■個展会場
欧州で唯一の本格的寺院であるドイツ・デュッセルドルフの「恵光寺」内にある日本文化センターのホールにて5月14日~24日まで単独個展として開催いたしました。海外で暮らす日本人への伝統仏壇の販路も視野に入れると共にドイツ国内及び近隣諸国から来る方々から意見を集めるのには丁度良い会場だと思い決定いたしました。
来場者の9割以上が欧州人でしめる事となりましたので、伝統仏壇の販路については全く進展はありませんでしたが、今後の参考となる多くのデーターを得ることができました。また観光目的のついでに来場される方々が多かった今回の個展において、多少なりとも販売実績が残せたのはとても大きな事です。実際、NYのギャラリーで開催した第1回の単独個展では商品は何一つ売る事ができずにいた事を考えると大きな一歩を残せたと思います。
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■出展作品
▽武檀×6種 (礼、智、忠、信、孝、悌)
▽伝統仏壇
▽ロボット型仏壇
▽クロート
▽アクセサリー
(ピルケース、名刺入れ、ペンダントトップ、腕輪 etc)
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■アンケートの回答
●仏壇についての印象についてお答えください
▽興味深く、他にはない
▽特にドイツ人の目から見て、フォーム(形)が素晴らしい
▽すごく美しい
▽細部の装飾等がすばらしい
▽小さいが素敵なプレゼンテーションだと思う。
▽日本の文化的な知識はないので簡単に判断はできないが、この素晴らしい手工業を見れば、
それが保存されるに値するものだとは容易に考えられる。
▽西洋で同様の工芸品を見つける事は文化の違いの面からも難しいと思う。
▽素晴らしい。強い感銘をうけた。
▽このような物を見たことがない。もしくは見る機会が少ないので興味深かった。
▽伝統技術と現代モダンライフとの融合が面白かった。
▽仏壇や他の作品を1つ作るのにどれだけの労力がはらわれているのかという事が見れて
とても興味深かった。
▽すべてが手作業で作られているとことを知って、とても興味深いと思った。
▽彫刻している所が見れて良かった。
▽とても素晴らしく、感銘をうけた。彫刻のような細部の手工芸が特に素晴らしい。
▽仏壇を見たのは初めてですが、技術の高さに深く感銘をうけました。愛情深く作られた細部は
とても興味深くみせてもらいました。このような作品を見る事ができてとてもよかったです。
▽形、色、素材のすべてが素晴らしいハーモニーになっている。今回の展示会に訪れた事は
忘れられない思い出になりました。
▽偶然この展示会の事を知ってきたのですが、このような素晴らしい芸術作品を見る事ができてとてもよかった。
▽すばらしい日本の文化だ。
▽ワークショップ(金箔押し体験)が良かった。歴史背景等を学ぶ事ができた。
▽日本の文化を外国に広めていくという企画はとても素晴らしいと思いました。一つ一つ手での作業と聞いて
びっくりしました。
▽多様性がある。私にとって新しい経験となりました。
▽言葉に表せないくらい素晴らしい。
▽アジア人がこのようなアート作品を作り出せるのは素晴らしい。長期にわたる修行の成果だと思う。
ドイツ人には真似できない。
▽高い技工、素晴らしい展示物、高度な技術が素晴らしい。
▽高度な技術を使った作品ばかいの素晴らしい展示会だった。
▽ワークショップで実際に体験できたのが良かった。会場の雰囲気も良かった。
▽塗りが美しかった。
▽エキゾチックな感じで良かった。すごいです。
▽とても強い印象をうけた。長い伝統の技が細部に取り込まれている。
▽すごくきれい。最初プラスティックでできていると思った。木でできていると知って驚いた。
▽仏壇という物はわからないが、作品は素晴らしいと思う。
●仏壇の技術を活用した方がよいと思う分野について
▽家の中でのリラックス空間を作る物が良いと思う。リラックス音楽が流れるロッキングチェアなども面白い。
▽長く使えるデザインでクラシカルな物が良いと思う。
▽アート的で工芸の手法が生かされる作品が良い。玩具や家電の消費物は良いかもしれないが、
長持ちしないのでもったいない。
▽素晴らしい作品なので玩具や家電等、消費物に使われるのはもったいない。
▽何も言う事はない。展示されていた物で十分素晴らしいと思うのでこのまま進むべきだと思う。
▽電話機なんてどうでしょうか?
▽伝統的な物が良い
▽伝統的なテクニックを使ったオブジェ。
▽手工芸+伝統+宗教は素晴らしい。
▽何か別用途のある美しい物。
▽すべてが素晴らしいので、何かを選ぶことができません。
▽このような技術が用いられた家具が買えたら良いと思います。
▽伝統工芸品の技術を新しい作品作りに転用していくという事は素晴らしいと思う。
▽日本の工芸品、特に手工芸は世界に一つだけです。多大なポテンシャルがあると思う。
▽中国の家電は大量生産できるという利点がる。日本はユニークさで勝負したら良いとのでは?
▽このような技術や素材ならば、個人的には家具やオブジェを作ることへの転用が一番良いと思います。
またこのような作品だとアートマンのスキルを生かすことができると思います。このまま続けていってください。
▽クラシックなフォームだと、いつの時代にも適応できていいと思います。角のある仏壇は少しデザインが
強すぎます。ヨーロッパでは木の床が多いのでそれに適した色遣いが良いと思います。
▽家具というよりも芸術作品で勝負した方が良い。
▽この数少ない素晴らしい伝統の手工芸を長続きするような作品に生かしてほしい。もうすでに素晴らしい製品が
戦争等で失われてしまっています。がんばってください。
▽退屈な家電を伝統技法で美しくできると良い。
▽日本の手工芸はヨーロッパで受けると思う。日本文化と伝統はヨーロッパで年々受け入れられていますので。
▽オブジェなら日本以外の国でも広めやすいと思います。
▽このような高度で緻密な作業が必要な家具が良い。
▽このままの方向性が一番いい。素晴らしすぎる。
▽すべての作品に魂を感じる。それを生かしたアート作品が良いと思う。
▽素晴らしい技工なので玩具などに転用されるのはもったいないと思う。
これはアートとして扱われるべきだ。
▽パーティションは良かったと思う。日本の空間を作る物がいい。
■まとめ
アンケート結果と来場者との直接のコミュニケーションでヨーロッパにおいて「宗教」との関連性はリスペクトされてもネガティブなイメージに捉えられる事は一切ありませんでした。また仏壇というフォルムの美しさと同時に300年続く職人技に多くの来場者が感嘆の声をあげていました。シンプル化とポップ化が進む現代の工業製品の中で仏壇のようなインパクトのある美しい工芸品が入り込む要素は沢山あると思われます。
現在、100万円を越える価格帯で販売されている仏壇は一般市場に参入するのは難しいと思われます。品質を落とさず低価格帯で購入する事のできる商品開発が今後は必要だと思います。職人8人で作り上げる生産体制を解体して、新しい生産スタイルを構築したりして改革が必要だと思われます。
アート作品としての発表を望む声も多く聞かれましたが、やはり産業としての三河仏壇の復興という側面を考えると製品に落とし込む必要があると思われます。しかしながら、アートやポップな要素を取り込んだ商品というのは考える余地があると思われます。
ヨガやヒーリングが宗教色がないようにルーツに宗教がクロスオーバーするという表現方法が一番良いと思われます。仏壇の紹介もそのような形ならばヨーロッパに受け入れられると思われます。 |
仏壇クン in ドイツ・デュッセルドルフ

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