アクアリウム・エッセイ
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上の流木の表面を流れる水が、ちょうど葉のうえに滴るようになっている。 そのうち新芽が見られるかもしれない。 渓流の岩場では石に張り付くように生えていたが、テラに入れたら、にわかに成長を始め、ドーム状に膨らんできた。 横にも面積を伸ばし、流木を覆っていく。 どうなんだろう?これがこの苔の本当の姿なのだろうか?部屋の中という温度の高い環境と、間近から23Wの光を半日当てているために、普通とは違う成長を始めたのか?興味深い現象だ 水中葉とはまったく形が違う。 このまま折り重なるように成長していけば、おもしろい姿が見られそう。活着はしそうにないので、ナイロン糸で流木に括りつけているが、もう見えなくなっている。 |
購入したエキノドルスも案の定、一部水中葉化していた葉は翌日に枯れてしまった。タグには最低温度が16度と書かれているが、おそらく室温は夜は10度近くまで下がっていると思う。そのわりには元気に成長している。とくに新しい葉は、、真っ赤に染まって綺麗。 一番高い部分の流木に置かれているのがホソバミズゼニゴケ。どうなるかと心配していたが、ここに来て、急速に新芽を出し始めた。抽水状態でどのような草体になるのか楽しみ。今の段階では、水中葉とは随分違って、細かい新芽が立ち上がるように伸びてきている。 あと、意外だったのが、渓流から採取してきた苔類。環境が合ったのか、どんどん成長して、もとの面積の1.5倍ぐらいまで大きくなった。気温の低い今の季節だけの現象かもしれない。なんにしても、すべての水草が勢い良く生長している姿を見るのは嬉しい。 一番変化が無いのは現在のところウイローモス。変化無し。 1m近くある巨大な流木もその姿は一部分しか見えていない。 とにかく、ビビパラの成長が凄まじい。さすがにトリミングも考えるが、実際、どうやってカットしたらいいのかも分からないほど絡み合っている。魚は10匹ほどのクロメダカがいるのだが、あまりにも水草が繁茂しすぎて、普段は姿を見ることは殆どない。てっきり死んでしまって、半分ぐらいに数が減っているのだと思っていたら、水換えの時にみんな元気なことを確認できた。 こんかいのアクアジャーナルno65の水景のビビパラもうちのと同じように放射状に枝分かれした草体がオーバーハングしていた。今までは、綺麗にトリミングして、ただの長いヘアーグラスのようにしか見えてなかったのだが、前号ぐらいから、育成の仕方を変えたようだ。 やっぱ、こっちのほうが自然で良いと思う。とくに今回の表紙の画像はぐっときた。「流木の回廊」−−やはり奥行きが1mあると自然感がぐっと増す感じだ。 |
ピピバラはオーバーハングして、ほぼ水槽前面にまで達している。その下のヘアーグラスは、ほぼトリミング前の高さに戻った。トリミングを逃れた株はついに水面にまで達してしまった。測ったら33cmもあった。まだ成長するかも。 ぼくは基本的にトリミングは嫌いなアクアリストと言えるだろう。とにかく自然のままが好きなのだ。だって、自然界に生えている水草は、決してトリミングなんかされないわけだから。それが結局、レイアウトの寿命を縮めているんだとは思うが、なかなかその気になれない。 ホソバミズゼニゴケの背後はエキドノルス。 レイアウト立ち上げから3ヶ月が経過したわけだが、かなりの大株に成長した。一枚の葉も枯れることなく、とても調子がいい。上面をササバモやガシャモクが覆っているので、光量は少ないと思うのだが、その影響も無いようだ。ただ、もっと光を得られれば赤みが強くなるのだろうけど。 この画像では分かりづらいが、南米ミズハコベが光合成の気泡による浮力で浮かび上がってしまった。いまのところ放ってあるが、 どうしよう?このままでもいいような気もするが。そのうち自力で根を伸ばし、底床に届くのではないだろうか。 |
ヒルムシロ科の水草には眼のないぼくは、すぐに飛びついたが、よくよく見ると、ポタモゲトン・ガイとどこが違うのかよく分からない。 一応水槽に入れて様子を見る。 その水槽だが、完全なバランス状態に入った。コケの発生は全く見られず、どの水草もとても健康。水換えは忙しいこともあり、半月に一回に頻度を落としているが、その影響も見られない。なんかはじめは明るい賑やかな印象だったのだが、現在は静寂、静謐といった雰囲気。 ビビパラが案の定一気に成長を早め、完全にオーバーハング状態に。その下ではヘアーグラスがこれ以上はないというぐらい密度を濃くして繁茂している。 ホソバミズゼニゴケのドームも巨大化し、水槽左半分のほとんどを占めるほど成長した。 今がこの水槽の旬なのだろう。 川口の「日本花キ」という巨大な園芸センターで水草のポットを見つける。どれも国産で、「ヒシモドキ」「ヒルムシロ」「デンジソウ」「タヌキモ」「ヘラオモダカ」「サジオモダカ」等、凄い品揃え。−−−が、すべて枯れていた。冬だから当たり前か。賭のようなもので、春に芽を出すことを期待して、根入りのポットだけでも買おうかと思ったが、来春になればまた入荷するだろうと期待して、諦める。 そうしたらまず「ヒシモドキ」「ヒルムシロ」を買って、120cm水槽に入れる。本来ならビオトープで楽しむ水草だろうが、ぼくはあくまでもオープンアクアリウムで試してみたい。 「ヒシモドキ」はウキバルトウィジアに似ている美しい日本水草。かなりの光量を要求するだろうとは思うのだけど。 |
忙しくてしばらくほったらかしだったのだが、先日雪積もる渓流に行き、苔を採取(岩から滑って川に落ちたが、心臓が止まりそうなほど冷たかった)。 前々から、アクアテラに使われているウイローモスの見栄えの悪さが気になっていて、あえて採取物の苔でレイアウトした。唯一の例外がいつか紹介した「花の木」に置かれていたレイアウト水槽のモスだったが、あれはやはりどう考えても超高光量でないと(おそらく太陽光)再現できそうにもないので、諦めた。我が家のアクアテラは20W×1。 ついでにマメツタ?とシダを採取して置いてみる。画像左の植物は園芸センターで購入したシダ類。特に、下のシダは南米モスに似て気に入っている。 まだまだ試作の段階なので、これからレイアウトはどんどん変えて行くつもり。 いわゆる観用植物は使わない。テラ部分もこのシダのような植物や、水草の水上葉を使いたい。ただ、ヒーターを入れていないのでおそらく水温は10度ぐらい。それに耐えられる植物となると限られる。 本当は小型のエキドとかクリプトの水上葉を使いたいのだが、おそらく育たないだろう。と、なるとやはり国産の水草に限られてくる。 一応、ピグミーマッシュルームと渓流で採取したクレソンに似た水草を水中部分に置いているが、どうなるか。 |
初詣に行った深大寺の境内下に流れる疎水で、ホソバミズゼニゴケの群落を発見!! 大好きな水草だが、自然に自生している姿を見たのは初めて。 ネットで調べたら、岩手県で自生しているという情報は得ていたのだが、まさか東京のど真ん中で発見できるとは思わなかった。 もっとも井の頭公園の水族館で、水槽の中にホソバミズゼニゴケが大量にレイアウトされているのを見ていたので、おそらくこの近辺で、以前は多く見られたのだろうとは予測していたのだが。 この疎水近くはぼくの子供の頃の遊び場で、幼稚園の遠足もここだったし、小学校の頃はマスの釣り堀があって、よく釣りに来ていた。いまから思えば、豊富な湧水があって、マスを養殖してたのだろう。 現在は釣り堀はなく、なんか料亭みたいなのが建っている。 写真のような小さな群体が疎水の岩壁にへばりついている。 色といい、大きさといい、我が家の水槽のものとよく似ている。 光量やCo2の条件が似ているのだろう。 同じ疎水に自生していたリシア。カズノゴケって言ったほうがいいか? うまい具合に、岩壁の隙間からのびたモスに絡みついて、沈水状態で群落をつくっていた。こんなかたまりが幾つもあった。 水槽内で育つリシアよりも草体がしっかりしている。 個人的にはこっちの状態のほうがぼくは好きだ。いかにも自然な感じだし、水槽内でこんな感じにレイアウトできたらいいのだが。 これが疎水の全景。 豊富な湧き水によって一年中水位は変わらない。 ここで育った親に聞いたが、昔はもっとはるかに水量が多かったとか。 この疎水にはホソバミズゼニゴケやリシアの他にも幾種類もの水草が自生していた。 ここのところ、ずっと紹介している矢川や野川とここは地層的には同じ繋がりの「ハケ」にある。 まだまだ探せば、自生する水草の種類は増えていくかもしれない。 |