「九条かながわの会」発足の呼びかけ ビラ(PDF)
去る2月25日に行われた「『九条の会』をきく県民のつどい」が5000名を超える方の参加で大きく成功しました。この成功を受け、相談会を重ねてきました。その議論のなかで、既に各地で様々な取り組みを行っている地域や職場などの「九条の会」やその他の運動体、あるいは様々な集まりの緩やかな情報交換、交流の場として、「憲法9条を守る」ことの一点での神奈川県内を視野に入れた連絡会をつくることになり、名称を「九条かながわの会」としました。先の総選挙の結果を受け、今後ますます憲法をめぐる情勢は緊迫してくることは確実です。こうした情勢にふさわしく、「九条かながわの会」の結成のつどいを開催します。
是非お誘い合わせのうえ、ご参加下さいますようご案内申し上げます。呼びかけ人
石川旺(上智大学教授)・内橋克人(経済評論家)・永六輔(作家/放送タレント)・岡崎晃(牧師)・岡野加穂留(故人・明治大学元学長 ) ・小山内美江子(脚本家)・川口洋一(学習院女子大学教授) ・小林直樹(東京大学名誉教授・顧問)・佐久間哲雄(弁護士)・ジェームス三木(脚本家)・清水鳩子(主婦連合会参与)
関田寛雄(青山学院大学名誉教授)・高島伸欣(琉球大学教授)・堀文子(画家)・本間愼(フェリス女学院大学学長)・森村誠一(作家)・安田八十五(関東学院大学教授)・山崎洋子(作家)(五十音順)
「九条かながわの会」発足のつどい(05年11月2日)・・報告
11月2日、18時30分から神奈川公会堂いっぱいの630人が参加して「九条かながわの会」発足のつどいが開かれました。呼びかけ人を代表してジェームス三木氏(脚本家)が挨拶。岡田尚弁護士が「これまでの経緯、今後の活動、と九条改憲をめぐる情勢」をのべ、会の申し合わせ事項を提案しました。各地・各分野からは「九条の会ちがさき」「万葉九条の会」「県職員九条の会(準)」「憲法フォーラム」「科学者九条の会」「関東学院九条の会」「歌う弁護士九条の会」や会場からの発言があり、報告・申し合わせ事項を全体の拍手で採択しました。呼びかけ人の清水鳩子氏(主婦連参与)が閉会挨拶を行いました。
ジェームス三木さんの挨拶
子孫に対して、何を残そうとしているのか。
核兵器、地球の温暖化、大気汚染、ダイオキシンなどと並びとんでもないないものを残そうとしている。
私の理想とする100年後の世界は、戦争、国境、国籍がないこと。日本国憲法は、理想に向かっていく100年の道しるべです。
人類は言葉によって、色々なことをしてきた。
言葉がおろそかになり、危うくなってきました。
権力者は国民に本当のことを言いません。
大本営発表など「満州事変」、戦争なのに。
現在は、軍隊を持っても、自衛隊と。
今度は、権力者が憲法九条を、色々な言いかえでごまかそうとしている。
政治や経済は、文化を支える手段。手段が目的になるとき、きな臭くなる。
日本国憲法前文は、世界に対する挨拶。戦争しません、軍隊を持ちません、と言っている。
小さくてもいいから、世界に信頼され、愛される国になって欲しい。
ナポレオンとモーツァルトのどちらが偉いか考えたことがある。ナポレオンは、英雄としてヨーロッパを征服したが、我々は今、何のお世話にもなっていない。モーツァルトにはお世話になっている。これが文化の底力です。
私たちは歴史の中継ランナーです。
「九条かながわの会」発足までの経過と今後の活動について・・・どんな組織を創り、何をやろうとしているのか(弁護士・岡田尚さん)
@1300名の賛同人と5000名を超える参加者で大成功した2・25《「九条の会」をきく県民のつどい》
2005年2月25日夜開催された《「9条の会」をきく県民のつどい》は、神奈川県民ホール(第一会場)と大桟橋ホール(第二会場)を埋め尽くし、会場に入れない人を含めると5000名を超える人が参加した。
つどいの賛同人も約1300名に及んだ。
「九条の会」大江健三郎、小田実、加藤周一、井上ひさしの各氏が、それぞれの憲法への想い、憲法の大切さを語りかける姿に多くの人が感動し、「憲法九条を守ろう」との想いは、会場あふれる5000名の熱気を生み出した。
チケットを販売しながら会場に入れない人が1000名もいたことについては、主催者としてはお詫びの仕様もないところであるが、成功の要因は講師の魅力、個人参加形式で幅広く呼びかけながらも、労働組合や民主団体等への働きかけも丹念になされたことにある。
何よりの収穫は、これまで必ずしも感得できていなかったが、九条を守ろうというマグマが地下で燃えていることを肌身で感じることができたことである。
A大成功のつどい後に何をどう議論してきたのか
つどいの大成功を受けて、実行委員会は、この連帯とエネルギーを1回限りで終わらせることなく、「九条の会」神奈川版を創ろうではないかとの意見が多数を占め、実行委員会は解散するが、そのための意見交換会を開こうということになった。
1300名の全賛同人に呼びかけ、6月2日を第1回として、計4回の相談会を開催した。
スローガンは「あせらず、急がず、幅広く」であった。
4回にわたる相談会は、毎回会場いっぱいの参加者を得て、様々な意見が出された。
なかには一部強力な反対意見も表明された。趣旨は、「今、何より求められているのは、地域で草の根的に九条改憲反対の声を結集させることであって、県版の組織をつくって、上から指導指令するようなものはつくるべきではない」というところにあった。
しかし、大半は各界各層につくられているあるいはつくられようとしている「九条の会」的運動体が、情勢の共有や経験交流する場として必要との意見であった。
Bなぜ「九条かながわの会」を創るのか、そこで何をやるのか
賛否両論の民主的討議を経て、今日、「九条かながわの会」発足のつどいを持つこととなった。
万が一いざ国民投票となったとき、過半数を超える圧倒的多数の国民が九条改憲反対の一票が投ぜられるようにするには、どのようなものとすべきか。これが会の目的である。
その実現のためには、従来の護憲運動の枠内だけでは足りない。
九条について知らない、知っているが問題意識はない、漠然と改憲の方に魅かれている、そんな人だけでなく、改憲派の人たちもウイングに入れた組織のあり方や方法論が求められてくる。
これまで地道で継続的に活動してきた護憲団体も、各界各層で初めて結成された「九条の会」も、夫々の特質を生かしながら、大きな輪の中で九条改憲反対の一点で結集できるようなものにしよう。
それが「九条の会」のアピールが求めているものではないのか。
従って、地域(市、区等)及び各界で結成された「九条の会」を束ねて上から指揮指令する組織であってはならない。
このような目的にふさわしい組織とは個人参加で誰もが平等で、財政も必要なときみんなで負担する、活動の中心は情報の共有、運動の連携におく。
誰もが参加でき、必要なとき集まれるいわば九条問題の広場みたいなものである。賛同する人は明確にするが、メールアドレスのみで賛同人となることも認める。
運営は責任をもつところが不可欠であり、事務局(拡大も含め)がこの責任を負う。
情報の共有等はインターネットを中心にするが、必要なときは賛同人の意見をきく場を設ける。
財政はカンパで賄う。カンパは企画毎に呼びかけるが、事務所設置の関係では固定経費もあり、継続的カンパも必要となる。
| 申し合わせ事項 @会の名称は「九条かながわの会」とし、会の事務所は横浜市に置く。 A会は、呼びかけ人とその賛同者(個人)で構成する。 B会は、「九条の会」アピール(04年6月10日)と「九条の会をきく県民のつどい」アピール(05年2月25日)に賛同し、日本国憲法九条を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」阻止のための取り組みを進める。 前記目的のために活動する個人・県内諸団体との経験交流、情報交換を行う。県内の地域・職場・学園等の学習会など諸企画への協力を行う。憲法情勢に対応して、会の討議、賛同をふまえて「改憲」阻止のための諸活動を行う。 C会の運営は、呼びかけ人及び事務局が協同して行い、必要に応じ相談会を開催する。 D会は、その目的を達成するためホームページの開設、ニュース等宣伝物の作成、その他必要な取り組みを行う。 E会の財政は賛同者等のカンパによる。 |
| 県内各地・各分野からの発言(要旨) |
| 「万葉九条の会」 私たち「万葉九条の会」は、川崎市麻生区柿生在住の歌人、岩田正先生に指導されている文学サークル「柿生会」の有志によって2004年秋に結成されました。柿生会では、これまでに、北原白秋、石川啄木、斉藤茂吉等多くの歌人について講義を受けてきましたが、最初の講義が万葉集からはじまった関係から、会の名称も「万葉九条の会」としました。 柿生会の集まりには、毎月30〜40名参加しています。文学サークルから出発した会ですので、集会を開く場合でも、その特色を出すことを心がけてきました。4月に麻生市民館小ホールで300名の集会を開き、9月10日には、大ホールで「輝け 憲法九条の会〜短歌とタンゴのつどい」を930名(ほぼ満席)の参加で成功裏に終えることができました。 会のモットーは「楽しく、人間的な交流を深める」です。 事務局は10名ですが、人間的な交流を深め、団結を強める目的で、7月末にマイクロバスで富士五湖めぐりのバスハイキングを実施しました。このときは、「富士を語ろう〜自然史から文化史まで」の資料もつくり語り合いました。 政府与党をはじめ、九条改定の動きが活発化する中で、駅前宣伝などより多く市民に訴える活動を急速に強めていく必要があると決意をあらたにしています。 |
| 「関東学院学生9条の会」 今、私たち若者がやらなくてはいけない事、これからの時代を担っていく世代として平和についてもっと関心と責任を持って行動していかなければなりません。私は戦争により死ぬのも嫌ですし、人の命を奪うのも嫌です。私たちはこの単純な思いを多くの同じ世代の若者たちに伝えていき、一人ひとりがもっと平和について真剣に考えるようになってほしいと思っています。 これからの10年・20・30年後の日本をどうしたいか、どのように暮らしたいか自分自身の意思を今、この時に声を大にして主張しなくてはならないのです。憲法が改憲されてしまえば私たちの自由と権利は抑圧され、気づいた時には物を言うことも出来なくなってしまいます。私たちは安心してのびやかな生活が出来る日本で暮らしていきたいです。そして、さらに次の世代に平和をつたえて行く義務があります。若者の未来がおびやかされる憲法九条の改悪は絶対にさせないと宣言します。 |
| 「九条の会・ちがさき」 ”わたしたちのプロフィール♪”です(大きな名詞)。 名前; 九条の会・ちがさき 誕生日; 2004年8月9日(神奈川県内で長男!) メンバー; 憲法九条を愛する人たち その人数; 724人(11月2日現在) 性格; おだやか・しなやか・そして秘めた情熱 趣味; ピースピクニック 好きなうた; ねがい(広島の中学生の創作です) 目標; 輝け!憲法九条・九条を地球憲法に! ピースピクニックというのは、市内の中央公園から里山公園まで、 名所や戦跡を見学しながら散歩をし、お弁当の後で平和の歌を歌って、 本当に楽しいひと時を過ごしました。 平和運動も楽しく続けることが大切だと思います。 初めての試みですが、明日は、市民祭りにお店を出して”九条Tシャツ・ピース旗・ 憲法扇子”などのピースグッズを展示・販売します。 昨年は自衛隊グッヅ!が現れたそうですが、負けてはいられません。 最近の特徴的な出来事を二つだけご紹介します。 一つ、毎日ご近所を一軒ずつ順番に訪問して「九条を失わないようにしましょう…」と 話しかけるとりくみを二組の老夫妻が開始されました。「余生はこれだけです…」と おだやかに仰います、しかし並々ならぬものが伝わってきます。 二つ、スタンディングの場で通りすがりの人が接近してきて、 その場で知った「九条の会・ちがさき」に入会されるケースが目立って来ました。 既に約60名を数えます。 この二つ、何れも従来の人のつながりや、既成の組織を超えたつながりが 生まれてきていることを示しています。希望はあるのです。 |