「ふるじろプレーパークの会」設立の経緯について
 『子どもの社会力』(門脇厚司著)という岩波新書の赤版が発行されている。
その本のカバーの扉には以下のような解説文が掲載されている。
 「いじめ」「学級崩壊」など,子供達をめぐる深刻な状況の根本的原因は何か?
他人への愛着・関心・信頼が失われていく背景を追うことで,著者は「人と人とが
つながる力」「社会を作っていく力」としての「社会力」の意味と重要性を示し,
成長過程で必要な大人の働きかけや,「冒険あそび場」といった地域での実践を訴
える。
 門脇氏は地域づくりの重要性を説き,地域活動の拠点としての冒険あそび場を取
り上げている。そして,冒険あそび場とは,「子どもの身体や,欲求や,行動は,
発達段階に応じて,どんどん変化するものであり,同じ年齢でもその子によってさ
まざまに異なるものである。それゆえ,どの子のどのような欲求にも応じることが
でき,また子どもの欲求を喚起する刺激に富んだ環境こそ,子どもの発達に望まし
い。」という哲学に基づいて作られた場所,と規定している。
 2000年5月。このプレーパークの開催が古城小のPTA会長などから提案さ
れたところ,地域の有志30人が集まり,「古城プレーパーク実行委員会」が形成
され,同年8月に,古城小の校庭で「自分の責任で自由遊ぶ」というモットーに基
づく「プレーパーク」が開催されるに至った。このとき,在仙の市民団体(「仙台
冒険あそび場実行委員会」や「ゆうの会」など)の絶大な協力を得たことを忘れる
わけにはいかない。
 2001年2月には「子ども達にとっての遊びは日常的なものであり,年に1回
のイベントを続けること以外に私たち地域の大人ができることがあるのではないか」
と考えた地域の有志は,季節に応じた遊び場を展開したり,2〜3ヶ月に1回遊び
場を開催したりしていくことを目的に「ふるじろプレーパークの会」を立ち上げた。
「ふるじろプレーパークの会」では,3/4(日)に「早春の校庭で遊ぼう会」を
開催することを皮切りに,月1回の例会を催し,会員の親睦を深めながら,子供た
ちにとってどんな遊び場が必要か勉強したり,実際に2か月に1回ほどプレーパー
クを展開したりしてきた。
 2001年度には,仙台市が主催する「まちづくり企画コンペ」事業の「はじめ
の一歩部門」で助成を受けている。そこで,実際にプレーパークを開催するだけで
なく,この活動の趣旨をより多くの方々に理解頂きたいと考え,広報活動を充実さ
せることにした。会の広報誌「ゆうゆう通信」(発行部数600部)は7月の第1
号発行から始まり,12月までに6号が発行され,古城小学区近辺の多くの家庭に
配布されている。
 活動資金の調達や開催場所を今後どのように確保していけるか。会のメンバーを
更に増やすべきなど課題も多いが,会員がいつも笑顔で話ができるように無理がな
いように進めていくことを大切にしながら,古城小の保護者に限定しないで,地域
の方々や様々な立場から,幅広い人材が集まることを願っている。