リレー小説第1弾
管理人、クリス_NKから一言
この小説は、たけさん管理の『ドラえもんのポケット』にて、A夫さん、Mr.Universeさん、トッパナさん、そして私クリス_NKによって連載されていたものです。最初見たときに大笑いしましたよ、マジで。こりゃもう時の流れに身を任せて消してしまうのはもったいないってことで、許可を得た上でhtml成型しまして、ココに持ってきました。
ってか、ワー●ナが出てくるのに、途中でDIMGUILが入ってるのは私の仕業です(爆) ってか、デッドリーエンジェルのやろう…ヴァンパイアロードより悪質じゃ…。呪文(LABADI)全く効かんし、おまけに首飛ばす、4レベル吸う、駄目押しに増えるな〜〜〜!! まあ、途中で別働隊の動向がどうなるか気になるところですが、ちょっとそこまで書けずに終わってしまいました。今度はそっちを主人公にして物語を書いてみましょうか。 それとMAHAMANをかけたのは、結局誰なんでしょ…。あのMAHAMANをかけるところを書いたのは私ですが、そのあとは他の方なんで…。
まさにWIZフリークの私のためといわんばかりの小説(勘違い?)、ごゆっくりお楽しみ下さいませ。
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リルガミン魔法学園の中等科の基礎精霊魔法の教師であるところのロドウィックは困っていた。大本の原因は窓から見えるあの洞窟、一晩の間に校庭に「無断」で開けられた洞窟である。
彼の上司であるところの理事長リミュア=トレボー、彼女はまたロドウィックが3年前にはじめて担任としてあたった生徒でもあり…その頃からロドウィックとは浅からぬ関係でもあった、その現理事長――かつ、ロドウィックにとっては元彼女――は、あの不法にも、無許可で、校庭に出現した洞窟最深部にいる人物は学園にとって「大切なもの」を奪っていったのだからそれをとりもどすために近々教師・生徒を総動員する予定だという事をつげたのだった。
おそらくそれを他の教師より先にロドウィックに言ったのは、彼彼女の間柄にいたと言う事から来るリミュアなりのサービスなのだろうが、彼にとってはそれは頭の痛いことでしかなかった。 何せ彼の担任するクラスは普段から問題児ぞろいだったからである、こんなやつらにダンジョン探索などさせればどんなトラブルを起こすことかとロドウィックは青くなった。
リミュアでの経験から生徒とはいけない関係になるまいと思って中等科に移らせてもらったというのにこれでは逆効果である。彼は溜息をつくとともに「教師にならずに実家の靴屋をついでいればよかった」ということを考えていた。
しかしこのままではいけないと思って、さっき理事長からもらった「ダンジョン探索のしおり」を読むと、
かなり、横暴なものが多い。
それはさておき、ロドウィックは自分の生徒を呼び集め、出欠点呼、班決めを済ませ、言った。
「えー、君たちの生活態度、成績への評定は現在ズンドコだ。ここでしくじったら、全員留年、私は解雇…かも。だがもし目的のものを回収できれば、単位の足りない者…あー、全員卒業できる。かんばってくれ。」
手短にスピーチを終え、班ごとに突入させる。
だが、彼らのダラダラした足踏み、あるいはうかれたスキップを見ていると、ロドウィックは不安な気持ちを押さえることができなかった。
なおそのときの生徒たちの立てた音とセリフををリアルに描写すると下のようになる。
そしてダンジョンに突入した者の中に、巷でかなり知られた3人の冒険者が混じっていたのである。(一応名前はハンドルネーム)
「伝説の興行師」ミスター・ユニバース。
「暴走魔術師」クリス_NK。
そして「破滅のスペシャリスト」A夫であった…。
…勿論、彼らは外部の者である。
(入学してないし、もちろん内部の者にはバレていない)
洞窟地下一階、そこの開けた見晴らしのいい場所(クリス_NKさんの唱えたロミルワのお陰で多少明るいとはいえ、それでも暗い中)で3人は会話を始めた、というかこの話を持ち込んだミスターユニバースが他の二人に説明する形だったが。
「今回の仕事は、チョット厄介かも知れんで、注意頼みまっせ。今回の依頼者はボルタック商会ですわ。
で依頼内容はとある特殊な護符を取ってこいちゅうことでな、信頼できる情報筋によるとそれはここの理事長が持ってるそうやったねんけど、」
左手に持ったカンニングペーパーを見ながら、右手の干し肉をかじるミスターユニバース。表情はあたりが暗いせいと、無駄に分厚いメガネにさえぎられて分からない。
「やった…? なんで過去形なんだ?」
だらだらした語り口を聞くのが不満そうな態度で岩壁のくぼみに腰掛けているA夫が口をはさむ。
「はいな、何でも誰かに盗まれたんですと、そんで持ってその護符を盗んだ誰かさんはこの洞窟に潜伏中と…まぁ、そういうわけですわ。」
「有難う、ユニバースさん。しかしまったくもって久しぶりだな…。この手の場所への突入ってのは。」
暗視モードのゴーグルを装着しながら、銃の調子を整えながら、A夫は言った。
ミスターユニバース「ところで…その盗んだ人物に関しての…!? A夫さん! 後ろ!!」
ミスターユニバースの言葉に反応した3人。そして彼らが後ろを振り向くと、強靭な肉体に雄牛の頭を持つ怪物ブルフェイサーがヘビーメタル製の斧を手に、今にも襲い掛かろうとしていた!
クリス「なっ何故こんな所にこの様なモンスターがぁっ!?」
A夫「クリスさん、驚くのは後だ! こいつをさっさと、行動不能にしてやるぜ!!」
「ほい、そんじゃいつもどおりに、A夫さんは敵をできるだけそっちに集めてくださいな、その間にクリスさんが呪文の詠唱、自分は近づいてきた敵だけ相手にしますさかいに」
いつの間にやらミスターユニバースが各員のポジションの割り振りを決めた。もっとも本人はさっさと戦線離脱しようとしている。
「だりゃぁああああ!!!!」
A夫は自分の太ももより太い銃身のガトリングガンの引き金を前回にしてぶん回す。なんともクレイジーな戦法ではあるが撹乱の役には十二分であろう。その証拠にブルフェイサー達は手を出しかねている。
その間にクリスは難解な文法と精密な集中力を必要とするところの高位魔法の詠唱を着実に進めていた。
「A夫さん、戻ってください!!! 大きいのが行きまっせ!!!」
いつのまにかクリスの傍らに回りこんだミスターユニバースが大声で叫ぶ。
A夫は砲身でブルフェイサーの頭蓋骨を打ち砕きながら振り返り走り出す。口元には不敵な笑み。
そして少し遅れてA夫を追うブルフェイサーたち。
戻りつつA夫は追ってくる数体のブルフェイサーを、日本刀でなぎ払いつつクリス_NKとミスターユニバースの所に戻っていった。そして3人はもはや余裕の表情を浮かべている事など、ブルフェイサー達は気づきもしない。その後、高位魔法が発動し、ガトリング砲から放たれる散弾の嵐が炸裂し、さらに何かの攻撃(おい)が放たれた後には、複数の漫画チックな黒こげ状態のブルフェイサー達が戦闘不能のまま、倒れていた。
A夫「建物の構造が意外に丈夫で助かった〜〜〜!(をい)」
ミスターユニバース「なんちゅー手荒な…ともかく慎重に進みまっせ。」
(こんなんでいいのか? あとユニバースさんの主な攻撃って何でしょうか?)
そして3人は困難な迷宮の中を順調に進み、地下2階へと突入するのだった。
「ふー、さてとじゃまものもいなくなったことですし、ほんじゃ行きまっせ」
足は洞窟を歩きながら、手はレーザーウィップ(電光鞭、スパスパ切れます)をしまいながらミスターユニバースが言う。
しばらく歩いていく中で暇つぶしの会話が始まる
「A夫さん、なんか気のせいか君、毎回肩書きが大きくなってなやいないかい?」
「そういう、ミスターユニバースさんこそ伝説の興行師なんて大げさな名前を…」
「!! それはお前が(怒)!! …いやえぇわもう…言うだけムナシなるから」
又歩くうちに今度はA夫から話し掛ける
「そういやさっきからクリスさんセリフほとんど無いですね」
「仕方ないがな、どういうセリフ喋らせたらいいのかわからんし、こんなこと聞きに行くわけにもいかんねんから…あーあ、自分こんな楽屋落ちばっか喋るの苦しいわ」
「…楽屋落ち」
収拾がつかなくなってきたのでそろそろ、「一方そのころ」と記して場面を変える。
リルガミン学園生徒達も、順調に捜索を続けていた。
……一部の者達を除いて。
「コラー! こんな狭い所で大剣を振り回すなー! ってオイ! 召喚したサラマンダーが何でこっちに火を吹く!? バカ、ブルースライムに水の精霊をぶつけるな! 膨らんでるじゃないか!? そこ! 1人で宝を持ち逃げすんなー!!」
ロドウィックの現場を指揮する声が狭い洞窟内に反響していた。指揮と言っても小言を飛ばすだけで、それも誰も聞き届けた様子すらない。そして、ロドウィック・クラスの者は、とにかく暴れ回るのみ。すでに周囲から「みしみし」という不吉な音すら聞こえてきている。
やばい。
この区域(ヘタをするとこのダンジョン全域)が崩れる前兆か?
さらに追い打ちをかけるように、見習い錬金術師があれほど持ち込むなと言ったのに持ってきていた爆薬を取り落とした所であった…
そして…その爆音やら漫画チック(爆)な悲鳴はA夫達の耳にも届いていた。
クリス「本格的にうるさくなってきましたねぇ…。」
A夫「ふっ。トーシロの爆薬所持こそ恐いものはない…なんちて(爆)」
ユニバース「しかし全然崩れる気配がありませんなぁ…。」
興行師・ミスターユニバースの言葉を聞いたA夫は壁の裂け目を調べた。
A夫「…随分萎えがちな作り(何?)だな…しかしなぜ?」
クリス「ひょっとしたら業者の人に頼んでたりしてる…のか!?」
A夫「うんうん、有り得る有り得る!!」
危険地の中を、三人は明るいムードで進んでいった。
ワ(以下省略)「(ドキッ)へぇくしっ!! …誰が噂話をしておるのだ?」
そんなその頃ワ(以下省略)はくしゃみをしながら暇つぶしの為にな、何と…
高性能なツクールの最新作で作品を作っていた…しかもebコン狙いで(爆)
その頃、暴走しまくりのロドウィック・クラスの方はどうなっているのか?
皆サーン! 現場の状況はどーですかぁ!?(爆)
C班のメンバーは落とし穴にかかり他と離れてしまった。しかも間の悪い事にそのとき彼らが一番後ろだったために誰もそのことに気付いちゃいなかった。
「いっつつう…みんな大丈夫?」
こういったのはおさげのにあう、侍の女の子サツキだった。彼女はその責任感ゆえにC班のリーダーをしていた。
「あぁ、俺とジョシュは大丈夫だ…」
土煙の中から答えたのは魔拳士でいつもおっさんと間違われるウォーレンだ。その横には小さい体の美少年が土煙で咳き込んでいる。彼がジョシュ、しかしその可愛らしい外見に反して家の方針で専攻はネクロマンシーである。
「は〜い、タマ元気で〜す」瓦礫の中から元気良く手を上げたのは、ネコ族の少女で貴族の出で、立派な名前があるのだが、めんどくさいのでタマで済ましている。
「チョット! どこ触ってんのよ!」
「うるせ〜! 落とし穴喰らったんだから仕方ないだろ! それにお前なんか触るとこねェじゃないか!」
ケンカしてるのが、剣士の少年マックスと、魔法使いの少女タバサであり彼らは幼馴染だ。
班長であるところのサムライ(スキル的にはむしろ君主<ロード>的であるが)サツキはとりあえず命令を出すことにした。
「ジョシュ、灯りをお願い!」
「あ、はい、わかりました。」
ジョシュは多少困った顔で答えて、霊を呼ぶための数珠を取り出し呪文を唱え始める…
「☆△◎☆○△★△☆(言葉にならない呪文)ウィルさんお願いします出てきてください!」
その呪文が終わるか終わらないかの内に小さなネクロマンサーの背後に人の上半身の形の人魂が現せる…・その輪郭が固まってくる。人魂はたくましいわりと若めの男のように見えた。
と、そのとき!その亡霊の手が召喚者の頭に伸びる!
すわ大惨事と刀を抜くサツキ、いまだにけんかしていたマックスもタバサも注目する!
しかし、人魂はジョシュの首をもぎ取る代わりにそのやわらかそうなほっぺたをつねっただけだった。
「ジョシュ〜!! おまえなぁ! ネクロマンサーが使役する霊にさん付けして、しかもお願いしてどうすんだ! そんなことしてるから前の学校でいじめられたんだぞ!」
「ふぇええ、ゴ、ごめんなさいィイ!!」
「え〜い、心のこもらない『ごめんなさい』は意味が無いと、いつも言ってるだろうが!!」
すっかり人間の形になった人魂はジョシュのふがいなさに相当腹が立っているようだ。
使役する霊に説教されるネクロマンサー、その珍しい光景を前にしてサツキ、マックス、タバサはまさに目を点にして驚いていた。(ウォーレンはいつもの事なので気にしないし、タマは何があっても気にしない)
亡霊は視線に気付き挨拶する。
「あ、初めまして、ジョシュの持ち霊のウィリアムって言います。気軽にウィルと呼んでください。
生前ジョシュのご先祖様と一生に冒険していて、恩返しのためにこういうことしてます。」
とりあえず、ウィリアムが放つ光のおかげでC班の6人は歩き出せるようになった。ところがその矢先!光の届くギリギリの所に動物の足が見えた!
身構える戦士3人(サツキ、ウォーレン、マックス)だったが、その脚の持ち主は意外や意外小さな兎であった。
「何だ兎か…」
安心して刀を納めるサツキ
「キャー、可愛いっ」
「…けっ、何が可愛いだか……」
性格のきつい魔法使いでも可愛いものには弱いのだ。
その兎を腕組して何か考えながら見ているウィリアム(霊)
「ウィル? なに考えてるの?」
使役者に尋ねられ答える亡霊
「いやな、昔、生前の事だけどな、一見兎なんだけどな、歴戦の勇者でも一発でしとめてしまうモンスターがいる!ってはなしを聴いたことがあってんだけどな…」
「!! このパターンって、もしかして!! 罠にはまってから気付くってやつ?!」
一方そのころ、あの3人組は地下一階でマーフィー君いじめをしていたそうな。
しかし…地下1階ならまだしも、地下三階でも歴戦の戦士達は想像を絶する苦戦を強いられていた! 無論、A夫達もその中の一団である。(何とか無事だが)
ユニバース「ぐぎゃあーーー!!」
クリス「しまった…ユニバースさんがやられた!」
A夫「何ボーッとしてるんだよ、クリスさん!! 敵がまたやって来たし!!」
ユニバース「A〜夫〜〜さ〜〜〜ん〜〜〜!! なんちゅー殺生な事を…!!」
A夫「あ、すいません。(爆)」
さすがに苦戦はしていたもののまだ彼らの表情には余裕が見える。とりあえず、後ろから来た敵は三人掛かりで倒すことに成功した。彼らにしてみれば、もはやジャイアントトードやロッティングコープスなど相手にもなりゃしない。
斬って斬って燃やしてで大安定なのだから。
しかし、そんな彼らの表情を強張らせる出来事がその直後発生してしまったのである。
何の気も無くドアを蹴飛ばしたクリス_NK。
「さて…次行ってみますか」
そして室内に入る…と…
どこからともなく、『WIZARDRY DIMGUIL』のドラゴンの洞窟(隠しダンジョン)の戦闘BGMが流れてきた!!
(これ、#1だったはずなのだが…)
A夫「何すかこのBGMは〜〜〜?!?」
Mr.Universe「私に聞かないで下さいよ!」
敵が現れた。
ちゅるるるるる(巨大な骸骨が魔方陣から出てくる音)
…ヘルマスターは前進した。
| 9 ヘルマスター(9) 3 死を呼ぶ天使(3) |
Mr.Universe「…何、こいつら…?」
クリス_NK「…相方はヘルマスター。気をつけてくださいね、かなりの強敵ですから。
クリティカル、ドレインに呪文もかなり精通していますし。」
Mr.Universe「いや、それよりももう1つのグループは…?」
クリス_NK「…さあ…」
A夫「…何とかなるでしょ。」
で、早速アタックしてみようとした…次の瞬間!
死を呼ぶ天使はA夫を、堕天使の剣で引き裂いた!
11回ヒットし、378のダメージ!
A夫は4レベルも下げられた!
ピーーーン! A夫は首を刎ねられた!死を呼ぶ天使はMr.Universeを、堕天使の剣で引き裂いた!
11回ヒットし、265のダメージ!
Mr.Universeは4レベルも下げられた!
ピーーーン! Mr.Universeは首を刎ねられた!死を呼ぶ天使は堕天使の剣を掲げた!
BAKADIの呪文発動!
クリス_NKは死んだ!
おーまいがー
パーティーは全滅してしまった…かに見えた。
しかし、その直後、一筋…いや、よく見たら二筋の光が見えた。
「Dimguilの神々よ…、我が敵を異空間に飛ばしたまえ…」
「Dimguilの神々よ…、失われし命を再びここへ…」
すると、たちまちモンスターたちは姿を消し、
そして首が胴体とサヨナラしていた3人も、再びその生命を取り戻した。
誰かが、奇跡の呪文、MAHAMANを唱えたようである…。
その人物は、いまだ奇跡の光に包まれ、その姿は分からない。
やがて、その光が消え、二人の姿が明らかになった…。
謎の2人は生き返った3人(しかし気絶中)を見て蘇生魔法の成功に安心したらしく、理解不能な言語で二言三言交わしてから消えてしまった。
「うーん、ここは天国?…じゃおませんな。」
最初に起き上がったのはミスターユニバース。しきりに首周りを気にしている。
「なんかからだの調子が悪いような…」
A夫が武器を重たそうにして起き上がる。
「…どう考えてもさっきのは全滅しているはずなのに…」
クリスは復活してすぐにどうして復活したのかを考えていた。
ミスターユニバースは血だまりの中に宝箱を発見した。
「オー、これはあんだけ強い奴だったんだから、いい物が入っているにちがいない、よし罠を調べてあけよう。」
「気をつけてくださいよ、強いモンスターほどひどい罠持ってるんですから。」
クリスが注意した矢先!
「あ゛!!! まじぃ…」
なんと宝箱の罠である所のテレポーターが作動して3人は飛ばされてしまった!
そして三人は、な、何と…とある通路のどこかにいた…。
A夫「何だ? この通路は…?」
クリス「ゲっ!? この先、『ワードナの部屋』…何じゃそら!!」
ユニバース「まあラッキーじゃありませんか。さっさと行きまっせ!」
A夫「およ? 部屋の前になんか変な奴がいるんだが…誰?」
クリス「…!! あいつは…!!!!」
そしてクリスの顔は思いっきりしかめっ面になった!
何故なら奴は、彼にとって最悪の存在である「ヴァンパイアロード」だったのである!!
そしてわらわらと集まる半裸でハゲの吸血鬼ヴァンパイヤ達。しかし何故かヴァンパイヤロードは動かない。
「ロードさん、敵ですよ!戦ってください!」
一匹のヴァンパイヤがヴァンパイヤロードに話し掛ける。しかし麗しき吸血鬼の貴族はツーンとした顔でこう答えたのだった。
「これは契約違いだ。私は女子中高生、特に中学生の方!の血が吸えるからという事でここに来たのであってむさくるしい男の血を吸いに来たのではない! 帰らせてもらう。」
…よりにもよってロリコン吸血鬼かよ。
「そんな! あの方が外出中の今ロードさんがいなくなったら護符奪われてしまいます、此処はどうにか手伝ってくださいよ!」
「うるさい! 私は帰るったら帰るんだ!」
唖然とする3人を尻目にヴァンパイヤとヴァンパイヤロードはもみあう。そのうちついにキレたヴァンパイヤロードは「ジルワン!!」と叫びヴァンパイヤを消してしまった。
ヴァンパイヤロードはヴァンパイヤを消滅させたその手を無言のまましばし見たのち、ひるむヴァンパイヤそして闖入者たちを見回して気まずさを消すために無駄に大きな声でこういった。
「…そういうわけで私は帰らせてもらうぞ。」
そして魔法の道具であろうマントで体を覆うと一瞬にして消えてしまった。
「コレはどういう事だ?」
「何か分かりませんけど、コレは…」
「コレは?」
「チャンスでっせ!! 敵さんの親方は外出中、用心棒はヘソまげて帰った、
残りのザコは腰砕けになっておま。コレなららくらく勝てますっせ!!」
「ちょっと待て、ボスがいないと決めるのは早すぎやしないですか?」
「大丈夫、あれ見い」
部屋とは不釣合いなちゃぶ台には大時代的な蝿除けの網をかぶせた御飯と書置きが残っていた。そしてそこにはこう書いてあった。
「高校の同窓会で今日は遅くなります。
ごはんはそこに置いているので食べてください。あなたのワードナより
追伸 わしがいないからって夜更かししちゃだめよ」
「よく見とくれやすさ、ごはんはまだ湯気を立てておす。これはほんのさっき盛ったばっかりという証拠ですわ。当分戻らんでしょ」
「…えぇ、そうみたいですね。」
クリスはワードナがいないことよりもその理由とそして、この書置きの相手である『あなた』の事のほうが気になっていた。
ドギャ〜〜ン、バコ〜〜〜ン、ジュバ、グウォオオオ!!
どうやらA夫が危険が少ないと分かって(いや、危険でも行ってたかもしれんが)ヴァンパイヤをいじめているようだ。
「これじゃ自分らの出る幕はおませんな」
「…えぇ、本当に。私なんか後半までセリフほとんど無かったし」
こうしてクリス_NK、A夫、ミスターユニバースの三人はヴァンパイヤを下し、ワードナーの護符を手に入れて脱出することになった。
そして3人はそれを依頼主に渡し褒美の品をもらい、それを山分けにして分かれた。その先のことは知らない。
Fine