DNR(do not resuscitate)とは「蘇生するな」の意。
死を覚悟した患者ないし家族によって、容態が急変し心停止に至っても心肺蘇生法を行わないで、静かに看取って欲しいという意思表示がなされることがある。
医療機関で、前もってこれらの要望を記載する用紙を'DNR sheet'と呼ぶ。
DNR指示(蘇生処置拒否指示)は主治医によって医療記録に記載され、患者に対して心肺蘇生を行ってはならないことを医療スタッフに伝える。
この指示は、終末期の患者には不要かつ望ましくない、体を傷つける治療を避けるのに、特に役立っているらしい。
医師たちは心肺停止の可能性について患者と話し合い、心配蘇生処置について詳しく説明し、治療を選択するかどうかを尋ねる。
患者が心肺蘇生について意思決定できない場合は、患者が以前に表明した希望に基づいて、代理人が判断を下す。
患者の希望が不明の場合は、患者の利益に基づいた判断がなされる。
DNR指示は「治療拒否」を意味するわけではない。
むしろ、心停止後の蘇生だけを拒否する指示といえる。
それ以外の治療(抗生物質治療、不快感や痛みを和らげる治療、輸液、透析、人工呼吸器の使用など)は、必要に応じて提供される。
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