|
「神は人の手に印象を置き給えり。そはこれによりすべての人々にその職分を知らしめんが為なり。」
これは、旧約聖書ヨブ記の一節で、手相に関する世界最古の文献といわれているものです。あのソロモン王も手相に関心があったらしく、「その右手には長寿あり、その左手には富と権威あり」という記録が残っています。古代ギリシャではピタゴラスが手相発祥の地といわれているインドに渡って学び、アリストテレスも「アリストテレスの手相術」という書物を残しています。またシーザーも、ユダヤ王ヘロデの王子と称する人物が会いに来た時、手相をみて「おまえには貴相がないから偽者だ!」と言って追い返したという話が残っています。
古代インドで始まった手相術は、東洋西洋それぞれで研究され続けてきたので、膨大なデータから導き出された統計学といえます。100人いれば100通りの手相があるので、科学的に研究するというのは難しいかもしれませんが、いつかは解明される時がくるかもしれません。わたしがそう信じるのは、最近の医学の研究で、右脳が感性を左脳が理性をつかさどり、その右脳が左手に左脳が右手に直結しているという記事を読んだからです。手相でも左手は直感・感情・想像力などの感性、右手は言語・計算などの理性をあらわすと言われているのです。これは偶然の一致でしょうか? これを知った時、わたしはますます手相に対する関心が深まりました。
ちなみに現在日本では西洋で研究された手相術が主流です。月丘や太陽丘などの星の名前があるのは、西洋では中世に手相術と占星術が共に研究されていたことがあるからだそうです。ところで、ギリシャ神話の神様が星にたとえられていますよね、金星がヴィーナスとか。神話の中でビーナスは「愛・美・豊饒」の女神です。手相での金星丘も同じような意味をあらわすとされていますので、ちゃんと意味を考えて丘の名前をつけたのですね。木星のジュピター(ゼウス)は全能の神様で、木星丘のあらわす意味は支配力・権力です。土星のサターンは農耕の神様で、土星丘のあらわす意味は孤独・自制心でここが発達している人は農業または学者に向いているといわれています。水星のマーキュリーは商売の神様で、水星丘のあらわす意味は商売・機知。火星のマースは戦いの神様で、火星丘のあらわす意味は(第1第2とも)攻撃性・勇気。土星はそれから太陽と月には神様はありませんが、太陽のイメージと太陽丘のあらわす意味の成功・人気・幸福、月のイメージと月丘のあらわす意味の空想・霊感はなんとなくあっていると思いませんか?
手相は100%ではありません。あくまでも統計学なので手相でいう「この相の人は○○である」というのは「この相の人は○○ということが多い」ということです。ですから、もし悪い相があっても、「わたしは○○なんだ!どうしよう」と振り回されたりせずに、「○○な人が多いらしいから気をつけよう」と考えればいいのです。手相を有効利用して、あなたも幸せになりましょう。
|