平成12年8月、相島工房の電気窯で初めての酸化焼成を行なった。今までの作品は素焼きから
本焼きまで陶芸教室で纏めて焼いて頂いていた為、自分で焼くのは今回が初めてです。やっと自分
の作品だという実感が出てきました。6月に同じ電気窯で行なった初めての素焼きから少し時間が
経ったこと、釉かけ前に作品についた手垢等をよく拭き取らなかったことなどが原因で大半が失敗
に終わった。以下、素焼き前からの作品の写真及び素焼き・釉掛け・本焼きの状況・等窯出しまで
の記録を纏めました。

上写真は素焼き前の大皿2作品と山ふう花器2作品。
左写真電気窯にて6月に壷2作品、その他もろもろと
一緒に素焼きした。
初めての素焼きは6月12日(雨)。朝8時より窯詰め。
9時35分電源オン:低温タイマー6時間、温度調節800度
3相200V50A17KW、扉10センチ程開けた状態。
自動でスタートしたが、6時間経っても477度、手動に切り
替えヒーターを強にする。急激に上昇するので、5分後に弱に
切り替え15分ほど慣らし、又強にする。5分ほどでまた弱に
切り替え、これを繰り返す。8時間35分で802度に到達、
スイッチを切る。
ちょっと旧型の窯の様で慣れるまで温度調節には苦労するか?
大皿や山ふう花器など変形作品が多いのでコンプレッサー
で釉がけした。窯やロクロはまだ無いがコンプレッサーだけは
自前で購入した。100V15A750W。起動時には20A以上
流れるので家の中の電気器具を使用しない様にしたり、使用し
ていない時間を見計らっての釉がけとなった。写真の通り、釉
がけには充分な圧力がありコンプレッサーに問題はなかった。
釉薬の種類、掛け方については下の表にて説明します。自宅
から電気窯のある陶芸教室まで約2キロ、釉薬を掛けた作品を
車で運んだ為、釉薬が剥げ落ちたり指の跡がついたり問題は
あったが、左写真の様に窯詰めをした。大皿のサイズが窯の
サイズ目一杯だったのでツクが置けず一番上にした。その為
背の高い壷が上から二番目になったが、取りあえず全部窯に
入った。
電気窯による酸化焼成:温度調節1230度C、デジタル
温度調節(1230度Cでの保持時間)ゼロ設定、低温
タイマー600度C、自動でスタート。
上右グラフ説明: 1.最高温度は11時間10分で1230度C、保持時間ゼロ 2.系列1は横軸の経過時間 3.系列2は縦軸の温度(C) 4.系列3は1時間ごとの温度変化 5.9時間までは実測値、その後は11、21、23、25、 27、33、45時間目の実測値及びそれよりの推定値。 5時間後477度から、素焼きの時と同様手動に切り替え調節 8時間後800度までオン・オフを繰り返した。これが問題?窯出しの瞬間、左写真、一番大切な大皿の釉薬が・・・・
写真から判断して失敗の原因が分かる方おられましたらコメントをお願いします。
| 作品 | 作品の内容 | 土:釉薬 |
|---|---|---|
|
花びらをあしらった大皿 幅45cm 高さ12cm 花びらと花びらの間に ちぢれ(釉切れ)が出来大失敗 | 土は:特こし白土 釉薬は:乳白斑紋と瑠璃海鼠 ちぢれの原因は素焼き後の埃か? |
| 花びらの大皿 幅42cm 高さ10cm 花びらのひび割れ:大失敗 | 土は:特こし白土 釉薬は:乳白斑紋に瑠璃海鼠 ひび割れは彫りすぎか? |
| 織部大皿 幅33cm 高さ7cm 釉はげ(釉めくれ)で大失敗 | 土:特こし白土 釉薬:織部 原因は埃? 再焼成に挑戦 |
|
山風の花器 高さ20cm 幅33cm(底辺) 白マットが流れた? | 土は:古万古赤土 釉薬:乳白斑紋に白マット と黒天目(下部) |
| 山風花器 高さ18cm 幅31cm(底辺) |
土:特こし白土 釉薬:黄伊羅保に黒天目(上部) |
| 伊羅保壷:花器 高さ22cm 幅21cm 松灰の掛けすぎ |
土:特こし白土 釉薬:黄伊羅保に松灰 松灰が濃すぎたか? |
| 伊羅保壷:花器 高さ19cm 幅19cm 黒天目(上部)が消えた |
土:特こし白土 釉薬:黄伊羅保に黒天目(上部) 黒天目が薄すぎたか? |
| 織部(手前)・錆マット平皿 縦29cm 横22cm 縁が少しへなった | 土:古万古赤土 釉薬:一枚は織部、もう一枚は 乳泊斑紋と黄瀬戸 |
| 一人用平皿 | 土:古万古赤土 釉薬:黄瀬戸(手前から)・ 錆マット・乳泊斑紋 |
| 茶碗 高さ6cm 幅14cm ブクかピンホールか? |
土:古万古赤土 釉薬:乳泊斑紋 釉薬の掛け過ぎ? |
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