なんと、あのド不幸で超有名なアシュトンが、『いただきストリート』に無謀にも(?)挑戦しました。結果としてはご覧の有様でしたが、でも、『いたスト』はうんだけに支配されるゲームではなく、自分で道を切り開いていくゲームでもあります。そのバランスがあってこその小説ですので、これを機に『いたスト』をやり始めてみてください。『いたスト』をご存知の方は自分のスタイルをもう一度見直してみるのもいいでしょうね。断ラスでも勝てることがあるのです、『いたスト』は。ドタバタでリアルファイトまで起こってしまうとてつもない『いたスト』ですが、実際にリアルの対人関係にひびが入りかねないのでほどほどに…。
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「うー、僕の店がレオンに5倍買いされたー!ひどいよ!!もう!」
まさにかつての味方レオンに木の店をいきなり五倍買いされたなんとも不幸な男、アシュトン。彼の不幸はこれでは終わらない。
「ジャミルさん、相乗りしないでよ!」
「アシュトンとか言ったっけ、相乗りは常套手段だぜ。一々気にしてたらキリがないぜ。」
さらに相乗りもされている。これではイタチごっこである。
「独占まであともう少しだったのに!そこ買わないでよ!クン=ミンさん!」
「それはお主の我侭だ。私には関係ない。それに、独占は許さぬ。」
独占まで阻止された。サガ人はこういう行為を常套手段としている。Dランクのアシュトンにはプレイヤーの手を借りなければ、勝てるはずがない。その頼みの綱は今やレオンにわたっている。レオンはBランクであるにも関わらずプレイヤーを独占している。プレイヤーは相当のレオンファンであるようだ。
「ついさっきからお金が減るばかりなんだけど。しかも僕、最下位だし。」
アシュトンは現金主義で株をあまり持っていない。最下位になっても仕方ない。SPで言うとビビちゃん並である。リンチにあっても文句はいえない状況だ。
「空き地だぁ!ここは神殿にしようっと。ご利益があるかも。」
しかしそこには先客が!アシュトンの天敵スフレだ。
「それ、触らせてー!」
アシュトンの背中に取り付いた双頭竜ギョロとウルルンを散々撫で回した挙句せっかく立てた神殿(本来は休みになりません)を休みにしてしまった。
「僕って、とことん不幸だよな〜、はぁ。」
ドベ街道まっしぐらのアシュトン。
こういう時に限って全員集合するのである。
「なんでこういう時に限って皆止まるのさ!まったく最悪だよ!」
「神殿建てるなんて物好きだねー。こーいう所には酒場を建てるんだよ!」
「いや、これで十分だ。お主にしては良い考えだ。早速だが私が取ろうか。」
そういうとクン=ミンはアシュトンの神殿を5倍買いで自分のものにした。これも彼にとっては日常茶飯事だ。
「僕を破産させるつもりなんだね、皆。ひどいよ、ひどすぎるよ!!」
アシュトンがそう言うとプレイヤーだったレオンがすぐに返答をした。
「元よりそのつもりだよ。そうじゃないと終わらない設定になっているんだ。」
するとすかさずジャミルから文句が出た。
「それって、俺等も含まれてんのかよ!冗談じゃないぜ、おい!!」
「そうだよ。」
(返答があったということはプレイヤーは飽きたということだな。)
「わかったぜ!そっこうこの不幸野郎を破産させればいいんだな!じゃあ集中攻撃開始だー!!」
さらにアシュトンを取り巻く環境が悪化した。
「うわーん!!ひどいよー!!悪魔だー!!」
「インサイダーの策!」
クン=ミンがいきなり仕掛けた。アシュトンを一気に畳みかける戦法だ。
いきなりはまるアシュトン。流石は元祖不幸男だ。
「現金がやばいよー!どうしよう!!」
現金を1000単位で取られたアシュトン。これはかなりの痛手だ。
「じゃ、俺は10株売りー!」
少ない株の状態でこれを食らうことになろうとはアシュトンは思いもしなかった。
「僕の資産がどんどん減っていくぅ〜。あううう・・・・・・」
そこにレオンが取引を仕掛けた。
「取引だよ。アシュトンお兄ちゃん、こことあそこ交換しようよ。」
「やだよ。数少ない僕の店、1億Krもらったってやるもんか。」
せっかくの取引をお流れにしたアシュトン。取引をわかっていない様だ。
ステージイスマス城跡での目標金額1億は無理がある。終わらせる為には誰かを破産させるしかないのだ。ちなみに順位はこのようになっている。
1位レオン、2位クン=ミン、3位ジャミル、そして最下位アシュトン。
「まだ、増資の余地はあるな。再びインサイダー!」
さらに支払い量が増えた。アシュトンはさけることが出来ずまたはまった。グランドスラムに。一万以上の出費になすすべも無く破産した…。
遂にアシュトンは怒った。
「皆吹っ飛べー!!」
パワーアップハリケーンスラッシュでアシュトンを除く皆が空高く飛んでいってしまった。
レオンはクリスタルシティに、ジャミルは故郷の南エスタミルへ、クン=ミンは凍結城へと飛ばされた。
「僕は怒ると怖いんだよ。皆覚えておいてね。」
そしてトーナメントはこうして幕をとじたとさ。めでたし、めでたし。
Dランクで1位になったアシュトンは無謀もいいところにSランクの相手を請け負った。もちろんプレイヤー付である。このプレイヤーは腕が立つ、アシュトンにとってこれだけ幸運な事はない。Sランク一行はフェイト、クン=ミン、ディアスである。
「場違いだよ。君みたいな激弱くんが来るところじゃないんだよ、わかるかい。」
「この前はよくも吹っ飛ばしてくれたな。あの後シフとか言う馬鹿力女が来なければ凍死していたところだ。今からたっぷり仕返ししてやるからな!」
「貴様はそっこく家に帰って悔しさと共に暮らすんだな」
ステージはファンシティ。ミニゲームは盛り沢山だ。さすが娯楽施設。今度は熾烈な戦いになりそうだ。
「行くよ!」
アシュトンはダイスを投げた。4が出たので4進んだ先のミニゲームゾーンに入った。
バーニィレース「8時だよ!全員集合だよ!杯」の賭けるバーニィを決めなければならない。アシュトンは最も打算的なデーターを元に100krを選んだ。フェイトは経験から50kr、ディアスは大穴狙いで150kr、クン=ミンは残った20krをえらんだ。
レースは幕を開けた。トップはディアスが賭けていたバーニィだ。アシュトンが賭けた100krは最下位だ。しかし、その100krバーニィはダッシュし、追い越し独走状態になった、こうなれば勝利確定だ。アシュトンは初めてミニゲームでお金を手に入れた瞬間だった。
「やったぁ!」
「レースで勝ったからと言って浮かれるんじゃないぞ」
ディアスはそう言うと銀行城へと帰っていった。
「お主の運、ここでつきたな」
クン=ミンもそういうと銀行城へワープしていった。
「おかし―なぁ、まっ、いいか。でも、やっぱり…」
何かブツブツ言いながらフェイトも去っていった。
こうして試合続行になった。
アシュトンの次はフェイトだ。ゲームマニアでゲーム以外には財布が固いと専らの評判だ。職業は紋章剣士。アシュトンと同じだ。
「次は僕の番だな、いい数出ろよー」
フェイトがダイスを振ると6がでてそこの店を買った。
「これが独占への一歩だ。大事にしないとな。」
フェイトがそう言っているあいだにも試合は続いている。
「次は私だ。お主相手に策を使うまでもあるまい。」
3番手はクン=ミンだ。通称Bランクキラー。Dランクキャラ負かせるなど赤ん坊の手をひねるようなものだ。しかもこれはスキルバトルだ。紋章術士(攻撃系)には有利なバトルである。プレイヤーはこんな奴に勝つつもりでいるようだ。アシュトンはつい先程のクン=ミンの言葉にカチンと来たようだ。
「ついさっきの言葉、怒ったよ!ドラゴンブレス!」
「計算通りの行動だ。結界でお主にそのまま返してやるわ!」
クン=ミンは詠唱も無しに結界を作った。怒りの感情で放ったドラゴンブレスは威力もそのままにアシュトンの方へ返ってきた。
「うわー!!このままじゃ僕が焼けちゃうよ!ギョロ止めてー!」
アシュトンがそういうと炎は止んだ。結界で返ってくる分を除いては。
「火傷で済んでよかったな。アシュトン。本来なら死んでいたところだぞ。」
「さらりと言うところじゃないと思うよ。ディアス。」
かつての仲間にそう言われるとは自分って不幸じゃないんだな、と感じる瞬間だ。しかし、もっとも怖いのがその仲間である事はアシュトンは忘れてはいない。
「次は俺だな…」
最後はディアスだ。ある意味でお金の使い方にはこのなかで一番優れているであろう彼。職業は勇者だ。正しく最強の男である。攻め時が恐ろしい。今回が初めての出場だ。
「4だ。アシュトン、俺は手加減しないぞ。」
そういうと真っ直ぐアシュトンの方に向かっている。カジノだ。ミニゲームである。バトルコロシアムである。実にディアスらしい選択だ。
ディアスの9個のダイスですべて3がそろいHP27、アイコンはトウテツだ。相手は3人である。
2つのダイスが6を注したら一発で死ぬ位しかない値だ。
アシュトンの攻撃!1+8で9のダメージ。残りの値18だ。フェイトの攻撃!6+7で13のダメージ。残りの値5で、いよいよやばくなってきてもディアスは顔色一つ変えていない。むしろこの状態を楽しんでいるようだ。
さらに攻撃は続く、最後はクン=ミンの攻撃だ。3が揃いクリティカルヒット!
ダメージ9で、このゲームは終わった。アシュトン他2名にお金が50krずつ支払われた。こうして1ターン目が終わった。順位は1位アシュトン、2位フェイト、クン=ミン。最下位ディアス。
今度のターンはアシュトン、ディアスが一軒目を手に入れ、他の二人も2件目を手に入れた。こうしてゲームは続いていった。
ここでお昼タイムとなった。
アシュトンは寂しい独身男弁当だ。ディアスはレナお手製愛情弁当、
フェイトはソフィアお手製ラブリー弁当、クン=ミンは奥様お手製弁当となっている。
なんとアシュトン以外彼女or奥様がいたのだ。
「寂しい独身でもいいもん!僕は故郷すらゲームの容量が足りないって理由で消されて、無いんだもん!」
「私はマップ外でゲーム中には帰れぬ。お陰で妻には苦労ばかりさせておる。」
クン=ミンの故郷はヴァフトームの南の島国。冒険中には手紙も出せない状態である。
一方アシュトンはラスガス山脈を越えた先の砂漠地帯にあったが、ゲームの容量不足で制作者に跡形もなく消された。これだけでも十分不幸だが後ろの竜達の為にモンスター扱いを受ける事もしばしばである。お陰で彼女もつくれないのである。今は、ラクールの市街地に居を構えている。プリシスに恋人になることも同居する事も拒否された為である。
「ソフィア、また嫌いな梅干いれているし、なんど言ったらわかるんだろう。」
SO3に梅干が無い理由は主人公であるフェイトが梅が嫌いだからである。彼の好き嫌いは激しい。梅干は死んでも食べたくない物の一つである。
「レナ…、張り切って作るのはいいが、お重にしないでくれ。恥ずかしい。」
ディアスの趣味は食べることと、寝ることだが、それでもお重は辛いらしい。しかも恥ずかしいのだ。アシュトンのコンビニ弁当現地調達よりマシだが。
こうしてお昼タイムは終わった。
お昼タイムが終わった時点の順位は1位ディアス、2位クン=ミン、3位アシュトン、最下位フェイトの順だ。
プレイヤーも少し焦っているようだ。アシュトンの不幸はプレイヤーにも影響があるようだ。
そこでプレイヤーは仕掛けようとしたが何処も空き店だらけ、チャンスはこれからだ。運は尽きていない。
「運は僕に向いているようだね。」
アシュトンはそう言うと土地屋へ向かった。そしてエリア全部をまるまる買い占めた(本来は出来ません)。アシュトンは遂に独占をした。これに焦ったフェイトが最下位にも関わらず5倍買いをし独占をくずした。それがフェイトの運のつきだった。なんと次のターンでディアスの独占のエリアに入り、破産してしまったのである。これで一人は脱落した。
「そ…そんな馬鹿な…」
フェイトは用意されていた台詞を吐けぬまま退場を余儀なくされた。
だが試合は続く。どうやら破産一人では終わらない設定になっているらしい。プレイヤーは相当の自信家だ。CPU全員を破産させるつもりらしい。はたしてそんな事が可能なのだろうか。
「次は貴様だぞ。クン=ミン。」
「いや、次の破産はお主だ。ディアス。」
水面下でSランク同士の戦いは始まっていた。
「スカウターを使うことにするか。ほれ、お主のもあるぞ。」
クン=ミンはそう言うとスカウターをつけたままディアスの魔エリア入っていった。しかし資産が全然減ってない。
「何だと!そんなはずはない!!俺のエリアで何かあったのか!?」
心配になる事などなかったディアスは焦って自分のエリアへ入っていった。
「なんだ!!これは!」
店が跡形もなく破壊されているではないか!しかも全てにおいてそうだ!!
クン=ミンの仕業としか考えられない。しかしそんな事ができる術はサガ界には存在しない。だとすると紋章術を使ったとしか考えられない。
「おい、貴様!何をした!!」
「私は紋章術士だ。勝つためならお主の店を破壊した位許されるだろう。」
「言い訳が無い!」
しかし、一軒だけそれでは説明のつかない場所があった。元アシュトンの店である。店員が暴れて破壊活動をしているのである。相手を混乱させる術などサガでも紋章術にもない…となると、FFの魔法かDQの魔法である。
それは兎も角、店員の破壊活動を止めなければならない。どちらにしても脳天に一撃を食らわせれば治る。
「はっ!」
ディアスは店員の一人に手加減をした一撃を食らわせた。
「すみません、オーナー。これは私の監督不行き届きです。後は私がどうにかしますので、オーナーは戦いに戻ってください。」
「わかったならそれで良い。」
ディアスは再び戦いの場へと戻った。
「貴様、覚悟は良いか。」
「それはこっちの台詞だ。」
そして二人の戦いが幕を開けた。勇者ディアスの方が優勢に見えたが…。紋章術には詠唱中に邪魔をされると効果が無くなるという弱点があるのだ。
しかしクン=ミンは詠唱時間が異様に短い、はっきり言って戦闘力は十賢者並だ。
それでも僅かに隙ができるのはたしかだ。ディアスが勝つにはそれを付くほかない。
一方アシュトンはというと…順調に店を増やしインサイダーをしていたがディアスの危機を知り、それを中断して攻撃に転じた。
「このままじゃディアスが危ない!何とかしないと…そうだ!!」
アシュトンはそう言うと3対の双剣を取り出し、
「ピアシングソーズ!!」
それをクン=ミン目掛けて投げた。するとディアスに気を取られていたクン=ミンは避けきれずその場に伏した。
「っあ…、そうか…しかし私にはまだ策はある。しかし…、このままでは命が危うい…、離脱する他ないようだな…。」
すると救護班が出てきて、クン=ミンを病院へと運んでいった。
そしてクン=ミンの代わりに出てきたのは表情も読めない少年だった。
「ノースと言います!まだ見習いですが、どうぞよろしくお願いしまーす!!」
ノースという少年はレオンやプリシスとそう変わらない年齢のようだ。
しかし、年齢や外見では判断してはいけないのがサガ人だ。何しろあのクン=ミンの代わりに出てきたということは相当強いに違いない。
「じゃあ、行っきまーす!」
その実力はいきなり発揮された。
「サービスゾーンですね。スキル発動します!!」
すると詠唱を始めた。詠唱スピードが並大抵の紋章術士ではない。クン=ミン程ではないがかなりの実力だ。
「エクスプロージョン!!」
「俺をエリアごと消すつもりかあのガキは!!」
ディアスは間一髪で避けたが独占エリアは跡形もなく消え去っていた。
威力に関してはクン=ミン以上だ。末恐ろしい少年である。
「どうもすみません!手加減し忘れました!!」
「ほぅ、どうやら俺に殺されたいみたいだな…。謝って済むほどなら警察はいらないからな。」
ディアスは完全にキレたらしい。必殺技を放とうとしている。
「僕は一発でやられませんよ。」
青春真っ盛り15歳VS宇宙最強の27歳の戦いがついに幕を開けた。
「空破斬!」
「空を飛べば避けられますよ!はっ!!」
ノースは宙に浮いて、ディアスの攻撃をかわした。
「ノア!!」
そして詠唱も無しに水属性攻撃の最大紋章術を唱えた。たちまちファンシティは水浸しになってしまった。ある意味十賢者より強い。
最早経済勝負ではなくなり、死闘と化したこのバトル。
「二人とも本来の目的から外れているよ!止めてよ!!」
アシュトンの叫びも二人には届いていない。バトルに入ってからの順位は1位アシュトン、2位ノース(クン=ミン)、3位ディアスとなっている。
「これを終わらせるには僕が早々にゴールするのがいいな、よぉし!」
しかし、そうもいかなかった。かつての仲間ディアスが子供相手に苦戦しているのである。
「スピードをあげるぞー!!えい!」
アシュトンは目標金額に達しているにも関わらずディアスの下へ向かった。
「助けに来たよ!ディアス!」
「このくらいの相手なら俺一人で十分だ!お前はさっさとゴールしろ!」
そういうとディアスはアシュトンをゴール前に突き飛ばした。
「一人で相手は辛いはずですよ!今の僕は本気ですからね!!」
「たかが、術士に負けるものか!」
ノースはユン老師の下で厳しい修行を重ねていたのである。その結果がこれだ。
もはや化け物の域である。そんな少年にディアスは戦っているのである。
しかし、試合は終わった。アシュトンが無事にゴールした為である。
「ディアス!ゴールしてきたよ!今助けるから持ちこたえて!」
アシュトンはゴールから浮遊術を使いディアスを助けに行った。
やはり、ディアスは窮地に立たされていた。
「フェアリーヒール!!」
そこでアシュトンはエリクール星から持ってきた紋章術書を使いディアスを回復させた。
「アシュトン、ゴールしたんだな。」
「そうだよ。早くこの子を止めないとネーデが滅んじゃうからね。」
酷い言い様だがこれが事実なのである。これが子供故の残酷さか。
「アシュトン、お前はその魔道書を使って、俺を援護してくれ。俺は全力でこのガキをたおす。」
「わかったよ、ディアス。」
「1人増えても状況はかわりませんよ!虎狼砲!!」
この攻撃をディアスとアシュトンは間一髪避けた。そこでディアスも攻撃に転じる。
「次は俺の番だ!朱雀衝撃波!!」
「うわっ!」
ノースはモロにディアスの攻撃を食らった。しかしケロリとしている。
さらにディアスは攻撃を続けた。
「鳳喉破!」
アシュトンの方へ吹っ飛んできた!アシュトンはすかさず攻撃をする!
「ハリケーンスラッシュ!!」
今度はかなり堪えた様で中々立ち上がらない。いや、死んでしまったのか?
そうではない気絶しているだけだ。こうして荒れに荒れたバトルは終わった。
そして、しばらく一行はファンシティへの立ち入り禁止を食らった。
「バーニィ達にもうしばらくは会えないのか、はぁ、カラフルな樽はどうなったんだろう。心配だなぁ。」
今戦っていた場所がショッピングセンター前だからアシュトンは樽の事を心配したのだ。
こうしてネーデの存亡をかけた戦いを終わった。それを終わらせた人間がいう事ではない。緊張感がない事この上ないが彼らしい発言だ。
こうしてアシュトンの挑戦はおわったのだった。
またもやプレイヤーに選ばれなかったアシュトン。今回の対戦相手はソフィア、アーミック、アイシャである。Dランクよしみで最強を決する事になったのである。アシュトンを含めると4人というわけである。以下4人のDランクの理由はこうである。
アシュトン;元祖不幸男、ソフィア:頭の中は猫ちゃんで一杯、アーミック;お金の使い方を知らない、アイシャ;お金自体見たことがないである。
これではDランク決定である。情けないことだが。なおステージはクロス王国である。
「私からいっきまーす!」
ソフィア(プレイヤー)からだ、とことん恵まれている娘である。
いきなり6が出てクリクエリア、アイスクリーム屋を自分のものにした。
「次は僕の番ですぅ。」
二番手はアーミックだ、5が出て、ハーリーエリアの珍味屋赤龍館をゲットした。
「次は私!」
3番手はアイシャ、掟破りの7が出てクリクエリアのレストランオジャガ亭を手にいれた。
「やっと僕の番だね。」
お約束的に1…。クロス王国城下町道具屋キンコンカンをゲット。このコースで行くとサルバエリアかクリクエリアだ。
「やっぱりいい数が出ないや。サイコロ新調しようかな。」
そう言っている間にもゲームは進行している。
「武器屋ゲットー!猫ちゃん塗れにしよーっと。」
ソフィアが武器屋国際通商をゲットした。どうやら2が出たようだ。
次はアーミックの番だ。
「きな臭いです〜、ここから早く出たいです〜。」
ハーリーエリア倉庫をゲットした。アーミックは余程ここが気に入らないようだ。
そして数ターン後。
「僕の店って誰もこないじゃん。なんでこうも不幸なんだろう。」
アシュトンはあの後、サルバエリアとアーリアエリアほぼ独占状態にしたのだが、その後だれもその方向に来ないのだ。
「皆、マーク要らないのかなぁ?」
現在のトップはアシュトン。不幸男には相応しくない状態だ。
2位はソフィア、3位アーミック、最下位アイシャという感じだ。
「あのエリア、私、行きたくない。」
アイシャは文句を言い出した。どうやらお金の貴重さを知ったようである。
「僕もですぅ。誰かラッキーキャラ出してくれないかなぁ。」
アーミックからも文句が出た。よほど行きたくないらしい。
ほかのDランクキャラとはアシュトンは一味違うらしい。単に不幸だからDランクというわけである。不幸でなければCランクでも通用するみたいだ。
「ねぇ、皆こっちにこないのー!じゃなきゃマークが揃わないよー!」
ほぼ独占状態にした後、300krずつつ増資していたのだ。
他の皆が行かないのはその為なのである。株は少量だが、これは脅威だ。
「そっちは地獄みたいだから行きたくないのー!!」
ソフィアがそう言うと皆がその意見に同意した。
「ねぇ、コネで神様を読んでくれない。アイシャちゃん。」
「駄目、コンタクト取れないから。」
「あそこにチャンスゾーンがあります〜、それで呼びだせば大丈夫です〜」
早速3人はそこに行き、カードを引き神様を呼び出した。
「私に出来ることはマークを与えることだけですが。」
「それでも良いから私達の願いを叶えて!」
「皆にマーク頂戴。お願い。」
なんとそこに居た3人に持ってないハートとスペード(ゲーム本編ではできません)が与えられた。
「私に出来ることはこれだけです。では、ご機嫌よう。」
そういうと神様は天へと帰って行った。これでこの3人にも勝機が出てきた。
しかしレベルの差は4なのだ。実に埋め固い。
3人は城へと向かっていった。そしてサラリーで差を少し埋めた。しかしそれでも3の違いがある。
さらに時が経ち…
アシュトンの魔ゾーンに恐れず立ち向かった3人は順位が変動していた。
2位アイシャ、3位ソフィア、最下位アーミック。
依然としてトップであるアシュトンはゴールするばかりである。
「場数踏んでいるからかな。それとも僕のランクが違うのかな。分かんないけどなんか僕が目標金額に達しているんだけど。」
そしてゴールし、不幸男のアシュトンは初勝利を飾った。
「みんな卑怯ですぅ、ぜぇったいズルしていますぅ。シクシク…」
「いじけているアーミック君、可愛いー!!」
勝利したアシュトンよりも最下位のアーミックの方が女性陣に人気がある。
動物キャラの特権と言うべきか。
「ギョロ、ウルルン、君達も人気あっても良いじゃないかな。」
「ギャフ、ギャフフーン」
無事にアシュトンは勝利した。しかし人気はアーミックの方があったのであった。
Fin.