アラビア語の法則

  

 

名詞+名詞(イダーファ)

 

2つの名詞AとBを組み合わせた表現「AのB」を、アラビア語の文法用語で「イダーファ」と言います。アラビア語では「B」が先で、それから「Aの (所有格)」がきます。このとき、Bにはタンウィーンも定冠詞もつきません

 

AのB」少女の写真

A少女

B写真

 

 

بِنْتٌ

صُورَةٌ

不定形

 

bintun

ṣūratun

 

 

 

 

 

 

 

定形

 

 

 

 

(答えはこちら

 

 

 

主格「ABは」、所有格「ABの」、対格「ABに(を)」のように、「Aの」はつねに所有格で、格変化するのは「B」だけです。

 

対格

所有格

主格

 

 

 

 

少女の写真

(不定形)

 

 

 

少女の写真

(定形)

(答えはこちら

 

Bを修飾する形容詞は、Bの直後ではなく、Aの後にきます。名詞同士の結束は固く、形容詞が間に割り込めないのです。

Bを修飾する形容詞は、B同様にタンウィーンも定冠詞もつかないわけではないことに注意してください。

 

Aの[形容詞+B]

少女のきれいな写真

A

少女

[形容詞+B]

きれいな写真

 

   

صُورَةٌ جَمِيلَةٌ

不定形

   

ṣūratun jamīlatun

 

 

 

 

 

 

 

定形

 

 

 

  

(答えはこちら

 

 

 

「少女のきれいな写真」を格変化させてみましょう。

 

定形

不定形

 

 

 

 

 

 

 

主格

 

 

 

 

所有格

 

 

 

 

対格

 

 

 

(答えはこちら

 

  

 

 

 

「〜の」

関係形容詞「〜の」か、イダーファ「AのB」の「Aの」か。

たとえば「日本の歴史」の「日本の」は、関係形容詞なのか、イダーファなのか、あるいはどちらでもよいのか。

ネイティブに聞いて確認するのがベストですが、そうもいかないとき、おおよその目安は、英語が”Japanese” のときは関係形容詞、”of Japan”のときはイダーファ。

この場合はどちらも可です。

 

 

 

関係形容詞

イダーファ

 

 

 

اَلتَّارِيخُ ٱلْيَابَانِيُّ

تَارِيخُ ٱلْيَابَانِ

日本の歴史

 

 

at-tārīkhu l-yābānīyu

tārīkhu l-yābāni

 

 

 

「〜の」に限らず、どちらの表現がいいか迷うときは、検索エンジンにかけてみるのも手です。

なお、関係形容詞やイダーファが、日本語では必ずしも「〜の」にはならないし、日本語の「〜の」は、アラビア語では関係形容詞、イダーファ以外で表現されることもあるので要注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練習問題

 文法「名詞+名詞(イダーファ)」に目を通した後、練習問題「名詞+名詞(イダーファ)1、2」「練習1、2をやってみて下さい。