「ん?その注文は頼んでないぞ?」

「あちらのお客様からです」(朝倉の方を向きつつ)

「・・・・・・」

「何?折角だから?・・・まぁ・・・良いけど・・・あ、そうだ。ザジ、今金あるか?」

手をパーにして答えるザジ。一応、五百円ではないようだ。

「うし。じゃ、店員さん。そのお客様に『ラブラブユニバース二人のスペシャルミックスデラックス』を」

「・・・・?」

「心配するな、金も帰ったらすぐ返すし、実害はないから」(爽やか笑顔)

「・・・・・・」(納得)

だが、この注文、メニューにはない隠れた品。無論値段もそれなりに高いが、その量と甘さ、一人では食べきれない破壊力という曰く付き。

「本当に良いのですか?」

「あいつ・・・あ、彼女は連れがいるみたいですから、大丈夫ですよ。それに(ザジの)了解も取ってあります」

「わかりました・・・店長!ラユフタ入りましたー!」

知る者はざわつき、知らぬ者は不思議そうに辺りを見回す、それがラユフタ。

しかし朝倉和美は、不覚にもこの恐怖のメニューの存在を知ってはいなかった。

にこやかなウェイトレスと、にこやかな店長、そして店長がグラスの底を置いたのは、床。

「あちらのお客様から『ラブラブユニバース二人のスペシャルミックスでラックス』でございます」

見た目は綺麗だ。色も、配置も、ストローが二本あるのも名前からして間違いじゃない、が、全て量がいけなかった。

床から胸まであるこのグラス。というかそもそも一体どうやって作ったんだよとツッコミたくなるこのグラス全部を埋め尽くす甘!甘!甘!

一瞬、頭の中が真っ白になった。



二十分後。



「朝倉さん、やっぱりストローを二本使わないのは勿体無いから、いっぺんに!」

「さよちゃん?あのね?私もう疲れて来たんだけど・・・」

「ダメです!食べ物は粗末にしてはいけません!」

「うぅ・・・分かったよ・・・(甘い!減らない!甘い!甘い!減らない!甘い!)」


「・・・・・・・」

「ん?朝倉は大丈夫なのかって?」

「(こく)」

「あれ、残したら罰ゲームがあってな、二人のド恥ずかしい写真(デジタル可)を店長に見せないと・・・・」

「(ドキドキ)」

「なんとさらに倍の値段を請求される。そして今聞こえる足音が・・・」

「千雨ちゃーん!ちょ、ちょっと手伝ってよぉ〜!」

「ネギ先生にでも頼め〜」

「・・・・・・・・(鬼だ・・・)」






最初の場所は麻帆中カフェ。あんなメニューないけど(待て)最後は寮。


何故でしょうか、ウチの千雨さんは描くと攻め顔になる上朝倉に対してはえげつない(待て)
ちなみに朝倉からの追加注文(小さい方)は周囲の目を気にしながら二人で仲良く飲みました。えぇ、仲良く。

分かりにくいですが、ザジはサンドイッチ、千雨はメロンパンを食べている感じで。でも視点はウェイトレス。何故だ。
次は食べてない絵を描こうと、そう、色々と。



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