ジョン・ボン・ジョヴィの手相

今からもう20年程前になるでしょうか。
たぶんジョンがはじめて来日した時の事です。わたしは当時、ある音楽雑誌でイラストの仕事をしていました。
その音楽雑誌に外国のミュージシャンの手相を鑑定するというコーナーがあって、ちょうどジョンが来日した時にプロの手相家の都合が悪くなって、わたしがピンチヒッターとして手相をみる事になったのです。
わたしは、その頃はまだ手相は趣味でみれる程度。(その雑誌の編集長は、忘年会でわたしが手相をみれる事を知っていたのです)
「そんなぁ〜〜無理ですよ〜、わたしプロじゃないのに〜〜」とビビるわたしに編集長は、「大丈夫、翻訳家がうまいこと訳してくれるから」と説得(もう時効ですよね?編集長)。

その頃はヨーロッパのグループが人気があって、わたしはすでに売れていた何人かのミュージシャンの手相をみました。
ボン・ジョヴィは今でこそビッグスターですが、当時はまだデビューしたてで少なくともその時に手相をみたミュージシャンの中では一番の新人でした。
20年前(たぶん)の事で、しかもわたし自身それほど手相が詳しかったわけではないので、ジョンの手相がどのようなものだったかはハッキリしませんが、とにかく「あなたはきっと成功する!ビッグスターになる!」と言ったのは覚えています。
他のミュージシャンにはそのような事を言わなかったので、きっとジョンにだけ素晴らしい相があったに違いありません。
その後あれよあれよという間に、ボン・ジョヴィがヒットを飛ばし大スターになったので、逆にわたしはビックリ!!!
わたしにとっては手相はただのパーティーなどの余興だったのですが、その時に真剣に「手相って当たるんだっ!」と感動したのです。

ジョンもこれからという時に、そのような事を言われて嬉しかったのでしょう。
思わずわたしの手の甲にキスをしてくれたんですよ(それまで、彼は非常に疲れた感じで不機嫌でした)。わたしは完全にフリーズ状態(笑)。そのキスが将来どれほどの価値のあるものになるかなんて、当時のわたしには予想もつきませんでしたが。

これが、わたしが手相に目覚めた(?)キッカケなんです。
わたしにとって、手相は『とても明るくて楽しいもの』なのは、はじまりがこういう理由だからなんですね。
                                            (2003.10. 2)

     
 
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