。
新しいキーボードをパームレストに取り付けたところ
今度は、パームレスト&キーボードを本体に取り付ける。先にも書いたがこのフレキケーブルの取付は難しい。二人でやればなんのことはないのだが一人でやるのは一種の職人技か(と自画自賛)。
最後にパームレストを本体に取り付けて、ネジというネジを締めれば完了。ただし、その前にキーボード交換で今回のトラブルが治ったかどうか確かめねばならない。ネジを仮留めしてスイッチオン!
すると何事もなかったかのように”カリカリッカリカリッ”という音を立ててWindowsが立ち上がってきた。これでOK!キーボードの入力やトラックポイントをひととおり試してみて問題ないのを確認したので本締めしてめでたく修理完了!!(修理費用:部品代\500、マニュアル代\3,500=\4,000、以上)
無事復活を遂げた770
注)ここに書いた作業は明らかに「改造」行為であり、ノートパソコンの場合、分解した時点でメーカーの保証が受けられなくなるものと思います。もし、奇特な方がおられて自分仕様に仕立てる場合はあくまでも自己責任で、ということになります。念のため。私の場合は中古商品で保証もとっくに切れているので思い切りいじれました。こうあっさりいくとまたどこかいじってやろうかと思ってしまうのです。^
^)
終わり