その1
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地中海らしいクリーム色の建物がひしめき合う小さな小さな島国で、大学を卒業する前の9日間、僕は38回バスに乗り、数千年前の遺跡を巡り、ビーチでデッキチェアを借りて日光浴をして、ハーフパイントのビールを片手にマルチーズ料理を食べていた……。
首都ヴァレッタは、世界初の計画都市であり、かつ街全体が要塞になっている。メインストリートのリパブリック通りは観光客で賑わい、路地を入ると、洗濯物を干すおばさんの姿を目にできる。また、この街では、祭りが盛んだ。僕も偶然、その場に居合わせることができた。
僕の泊まったホテルからはグランドハーバーがとてもよく見渡すことができた。対岸の街からのぼる朝日はとても素敵で、窓を開けてじっと見入ってしまった。
観光客で賑わうスリーマやセントジュリアンでは、プロムナードにある沢山のベンチに、西洋人観光客が仲良く座っておしゃべりをしていたりする。ここは、日々の忙しい日常を離れて気ままに過ごせるリゾートなのである。
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