ウィーンの森を散策
「ウィーンの森」と言っても、いわゆる「森」単体を言うのではなくて、いわば「エリア」ですね。ウィーン市街から高速を走り、3,40分ほどでしょうか。ここには、シューベルトゆかりの地「ヘルドミッシュミューレ」や、ベートーベンが耳の療養のために過ごした「バーデン」、またウィーン風居酒屋「ホイリゲ」で有名な「グリンツィング」などがあります。これまでグリンツィングには何度か行ったことありましたが、他は初めてでした。やはり短時間で回ろうとすると効率から考えるとオプショナルツアーに参加するのがいいでしょう。私も、「みゅう」の「ウィーンの森半日観光」に参加しました。あとお二人ほど、私と同様女性がお一人ずつで参加され、3人とガイドさん、運転手さんとで出発です。ウィーンはやはり「世界一安全な町」に選ばれたとかで、女ひとりでも行きやすい街だと思います。話は逸れましたが、では私たちが訪ねたウィーンの森スポットを御紹介しましょう。
ヘルドリッシュミューレ ~ シューベルトゆかりの地
昔は現在のように交通機関が発達しているわけではなかったので、人々は私たちのように遠くに旅行に出かけられなかったのですね。よってシューベルトやベートーベンなど音楽家、芸術家は「ウィーンの森」など、環境のいいところにリフレッシュに来ていたわけです。そうしていろんな曲や絵画など今に残る名曲、名画、建築物が生まれたのですね。
![]() この地でシューベルトは「菩提樹」を書きました。 |
![]() 「ヘルドミッシュミューレ」とは「ヘルドミッシュさん宅の水車」という意味だそうです。これがその水車だそう。 |
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マイヤーリンク ~ 「うたかたの恋」の真相は・・・
いつか訪れてみたかったところにやっと来れました。ここは昔は狩猟館があり、そこで事件は起きました。1889年の1月30日。フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベートの長男ルドルフ皇太子が、男爵令嬢のマリー・ヴェッツェラ嬢と心中事件を起こします。「マイヤーリンク事件」です。この事件は単なる心中事件か、他殺か・・、と「謎」の香り漂っていますが・・。「うたかたの恋」というタイトルで、カトリーヌ
ド・ヌーヴ主演のアメリカ映画(1969年)や、ミュージカルとしてこれまで数々上映されています。
私個人の意見では、やはり「心中事件」だったのではないかと思います。いろいろな本を読んだり、ガイドさんの話などを総合すると・・・。「他殺説」が流れたのは、やはりカトリック教徒であるので、「自殺」ということが認められないのでフランツ・ヨーゼフ皇帝が、いろんな細工(手回し)をしたからというのも考えられなくもないと思いますね。それにしても、当時は大ニュースだったでしょう!。
ルドルフ皇太子は、幼いころのスパルタ教育によって、少し情緒不安定なところもあったようです。また、ベルギー王室から妃としてステファニー皇女を迎えるのですが、不仲。しかも、父フランツ・ヨーゼフ皇帝とは考え方が全く違ったそうで(父は保守的、息子はリベラル)、ある日仮名で新聞に皇帝である父を批判する記事を投稿します。が、それが父フランツ・ヨーゼフ皇帝の知るところとなり、強く責められたそうです。遺書も書いていたそうです。また、ルドルフは、妻のステファニー皇女とは不仲。ミッチーという娼婦を愛人にしていたそうで、心中の相手を、はじめはそのミッチーに頼んだそうですが、そのミッチーさんはお断りされたそうです。そこで、すでにめぐり会って白羽の矢を立ててたマリー・ヴェッツェラ嬢にもちかけたところ、彼女はOKしたのだそう。ガイドさんいわく、「31歳のオトコが17歳の小娘を道ずれにしたんですよ」と。一人で死ねなかったのですね~。もうこの頃から、ハプスグルク家の栄華の翳りが見え始めていたのでしょうね。
ちなみに残されたステファニー皇妃は、その後再婚されたようで、ハンガリーのパンノンハルマの修道院に「ステファニア」の御名前で眠っています。
(ハンガリーを旅行したときに発見しました)。
![]() こういうきれいな風景の中、1889年の1月30日、2発の銃声が響き渡ったのです。 |
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![]() 母エリザベートは、狩猟館の跡にこのカメルン派の尼僧院を建ててもらうよう、夫フランツヨーゼフ皇帝に懇願したそうです。 ルドルフ皇太子は、ウィーンのカプチーナ礼拝堂に、父フランツヨーゼフ、母エリザベートと並んで眠っています。 |
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![]() 事件の舞台、狩猟館前の木。この木はあの日の銃声を聞いてるのでしょうね。 |
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ゼーグロッテ
こちらは「石見銀山」のようなところです。石見は「銀」ですが、こちらは「石灰」を採掘するところでした。そして第2次世界大戦中はヒトラーのもと、秘密兵器製造場所になったとか。最近では映画の撮影に使われたりと、このように観光スポットになっています。なんかちょっと探検しているみたいで良かったですよ。
![]() こちらがゼーグロッテのエントランス |
![]() こちらはここの守護神「聖バーバラ]様です。ここの工事や作業中で、本当に殉職者が少なかったとかで、人々が感謝して祭壇を設けました。年に一度、ウィーン少年合唱団もやって来て、ここでコンサートが開かれるとか。音響効果抜群でしょうね。 |
![]() 中はこんな感じで、ボートで一週回ります。とっても癒されました~。*これは買った絵葉書です。 |
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![]() こんな感じでドンドン進みます。 |
![]() ハイリゲンクロイツというところにあるこちらのカフェでしばしのケーキタイムを楽しみました。 |
![]() こちらが私がいただいた「アプフェルシュテュリューデル」というリンゴパイと、メランジェ。 こういう美しい環境でいただくと一層美味しい!。 |
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