■服部西町の家-WORKS             
ー敷地13坪の家ー



□ YOKOTA  ARCHITECT  OFFICE                        


                                   ■建築データー
                             ・所在地:豊中市服部西町
・用途:住宅
・設計期間:2001/6〜2001/10
・敷地面積:44.10u
         (13.34坪)
・規模:延床面積88.06u
         (26.63坪)
・構造:混構造
(1階RC造、2〜3階木造)

■建物完成までのプロセス      


         模型


・3月19日既存建物手バラシによる解体作業
 開始しました








       解体前西面



      

              解体3/23





     現在の状況3/27


      地盤調査3/30




     
      
      地盤調査
3/30




      ・硬化剤
これがタイロンという硬化剤です





















 


 
■階段室
 

 
3階オーダー家具  1階和室
 

 
ロフトへのハシゴです  ロフトの床




 
くるみで作ったテーブル  ロフトからの光








■2階キッチン
オーダーキッチンです。


























解体前東面









解体完了


















土を掘る機械(オーガー)
















 









 


        


 
2階リビングからベランダを見る



 
木製の柔らさを表現しています
塗装は柿渋を塗りました。




 





 
ロフトからウッドデッキを見る

































































                           

■外部仕上
屋根:ガルバリウム鋼板葺
外壁:色モルタル
      引き摺り仕上げ

■内部仕上
・天井:石膏ボードEP仕上
・壁:珪藻土仕上
・床:スギ厚30フローリング

■設備
・エアコンは既設のものを使う
■コメント
長い間地域の文房具屋さん
として親しまれてきたお店を
閉じる事は建て主のご両親に
とって複雑な思いがあったに
ちがいありません。
そんな思いの中で
「家族の思いやり」について
考えながらそれぞれの家族が
幸せになれるような
家づくりに主題を置きました。
■コンセプトとして
長屋形式の住宅を切り離して
敷地約13坪に親子二世帯住宅
として建て替える計画です。
親子の適度な距離を近すぎず
階でそれぞれのゾーンを分離し
また共用ゾーンを活かしながら
気持ちのいい家づくりを
デザインする。
■施工上の問題点
・敷地境界が明確でない
(官民境界、民民境界の明示
が必要)
・既存建物が長屋でつながって
いるため
梁や胴差、母屋などの
継ぎ手位置の確認が必要
・解体により隣家の強度上の問題
・電気、ガス、水道、下水排水など
共用部分の確認
・解体後の外壁の養生
などの問題が考えられます。


・解体作業(2002/3/19〜3/27)
長屋建ての為、機械による作業が
出来ないので手バラシで解体を
しています。
(機械で解体するより少し高く
つきます)

・解体作業完了(2002/3/27)
解体作業が完了しました
この後、地盤調査を行ないます。
 

・地盤調査とは
 
設計した基礎が適切かどうか
地盤調査します。
本来なら基礎を設計する前に
行うところですが、今回は
既存建物が敷地いっぱいに
建っていましたので、
建物解体後の調査になりました。
地盤調査は基礎形式や
基礎サイズを決める大切な
調査です。
いくら立派な建物を建てても
建物が沈下しては
どうにもなりません。





地盤調査
 
地盤調査:スウェーデン式
         サウンディング
地盤調査の方法は上記の
他には
標準貫入試験、圧密試験などが
あります。
作業AM10時〜PM6時まで
かかりました。
100kgの錘を載せて
手動で回します
25cm沈むのに何回、
回転させたかで
地盤の強度を調査します。
13坪の敷地で合計5箇所、
調査しました。

費用は大体5万円くらいで
出来ます



地盤改良
調査の結果たいへん柔らかい地盤でした。
地盤が悪い為このまま施工すると建物
が沈下してしまいます。
いろんな工法を検討した結果
今回は柱状改良による地盤改良を
実施します。



・湿式柱状改良コラム工法とは
 
 湿式柱状改良コラム工法とはオーガー
 というキリの親方みたいなもので地盤を
 掘削しながら土とタイロンという硬化剤と
 水を加えて杭を作る工法です


左写真:基礎の配筋
基礎は柱状改良の杭の上に
ベタ基礎とします

右写真:建て前
5/22建て方が行われました。
木造の骨組みは美しくまた迫力が
あります。
 
・屋根工事
 
建て前が終わると屋根工事をします












・外壁工事
内部工事とともに外壁もだいぶ
出来てきました
風がきつい時シートをたたんだ瞬間
建物の表情があらわれました。









左写真:隣家との外壁の仕舞です。
中写真:1階廊下から玄関を見る。
右写真:小屋の骨組
     3階アーチの天井下地










左写真:柱が地震によって
引き抜かれない為の
ホールダウン金物。



中、右写真:3階内部
ハイサイドライトから光が入ってきて
とても明るい。

北と南の窓を開けると風が通ります。





































左写真くるみで作ったテーブル
     大阪の平林で材料を購入しました。


右写真:ロフトからウッドデッキへと
空間は広がります。





■左写真2階キッチン
オーダーキッチンです。
長持ちするように作っています

例えば金物はオーストリアのブルーム社製
扉はタモの突き板積層材
天板は1mmSUSヘヤライン仕上
塗装は蜜蝋ワックス。

世界中に唯一つのオリジナルキッチンです。

写真ではわかりにくいですが扉の木目が
連続しています。

キッチン⇔居間⇔ベランダと空間は
連続します。

■右写真3階のファミリールームと階段室。
子供さんの成長とともに将来は
仕切ることも考えています。




■左写真
玄関庇

 
ステンレスクロカワ仕上げの庇は
 ピカピカしないのでとても美しい。

 
■右写真
玄関
玄関の式台はカバという木(無垢材)です。
下部には間接照明で段差がある事を
伝えると共に光の演出をしています。






■バスルーム
天井は湿気に強い能登産のヒバを
使っています。
バスルームの建具は
引き戸にしました。理由は万が一
バスルームで倒れる様なことがあっても
救出できる為です。

床は濡れ色が緑に輝き
とても美しい十和田石を採用しました。
この石は水で濡れても滑りません。












■左写真
2階キッチン

■右写真
階段室

スギ材を多用しています。
スギは柔らかく歩いても疲れ
にくいそうです。

 













■そして完成しました

2002/8/中旬
足場がはずされ完成しました。
建物は、子育てと一緒で
できた時がベストではなく
育てていくものだと考えます。

欧米では建物を育てながら
その価値を高めています。

日本の建物もそうなるといいですね。


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                                                                   〒657-0011
                                                                     神戸市灘区鶴甲4-1-7-103
                                                              T/078-821-9751
                                                                            F/078-821-9726

                                                        mail: sna16772@nifty.com