アクアリウム・エッセイ

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昨年の暮れにチャームに行き、モスSPと流木を購入。
それをレイアウトしたのこの画像。モスSPは置いただけで様になるので、もうレイアウトが完成してしまったようにも見えるが、ここから成長させるのが目標。
店長さんに聞いたら、レイアウトさせるには石にシリコンを使って固定し、やがて成長した新芽の部分が石に活着していくのだという。
だので、ホームセンターでシリコンを購入し、初めて使ってみる。しかし、慣れない上に、なんか固まるときに有毒な成分が出るとか言うのでおっかなびっくりでやったのですこし浮き上がってしまった。
それすらもうまく成長していけば気にならないのだろうけど、これが難しい。
店長さんに聞くと、やはり低光量が条件だとのこと。
それを守るためにモスの上にはルトウィジアをオーバーハングさせている。
同じチャームのお客さんの中には増えて増えて、水槽のバックにネットを張って、そこ一面にモスSPを繁茂させている人もいるとか。羨ましい!
その人はどうやっているのだろう?と訊くが、どうもこれといった決めては分からないらしい。
いまだにモスSPを育てている人たちは手探り状態なのだ。
貧栄養でもいいし、二酸化炭素もたいして必要はないらしい。しかも低光量。
ようは、物置にうっちゃっておいた水槽に放り込んでいたら増えていた、みたいなことがよくあるらしい。逆に、ADAタイプの水槽では育成は難しいらしい。
しか、画像を見ても分かるが、すぐ左隣にはホソバミズゼニゴケがあるので、こちらは高光量が必要なのだ。
ひとつの水槽の中に二つの条件を作り上げるのは難しい。
それにしてもモスSPは美しい水草だ。なんとしても増やしたい。
まあ、自生地の状況を考えれば、低水温、抽水状態がベストなのだろうけど....
石を階段状に積み上げ、渓流の景観を模したつもりなのだが、いまいち気に入っていない。暖かくなったら、もうすこし平べったい石を川に拾いに行くつもり。
石積みの一番上に見えるのはホソホウオウゴケ。これも美しい。2年目に入った古い株だ。



モスSPの接写画像。
左の大きな石に活着しているのは、もとから。
採取地の石を活着したモスごと持ってきているのだろうか?
一度はがしたモスは、前述したようにシリコンなどを使わないと石にはくっつかない。
成長した新芽の部分のみが活着可能なのだ。
予定では、この積み上げた石のつなぎ目が分からなくなるぐらいモスSPが成長してくれればと思っているのだが。
しかし、このモスの登場は衝撃的だった。
初めて見たのはトロピカ社の流木に活着させたモスSPだったが、ティアラで見たときの衝撃はいまでもよく覚えている。その前に雑誌では見ていたのだが、苔マニアにはたまらない。
もっとよく研究して、きっと増やせるようにしてみたい。














  二回前のエッセイではまだ、ネットの中に隠れていたホソバミズゼニゴケ。一ヶ月ほど経過したぐらいだったか、もうネットが見えないまでに成長した。
光量が足りないのかかなり小粒。
これでも60cm水槽換算で20W×4の光量を確保しているのだが、、まだ足りない感じ。
チャームなどは太陽光が入る水槽ですさまじい密度のホソバを見ることが出来る。
こちらも密度はそこそこあるが、これ以上低光量になると枝分かれせずに、ひろーっとまのびした草体になる。
よく見てみると、横枝を出しかけている兆しがあるので、うまく膨らんでくれるかもしれない。
これもまだまだ研究の余地あり。
草体が小さくなっても、横枝を出すのは何故なのか?
光量とともにCO2も大事なのだろうか?今回はかなりCO2の添加量は多めにしている。栄養は?
いろいろ考えさせられますねえ。



今回のモスはとてもいい感じ。
密度も濃く、草体もしっかりして、さかんに白い新芽を出している。
もう少し光量が少ないと、ここからモスは水面に向かって立ち上がるように伸びてゆき、結果としてふっくらとしたドームを形成するのだが、60cm換算で20w×4だと、モスはほぼ平行に成長する。
この形態の違いを生む差は微妙だが、20w×3で、なおかつ蛍光灯がいくらか古いぐらいだと、上に向かう。また、あまりに光が弱いと、草体が貧弱になり、密度も薄く、まばらな印象になる。
まだ、モスは穏やかな成長の段階だが、ある瞬間を境に、ぐっとボリュームを増やし、水槽を埋め尽くすようになる。
それを見越して、流木の下には水草を植えていない。
完全に光が遮られ、成長を阻害されるから。
ヘアーグラスも水槽前面だけに植え、十分光が届くようにしている。
しかし、これだけ距離をあけていても、いずれはモスが覆ってしまうのだろうが。
今はいい状態でランナーをしきりに出して、最初に植えた株の隙間を埋めるように広がっている。














 

 こちらは、完全にオーバーハングになり、水槽前面に届いてしまったルトウィジア。
オーバーハング状態のルトウィジアは、ほとんどの節から側芽を出し始める。画像では微妙に分かりづらいが、手前の株も小さな新芽をいっぱい付けている。
だから、あえてトリミングをしなくても、自動的に密度はどんどん増していく。
ただ、茎の下の方はすかすかで、見栄えは良くないが。
よく植木みたいに、きれいにアールをつけて、こんもり半球状にふくらんだ有茎草のレイアウトを見るが、あれはあまりに人為的な感じがしすぎる。
って言うか、考えたらADAの水景もみんなそんな感じ。
たしかに有茎草の場合、頭頂部が見えていてい、なおかつそれがそろっていて、きれいな曲面になっていると美しいのだが....
フィールドに行くと、たいていの有茎草は水面に達し、オーバーハング状態で水流にたなびいている。十分な水深がある場合は、例外だが。
かといって、それにこだわっていてもなあ...
好みの問題なんだろう。あとは手間を惜しむかどうか。あのドーム状を維持するのは大変だろと思う。一度もやったことがないので分からないけれど。アクアジャーナルを読むと何度もトリミングを繰り返す内に成長が鈍ると書いてあったけど、それでもかなりの手間だろう。ぼくは水草任せにするほうが楽でいいや。 



二つのテープ状水草の比較。
左は、バリスネリアの亜主で、ミニテープとかナナとか呼ばれている。最近かなりのショップで見かけるようになってきた。たしか日本水族館で購入した記憶がある。水槽の立ちが40cmだから、底床の厚みをのぞくと、30cmほどの長さか。
それ以上長くなる感じはない。もううちの水槽に移してから2ヶ月ぐらいは経つはずだから、こんなもんだろう。
幅も本来のバリスネリアよりは狭い。しかし、印象はまさしくバリスネリアといった感じ。
一方右の画像は、カンガレイ。国産の水草。本来の習性は抽水状態で堅くしっかりとした茎を持つのだが、完全沈水状態でも非常に元気。
長さは15cm〜20cmほど。それ以上成長する気配はない。あるいは水槽のサイズによってはもっと大きくなるかもしれない。
幅もとても狭く、クリプトのトンキネンシスのようにも見える。これはティアラで購入したが、水槽にはミズニラの名前が付いていた。しかし、それは間違いだろう。
ランナーを出して盛んに増えている。この画像では分かりづらいが、すでに水槽前面に達し、白っぽい新芽が伸び始めているのが見える。
最初買ったときの3〜4倍ぐらいに株数は増えている。その点では左のバリスネリアよりも成長が早い。
国産の水草という贔屓目ではないが、ぼくとしては、このカンガレイの大きさ、色、つや、どれをとっても好みだ。これが水槽の中景から後景にびっしり生えていたら、見事だろう。っていうか、そうしようと考えている。この増え方なら、可能だと思う。
実は、流木の後ろにあるテープ状の水草は、昨日、狭山の小川で採取したもの。セキショウかとも思ったが、根の形状などカンガレイにも酷似している。今後の成長が楽しみ。



これはササバモの新芽。その後ろにはバランサエの新芽。どちらも水槽の背面に植えてあったものが、ランナーを出して水槽前面にまで侵攻してきた。
とくにササバモは繁殖力が強く、どこからでも芽を出す。この新芽が1週間ほどで水面に届く。確かにレイアウトしづらい水草ではある。
この葉の葉脈の感じや皺の入り具合、あかるい色合いなど、日本の水草らしい繊細な印象ではあるのだが、とにかく柔らかな茎をぐんぐん伸ばしていくので、すぐに水面を覆ってしまう。
この水草を群落で楽しむなら、幅300cm、高さ100cmぐらいの水槽が欲しい。そこにびっしりササバモが生えていたら迫力だろう。














 こちらはホソバミズゼニゴケ。
リシアネットが見えなくなるぐらい繁茂してきたので、立体的にレイアウトし直した。
活着はしないので、このような状態になってからでも、レイアウト変更は自由にできる。
予定では、もっと奥の高い位置にも置きたいので、手前のネットが成長するのを待っている。
というのも、はやり水槽前面が一番光が多いのか、成長が早いのだ。
だからある程度の形を成すまでは、手間に置いておく。
前にも書いたけど、ネットは東急ハンズで買ってきた野菜用のネット袋。これにホソバミズゼニゴケを詰め込んで、ついでに沈ませるために小石を入れてある。基本的に比重は水よりも重いのだが、酸素の気泡をつけると浮いてしまうので。
これがびっしりになるのが楽しみ。