農場や農作業などに関わる茨城の方言(主に県西地方)を集めてみました。

農作業や土地に関するもの
言葉 意味 他の地方での方言
あくと 川沿いの肥沃な土地
うなう (トラクターなどで)耕す
くろ 田んぼの境界(周囲)にある土を高くした場所。畦。
くろつけ 畦に泥をこねて付けること。畦付け。
くわどめ(かまどめ) 農作業の休日
こく 脱穀すること。 落とす(北海道)
こやしぶち(こやしくれ) 肥料散布
しこ 形の悪い田畑で、作物を植えると中途半場に残ってしまう場所。
格好という意味の時もある。(しこう)
ひこ(北海道)
しんかいち 雑木林などを開拓した畑など。
せぶ 面積。「おめえんちの田んぼのせぶはいくつだ?」と用いる。 たんべつ(北海道)
たんなか 田んぼの中
てこ 助手。お手伝い。
てなご 手入れ。面倒を見る。
ならす 平らにする。整地。
のがた 野方。台地の畑。
のまわり 野廻り。田畑を見て歩くこと。
のら 野良。畑のこと。「野良仕事」「野良着」と用いる。
のろし はさがけ。刈取った稲を竹で組んだ竿にかけて干すこと。
はかいく 作業の進みがよい。はかどる。
ばくろ 畜産商
はんか 中途半端
ほきる 生育がいい。よく伸びている。 おがる(北海道)
ほっかける かぶせる。土を寄せて作物の根本にかけること。
ほりっこ
ぼっち 積み上げて山になった様子。「草ぼっち」などと言う。
めど 穴。穴を掘る=めどを掘る
やま 高い山のない平地のためか、、森や雑木林など木の密集したところを「やま」と呼ぶ。
やつだ 台地と台地の間の入りくんだ場所にある田。里山風の田んぼ。
わらじがけ わらじ履きからきている。地下足袋をはくことを言う。

 

作物や農具に関するもの
言葉 意味 他の地方での方言
あいもみ 玄米または白米に混じった籾。
あかなす トマト
あがるむ(あかるむ) 実などが熟する
おかぶ 陸稲。田ではなく畑で作るモチ米のこと。おかもち。
おこさま 蚕(カイコ)
さんがつまめ サヤエンドウ たいやえんどう(福岡)
てさし 手甲。作業の時にする腕カバーのこと。
とうむぎ トウモロコシ とーきび(北海道)きみ(岩手)
とうなす カボチャ なんきん(愛知)
なご いなご はったぎ(岩手)
ながや 納屋のこと。農作業(出荷作業)をするためか比較的長い造りをしているため言われたよう。
のげ 芒(のぎ)。稲や麦の殻の先にある毛。
ひね 前年の作物のこと。古米など。
ふうり 篩い
ふるちぼう 蕎麦や豆類などの実をたたいて落とすための農具。今ではあまり見られなくなった。 からさお(北海道)
もちぐさ よもぎ。若葉を摘んだもので草餅ができる。 さいもぎ(沖縄)

 

その他・代表的な茨城弁
言葉 意味 他の地方での方言
あったらもん もったいない いだましー(北海道)っいちゃさん(沖縄)
いいやんべえ ちょうど良い。「今日はいいやんべえだね」と日常の挨拶に使われる。
おこわ 赤飯。強飯ともいう。
おっかね 恐い
おひかり 雷の稲光
かくらん 日射病。熱射病。「こう暑いとかくらんしちまう」と言う。
くね 塀。生け垣。生け垣の枝を切ることを「くねはぎり」という。
こじはん おやつ。小中飯・小昼飯(こちゅうはん)からきている。
こしらえる つくる。
ごじゃっぺ あほ。ばか。どじ。間抜け。「でれすけ」も同じ意味。
こわい 疲れた。けだるい。恐怖ではない。 てきない(長野)
ざくまた 二股に分かれていること。
(お)したじ 蕎麦やうどんのだしつゆのこと。
じっか 一面に。
〜だっぺ 〜でしょう。茨城弁の代名詞。語尾にぺやべをつけると茨城弁になる。
こんなことわざ?を聞いたことがある。「べえべえ言葉がなかったら、ナベやつるべはどうするべ」
ちくらっぽ 嘘。 すらごつ(福岡)
〜なんしょ 〜なさい。
近所同士で仕事をしていて昼食のために一旦家に帰るときに「おあがんなんしょ」というあいさつがある。
のべる 延期する。中止にする。「今日の飲み会はのべだ」などと用いる。
ひとっきり 一時
部落 行政自治区。方言ではないのかもしれないけど、友人が大学時代の友達と話していて、「ウチの部落じゃあさあ〜」と言ったら「なにそれ、ぶらく・・て。すごい山の中の集落みたい」と言われたそうです。よそでは「部落」って言わないのかな?
ふんのまる 埋まる。田んぼなどの柔らかい土壌で足が沈む様子。
まてる 片づける
よかっぺ いいでしょう。「いかっぺ」とも言う。これも茨城弁の代名詞。
らいさま 雷のこと。 おかんだち(長野)いんない(沖縄)
んだ・んだべ そうだ。そうだろう。
んまい うまい。

 

ことわざなど
卯の日に田植えはするな この日に植えると食わぬものができるという。昔は農業も手作業だった頃に、休みの日を作るために○○の日は××をしてはいけないと言う日がいろいろあったのだと思う。
今でも多くの人が守っているが、我が家では気にせずやっている。今のところ何事もないな。
さなぶり 田植えが無事に終わったことを氏神様に報告。みんなでお祝いをする。
三把稲 南西からくる雷雲は、稲を三把刈る間に雨が降って来るということ。今でも通用することば。
くもち 9もち=苦餅というつながりから、暮れの29日には餅をつかない。
ハチの巣が上の方に巣を作る年は晴れ、
下の方へ作るときは雨。
ツバメが巣をかける家は縁起がよい
赤飯にみそ汁(お茶)をかけると自分の婚礼の時雨が降る。
北の方が曇って赤くなると雹が降る

 

茨城・農村の常識
茨城王:イバラキングのサイトより管理人様の許可を得て引用しました。)
JAを農協とよぶ 横文字に弱い。
家にJAの帽子がある 他にもクボタ・ヤンマー・イセキなどの農機メーカーのものもあり
最近は農薬業者や種苗店の帽子も増えてきた。
ちなみに我が家にはカルビーポテト(株)の帽子があります。
家の屋根は瓦屋根 場所によっては長屋門や四つ足門といった武家屋敷を思わせるような出入り口の門も瓦屋根だったりする。
ちなみに家の新築や改築などで大工さんなどの職人さんに仕事をしてもらうときは10時と3時にお茶出しがお約束。
家の外にもトイレがある 汲み取り式が大多数。でも最近は水洗式になっている。
畑仕事をする者には外にあるトイレは便利なのである。
車は1人一台 電車やバスなどの交通機関が少ないところでは移動手段として必需品。会社に行くにも車がないと不便なのである。
軽トラックが必ず一台はある 農家の証。
初午には「すみつかれ」をたべる 茨城県西部から栃木地方の郷土食。近くのスーパーでも総菜品として並ぶ。各家庭によって味が違うため、向こう三軒まで食べるとよいと言われる。
(コイン)精米所があちこちにある 米生産農家でも精米機がないところも多い。精米業者に頼むという手もあるが、コンビニ感覚でいつでも好きなときに家の米を精米してこられる手軽さが精米所の数を示している。
近所の家は屋号で呼びあう 田舎は隣近所が同じ名字と言うことが多いので、屋号で区別したりする。○○屋などと言った、今は全く関係ない仕事でも昔やっていた商売や仕事で呼ばれることが多い。

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