♯2 2008年11月:味くらべ 利根川の鮎 VS 魚野川の鮎

2008/11/01(土)
 昨年、地元利根川(赤城町)の鮎を初めて釣って食べて気になったことに、鮎の不味さが ありました。鮎本来の香りがしないうえに、臭みがあったのです。その時は、美味で知られる神流川の鮎を食べ慣れて いたので、余計に気になったのかもしれません。利根川とはいえ、渋川より上流はヤマメも普通に 棲んでいるし、水質もそんなに悪くないはず、どうして?
 この疑問を解決するために、今シーズンは、利根川のいろんな地区で鮎を釣って、他の川の鮎と食べ比べて みるつもりでした。
 ところが、阪東管内の利根川は、解禁以来、雨と増水が続き、なかなか竿を出せる日がありませんでした。 代わりに魚野川が好調だったので、そっちばかり通い、年券があるのに地元には見向きもしませんでした。
 そして9月も半ばになり、魚野川で納竿した後、やっと水量も落ち着いた阪東利根川に出かけました。ハミ跡は、どこでもほとんど 無く、当然、友釣りをやっている人は皆無です。結果は北橘の関越下でやっと一尾。まぐれで掛かった貴重な鮎でした。今シーズンは 阪東堰の魚道が改修されたので天然遡上が掛かるかと思いましたが、釣れたのはどう見ても放流した稚苗が、やっと生き残っていた感じの 白く、やせた鮎でした。
 まあ、天然遡上でなくても利根川で育った鮎。先日、この鮎と、魚野川の鮎とを、一緒に炭火焼きにして、味くらべを試みました。サンプル数が 少ないですが・・・。





今回の鮎
○利根川の鮎 2008.9.17(水)利根川(渋川市北橘町)関越下で釣った鮎 20cm

○魚野川の鮎 2008.9.15(祝)魚野川(魚沼市堀之内町)根小屋橋で釣った鮎 21cm

 サイズや釣った時期は同じ、そしてともに川の中流域の鮎ということで、条件はほぼ同じだと思います。




鮎の炭火焼き完成!!
 家では、焦げ色が付くくらい、よく焼いた鮎の方が好まれます。時間が経ってもベチャ付かず、香ばしさが 残ります。粗塩も多めに。乾いた塩を落として、好みのしょっぱさに調整して食べます。
 鮎が少ない時は右の炭火焼き器で、一度に多く焼く時は、庭に穴を掘って(笑)、炭火焼きにしています。


同じ大きさの鮎を食べくらべ!!
 上が利根川の鮎。下が魚野川の鮎。この日の魚野川の鮎は大きかったので、小さめ20cm程度を選び、 同程度の大きさで比較。ただ利根川の鮎は育ちが悪くて、痩せていますね。






まず魚野川の鮎から
 ピンボケ。背中からかぶりつくと・・・卵。魚野川上流の湯沢、石打地区の鮎に比べれば香りは落ちますが、 養殖とは全然違う鮎特有の香り、川の香りがあります。美味い。先にフンを絞り出しているので、ハラワタも食べられます。 ハラワタとその付近も丸ごと食べるには、お腹側をよく焼いておいた方が旨いと思っています。













そして、利根川の鮎
 昨年不味かったので、恐る恐る食べ見ると・・・一口食べた時点で、鮎の香りの薄さを感じました。そしてよく 味わうと、やはり、ほんの少しですが泥臭さが残っている気がします。
食べられないほど不味くはありませんが、 旨いとは言えません。


結  果!!
 予想通り、魚野川の鮎の方が、美味しかったです。今回の利根川の鮎は、吾妻川合流や渋川中心部より下流で釣った鮎です。 水質はあまり良くなかったと思われます。吾妻川合流より上流の赤城町の各地区(宮田橋、浅田、敷島橋〜棚下)の鮎なら、 もうすこし美味しかったかもしれません。あと私は釣ったことはありませんが、沼田、月夜野の鮎はどうなんでしょう?
 魚野川は利根川と比べると、うらやましくなる川ですね。雨や夕立で増水しても、みるみるうちに水が引いて、濁りが取れていく。最初は 水が多く濁っていたのに、2,3時間釣っているうちに、水が落ち、濁りも気にならなくなってしまったこともありました。釣りが出来ない日が 少なく、鮎も美味しい。利根川ほど水量は無いにしても、醍醐味ある釣りが出来る。こういう川が群馬に一本でも・・・。
 利根川の鮎が、どうも泥臭い気がするのは、なぜなんでしょう?石が皆、泥をかぶっているから?
 今回はサンプルが少なすぎたので、来シーズン以降、また味くらべをしてみようと思います。まず鮎が釣れないことには!?
今回の利根川鮎


ここでまぐれで釣れた

魚野川の鮎、これは大物。比べたのは他の鮎


堀之内町:根小屋橋








焼き上がり


上が利根、下が魚野


魚野の鮎


卵ぎっしり



利根川の鮎