アクアリウム・エッセイ

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先日調査に行った東京日野市の豊田。中央図書館裏の水路。
上の画像は、そこからさらに下って、おそらく浅川から引き込まれた用水路と合流した地点。ミクリははっきりと映っているが、黒っぽい部分はクロモ、あるいはカナダモ。延々、この状態が続く。
やはり、魅力的なのは、この用水路に注ぐ前の小さな水路。上流を辿ったら、崖下に消えていたので、ここもいわゆるママの湧水なのだろう。
さまざまな水草が見られたが、底を埋め尽くしているのはヤナギモ、だと思う。
下の画像は、そこからぐっと東に移動した矢川。去年もここの画像をアップしたと思うが、今年は驚くほど水位が低い。びっしりと水底を埋め尽くしていたミクリもことしは下の通りまばら。ここもヤナギモの姿が多く見られた。



年初に行った深大寺の疎水の水草たちが夏になり、元気に成長していた。左はホソバミズゼニゴケ。牧野富太郎の植物図鑑によると、自然での生態は、抽水、水中で育成と書かれていたので、まさにその姿。年初は水中葉のみしか見られなかったが、今回は、かなり陸上部分に進出していた。この姿を見る限り、アクアテラにも充分適応する水草だということが分かる。しかし、いつ見ても、この草体は美しい。溜息が出る。




 こちらは、同じ深大寺だが別の疎水のリシア。この場合カズノゴケと言ったほうが似合うか。一番盛夏の時期にはあまり訪れたことが無く、こんなにもリシアが繁茂していることに長年気付かなかった。はやり、日照時間が長く、光量も強いこの季節がいちばん元気がいいのだろう。長さ数100mに渡って、ずっとこの調子で繁茂していた。








 こちらは我が家のビオトープ。イトタヌキモの花?
オモダカはバッタによって全滅状態だが、ここに来て花が咲きまくっている。これとあとハイグロフィラ、それにロタラ、あと、ピグマエアも二つ目の芽を付けた。いつの間に入り込んだのか、底床はヘアーグラスでびっしり。去年は見かけなかったから、もしかしたら、120cm水槽から移植されたのかも。ホソバミズゼニゴケとかリシアとかをこちらに移植した時。縁からはみ出てそとに拡がっているのはリシア。非常に元気がいい。



去年に引き続き今年も覚満淵に行って来た。大沼から覚満淵に流れ込む小川の画像だが、去年よりさらに大沼よりのポイント。ここは何処まで行っても、このポタモゲトン科の水草が川底一面に繁茂している。なんだろう?
ヤナギモよりも草体は細い。かなりとんがっている感じ。それに浮葉はつくらない。やや強ばった印象があり、イトモかな?とも思ったが、はっきりとは分からない。
今月号のアクアジャーナルに日本水草小辞典のコーナーがあり、そこに載っていたホソバミズヒキモが見た感じよく似ているのだが、こちらは浮き葉を形成するということなので、それも違うようだ。覚満淵の水草ということで、これはかなり有名なのだろうが、知っている人がいたら教えてください。

アクアジャーナルの今月号のテーマは、「にほん水草ものがたり」 先月号の予告にもあったので期待していた。とくにフィールドの画像に期待していたのだが、ちょっと肩すかしを食らった感じだった。まだ天野さんも国内のフィールドワークは途に着いたばかりとうところなのだろう。今後、息をのむような美しい水中写真が公開されることを心待ちにしたい。

今月号の収穫は「ハンゲショウ」が「サウルルス」だと知ったこと。なるほど。


我が家の水槽は壊滅状態。アクアリウムを始めて5年ぐらい経つのだけれど、これほど暑い夏は始めて。連日埼玉は40度近く気温が上昇。もう、留守の間もほとんどクーラーを付けっぱなしにしているのだが、それでも水槽は30度を軽く超えてしまう。ファンも回しているが、効き目はあまり無い。やはり水槽用のクーラーを買うべきだったのか...ここに来て、まずコビトヒメビシが駄目になった。それから、これは予想外だったのだが、ホソバミズゼニゴケが姿を消した。今は、リシアネットだけが置かれている状態。これは丈夫な水草だと思っていたのだが、それでもやられた。また、ビオトープのピグマエアが花の蕾を付けていたのだが、花開く直前に、これも暑さで茎が腐ってしまった。去年は美しい花を付けていただけに残念。ビオトープはショウリョウバッタが住みついていて、ほぼ壊滅状態。
あまり気の滅入る話ばかりしていてもなんなので、目の保養の画像。
左は、栃木の川。画面下にミズニラの姿が見える。自生地のミズニラはこのように、流れにたうたうように生えている。それで、ふと気付いて、我が家の水槽のミズニラを今確かめたら、元気に成長していた。これはやはり栃木の別の川で採取したものなのだが、自生地の肌を刺すような冷たい水流から、我が家の温水に移植されても旺盛な生命力で生き続けてる。健気だ。
それにしても、採取した時はほんの子株だったのだが、いつの間にか水面に達するぐらい伸びていた。ミズニラって結構、成長速度が速いらしい。












 こちらは、東京の府中用水の支流。
画面の水草はひめミクリだろうか?いまいち判別できない。この川は府中用水とは繋がっていても、水源は湧水なので、水流、水温ともに一年を通して安定している。そのためか、水草の種類も豊富。ぼくはここで今まで見たことのないヒルムシロ科の水草を発見したのだが、葉の大きさはグロッソスティグマぐらい。これから成長するのだろうか?と、一株だけ我が家の水槽に移植したが、結局、そのままの大きさだった。あるいは、別の科の水草だったのか...画像を載せようにも小さすぎて、ぼやけてしまうのだ。これも水温の上昇とともに溶けてしまった。


実家に置いてある池。
直射日光が当たる場所で、水温の上昇もかなりあるのだろうが、水草たちはどれも元気。アクアソイルを入れた鉢を沈めてあって、そこに植えてある。水換えは自然の雨に任せている。
川に行くたびに小魚を捕まえてくるのだが、ここに入れいて、どれも元気に育っている。とくに餌は与えていないが、結構コケが発生していて、それを食べているらしい。
この中で特筆すべきは、姫コビトヒシ。おそらくウキバルトウィジアの名で流通しているものと同種。
よほど環境が合うのか、たった一つの株から4つの浮葉が拡がっている。画像だと三つしか確認できないが、非常に小さいのが育ちつつある。また、一つ一つの浮葉も大きくなっており、今後が楽しみ。この種は花を付けるはずだから、それにも期待したい。あとはどれだけ浮葉を増やしていくのか。うまく株分けできれば、幾株にも増やせそう。手前右はヒシだが、こちらはそれにくらべると勢いがない。水槽のほうは消滅してしまったので、がんばってほしい。
 
 先日行った栃木の思川。源流から20kmほど下ったところ。ほとんど川底を埋め尽くすように水草が繁茂していて、色めき立ったが確かめてみるとクロモだった。それでも、これだけ清く澄んだ川に水草が繁茂しているのを見るのはやはり気持ちがいい。流れにたゆたう姿は心安らぐ。これがバイカモとかだったらなあ...とは思うが。
この日は、ここの上流10kmぐらいのところで、ずっと泳いで遊んでいた。他に人もなく、貸し切り状態。画像は中流の景観だが、泳いだ辺りは巨大な岩がごろごろしていて、自然のウオータースライダー状態。深さはぼくの腹ぐらいだが、岩から飛び込んだり、川底に潜ったりと、楽しめた。はやり人は水とともに暮らすのが自然なのかも。  


これは、葛飾区にある水元公園。
水元公園はアサザの自生地として有名。たぶん、画像もアサザ。そのわりには葉が大きいような気もするのだが、多分そうでしょう。
この池には、他にもフトイやヒシも見られた。自生しているヒシを見たのもここが初めてだった。
我が家のヒシは、ついに溶けて消えてしまいました。もう、毎日のように水槽が悪化していく。魚も暑さのためか昇天してしまった。バディスバディス。ヌマエビたちの餌となり、綺麗な骨を残していなくなってしまった。それにしてもこの暑さはどうしよう?
例年になく水槽のダメージが大きい。もはや、みなさんにお見せできる状態ではなく、次の画像は1年まえの前々回のレイアウト。
懐かしの名場面シリーズではないが、こんなに元気だった頃もあったんだなあ、と見入っておりました。
実家の池は、直射日光にもかかわらず元気なので、いずれそっちの画像など。






 なかなかいい感じ。こんな水槽なら、ずっと見ていても飽きないのだが。いまは苦しいばかり。苔が出ないのがせめてもか。