
1999.10.15 復活リサイタル開演前 東京オペラシティー大ホールにて
フジ子・ヘミングを初めて知ったのは、1999年2月11日のドキュメンタリー番組でした。
テレビ画面から飛び出してきた「音」に愕然となりました。それまで、クラシックは好きで聴いていたのですが、その多くの巨匠の迫力と繊細な響き、音の間(ま)で好き嫌いはありました。でも、その夜聴いた「ハンガリー狂詩曲」は、私をなんとも言えぬ気持ちにさせ、はかない命を思いはらはらと涙がこぼれてしかたがありませんでした。
「ハンガリー狂詩曲」がこんなに胸に沁み込み、人間の(私自身の)はかなさや哀れさを歌う曲だったなんて。リストの繊細な魂がフジ子のピアノで甦ったのでした。
この人はただのピアニストではない!絶対、精神世界を持った芸術家だ!と確信したのです。過酷な半生を語っていました。でも、話し言葉はやさしく暖かな響きです。
夢の中の不思議なおとぎの国を旅してきたかのように、、、。
私はいつのまにか「フジ子・ヘミングの世界」を漂って、たどり着けない航海へと、漕ぎ出したようです。
偶然にお会いできた御自宅で思わず、「フジ子さん、お帰りなさい!」と叫びました。
フジ子さんはいきなり「お帰りなさい」と言われ、さぞ、驚いたことでしょう。
でも、次の瞬間にはにこっと微笑んでくださいました。てれくさそうに。
あの時のフジ子さんの笑顔。ちょうど一年前のことでした。
今、こうしてフジ子さんのホームページを開設するに至ったのも、巨匠と言っても過言ではないピアニストフジ子・ヘミングの、そして、こわれそうな芸術家フジ子・ヘミングのほんの一部分にでも接している喜びと感動をファンの一人としてみなさまと分かち合いたいと思ったからなのです。
個人サイトですので、情報の行き違いなどないとは言えませんが、最新情報やチケット情報など、確実な情報をお伝えできればと思っております。
フジ子・ヘミングのますますの御活躍を祈りつつ。
永遠に。
2000.6.17 HP管理人
写真撮影:HP管理人
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