「高槻の家」
2005.09
計画地は高槻市の北部、周辺は田んぼや畑が残る、懐かしい風景です。
この地にはクライアントのお祖父さんが建てた木造平屋の家があり、孫のクライアント家族が受け継いで
お住まいでしたが、家族も増えて手狭となり、取り壊して新築することになりました。
祖父が長年大切にしていた家です。
だから、新しい家も長年使える家であって欲しいとの要望を受けました。
そこで、1階は鉄筋コンクリート造、2階を木造の混構造とすることで、遠い将来には2階の木造部分を撤去、
耐用年数の長い鉄筋コンクリート造の平屋としても成立するように計画しています。
また、お祖父さんが大切に育てていた生垣や松の木、古びた門扉を残しておいたり、
解体される家にあった立派な欄間を再利用したりと、ほんの少しですが記憶を継承させています。
また、お子さんがまだ小さく、仕切られた個室も特に必要無いとのことでしたので、
寝室スペースは大きな建具でゆるく仕切り、他は家具等で対応していただくことにしました。
手を加えることができる余白です。
お祖父さんの古い家から、孫の新しい家へと、そして手を入れて成長させていくこと。
全てをリセットしてしまわない建て方を考えた家です。
子供3人の5人家族です。
皆でにぎやかに家の中を走り回って欲しいと思います。
施工/(株)三陽工務店
photo/: GATO 土本美樹

















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