アクアリウム・エッセイ
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左の画像は東久留米市の黒目川。全くの住宅地の中なのだが、水源が湧水であり、しかも水源から1kmほどしか距離がないため、とても清明な流れ。調べたら、どうやら始まりは小平霊園の緑地あたりらしい。蛍も飛ぶという、都内では珍しい清流。しかも水量が豊富で、湧水の大部分は飲料水として水道局が取水しているという。確認できた水草はクロモ?、ヤナギモ、そしておそらくナガエミクリ。どれもありきたりな水草だが、こういった清流に水底を覆うように繁茂していると、それだけで魅力が増す感じだ。画像の水草はヤナギモだと思って、数株持ち帰ったのだが、水槽に入れると、葉が茶色かった。水質によるのか、光量のせいなのか、あるいはヤナギモとは別のポトモゲトン科の水草なのか。資料によると、ここにはミズニラも自生しているらしい。 ここより数100m下ったところには、これは間違いなく明るい緑色のヤナギモが繁茂していた。 こちらは、一目見た印象では黒目川よりも水が綺麗。 水量も豊富で、水深の在るところでは泳げそうな感じがした。 川幅も広く10mぐらいはあるか。 そこに一面びっしり繁茂しているのがミクリ。すごい量。以前見た矢川のミクリよりも川幅が広い分圧倒される。 都内にもまだまだ綺麗な川があるんですねえ。というか、東京の武蔵野地区は日本全体で見ても有数の湧水地域なのかもしれない。東西に何キロにも渡って断層が走っていて、その至る所から水が湧き出ている。それでもここは綺麗でも、この清流が流れ込む不老川になると、かつては日本で一番汚い川と言われていたのだ。もちろん、水を汚しているのは人間なのだけれど。 で、この画像で見てもらいたかったのは中央手前のミズネコノオ。ティアラで680円だったか。もっと何本も買いたかったのだが予算の関係で一本だけ。すごく欲しかったのだが、偶然見つけて即ゲット。天野氏の写真集「ガラスの中の大自然」を久しぶりに見たら、初期は「日本レイアウト」をかなり作っていたんですね。で、そこでミズネコノオが頻繁に使われてて、その草体が美しかった。欲しいと思ってから3日後には手にしてました。運が良かった。オランダプラントにも似ているが、ライトグリーンの草体はもう少し繊細な感じ。やはり日本水草だな、って思います。 あと、その廻りに伸びている細いテープ状の水草はバリスネリアのナロー。これも繊細な感じで、いわゆるバリスネリアとは全く違った印象。薄べったいミズニラといった感じ。また、これと草体が良く似た日本水草のカンガレイもティアラで購入。これは安かったので15株ぐらい買った。その画像もいずれ。 奥の水草は見ての通りルトウィジア。オバリスとレッドも交じっている。これもぼくの好きな水草。基本的に有茎草は趣味じゃないのだが、何故かこの水草は好き。どこか日本的な印象があるからだろうか。もちろんオバリスは国産種なのだけれど。 |
手前上にたなびいているのはササバモ。あとクリプトのバランサエが見えるが、これは水槽左後方に植えていたものからすごい長いランナーをのばして、いきなり生えてきたもの。その左下に見えるのがヤナギモ。その向こうに見えるのもササバモ。 今後の予定としては、もう少しヤナギモを採取してきて水槽左に置きたいのと、ブリクサも入れたい。おそらく鉢にアクアソイルを入れて、そこに植えるようにすれば、見事な株に育つような気がする。 その手前のホソバミズゼニゴケが育てば鉢は見えなくなるし。 先日川口にあるスリーペットに行ったら、見事なディスプレー水槽があり、しばらく見とれてしまったのだが、下草として底一面にブリクサがあって、それが魅力的だったので思いついたのだ。 画像からは分かりづらいが、その手前下にはナヤスが植えられている。これが実に美しい。繊細な草体で、色や艶がヤナギモの葉とよく似ている。国産の水草だとオオトリゲモがナヤス科だが、もっと草体は細い。いずれにしても、茎が非常に折れやすく、どの水草辞典を見ても、レイアウトには不向きとある。また、そういった事情から、扱っているショップも少ない。でも、綺麗だし、魅力的なのは確か。国産の水草とも相性がいいように感じる。 最近よくショップで見かけるバリスネリアのナローリーフ、あるいはミニミニテープとか、呼ばれているが、あれも使ってみたい。ちょっと見ミズニラのようにも見えるが、平べったく、やはりバリスネリアだ。これも国産の水草と相性が良さそうだ。 |
画像は埼玉県入間市の谷淵川。湧水から生じ、最終的には不老川に注ぎ込む小川がこの一帯にはいくつも流れている。左の画像はちょうど2本の小川が合流してたまりのようになっている場所。右上は野生のホテイアオイ。信じられないくらい大きかった。川底にぽつぽつと見える黄緑の点々は、ミズハコベ。谷淵川は全流域に渡ってミズハコベが自生していた。 左下は、ノチドメ?谷淵川に注ぎ込むさらに小さな流れに自生していた。右下は、その支流の湧水源にあった苔。ちょっとホソバミズゼニゴケに似ているが、全然別物。かなり草体は堅く、厚ぼったい。抽水状態でのみ育成しているような感じだった。 段々状にいくつかの池があるのだが、一番上の池はアサザの大群落。黄色い花がたくさん咲いていた。そう言えば実家のビオトープのアサザは全く花を付けなかった。何が問題だったんだろう? その下の画像は、アサザ池から下ったところにある鬱蒼とした池に自生するヒシ。これがまた異様に大きく成長していた。野生の水草というのはどれもダイナミックだ。実家のヒシと比べると、その10倍は大きかった。一瞬、まったく別の植物だと思ったほど。 また、別の日には自宅の近くの田圃の水路を探索。車で10分ほどのところに数キロに及ぶ田園地帯があり、見沼用水路から水を引いている。さすがに農薬がきついのか、コナギぐらいしか見当たらなかったが、ひじょうに細い水路でヤナギモを発見。まあ、この水草はかなりの汚濁に耐えられる種なので、どこにでもあるのだけれど。さらに、護岸されていない干上がり掛けた水路でミズワラビを発見。これは興奮。幅の広いものから、針のように細いものまで、数十メートルに渡って自生していた。貴重な自生地だろう。 |
| 日曜日に池袋のサンシャインシティで開かれたアクアフェアに行って来た。例によって、プロショップによるコンテストもあったのだけれど、これは、という作品は見あたらなかった。ので、いつも通りADAブースの水槽画像をアップ。特に2番目の水槽は結構気に入った。オープンアクアだけれど、密生して陰影の深い、僕好みのレイアウト。かなり強烈な照明があてられていた。そうでなくては、ここまで水上葉は育たないだろう。 それから別のフロアーに移動して、アクアリウムパーティーに参加。3500円払って、まずは世界水草レイアウトコンテストの本を受け取る。325位までのレイアウト画像が載っている。驚いたことにただの一つも強く惹き付けられた作品がなかった。水草水槽というのもマニアだが、その中でもぼくの嗜好はさらに偏っているらしい。でも、写真でなく実際に見たら感動しそうな作品もあるような気はした。で、パーティーの第1部は、100位以内のレイアウトの解説。50位からはゲストのコメント。天野氏、それからペンギンビレッジの尾崎氏、「グッピー」の山田氏、そして、ぼくの尊敬する山崎氏。彼を実際に見られただけでも、参加料のもとはとったか。さらに客席にはアクアズームの三浦氏が来ていて、急にコメントを求められ、かなり辛口な意見を言っていた。それから質問のコーナーではアクアジャーナルではお馴染みの山本氏が、台湾のレイアウトが人工的な作風であることからの派生した話で、じゃあ、天野氏の本来ウキクサであるリシアをナイロン糸で石に巻き付けレイアウトするのはどうなのだろう?と言うようなことを言っていた。天野氏が答えていたが、微妙に争点がずれていたのがおもしろかった。三浦氏も指摘していたが、ゲストのコメントは好意的で、甘口の解説が多かった。天野氏も辛辣なことは言わず、終始にこやか。天野氏は一番下の画像にちょっと映っているけれど、台湾の人の作品で、ウイローモスが全て天を向いて繁茂している姿に、偶然なのだろうけど、「すごい!」というような感想も述べていた。第2部は、授賞式と、上の画像にある水槽の構成素材、流木、石のオークション。最低価格は2000円くらいから。しかし、こちらは時間の都合でパス。時間があれば、せめて一言でも山崎氏と日本水草について話をしたかった。本当に残念... |