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〜失われた「呑川」の源流を求めて(都市河川の運命)〜
呑川源流(その5) 落合処理場(東京・新宿)〜「高度処理水」
2.「呑川」の「高度処理水」 (1.「落合処理場から城南3河川へ」の続きです。)
(BODと生物指標)
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都会には山がありません。残された自然は「川」だけです。 都会の潤いである「川」が「高度処理水」によって消滅を免れたことはうれしい限りです。 この「高度処理水」は、一般的な「二次処理水」をさらに「砂ろ過」してとてもきれいになり、BOD(生物化学的酸素要求量)は8mg/l以下になります。 これはコイやフナが住めるほどの水質で、アユが住めるようになる期待を持つ事が出来ます。 事実、「神田川」にはアユが戻ってきています。 |
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でも、「高度処理水」であれば清流バンザイ!と手放しには喜べません。 今「呑川」ではくつかの問題が生じています。 例えば「窒素」や「リン」は除去するのが難しく、富栄養な水になっています。 それで川底には、藻類がびっしりと生えてきます。 ここに「ユスリカ」が卵を産みつけ、「蚊柱」が立って、春には顔や洋服にたくさん付くことがあります。 でもそのユスリカを食べに「アブラコウモリ」がたくさん集まります。 水が汚れていたときは「ユスリカ」さえ発生せず、水がきれいになった証拠ともいえます。 (ユスリカ問題特集ページ作成中) |
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「高度処理水」の「呑川」吹き出し口から、「泡」がいっぱい出て来る時があります。 下水中に含まれる洗剤成分、界面活性剤が含まれているからです。 このときはその「泡」を止める「消泡剤」を混入する機械が不調でした。 |
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呑川にはカルガモがたくさんいます。 でもこんな風に洗剤の泡の中を泳いでいることがあります。 河床に段差があるところには、空気が混じって泡が発生しやすいようです。 |
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最近は「呑川」の「高度処理水」の水量が減っています。 それは河床の両側の法面にスジとなって現れています。 地方自治体の最近の財政難のあおりを受け、東京都も「処理水」の流量を半減してしまいました。 ここに見える藻類の下には「ドジョウ」も発見されました。 水量の半減が生物にどう影響を与えるか、とても心配です。 |
「呑川」の現在の水源「落合処理場」、その「高度処理水」がさらによい水質になり、水量も豊富になって、生物をはぐくむ基礎になることを期待しています。
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