| 【ラスベガスのAi and YuKi】 日本人女性マジシャン2人組「Ai and YuKi」 「抱いていれば夢はかなう」 |
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産経新聞さんからの抜粋記事の紹介です。
−−なぜマジシャンになろうと思い立った Ai 最初は、さほど興味はありませんでした。日本で、(名古屋から世界に通用するアーティストを育てようと試みの某事務所に入り、いろんなイベントやパーティーに参加し、いつしかマジックを人前で披露するようになりました。マジックは年代を問わず、喜びを共感してもらえて、すごいすてきだと感じたんです。 歌だと大人っぽいバラードなら子供さんには楽しんでもらえないこととかあるけれど、マジックは違う。パフォーマンス一つで同じ世界を感じられる。そんなこともあり、ずっとこの仕事を続けたい、海外でやってみたいと考えました。 YuKi きっかけはAiちゃんと同じです。当初はタレントになるため、プロダクションに入りました。私たちは2人とも負けず嫌い。追究心もあり、マジックをするうちに、海外に出て、頑張りたいと夢が広がりました。 −−マジックの技をマスターする上で苦しいことは Ai 私たちが目指すショーは、日本でありがちなマジック道具を持ち出して人が消えるという現象だけを見せるものではありません。もっとストーリー性があり、アクロバティックな要素が多く、サーカスみたいな夢の世界をステージ上で皆さんに届けるもの。大変なのは、いかにマジックとサーカスのような動きを結び付け、両者のつながりをお客さまに分かるようにすべきかです。 私たちは体操選手でもバレエのダンサーでもありません。肉体改善も必要で、筋力トレーニングを行い、毎日、ダンスのレッスンを繰り返し、イリュージョンの勉強をしたりしました。肉体的なストレスは、かなりありますね。 −−一流のとしてのあるべき姿とは Ai 常にまっすぐ一つの目標に向かう信念が演技や言葉にあふれ、そのすべてがお客さまに伝わることこそが、エンターティナーには求められているんです。さんはそうでした。だからこそ、彼の何気ない「ありがとう」という言葉もジーンと伝わってくる。 YuKi 米国には、ダンスにバレエ、タップとかをその場ですぐにやってみろといわれ、当たり前のようにすぐにできるプロフェッショナルは多い。それを私たちは3年をかけてやってきました。できて当たり前以上のことができ、それを続けていけることが、本物のエンターテインメントなのかなと思います。 マジックの本場は米国。日本人のお二人にとっては「アウエー」になります Ai ラスベガスはエンターテインメントを見るお客さまの目が肥えており、見せる側としてもごまかしは効きません。ステージに立てば、その立ち振る舞いで、すぐに素人かプロフェッショナルか判断される。普段はパフォーマンスが始まる前から、気が抜けません。「やはりここは日本じゃなく、やはり、ラスベガスなんだなあ」という感じ。 ただ、マジックやイリュージョンでは、オリジナルのものへの評価が高く、「和」のテイストで女性2人組というのは大変、珍しい。それを強みに、2人にしかできないマジックをさらに作り上げていきたいと思っています。 −−今後、ラスベガスの名門ホテル、サハラホテルでのロングラン公演も始まり、来年は日本でも公演するそうですが、どんな技を披露する Ai 日本のおとぎ話をテーマにしたストーリー性がある作品に挑戦します。米国のものをマネすると、絶対に米国のマジシャンには負ける。やはり、日本の文化におとぎ話、天狗(てんぐ)や妖怪といったものを盛り込むのが大切。 それに、イリュージョンで使う道具も自分たちで考案します。お寺のような建物から影のようなものが浮き出て、実際に本物の影に変わるといった仕掛けがあったり、妖怪や天狗が現れて舞台のセットを火の世界に変え、火の中でイリュージョンをやったり。空中でのアクロバティックなオリジナルな動きもたくさん、盛り込んでいく予定です。 YuKi 米国では、私たちのようにシルクを使って空中を自在に動いたりといったイリュージョンはなかなか見る機会がありません。女性2人のマジシャンが、そんなサーカスのようなイリュージョンを披露できるのが、一番の見せ場。以前からそうした作品作りを好んでやってきました。Aiちゃんの頭の中にあるアイデアを引き出して、皆で相談し、形にする。そうして生まれた空中で突然消えるといった技をぜひ、日本にも持っていきたいです。 −−お二人の頑張りで、日本でもマジックが根付くと思いますが Ai はい。海外に住んでみて初めて、日本のありがたみが分かりました。他の日本人を応援しようという気持ちも、日本にいたときよりも芽生えました。私たちも、日本文化や日本人マジシャンたちの中から、新しいものや人がどんどん海外に飛び立つことを期待しています。 −−これから先、実現させたいお二人の夢とは YuKi まずは、サハラホテルでのロングラン公演を成功させることです。 Ai ゆくゆくは、ワールドツアーができたらなあと思います。 YuKi 各地でのショーを通じ、日本の文化も伝えていきたい。それに、いろんな国の文化も学びたい。こうして、「言葉はいらない」というマジックの世界を、表現し続けていきたいと思っています。 −−お二人は「サムライビューティー」といわれているようですね YuKi その言葉はすごく好きです。 Aiマジックの中で、私たちは日本人らしいエレガントさと、力強さを表現しようと考えています。だから、ちょうど「サムライ」という勇ましい感じの言葉がしっくりとくるし、「ビューティー」という言葉もしなやかな感じがして、いいと思います。 −−日本は恋しい Ai そうですね。日本から持ってきた炊飯ジャーでお米を炊き、おみそ汁を作っています。やはり和食が恋しい。日本の空気も恋しい。ラスベガスはすごく乾燥していて、日々の生活もちょっと日本と空気が違う。日本の空港に降り立ったときに感じる、あの何かジトジトした感じがたまに恋しくなります。 −−目標のマジシャンは Ai 一番好きなのは、米マジシャンのランスバーートン。彼を初めて見たときに、紳士的で手さばきも鮮やかだったのが印象深いです。最近、本人にお会いする機会があったけれど、ステージ上と変わらず、ステキなオーラが漂っていました。 −−お二人の技はどれほどの数にのぼる YuKi いっぱいあります。一つの技でも何通りもの見せ方があって、数にするとすごいものです。 Ai 日本にいたころは20個ほどに限られていました。数年前にロサンゼルスに渡ったときから、イリュージョンではないステージマジックなどでもたくさんトレーニングを積んできました。イリュージョンの数も増えましたが、テクニックをも、となると、数えるのはちょっと難しいですね。 −−お二人で演じていてよかったと思える瞬間は YuKi 2人でずっとやってきて、2人の呼吸が分かる。たとえへこたれそうになったときも、お互いに支え合うことができる。よい目標にもなります。 Ai 大概のマジシャンが1人で演じています。たとえば、いくつかのリングがつながったり離れたりとか、1つのボールが4つにも8つにも増えてみたりといったマジックは、だいたい1人でやるとほぼこんなものだと定まっている。それを2人で挑戦することで、プロのマジシャンでもどこにトリックがあるかが分からないよう、錯覚を覚えさせられるんです。見せ方ひとつでもいろいろ形があり、かなり面白いと思いますよ。 YuKi その点でよくマジシャン仲間からもお褒めの言葉をいただきます。女性2人で、しかも日本人でというのは珍しいみたいで…。 Ai 2人でマジックをすることで、本当なら2人で一気に技を出したいところで1人の方しか出ていないとなると、余計にミスがばれやすい。それだけに、練習では呼吸を合わせることが難しいんです。 −−いつもどれほど練習をこなしている Ai スタジオに入り、大がかりなイリュージョンを使っての練習だと、昼から夕方まで5〜6時間。家でも、個人的にトレーニングに励み、仕掛けを裁縫で作ったりします。マジックの練習以外にも毎日プラスアルファー2〜3時間はかかります。スタミナを付けようと、有酸素運動でずっと、走り続けることもありますね。 YuKi スタジオに入っている時間だけではなく、ストレッチに筋トレに。たくさん時間はかかります。 −−どうすればお二人のよなマジシャンになれる Ai 夢をあきらめず、続けることです。どこかで止めることは簡単だけど、それで終わり。私たちはいつも2人で、大変であってもつらいことを乗り越え、夢をあきらめずに信念を持って突き進んできました。皆さんにもそうしてほしいな。いつか夢はかなうものです。 Yuki 夢を抱いている人は、やっていれば必ずできます。 |
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