2006年9〜10月:採集・撮影の記録

アユ(サケ科)/採集個体の大きさ 21cm
採集・撮影年月 2006年9月/場所 利根川(前橋ですが)
追加調査  年  月 
 鮎は姿が美しく、食べてよし、釣ってよしと、三拍子そろった魚です。私は友釣りを昨年から始めましたが、強烈な鮎の引きにすっかり魅せられてしまい、6月から9月にかけては鮎釣り以外の釣りは考えられなくなってしまいました。 
 私が小学生の頃(15年ほど前)は、旧赤城村の利根川でもずいぶん鮎釣りをしている人がいて、川遊びをしていて中州に取り残された時に助けられたこともありました。今では冷水病やカワウの影響で、吾妻川合流より上流の利根川では、鮎は育たなくなってしまいました。とても悲しいことです。
 したがって市内で鮎を釣ろうと思ったら、吾妻川(旧子持村)となります。吾妻川の鮎は、うっかり写真を撮り忘れたので、とりあえず前橋で釣った鮎を掲載しています。
 自然環境を取り戻し、天然鮎が遡上し稚苗鮎もうまく育つ、かつての利根川に戻ったら、どんなに素晴らしいかと思います。
参考 

ブラックバス(バス科)/採集個体の大きさ 35cm
採集・撮影年月 2006年10月/場所 榛名湖
追加調査  年  月 
 ルアーフィッシングの対象魚、外来魚ブラックバスです。私はルアー釣りはしない(できない?)ので、エサ釣りで釣った二匹です。
 ブラックバスは渋川ですと旧赤城村の某ため池や、有馬の貯水池(現在、釣り禁止)などに生息しています。この魚の移入によって、うじゃうじゃいたクチボソ、ヨシノボリ、スジエビが極端に減ってしまい、在来種に与える悪影響を目の当たりにしています。外来魚問題については、また別の機会に。
 意外にも食べておいしい魚です。写真の2匹は、三枚におろして皮をひいて、フライで頂きました。臭みは全く無く、上品な白身魚のフライでした。ほかにから揚げやムニエルもOK。
 食べるために釣るならルアーはいけません。腕が良くないと釣れません。タックルは一緒で、糸の先にルアーでなく本物の小魚をつけて投げれば一発!榛名湖の美味バスを是非!

ヌマチチブ(ハゼ科)/採集個体の大きさ 8cm
採集・撮影年月 2006年10月/場所 榛名湖
追加調査  年  月 
 図鑑を読みますと、『川の中流域やため池で、ごく普通に見られるハゼ』となっていますが、渋川付近では、あまり見かけません。ヨシノボリなら、いくらでもいるのですが。
 私が初めて見たのは、高校生の時で、文化祭で展示するために先輩が利根川支流で捕まえてきたのでした。今でも、利根川とその支流に生息していると思われます。
 今回は榛名湖の岸辺で採集しました。上のブラックバス釣りと同時です。榛名湖にヌマチチブが生息していることは、最近まで知りませんでした。ミミズ餌での見釣りですが、場所によってはヨシノボリより多いくらいです。榛名湖ではブラックバスの良い餌となっているようで、上のバスをさばいた時にも、3匹の ヌマチチブが出てきました。
 写真のとおり愛嬌のある姿をしているので、飼育するのも良いでしょう。ただし小さな魚は食べてしまいますし、同種間では縄張り争いが起こるかもしれません。
参考 

ギンブナ(コイ科)/採集個体の大きさ 10cm
採集・撮影年月 2006年10月/場所 利根川(旧北橘村)
追加調査  年  月 
 童謡「こぶな釣りし〜♪」でも歌われているように、日本人には最も馴染み深い魚の一つでしょう。この辺りでは、利根川の本流では少なく、分流や支流の流れの緩い所や、ため池・湖沼に生息しています。
 ギンブナにオスが少ないというのは有名な話で、メスだけで繁殖できるというのですから、不思議なものです。 
 釣りは気候の良い時期に、ため池などで、のんびりウキと向き合うのが味があるものですが、アクティブな釣りに人気が集まる現代では、ちょっと廃れてきた感があります。また水路やため池の減少や、ブラックバス、ブルーギルの移入により、フナ釣りを楽しめる環境は 少なくなっていると思います。 
 飼育は金魚と同様で簡単。水槽に慣れてしまえば、金魚より水温の変化に強く丈夫です。小型のギンブナを採ってきて、金魚の水槽で混泳させてみるのも面白いです。
参考 

タモロコ(コイ科)/採集個体の大きさ 5cm
採集・撮影年月 2006年10月/場所 利根川(旧北橘村)
追加調査  年  月 
 一見、クチボソに似ていますが、顔つき体つきが丸いこと、ひげがあるので、よく見れば区別できます。光沢もタモロコの方があります。
 フナやオイカワ釣りの外道としてかかってくる魚で、活発なのでエサを目ざとく探し、入れ食いになってしまうこともあります。
 もともとは琵琶湖など関西地方にしか生息していなかった魚ですが、アユの放流に混じったりして移入され、県内でも普通に見られる魚となっています。
 活発で丈夫、大きさもせいぜい10cm程度と手ごろなので、水槽で飼育するのに向いています。水の汚れに強く、何でもよく食べます。 
 ただし、飼育が簡単すぎて、すぐ飽きるという問題もありますが、そうしたら採集した水辺に戻せばよいのです。
参考 

メダカ(メダカ科)/採集個体の大きさ 2cm
採集・撮影年月 2006年10月/場所 渋川市内
追加調査  年  月 
 メダカが渋川市内で採集できるとは思っていなかったので、見つけたときは驚きました。もしかしたら、たまたま誰かが放流した魚かなと思いましたが、よく探すと稚魚メダカに大きなメダカまで、数多く確認できたので自然繁殖している可能性が高いです。
 メダカは、この辺りの利根川など、本流で生息できる魚でなく、人間が手を加えた里山に適応した魚です。水田や用水路、ため池などが、かつては「めだかの学校」であったはずです。
 今ではメダカも減ってしまい、めだかの学校をそ〜っとのぞいたことのある子どもは、県内では皆無に近いのではないかと推察します。残念なことです。
 地域ごとに、メダカはメダカでも系統があって、放流をしたところで、もともといたメダカを復活することはできないということです。 
参考 環境省絶滅危惧情報