トルコ・グルジアへの旅                    10 11 12


カッパドキア

キノコのような形の奇岩、巨岩が見渡す限り立ちならんでいる超現実的風景と、

千年以上前からキリスト教の修道僧たちが岩窟教会、岩窟住居を掘って暮らしていた

というので有名です。

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ウチヒサルから、ギョレメまで(10km?)歩いていったのですが、

道に迷ってしまい大変でした。あたりは砂漠のような乾燥した土地で、

巨岩が林立するすごい光景が広がっています。

まわりにはまったく人影がなく、不思議なほど静かでした。

風景を楽しんだり、桑の実を摘んで食べたりしているうちはよかったのですが、

道がわからなくなり、同じ所を行ったり来たりして、はたしてギョレメまで

たどり着けるのだろうか?と、かなり不安になってきました。

いつの間にか足元には50mはあろうかという断崖が口をあけています。

歩いている方角は間違えていないようなのですが、道は断崖のすぐ側を

通っているし、路肩が崩れていてとても行けそうにありません。

さてどうしたものかと思っているときに、だれも人のいそうにない

荒地で、木の下で煙草をふかしているおじさんに出会いました。

そのおじさんに道を案内してもらったのですが、

はじめ案内してもらった道は、ほとんど崖のような急坂で、絶句。

おじさんは「No Danger」などと言って、サンダル履きですたすた歩いて

いるのですが、ここを降りるのか!?と思うと冷や汗がでてきました。

足を踏み外したら一巻の終わりです。

 もちろん、ハユル〜!!(NO)と叫んで引き返しました。次に案内してもらったのは

いくらか安全な道で、大きな岩山を迂回し、谷底の小川ずたいに行きました。

道は、所々で岩山を貫通し、トンネルの中を流れています。おじさんのお陰でどうにか

ギョレメまでたどり着くことができました。後でギョレメの高台から眺めたら、はるか遠くに

ウチヒサルの岩山が見え、あんな遠くから歩いてきたのかとびっくりしました。

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ギョレメでは、屋外博物館内の岩窟教会を見ました。

岩窟教会のフレスコ画はよかったのですが、団体旅行者がたくさん来ていて

その場所のオーラを感じることが難しかったです。まあ、自分も旅行者なので

文句は言えません。「屋外美術館」以外の岩窟教会も見たかったのですが、

道標が一切ない(見当たらない)ので見つけられませんでした。残念!

次回行くときは事前に、もっとマイナーなところまでよく調べてから行きたいと

思っています。


黒海

カイセリからトラブゾンまで夜行バスで14時間。夜が明けるころバスの窓から黒海が

見えました。生まれて初めて見る黒海。夜明けのピンク色の光に浮かび上がっていました。


トラブゾン

トルコ東北部の黒海に面した港町で、ここにはスメラ修道院、アヤ・ソフィア教会

を見るのと、グルジアのビザをとるために立ち寄りました。

夜行バスでトラブゾンに着いて、朝食をとり、すぐにグルジア大使館にむかいました。

グルジアに行くにはここでビザをとらなくてはいけません。

しかし、ビザ代が75$とおそろしく高く、そして大使館員がものすごくこわい人でした。

黒ずくめの40才くらいの男の人なのですが、まったく笑いません。そしてどうしたらこんな

おそろしい人間ができるのか?と不思議に思うくらい冷たく怖ろしい目をしています。

ビザ代については、外務省のHPで公表している料金はもっと安いとか、値上がりしたとか、

申請のときにロシア語で話した方がボラれないとか、いろんな情報があって、

なにが正しいのかよくわかりません。役人もポリスも信用できないようです。もしかしたら

大使館員が悪人で、ごまかされているのではないかと疑ってしまいましたが、

グルジアにはどうしても行きたいので、仕方なく払いました。

たぶん正規の料金だと思いますが、なぜ高いお金を払った上に、

こんなに怖いめにあわなくてはいけないのでしょう?

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スメラ僧院(14世紀)はトラブゾンの南54kmの山の中にあります。

フレスコ画は修復中で全部見れなかったのが残念でしたが、

断崖絶壁の上のすごい場所にあり、ひんやりとした山の気が

気持ちよかったです。

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トラブゾンの安ホテル街にはロシアから来た水商売の女の人がいて、

Cafeに入ろうとすると、ケバい女の人が10人くらいずらっと並んでいたりします。

ガイドブックには、「ロシアンバザールはいろんな国の品物が売っていておもしろい」と

書いてありましたが、ロシアか中国から輸入した、どうでもいいようなデザインの

薄利多売の生活雑貨や俗っぽい安ピカ金持ち趣味の商品ばかりが目につきました。

この街にはなんだか荒んだ印象を受けてしまいました。

ただ、出発の日の朝に見たアヤ・ソフィア(13世紀)は、黒海を見下ろす

丘の上に建っていて、人影もなく静かでとてもいい雰囲気でした。

フレスコ画や素朴なレリーフが美しく、すばらしかったです。

*「レリーフ」の画像はスクリーンセーバー用に作ったものなので、おそろしく重いです。


国境

グルジアについては旅行前に歴史や宗教、遺跡、イコンなどについて調べていたし、

グルジア語も、文字が読めるくらいは勉強していったのですが、

状況がよく分からないし、国境で何時間も待たされたり、ワイロを要求されたりする

という噂もあり、非常に不安な気持ちで国境に向かいました。

トラブゾンからホパまではバスで3時間(6MilyonTL)、ホパから国境の町サルプまでミニバスで

40分(1.5MilyonTL)くらいです。国境行きのミニバスは、ホパでバスを降りたところから

海辺の方に歩き、海辺の道を右(国境方面)に300m位行ったガソリンスタンドの手前から

からでていました。町の人たちに場所を聞き、どうにか発着所を見つけることができました。

この辺では東洋人は珍しいらしく、穴のあくほど見られたり、町で有名人を見つ

けたみたいに思いきり笑いかけられたりします。

しばらく待っていると乗客も集まりようやく発車しました。

海岸に沿って走るミニバスの窓からは、海水浴をしている人をたくさん見かけましたが、そんな

のどかな風景とはうらはらに、無事国境を通れるのかとても心配でした。入国審査のさい

ロシア語で話した方がワイロをとられずにすむかもしれないと聞いていたので、国境における

ロシア語会話の特訓をしたりしました。でも、そんな付け焼き刃の丸暗記では実戦に役立ち

そうにありません。かなり悲壮感がただよってきました。

トルコ側国境に着いたのは夕方7時頃。民家は見当たらず、工場のような

殺風景な国境のゲートがあるだけです。

まず、ゲートでパスポートを提示し、グルジアのVisaがあることを確認。

工場の敷地のような国境の施設内を100mほど歩き、トルコ側窓口で出国審査、

パスポートに出国スタンプが押されました。

次はいよいよグルジア側の入国審査です。 


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