D・I・Y  家造り 奮闘編  




作業用いす                                          
               2006.12.29(金) 
  以前に作業台を作りました。折りたたみ式なので抽き出しがつけられませんでしたが、工具類は市販のワゴンを購入したので 頻繁に使う工具を乗せてあります。その都度 作業台の近くに持ってくるので不便は感じません。ところが作業を長時間続けていると立ちっぱなしは腰にきます。部材の墨付けの時などは座って作業したいのですが もともと立ち姿勢での作業を前提にしているので台の高さが市販の椅子とは合いません。普通の椅子は座面の高さが大体40〜45cmくらいが普通です。作業台は77cmですから通常の机の高さ(70cmくらい)より高く出来ています。で、54cmの高さの椅子を自作です。もともとガレージなので作業台と同じように折りたたみ式の図面を描きました。
  作業用なので細かい細工にはこだわらず いつものように2X材でラフに作ります。ホゾとかネジ頭の埋木とかは一切考えていません。 こだわっているのは 丈夫で できるだけ軽いものということです。

出来上がったのはこんな椅子。
  ホームセンターでいつものように ヤニつぼ(←松ヤニの腺)と死に節(しにぶし←抜けている節)のないできるだけ素性のいい2X材を選んで買ってきました。 2X材は捻れとか反った物の方が多いような気がしますが、残った材料は誰が買うんでしょう?余計な心配をしてしまいます。
  脚の部材は89X38ミリの厚さを85X25ミリに丸ノコ台でカットしました。1X4の19ミリでは少々強度が心配、38ミリでは全体が重くなってしまい 見た目もブゴツ、そこでコダワリの25ミリなのであります。  ただし85ミリの方向をタテに製材するのは結構大変、丸ノコの刃を45ミリ出して上下ひっくり返して2度切りします。段差が出来ないようにカットするのは至難のわざ、ト−−チャン腕のみせどころであります。

用意したのは2X材の89X38と89X19。

丸ノコ台、テーブルソーの代わりです。^^ゞ

  テーブルソーがあれば簡単に終わる作業のようですが、そのうちそんな大道具もそろえようかなと・・・。無事 切断が終わりました、手元に厚さ89X11の板が残りましたが、これも何かに使えそうなのでとっておきます。そのままでは切断面がザラザラなので表面をカンナで削ります。近頃は便利になったものでカンナは刃先が替刃式の物があります。つまり刃を研ぐ必要がありません。刃を上手に研げるようになるまで3年の修行とか・・・とてもそんな時間も根性もありません。それに砥石は高い・・・。粗目から仕上げまで最低3本は必要ではないかと、とてもフトコロ事情が許しません。(笑)その点 替刃式ならカッターナイフ感覚ですからホントにお手軽、つい最近までこんなのがあるなんて知りませんでした、オススメです。

大まかなカットが完了です。

最近こんなスコヤを使っています。指し金より精度がだせます。
  おっと!!失敗です。前脚の上部のカットを間違えました。斜めの勾配を逆に墨付けしていました・・・、使うときに上端が水平になるようにデザインしたのですが・・・ん?、まいっか、もう一本も同じようにカットして図面のほうを直しましょう、そのほうが楽です。^^ゞ
  カット完了、各部材がそろいました。細かい切断はすべて手作業、ゼットソーというノコギリを使います。胴つきノコのような細かい刃でこれも替刃式です。切れなくなったら刃を交換するので目立はしません。でもノコギリの替刃・・・??  いつも思うのですが、刃をはずすと残るのは柄だけ・・・見比べると 柄より刃のほうが値段が高いような気がするのは私だけでしょうか?
  今回の椅子は折りたたみ式、折りたたむ方法を考えた末に、脚の内側に溝を掘り込むことにしました。買ってからほとんど使っていないトリマーを使えば何とかなるかということで。でも一度 端材でリハーサルしてから本番にチャレンジすることにしました。10ミリ幅で深さも10ミリ、使うのは6φのストレートビットで2回に分けて削ります。脇にフェンスをクランプで固定してトリマーを押していくと・・・なんだ結構簡単、深さも5ミリずつ2回に分けてなぞりましたが一度で成功です。慣れればもっと使い道が増えそうです。トリマー用の専用フェンスジグを作ればもっと簡単ということで作ろうとしたんですが失敗、うまくいきませんでした。ジグ作りの方が難しい・・・。^^ゞ  
  といことで一番心配していた溝堀工程が無事完了です。

トリマーを使うのは二度目、ナントなく苦手意識がありました。

巾も深さも10ミリ、溝にダボを走らせます。
(写真のダボは置いてあるだけです。)
  次の作業は穴あけ。10φと7.5φの穴を空けます。ここでのポイントは材に垂直に穴を空けること。ボール盤があれば簡単ですが、手持ちの電動ドリルで二方向から垂直を確認しながら慎重に穴を空けました。  ところがここでまた失敗。垂直に気をとられて初歩的なミスをしてしまいました。穴を空ける部材の下に捨て板を置くのを忘れていました。作業台から持ち出した位置でクランプ固定してしまったので穴の裏側が貫通時に欠けてしまいました。作業台の上で捨て板を敷いてドリルを貫通させれば裏側にバリが出ません。穴を二つ空けたところで思い出しました。
  組立前に各部材の面取りと墨消しのペーパー掛けをします。背板は1X4を2枚を縦にはぎ継ぎ接着して170X19にしました。これも背中にあたる部分の側の片面の角を丸めて 多少なりとも痛くないようにします。

座板のフレームに10ミリの孔空け。

孔の裏側が割れてえぐれています。失敗!
  座板のフレーム部分から組み立てます。スコヤで直角を確認しながらビス止めしていきます。そうか、脚の部材を25ミリにスライスした残りが11ミリで座板にちょうどよさそう、表側が丸く面取りされているのもGOODです。下孔を空けてからビス打ちします。端部に近い位置のビス止めは割れやすいので下孔あけは欠かせない作業です、皿モミまですればさらに完壁。キリとドライバービットは付け替えが面倒なので電動ドライバーは二台を同時に使っています。

座板のフレームです。

座板はビス止めした後で切りそろえたほうがキレイに仕上がります。
  各フレームを直角を確認しながら組立てました。各部材に精度が無いと直角は出せないのでこの作業で大体の出来上り具合の予測がつきます。今回はナカナカです。^^
  フレームが出来上がったので仮組してみました。ところが・・・ゲッ!! たためない・・・座板の側面につけたダボが溝の中を滑って行きません。溝巾のせいではありません、どうも構造的な設計ミスであります。トホホ・・・・・・急遽、対策検討であります。 このまま たたまずに使うことは出来ますが場所をとります。おっ! ダボを外すとたためるじゃないですか・・・これでもいいか・・・でも溝の下端で座板の側面に取り付けたダボがストッパーの役目をするはずでした。そこでフレームに上端を水平にカットした座板の受け材を追加することにしました。  

折りたたんだ状態。脚の下の部分を細くしたのは軽量化。

ダボを取り付けたのが追加した座板の受け木です。

この脚の頭の斜めのカットは図面とは勾配が逆、墨付けで間違えました。^^ゞ

座板、完成です。

脚の上部のカットは水平よりかえっていいような・・・
  トリマーでの溝堀は無駄になりましたが 何とか折りたたんで使える椅子になりました。作業台の前で座ってみると・・・ヨシヨシちょうどいい高さです。前脚の下の横材の高さも足置きとしてちょうどいい具合です。作業用なので塗装はしません。離れて眺めてみると 間違えた前脚のななめのカットもデザイン的にかえってよかったかも・・・というオチで完成です。^^v
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