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●台風とは
台風(颱風)とは、太平洋や南シナ海(赤道より以北、東経180度より以西100度より以東)で発生する熱帯低気圧で、最大風速(10分間平均)が34ノット (17.2m/s)以上のものを指す。
WMO(世界気象機関)による国際分類の定義では、日本の台風とは異なり、最大風速(1分間平均)が64ノット以上のものをタイフーン(typhoon)と呼ぶ。
ちなみに、WMO(World Meteorological Organization)は、国際連合の専門機関の一つで、気象観測業務の国際的な標準化と調整を主な業務としている。
WMO国連と連携はするが、あくまで別の機関であり、国連に参加していない国でも加盟できる。
台風が、国際分類上、熱帯低気圧をハリケーンやサイクロンと呼ぶ区域に進んだ場合には、台風ではなくそれぞれの区域の名称で呼ばれることになる。
東経180度より東(西経)に進んだ場合、最大風速(1分間平均)が64ノット以上のものはハリケーンと呼ばれ、34ノット以上64ノット未満のものをトロピカルストーム(Tropical Storm)と呼ばれる。
また、マレー半島以西に進んだ場合、サイクロンと呼ばれる。

●台風の大きさと強さ
気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、下表のように風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 を表現する。
「大きさ」は「強風域(風速15m/s以上の強い風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲)」の半径で、「強さ」は「最大風速」で区分する。
さらに、強風域の内側で風速25m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を暴風域と呼ぶ。
【強さの階級分け】
| 階級 | 最大風速 |
| 強い | 33m/s(64ノット)以上〜44m/s(85ノット)未満 |
| 非常に強い | 44m/s(85ノット)以上〜54m/s(105ノット)未満 |
| 猛烈な | 54m/s(105ノット)以上 |
【大きさの階級分け】
| 階級 | 風速15m/s以上の半径 |
| 大型(大きい) | 500km以上〜800km未満 |
| 超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
台風に関する情報の中では台風の大きさと強さを組み合わせて、「大型で強い台風」のように呼ぶ。
ただし、強風域の半径が500km未満の場合には大きさを表現せず、最大風速が33m/s未満の場合には強さを表現しない。
例えば「強い台風」と発表している場合、その台風は、強風域の半径が500km未満で、中心付近の最大風速は33〜43m/sあって暴風域を伴っていることを表す。
なお、天気図上では、暴風域を円形で示す。
この円内は暴風がいつ吹いてもおかしくない範囲である。
●参考
かつては「大型で並の強さの台風」「小型で弱い台風」というような言い方をしていた。
1999年(平成11年)8月14日の玄倉川水難事故を契機に、このような表現では、危険性を過小評価した人が被害に遭うおそれがあるとして、気象庁は2000年(平成12年)6月1日から、「弱い」や「並の」といった表現を削除し、上記表の欄のように表現を改めた。
したがって、「小型で『中型で・ごく小さく』弱い『並の強さの』台風」と呼ばれていたものは、単に「台風」、「大型で並の強さの台風」は「大型の台風」と表現されるようになった。
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