手相は脳がコントロールしている?

「神は人の手に印象を置き給えり。そはこれによりすべての人々にその職分を知らしめんがためなり」 と旧約聖書にある。
キリスト教ではないにしても、手相は神様が人間に与えてくれている、というのは何らかの宗教を信じている人にとっては自然な発想だろう。
また、この世界には科学では説明できない事象がある事を本やテレビで見聞きしている以上、手相も(他の占いも含め)何か神秘的なものなのかとも考えがちである。

手相は統計学である。 紀元前の昔から西洋東洋それぞれで研究され続けてきた結果、膨大なデータから導き出された統計である。
しかし、じゃあなぜ手相が統計学として成り立つほど、それぞれの線が持つ意味が、時代や地域にかかわらず人類すべてに共通しているのか、という根本的な疑問は残る。

手相が当たるという事は、膨大なデータによる統計学だからという事でわかる。
「当たるんだからそれでいいじゃないか」と、簡単に先に進めないのが実はわたしの性格である。

手相の線はシワじゃないの?と誰もがまず考える。
胎児は3ヶ月めにはもう基本の3本線(生命線、感情線、知能線)ができている。
胎児独特の手を握ったり開いたりという指の動き具合で、それらができるのは納得がいく。
生まれて成長するにつれ線がどんどん増えていくのも、より複雑な指の動きをする事でシワも増えていくと納得できる。
しかし、人によってそれぞれの線の形や線の数など、これほど違うのはなぜか。

人種や住んでいる地域の自然環境、年齢、手のひらの皮の厚さ、職業による指の使う頻度、いろんな条件の違いで差ができるのはわかる。
でも、短い3本以上の線が1点で交差する星や、(まだ見たことはないが)円状の線、等々「いったいどんな手の動きでこんな線(相)ができるわけ〜?」というものが多々あるのは事実だ。

これはここだけの話だが…、といってもすでに本にも書いちゃっているのだが、わたしは脳が手相を作っていると考えている。
手相は昔から左手には感情、右手には言語や理性があらわれると言われてきた。最近の医学でいわれている右脳は感性(右脳は左手に直結している)、左脳は理性(左脳は右手に直結している)をそれぞれつかさどるというのにピタリ当てはまる。
脳の働きは場所によって管理する分野が違っていて、それは人類すべてに共通している。
手相もまた場所によってあらわす分野が違っていて、それは人類すべてに共通している。

戦争や災害や大事故で死んだ人の手相が自分の死期を予測していないのは、個人の脳の予測できる範囲ではなかったからではないのか?
それをも予測できる人はいわゆる第六感、霊感の働く人で、そういう人の手相にはちゃんと死期のサインが出ているのではないか?

考えれば考える程、謎は深まるばかりである。
わたしは、今までの人生で一番脳を使っているような気がする…。
だからなのか、もともとシワシワのわたしの手相は最近ますます線が増えていっている。
 
 
 
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